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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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am I beauty?(問題ページ


全体を覆うほどの大きなマスクをした女が、私の後ろをついてくる。

身の危険を感じた私は振り返った。

すると彼女は言う。

「私、キレイ?」と。

私は、彼女の問いに答えずに手を取り引いた。

そして、彼女の意識を奪い、鈍く光る刃を…。

彼女は私に感謝し、私は大金を得た。

一体何故?
15年09月05日 18:35
【ウミガメのスープ】 [ツォン]



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「私、キレイ?」

悲壮感に満ちた彼女の声は、見ず知らずの私を振り向かせるに十分なものだった。

大きなマスク。

私は気付いた。

「…着いてきなさい。」

「え?あっ…」

マスクを含んだ顔が、表情が、全てを物語っていた。

別の外科医が施した失敗の整形手術のせいで、私に声をかけてきた女性はいわゆる口裂け女のような状態になってしまっていたのだ。

「…私を頼ってくれてありがとう。君を、元の顔に戻してあげる。」

「ほ、本当?」

「ああ。それから、この手の問題に詳しい弁護士を紹介しよう。君の免許証の写真と、今の写真、そして術後の写真を持って行くと良い。」

「あ、ありがとう、ありがとう!」

「さあ、麻酔をかけるよ。少し眠っている間に、直ぐ終わるさ。」



そう。
私は整形外科医。
周囲の人間はこう呼ぶ。

完璧なる修復者と。

---
こうして私は、手術費(と弁護士紹介の手数料、そして彼女個人からの謝礼)を得た。

彼女は「元の顔を取り戻してくれた」私に、感謝しきれないほどの感謝をする事になった。
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「なんだただの怪談か……否、これはハッピーエンドな喜劇です」
2016年05月08日16時

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