とある街の大通り。
あたりはすっかり暗くなり、古びた街灯が辺りを照らしている。
通りすがりの男はそこで奇妙な光景を目にした。
倒れているマネキンと、そこに溜まる血のような液体。
街の大通りに、なぜこんな物があるのだろうか?
16年02月21日 19:15
【ウミガメのスープ】
[シンディ]
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とある映画監督が、この街を舞台にミステリー映画を制作した。
不思議なことがよく起こる街、アルカーノ
その魅力に引き寄せられ、謎を体験したいがために移住する人も多いという。
ミステリー好きが多いこの街ならば、きっと大ヒットするだろう。
だが、ミステリー好きが多いだけあり、小説や漫画など
そのような題材の作品は至る所で作られている。
ただの「ミステリー映画」であるだけでは他の作品に埋もれてしまう。
どうすればよいか・・・…
ふと監督は、ある秘策を思いつく。
この街が舞台ならば、映画に実際に起きる殺人事件を「実際に再現する」ことができるのではないか?
それならば、まさにこの街で起こる「不思議なできごと」を作ってしまおうじゃないか!
物好きなこの街の住民は噂を聞きつけて集まるだろう。
監督はマネキンに、映画に出てくる被害者と同じ服を着させ、カツラをかぶせ、そして赤い液体を流した。
もちろん、殺人現場となった場所で。
―そして彼はダイイングメッセージの文章だけ、こう変えた。
「 事件の真相は◯◯通り◯番地の劇場にて― 」
総合点:4票 チャーム:2票 納得感:1票 物語:1票
チャーム部門ツォン【
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「数年越しのこの問題、問題よりも突き抜けたチャームをもっています。」
2016年02月22日08時
チャーム部門tsuna【
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「こういう雰囲気の持った問題文は面白そうで好きです」
2016年02月22日00時
納得感部門tsuna【
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「普通の広告だったら納得できませんが、ミステリ映画であれば100%納得できます」
2016年02月22日00時
物語部門tsuna【
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「解説の雰囲気がとても好きです」
2016年02月22日00時