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否・リスク(問題ページ

こは剣と魔法の国。
俺は牛刀のようなでっけぇ刃物で魔物をぶった切ることを生業にしている男だ。

今日も今日とて、魔物をかっさばいてやろうと思っていたんだが・・
油断した・・
気がついた時にはもう眼前に魔物が。慌てて刃物を振り回したが

ブツッ・・
それまで肩としっかりつながっていた右腕が吹き飛び地面にゴトリと落ちる。

「大丈夫か」
そう声をかけてきた魔法使いに
「大丈夫だ・・これくらいで死にゃーしねーよ」
そう答え、眼前の魔物を睨みつける。

結局、その場はなんとか切り抜けることができたのだが
その後俺は王に呼びつけられることになった。

なぜ?
14年07月26日 00:04
【ウミガメのスープ】【批評OK】 [Ratter]



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こは剣と魔法の国。
魔物たちが闊歩するファンタジーの世界だ。
・・とはいえ、まあ、人間ってのは目下のところ魔物は繁殖力のあるてていのよい食料
という扱いになっている。

とある、ミノタウルスの精肉工場
俺はそこで、魔法ベルトコンベアで延々と運ばれてくるミノタウロスを
牛刀のようなでっけぇ刃物で出荷しやすいように小分けにする精肉職人だ。

今日も今日とて、魔物をかっさばいてやろうと思っていたんだが・・
まあ、こうやって自己紹介をしているうちに、タイミングを逸してしまった。

ベルトコンベアで運ばれてくる牛肉?がすでに目の前まで来てしまっていた
慌てて牛刀包丁を振り回す。

ブツッ・・
まあ・・慌てたのが悪かったんだろうなぁ
乱暴に振り回した牛刀包丁がミノタウロス肉を飛ばしてしまい、
上等な肩ロース部位がゴトリ と地面に落ちてしまった。


きょうび、剣と魔法の国といっても衛生管理はうるさくなっている。
精肉工場に入る時だって、やれ風魔法エアダスターでホコリを飛ばし
消滅魔法イレースで無菌状態にして、白衣で身を包まないと入室することもできない・・

が・・この肩ロースがないと出荷ノルマ量に到達できない。
俺は何くわぬ顔で地面から肉を拾い上げ、ベルトコンベアに戻した。

「大丈夫か?」
同僚の魔法をつかえる精肉職人が声をかけてくる。
「大丈夫だ・・これくらいで死にゃーしねーよ。バイキンも栄養のうちだ」
そう答え、眼前、流れすぎていくミノタウロス肩ロースを睨み、見送った。

こうして、その日は出荷ノルマを満たすことができ、何も問題はなかった。

が後日、俺はファミマ国王ガーリック・チキンに呼び出しを食らった。
どうやら、王室は精肉工場に密偵を放っていたようで、オレのやったことがバレてしまったようなのだ。

こうして、俺は罰を受ける事になり、攻城は閉鎖されることになった。

なんだよ~~おまえらちょっと潔癖症すぎるんだって!!落ちたもん食ったってしにゃーしねーよ!!

終わり。
総合点:3票  納得感:1票  伏線・洗練さ:1票  物語:1票  

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ジャンル名前表示コメント日付
納得感部門bears
投票一覧
「ファンタジー要素の強い問題文ですが、実際にも起こりうるような話で、納得です。」2015年07月01日08時
伏線・洗練さ部門天童 魔子
投票一覧
「それこそまさに至高の洗練さなのです。問題文でここまで作り込めるとは恐れ多いのです」2015年07月01日00時
物語部門天童 魔子
投票一覧
「わぉーギャップが凄く良いw」2014年11月28日16時

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