今年の冬は暖冬とはいえ、流石に暖房無しでは堪える寒さだ。
我が家では、毎年この時期になるとリビングに石油ストーブを置くのだが、
今日、妻が娘に、
「あんたの欲しがってた手袋、買ってきたわよ。」
と言っていたのを聞いた私は、来年の冬からはストーブを使わないことに決めた。
一体なぜ?
16年01月26日 00:05
【ウミガメのスープ】【批評OK】
[ruxyo]
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今年12歳になる娘は、確かに去年までサンタさんを信じていたはずなのに。
・・・
我が家には立派な暖炉があり、基本的にはそちらを暖房として使っている。
しかし、毎年この時期になると、暫くの間暖炉を使わないようにする。
まだ小さかった娘が、『ススだらけの煙突を通るサンタが可哀想だ』というものだから、
クリスマスの時期になると暖炉と煙突の中を大掃除し、
代わりにオンボロの『石油ストーブ』を使って寒さを凌ぐのが毎年の恒例となっていた。
そして、今年。
娘がサンタにお願いしたのは可愛らしい「手袋」だった。
全く可愛らしくない値段のコイツはなかなかの人気者のようだったので、
私は今日のうちに手袋を確保して、来る日のために家に隠しておいたのだ。
・・・もっとも、その情報は妻を介して娘にリークされていたようだが。
娘がサンタを信じている演技をし始めたのは、一体いつごろからなのだろうか。
歳を重ねるごとに嘘や演技が上手くなっていく娘の姿が、なんだか妻に似てきたように思う。
将来、あんな妖怪うそつきオババになってしまうのかと考えると、暖炉の前だというのに震えが止まらない。
答え:
実は娘はサンタの正体に気づいているということがわかってしまったので、
来年のクリスマスは普段どおり暖炉を使うことに決めたから。
総合点:3票 チャーム:1票 納得感:1票 伏線・洗練さ:1票
チャーム部門tsuna【
投票一覧】
「手袋が良い仕事をしています」
2016年01月26日00時
納得感部門tsuna【
投票一覧】
「クルーの散りばめ方が上手いです」
2016年01月26日00時
伏線・洗練さ部門tsuna【
投票一覧】
「過不足無い洗練された問題文だと思います」
2016年01月26日00時