見事な包丁さばきで有名な料理人、田中二十六三郎。
今日は豚のしょうが焼きを作るのだが、
しょうがを切るとき包丁ではなく、ハサミを使った。
一体なぜ?
15年01月21日 22:10
【ウミガメのスープ】【批評OK】
[水上]
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一流料理人田中二十六三郎。独身。38歳。
今日も一人寂しい夕餉。料理は手抜きである。
豚のしょうが焼きもチューブ入りのおろししょうがを使うのだが、
いざしょうがを入れる段階で、チューブ内のしょうがが残りわずかとなっていた。
いくら押しても出そうで出ない。出ては引っ込み。出ては引っ込み。
仕方ないのでチューブ式しょうがにハサミを入れてチューブを開き、
チューブにこびりついているしょうがを取り出した。
夏だね!
総合点:2票 納得感:1票 物語:1票
納得感部門からす山【
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「一流料理人なのにハサミ。その落差を埋めるには、文字通り田中を一流料理人から転落させていく必要があります。そしてその作業が終わって真相が明らかになったとき、納得せざるを得なくなるでしょう。」
2017年09月24日20時
物語部門からす山【
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「うーん、一流料理人なのに、夕げはこんな一人寂しく、情けない苦闘までしているのですね。哀愁を感じさせます。夏だね!……の意味は、よく分からないけど。」
2017年09月24日20時