彼は純粋で思い込んでこうと決めたら決してあきらめる事のない人間であった。
それゆえ将来はサンタになりたいという夢を誰彼はばからず公言していた。
彼が小さいころは微笑ましくそれを聞いていた大人たちは
年月を重ねるごとに眉をしかめるようになり。
彼を尊敬のまなざしを見ていた同年代の子供たちも
成長ともに侮蔑と憐みの目で見つめるようになった。
当の男はと言うと周りの反応に半ば悲しみ半ば憤っていた。
確かにこんな年になってまでサンタになりたいと言っている俺は変人かもしれない
しかし一夜で全ての子供たちにプレゼントを配るとか魔法でトナカイとソリを飛ばすとか
煙突から家に入りたいなどと言う現実的ではない事を言っているのではない!
現実的に出来る範囲で子供たちに幸福や喜びを与えたいのだ!サンタとして!
大体俺の事を変人と言っているが街の人間も街の人間だ!
なにがどれだけ努力しても駄目なものは駄目だ!!
なにが年を考えて発言をしろだ!!!
……こうなれば結果を出して見返すしかない。
彼は真剣でまじめだった。
夢を決してあきらめず努力と工夫を凝らし日々を重ねた
そして更なる努力工夫努力努力努力努力………
夢をかなえるために男は自分を想像を絶する苦境へ追い込んでいく。
そして…
ある日のクリスマス
男は返り血で真っ赤に染まりながら刃物を振り回し
そこにいる人間を皆殺しにした。
男は狂ってしまったのだろうか、それとも最初から狂っていたのだろうか?
それは誰にもわからない。
その後男は世界一のサンタクロースと呼ばれるようになり。
数少ないながらではあるが人々からサンタクロースとして尊敬を集めた。
なぜだろう?
【ウミガメ】
クリスマスって楽しい物?それとも…、狂気の中に潜む真実を見つけ出せ!
男が人を殺したことで、誰かが利益を得ましたか?
yes、男「ああ、色々な人間が俺のおかげで利益や幸せを得たぜ」 [編集済] [良い質問]
男が殺した人に共通点はありますか?
yes、男「全員が全員となると自信はないけど大抵はあるぜ」 [編集済] [良い質問]
人々を見返すために殺人を犯しましたか?
no、男「そこまで人の道は踏み外しちゃいねえぜ」 [良い質問]
男の具体的な年齢は重要ですか?
no、男「俺の年なんて知っても何も面白くないぜ」
男はサンタクロースになりたがっていましたか?
yes、男「ああ俺の夢だからな」 [良い質問]
実は男、フジの三田アナになりたかったのですか?
no、男「誰だよそりゃ」
皆殺しされた相手は、犯罪者でしたか?
yes、男「まあそんな感じの奴らだ」 [良い質問]
男は殺人犯ですか?
no、男「指名手配はされてないな」 [良い質問]
現代日本で成立しますか?
no、男「日本?」 [良い質問]
男は兵士でしたか?
no、男「稼ぎが少なそうだしやりたくねぇな」
男が殺したのはサンタクロースのプレゼントを欲しがる子供をもつ親ですか?
no、男「どんだけ俺の事を外道だとおもってんだよ」
要介護者を殺人して回りましたか?
no,男「どんだけ俺の(ry」
男は真剣を振り回して惨殺しますか?
yes、男「ああ、剣が一番得意だしな」 [良い質問]
下から五行目 「そこ」にいる人々を殺したことが重要でしたか?
no、男「俺にとっては重要だけどお前達にとっては重要じゃないだろうな」 [良い質問]
男が人を殺すことで喜ぶのは、子供たちですか?
no、子供たち「そんな喜ばせ方されても困るよぉ」 [良い質問]
問題文の最後で、男は結果に満足していますか?
yes、男「ああ、夢がかなったしな」 [良い質問]
男は現実世界において人を殺しましたか?
yes、男「現実世界って俺のいる世界のことだよな?」
9より 戦争は関係しますか?
no、男「戦争には参加しなかったぜ」
豚と牛と鳥のロースを三択で出す、あのサンタクロースですか?
no、三択ロース「ふぉふぉふぉふぉふぉ、ふぉっふぉっふぉっふぉ」
男が、人を殺したのは、仕事だからでもありましたか?
yes、男「その通りだ」 [良い質問]
リア充撲滅委員会とは関係がありますか?
no、ゴルム「彼は我々とは一切関係のないことをここに表明します」
男は工夫(こうふ)ですか?
no、男「それもあんまり儲からなさそうだな、金の儲からない仕事は嫌だぜ」
男は賞金首を倒していましたか?
yes、男「そうそうそんな感じだ」 [良い質問]
20より、男は役者でしたか?
no、男「芝居なんてやったことがねぇな」
男は死刑囚を殺していましたか?
no、男「死んで当然のゲスがほとんどだったとは思うぜ」
賞金首を倒してお金を手に入れた男はそのお金で子供たちにプレゼントを買ってあげますか?
yes、男「確かにそうだが身もふたもない言い方だな、俺の憧れてるサンタって言うのはこうもっとロマンがあってだな…」何が言いたいのかよくわからない力説が続く [良い質問]
17確認 男は(RPGなどのキャラクターではなく)現実世界の中に肉体を持って存在していますか? [編集済]
no、男「アンタのいる現実世界ってのは俺の世界とはまた別の世界なんだろうな」 [編集済] [良い質問]
男は、悪魔への生贄として多くの命を捧げて、その対価としてサンタクロースにしてもらいましたか?
no、男「その発想は無かった」
賞金首を倒してお金を手に入れた男はそのお金でささ身とか鍋のふたとかバスロマンを買って子供たちにプレゼントしますか? [編集済]
no、子供たち「いらない」
男は人間ですか?
yes、男「失礼な奴だな、それ以外の何に見えるってんだ?」
サンタクロースじゃなくて、サタンクロスの間違いとかじゃないですか?
no、サタン「悪魔をプッシュしまくるとは感心な奴ほうびに魂を貰ってやろう」
聖ニコラウスのごとく、稼いだ金を、子供部屋の窓へ投げ込んで回りましたか?
no、男「それだけじゃ嫌だな、もっと目立ちたい、サンタらしく赤い服きてトナカイにソリひかしてさらに…」
賞金首とされた犯罪者たちを次々に拉致監禁、クリスマスに一気に惨殺、そして世界を平和に導いた功績を称えられて尊敬されますか?
no、男「別にクリスマスに限って殺してたわけじゃないんだがな」
27より MMORPGか何かで男は鍛えまくってすごく強いキャラになりましたか?
no、男「MMO?」
27より 男は絵本・小説などの登場人物ですか?
no、物知り学者「そんな本聞いたことありませんな」
男はサンタ装備に身を包んでいますか?
yes、男「おおよ、まとまった金もあるしこれからのクリスマスにはサンタの衣装でトナカイもつれてプレゼントをくばりまくるぜ」 [編集済]
他のサンタクロースを殲滅しましたか?(´;ω;`)ブワッ
no、男「サンタは俺の憧れだ、そんなことするはずねーぜ」
ヒントより 男はその世界で唯一のサンタクロースになりましたか?
no、男「俺以外にサンタのいない世界なんて耐えられないぜ」
サンタは井上三太なのでえぐい世界を描きますか?
no、男「聞いたことのないサンタだな」
サンタクロース世界大会優勝者ですね
no、男「その大会をやってる場所はどこだ!今すぐ参加申し込みしてくるぜ」
男はゲームの登場人物ですか?
no、男「ゲームてチェスとかポーカーのことか?」
男の世界のサンタクロースは、私達の世界のサンタクロースと同じと考えても問題は成り立ちますか? [編集済]
no、男「サンタといったらあのサンタクロース以外ないだろ?白いひげをはやして赤い服着た爺さんがトナカイのソリにのってプレゼントを配るアレだよ」 [良い質問]
ヒントより 男は何の才能もないから賞金稼ぎになりましたか?
yes、男「そうなんだよ、ずいぶん遠回りしちまったぜ」 [良い質問]
戦場のメリークリスマスですか?
no、男「そこに子供がいるならば戦場でもどこでもいくぜ」
依頼を受けて、暗殺。依頼主には殺した相手の足を、ベットの脇に吊るしておくサービスが好評でしたか? [編集済]
no、子供「なにそれかっこいい」
男の世界のサンタクロースとは、所謂殺し屋ですか?
no、男「サンタになるために殺していたんだ」
男は才能があれば、人を殺さなくてもサンタクロースになれますか?
yes、男「自分の才能のなさを呪ったぜ」 [良い質問]
男の世界のサンタクロースを表すのに、ピッタリの単語は私達の世界にありますか?
yes、サンタクロースですね [良い質問]
男が世界一のサンタクロースになれた理由は、人を殺した事と関係ありますか?
yes、男「おうよ」 [良い質問]
ゲス達に親を殺された多くの子供達に取って、男がゲス達を殺したことは何よりのプレゼントでしたか? [編集済]
no、男「子供たちには普通にプレゼントを渡してただけだぜ」
問題文で男が返り血を浴びたのは、人間を殺すより前ですか?
no、男「殺して浴びた」
何の取り柄もないので稼ぐための手段が賞金稼ぎくらいしかなく、それで稼いだ資金を元手にサンタクロースとしての活動を行っていましたか?
yes、男「その通りだ」 [正解][良い質問]
このファンタジー世界にも現在の日本と同じクリスマスの風習やサンタクロースの伝説があった。
ただ一つ違うのはこの世界では実際に年老いた魔法使いがサンタとして
クリスマスに実際にトナカイとソリを飛ばしてプレゼントを配って回る風習があるという事。
少年サントンはそんなサンタに憧れる変わった少年であった。
しかし魔法と言うのは才能が無ければどれだけ努力しても無駄で
彼にはその才能が無かった。
サンタを諦めない少年に対し周囲は冷ややかで
月日が経つごとにそれはあからさまな侮蔑に変わっていく。
だがサントンにはかすかではあるが可能性の道筋が見えていた。
ソリやトナカイを飛ばすのは飛行薬をつけサンタには変身薬を飲む
どちらも高価な薬だが存在しないわけではない、自分が魔法を使うよりは現実的だと思えた。
これら高価な薬やプレゼント代を捻出するにはどうするか
サントンは悩みに悩んだ末に冒険者になる事にした。
コネもこれと言った才能もない自分が莫大な財産を築けるかもしれないのはこれしかない!
それにもしかして魔法の薬がいらないような空飛ぶソリなどの
マジックアイテムを見つける事もあるかもしれない(そんな物が存在するかどうかは知らないが)
それはどう考えても狂っているとしか思えない短慮な考えだったのだが…
~十数年後~
ああ、懐かしいなしばらくぶりの故郷だ。
しかもちょうどクリスマスと来ている。
今日が俺の初仕事だ!
思えば最近のクリスマスは冒険稼業で必死だったな。
去年のクリスマスは魔人を召喚しようと子供を誘拐した邪神官を倒したっけ。
その前は盗賊団のアジトで大立ち回り。
まぁそのお蔭で一財産を築くこともでき便利なマジックアイテムも手に入れる事が出来た。
これからはサンタクロースとして皆に幸せを振りまくために頑張るぞー
こうしてサントンはクリスマスはサンタクロースとして働きながら幸せに暮らしましたとさ。
唯一の悩みは「世界一のサンタクロース」という二つ名で呼ばれつつも
実際はサンタと言うより冒険者としての評価や名声が多いことだったそうな。めでたしめでたし。
「Goodスープ認定」はスープ全体の質の評価として良いものだった場合に押してください。(進行は評価に含まれません)
ブックマークシステムと基本構造は同じですが、ブックマークは「基準が自由」なのに対しGoodは「基準が決められている」と認識してください。