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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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恩を仇で返す男(問題ページ

Aは何年にもわたって苦しい生活を送り続けていた。

食べるものが何日もないこともあった。日々のあまりの苦しさに自ら命を絶とうとしたこともあった。

しかし、そんなとき、裕福な知人である男Bのおかげでなんとか生きながらえることができた。


そんな男Aも、やっとのことで人並みの暮らしができるようになり、ひさしぶりに男Aは男Bに会いに行った。

そして男Aは、その場で男Bを殺した。

一体どういうことか。
16年01月16日 23:40
【ウミガメのスープ】 [ゴトーレーベル]



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*

男Aは元々男Bを殺したいほど強く憎んでいた。


しかし、男Aは突然起きた戦争のため、戦場に駆り出されてしまう。

戦況は苦しかった。
食料もなく山野を敗走し続けることもあれば、塹壕の中で高熱の病に苦しむこともあった。

あまりに苦しいときは自ら死ぬことも考えた。
しかし、そんなときはいつも、「男Bを殺すまでは死ねない。死んでたまるものか」という、強い思いが男Aを支えていたのだった。


戦争が終わり、もと住んでいた家での暮しが戻ってきた。
そうなってまず男Aがしたことは、男Bのところへ行き、彼を殺すことだったのだ。
総合点:2票  納得感:1票  伏線・洗練さ:1票  


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納得感部門まぴばゆ
投票一覧
「普通に読めば不可解なAの行動も解説を見ればただただ納得、「そりゃ殺すわ」と思います。」
2016年01月17日00時
伏線・洗練さ部門まぴばゆ
投票一覧
「Bのお陰で生き残れたのにBを殺したA。しかし解説を見ればA、B2人の印象がガラッと変わります。」
2016年01月17日00時

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