それは君からのメッセージ（問題ページ）

カメコの恋人のカメオは、この頃
隙さえあれば携帯いじっていて
話しかけても上の空な返事ばかりだ。
画面を見ながら悩んだり、にやついたりしている。

「あやしい…！」

浮気を疑うカメコは証拠を押さえる機会を待っていた。
そんなある日、カメオがカメコの家に携帯を置き忘れて帰宅した。
チャンスとばかりに携帯を調べはじめるカメコ。
しかし携帯には当然のようにロックがかかっている。

カメオやカメオの家族の誕生日…
好きそうな数字…押しやすい並びの数字…
何度か試してもロックが開かない。
半ば諦め、ダメ元で自分の誕生日を入力したカメコ。

次の瞬間、待ち受け画面が現れた。
カメオのペットのトイプードルがつぶらな瞳で見つめている。

「え…。開いちゃった…。」

愛しさと罪悪感が一気にカメコをおそった。
カメコには確実に分かるパスワード。
カメオは浮気なんかしていないだろう。
何だか泣きそうな気持ちで、カメコはそっと携帯の電源を落とした。


その頃のカメオ
「カメコの家に携帯置いてきちゃったよー。(；∀；)
仕方ない。PCでラテシンするかー」


FA条件：トイプードルの写真は携帯の待ち受け画面。
携帯のパスワードがカメコの誕生日だった。