動画内など、他所でラテシンの問題を扱う(転載など)際について
ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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【正解を創りだす】ウミガメをかえす女【ウミガメ】

以下問題文



~~~~~~~~~~~~~~~~



女は目の前のウミガメの顔を覗き込みつつクリを取り出すと



「エイ!」とウミガメをひっくり返した。



なぜ?



~~~~~~~~~~~~~~~~~~





【正解を創りだすウミガメ】第13弾でございます!!



※なお、こちらは200出題目となりますが

バーカーサーは発動いたしませんw

勘弁して下さいww



この問題には解説を用意しておりません。皆様の質問がストーリーを作っていきます。



前回に引き続き、 今回のストーリー作成の質問(要素)の数の制限は無しにします。

が・・・

質問の採用・非採用は、最初の方の創り出すシリーズを見直したい

という出題者の思いもあるので

事前設定した条件により機械的に採用されます。

MCの意図は含みません。

そのため、締め切るまでの総質問数は前回より少なくなると思います。

(15個出た時点で締め切ります。)

※あとで自分が作る時、ランダムなほうが楽しいから・・ともいう(=゜ω゜)ボー



機械的に選びますのでバーミヤンだろうがUNKOだろうが採用しますからね?覚悟しやがれw





※ただし、矛盾が発生した場合や、あまりに条件が狭まる物はMC権限で採用いたしません。(矛盾の場合は前者優先)

矛盾例)田中は登場しますか?&今回は田中は登場しませんよね? 前者優先

狭い例)バーカーサーソウルは発動しますか? 不採用

狭い例)ノンフィクションですか? 不採用

狭い例)登場キャラは1人ですか? 不採用

狭い例)ストーリーはミステリー・現実要素ものですよね? 不採用

など



その後、選ばれた要素を取り入れた解説の投稿フェイズとします。



解説投稿フェイズでは、要素に合致するストーリーを考え、質問欄に書き込んでください。

とんでもネタ設定・超ブラック真面目設定などなどおすきなようにお創りください。

※個人的にはおふざけの多いであろう要素群を上手く使いこなしたブラックシリアス系なんてのも

見てみたかったり。



※説明が不十分な部分がありますが、過去の「正解を創りだす」もぜひご覧ください。

魅力のある銘作(迷作?)・快作(怪作?)等いろいろ先例がございますw

※チャットルーム「正解を創りだすウミガメ(ルームキー:正解を創りだす)」もご参照ください。



■時間割

・要素募集期間

出題~15個要素が揃うまで。

・投稿期間

15個揃ったあと~12月2日(月)22:00

・投票期間

12月2日(月)22:00~12月5日(木)22:00



そして今回は、以下3賞をご用意いたしました。

なお、見事シェチュ王になられた方には、次回の【正解を創りだすウミガメ】を出題していただきます。



■最も好きな解説に投票

・最優秀作品賞(投稿毎 別々にカウント)

・シェチュ王(投稿者毎 でまとめてカウント)

■最も組み込むのが難しかった要素(もしくは投稿してない人は、難しそうな要素)に投票

・最難関要素賞(最も票を集めた要素に与える賞)



なお、質問欄の文字数制限は全角300文字?のようです。

(でも編集すればもっとはいります。まあ、やや仕様バグ技っぽいのでいつか修正されるかもしれませんけど・・

あと、良質表示で大文字になることは覚悟お願いします。)





質問した人は、できるだけ正解を創り出すと投票にも参加いただけると盛り上がるかと思います。

通常の出題と違い、趣味丸出しで構いませんwお笑いが好きな人も、カニバが好きな人も、ミステリーだってOKです。

(まあ、要素的に難しいとは思いますがww)



それでは、今回もたくさんのご参加お待ちしております!

それでは~ 開始~

13年11月25日 22:03 [Ratter] [★ホワイトハット]
【新・形式】

それでは 発表参ります

正解を創りだすウミガメ
No.1[ikoano]11月25日 22:0611月25日 22:07

マンホールにウミガメがはまっていましたか?

YesNo どちらでも構いませんです。

No.2[天童 魔子]11月25日 22:0711月25日 22:08

コーヒーカップは宙に浮きますか?

Yes 浮きます。 [良い質問]

No.3[tsuna]11月25日 22:0811月25日 22:09

警備員は拳銃を持っていますか?

YesNo どちらでも構いませんです。

No.4[水上]11月25日 22:0811月25日 22:09

UNKOを頭に乗せますか?

Yes 機械的に決めるって言ったじゃんw おらしらねw [良い質問]

No.5[水上]11月25日 22:1011月25日 22:11

パリパリのパリジェンヌに嫉妬しますか?

YesNo どちらでも構いませんです。

No.6[ikoano]11月25日 22:1011月25日 22:11

ウミガメの下にエイがいましたか?

Yes おりますです。 [良い質問]

No.7[Lennon]11月25日 22:1111月25日 22:12

消しゴムのカスを鼻息で吹き飛ばしますか?

YesNo どちらでも構いませんです。

No.8[ikoano]11月25日 22:1111月25日 22:12

後日、ウミガメの産卵を目撃しますか?

YesNo どちらでも構いませんです。

No.9[Dukas]11月25日 22:1311月25日 22:14

耳からキノコが生えますか?

Yes そりゃもー生えますとも [良い質問]

No.10[Lennon]11月25日 22:1311月25日 22:14

目覚まし時計が「オンギャーーーーー!」と言いますか?

YesNo どちらでも構いませんです。

No.11[天童 魔子]11月25日 22:1311月25日 22:14

女は『ファイヤー 』『アイスストーム』『ジュゲム』『ダイアキュート』などの呪文を唱えられますか?

Yesです。 まあ、ちょっと狭いけど など だしねw [良い質問]

No.12[水上]11月25日 22:1311月25日 22:15

ジャガイモと人参でボーリング大会を始めますか?

YesNo どちらでも構いませんです。

No.13[Lennon]11月25日 22:1411月25日 22:15

綿棒と耳かきが喧嘩をはじめ最終的にティッシュが勝ちますか?

Yes そうなります。 [良い質問]

No.14[tsuna]11月25日 22:1411月25日 22:15

新幹線のおもちゃが登場しますか?

YesNo どちらでも構いませんです。

No.15[水上]11月25日 22:1511月25日 22:17

「茶色なのはチョコレートがついただけなの!」って言い訳をしますか?

Yes 言い訳してください。ほんと・・ランダムこえー [良い質問]

No.16[tsuna]11月25日 22:1511月25日 22:17

直立不動で5時間たっていますか?

YesNo どちらでも構いませんです。

No.17[ikoano]11月25日 22:1611月25日 22:19

ウミガメの逆襲は関係しますか?

Yes あるのか・・?逆鱗ああ、逆襲かw読み間違えたw [編集済] [良い質問]

No.18[水上]11月25日 22:1711月25日 22:18

コインロッカーにパンクロッカーを詰め込みますか?

YesNo どちらでも構いませんです。

No.19[水上]11月25日 22:1911月25日 22:20

女はテトラポットを見るだけで、それがどこの海のものなのかを言い当てることができますか?

YesNo どちらでも構いませんです。

No.20[tsuna]11月25日 22:1911月25日 22:20

頭文字がBSの何かがやってきますか?

まあ、これくらいはいいかw Yes [良い質問]

No.21[Dukas]11月25日 22:1911月25日 22:20

靴を前後逆に履いてタップダンスしますか?

YesNo どちらでも構いませんです。

No.22[天童 魔子]11月25日 22:2011月25日 22:22

クリはクリップでしたか?

YesNo どちらでも構いませんです。 ちょっと問題文単語の限定は狭いと判定いたしました。(o*。_。)oペコッ

No.23[tsuna]11月25日 22:2011月25日 22:22

女は個性的な自己紹介をしますか?

YesNo どちらでも構いませんです。

No.24[tsuna]11月25日 22:2111月25日 22:23

思春期に少年から大人に変わるアレが登場しますか?

YesNo どちらでも構いませんです。

No.25[tsuna]11月25日 22:2111月25日 22:23

「カブったので編集します」は重要ですか? [編集済]

YesNo どちらでも構いませんです。

No.26[Lennon]11月25日 22:2111月25日 22:23

女が持病の痔をこじらせて死にますか?

Yes これシモネタにしないほうがむずいんじゃないのか? [良い質問]

No.27[Dukas]11月25日 22:2111月25日 22:23

このシステム誤爆で何連投かしたら必ず採用されますよね?は関係しますか? [編集済]

No そうならないように条件作っています。(非カウント)

No.28[チクリン]11月25日 22:2211月25日 22:23

ウミガメという名の人間でしたか?

YesNo どちらでも構いませんです。

No.29[水上]11月25日 22:2311月25日 22:25

シャム猫を膝の上に載せ、ワインを揺らしながらGLAYを熱唱しますか?

Yes うん。作る自信なくなってきたよw [良い質問]

No.30[水上]11月25日 22:2411月25日 22:25

大人の階段を登る君はまだシャンデリアですか?

YesNo どちらでも構いませんです。

No.31[ikoano]11月25日 22:2511月25日 22:25

いつやるの?明日でしょ!ますか?

Yes 何をだw [良い質問]

No.32[Dukas]11月25日 22:2511月25日 22:27

カニバってるか判定が難しいですか?

YesNo どちらでも構いませんです。

No.33[tsuna]11月25日 22:2511月25日 22:27

正座しながら星座を見ますか?

Yes 心あたりがある人、正座しなさいw [良い質問]

No.34[Dukas]11月25日 22:2711月25日 22:28

田中はぐっすりzzz……と登場しますか?

まだ早いw

No.35[ikoano]11月25日 22:2711月25日 22:28

倍返しですか?

YesNo どちらでも構いませんです。

No.36[tsuna]11月25日 22:2711月25日 22:28

リア充こと小島は登場しますか?

YesNo どちらでも構いませんです。

No.37[天童 魔子]11月25日 22:2811月25日 22:29

そろそろ
『田中は登場しますか?』

はやい・・というか数え間違えてるか?w

No.38[Lennon]11月25日 22:2811月25日 22:30

「28」が一番重要ですか?

Yes なんかに絡めてください。意外とむずそうw [良い質問]

No.39[Dukas]11月25日 22:2911月25日 22:30

田中は怯えつつ登場しますか?

Yes 登場w [良い質問]

No.40[tsuna]11月25日 22:3011月25日 22:38

一方その頃、竹取の翁は恵を探していましたか?

YesNo どちらでも構いませんです。

No.41[ikoano]11月25日 22:3011月25日 22:38

田中は浮気をしていますか?

今度はちょっと遅かったー

と、いうわけで 要素出しはここまでー
No.42[チクリン]11月25日 22:3211月25日 22:38

ウミガメのライフはもう0になっていますか?

ある意味ハイ。残りカウンターは0でしたすみません。

というわけで、投稿 お待ちしております~~
No.43[天童 魔子]11月25日 23:1112月07日 16:44

女の名は茶色なの。

茶色と言う変わった苗字のせいでよくUNKOを頭に乗せられています。

家に帰ると驚いたお母さんがわけを尋ねました。

お母さんに心配はかけまいと「茶色なのはチョコレートがついただけなの!」と子供ながらに言い訳をしました。

お母さん「なの!良くお聞き。いいことを教えてあげよう。困ったときのおまじない」

なの「おまじない?」

お母さん「そう。古い古い、秘密の言葉。」

お母さん『リーテ・ラトバリタ・ウルス。アリアロス・バル・ネトリール。』

なの「リーテ・・・ア?」

お母さん 「『我を助けよ。光よ甦れ』という意味なの。
リーテ・ラトバリタ・ウルス・アリアロス・バル・ネトリール」

かくして母から呪文を教えてもらい、いじめっ子に復讐を果たすなの。

なの『ファイヤー 』 いじめっ子に5のダメージ

なの『アイスストーム』 いじめっ子に13のダメージ

なの『ジュゲム』 いじめっ子に27のダメージ 耳からキノコが生えた!

なの『ダイアキュート』 いじめっ子に573のダメージ

なの『バルス!!』 いじめっ子は消え去った・・・


田中「古文書にあった通りだ。この光こそ、聖なる光だ!」(((゚Д゚)))

田中先生は怯えました。

今度は自分の番になる・・・いじめを見過ごした罰が下る。

田中先生「いつやるの?」

なの「明日でしょ!」

なのは田中先生が大好きでした。

だから一日だけ猶予を与えました。

しかし完全に取り乱した田中先生は魔法少女なのの存在をネットに公開し

現代社会への危惧を訴え『現代風魔女狩り』風潮を煽り

地球外への追放を訴えました。

ブルースワット(BS:特番)にも取り上げられ世間はなの追放を支持しました。

かくしてなのは宇宙へと飛び立ち

少しやりすぎたかなと正座しながら星座を見ました。

コーヒーカップも宙に浮きます。

無重力です。そして無気力です。

なのはとてもとても無力です。

一人ぼっちで孤独です。

このままブラックホールにでも突っ込んで死んでしまおうか?

なのはシャム猫を膝の上に載せ、ワインを揺らしながらGLAYを熱唱しながら考えます。

するとペットのウミガメの下に何かいました。

なのはウミガメの顔を覗き込みつつウミガメを固定するためクリップを取り出すとウミガメをひっくり返しました。

ウミガメの下にはエイリアンがいました。

「エイ・・・!」

なのは声を上げるとエイリアンはキシャアアっと襲い掛かりました。

ウミガメはにやりとほくそ笑みました。

シャム猫ばかり可愛がり自分をろくに可愛がらないなのへ
 
自分の身を犠牲にした復讐でした。

なのはすぐさま呪文を唱えますが亀型エイリアンの分厚い甲羅に阻まれて全く通じません。

シャム猫「フシャー」

シャム猫が威嚇するとエイリアンはビビッて大人しくなりました。

ウミガメは無駄死にしました。

そして広い広い宇宙を何日も何年も何十年も漂流しました。

退屈ななのは幻覚が見え始め

自分はどこぞの天空の王位継承者だと思い込み

挙句の果てには持っていた綿棒と耳かきを擬人化させて

自分を廻って2人の男が喧嘩をはじめ最終的にティッシュ王子が勝って自分をさらってしまう設定を作り上げ

頭がお花畑の物語を永遠と妄想しました。

残念ながらなのの頭はお花畑ではなくカビだらけなのですがw

なのは結局持病の痔をこじらせて死にました。


宇宙船に取り付けていた隠しカメラから観察していた我々はこの哀れな少女の結末を『2828』しながら見ていました。(完)

[編集済]

そこはかとなく天童臭を感じさせつつ、最後まで物悲しい感じナノです。 その悲しい感じに紛れてしれっと冒頭でUNKO要素を消化しているのです。 でも・初代ぷよぷよ世代としては言わねばならないのです。 ぷよを消し去る呪文はオワニモ(=゜ω゜)ボー [良い質問]

No.44[ikoano]11月26日 00:1512月07日 16:44

私たちの関係はいつも同じだった。

私は綿棒派。彼女は耳かき派。二つを戦わせてもどこから来たのか彼女のティッシュが勝つ。
ぷよ○よをしていても彼女は4連鎖止まり。自分で寿限無とか何とか言ってる。
いつも私が勝つのだけれど、その時はリセットの出番。
彼女はそれを「バッテリーショック」と名付けた。意味もわからないけれど。
或いはコーヒーカップに糸をつけて、宙に浮いてると嘯く。子供も騙せないよ。
私は黄色、彼女は白の色違いのブラウスを着て、一緒にカレーうどんを食べたのに、どうして茶色のシミはチョコレートだと言い張れるのか。
どこからかシャム猫を見つけ、なぜカラオケボックスにまで連れていくの。
なぜカラオケでワインを注文するの。なぜGLAYを熱唱するの。膝に猫を乗せてたら店員が来るに決まってるでしょう。
いつ仕事をやるの?明日でしょ、じゃないよ。

そう、いつも彼女が主役。

後味の悪い依頼のあと、28歳の誕生日に訪れたダイビング。
彼女はウミガメに悪戯していて、逆に襲われて溺れかけていた。
そのせいで、ウミガメの下にいたエイに刺された私が溺れたね。
[編集済]

ちゃんとショートショートしてますね~あれだけの要素をこれだけコンパクトに纏めて、それでいて全体の雰囲気を崩さないあたりはさすが、創りだすを創りだした男。元祖っすな~ [良い質問]

No.45[ikoano]11月26日 00:1612月02日 22:59

彼女が、遺体で見つかった。
耳からキノコを生やして、頭は鳥のフンだらけ。
死後何日たってるのか。

最後に見た彼女は、「田中と仕事。」と言っていた。
私は「そう。」としか答えなかった。

あの場所でまた潜ってみた。
あの日と変わらず佇むウミガメの顔を覗き込む。田中に見えてきた。
彼女がクリと呼んでいた、クリス・リーブのナイフを取り出す。
「エイ!」
裏返して28回刺した。彼女が生きた分だけ。
絶対に許さない。


「仕事って何?」
怯えた表情を携えて、田中はやってきた。
店員の出した水に口をつける。私はそれを見て、言った。
「死んでもらうの。」
「誰に?」
「あなたに。」

田中は店のトイレで死体で見つかった。
失血死。切れ痔なのは知ってたから。
血の止まらなくなる薬、高かったけれど。

彼女の骨壺を膝に置いて、空を仰ぐ。
足が痺れるのも気にしない。彼女が適当に結びつけて名付けた星座を探した。

そこに一つ、流れ星が流れた、気がした。

Fin
[編集済]

よく考えると痔で死んだ田中も女なのね そういえば

No.46[なつなつ]11月26日 14:1912月07日 16:44

私は、先月に別れた常に怯え顔の田中を今でも想ってます。

何で別れたかって?そりゃ彼女が頭にUNKO乗せてたら嫌だよね。
最初田中はそこに惹かれたって言ってたけど。

ある日私の頭のUNKOが田中の体にちょっぴりついたまま田中は友人と会ったそうなの。
周りの友人は「お前何UNKO付けてるの?」とからかったね。

田中は必死で 「茶色なのはチョコレートがついただけなの! 茶色なのはチョコレートがついただけなの!」って言ってたっけ。

ふふ、懐かしいなぁ。
2回繰り返して言い訳したところで友達にはバレバレだったんだって。

だって、田中の体にちょっぴりUNKO付いているどころか
横にUNKO乗っけてる女がいるんだもん。
そりゃバレるって(笑)

そんな田中との思い出は沢山ある。

私が持病を患っていたこともあり、気遣ってくれてたよね。

田中には言えなかった。
乙女の口から痔だなんて。

マイクッションが無ければ座りたくない!って言って、こだわりのある女に見せかけてたけど
ただの痔ケアのドーナツクッションだったんだ。
嘘ついてごめんね。
でも田中はそれを真に受けてたよね。
[編集済]

ひっどい(失礼w)要素群を真正面から受け止めるストロングスタイルで始めたのに、〆は感動系ラスト。豪腕ですね~ [良い質問]

No.47[なつなつ]11月26日 14:2212月02日 23:19

そうそう、綿棒と耳掻きを人に見立ててお人形ごっこもしてたっけ。
田中は綿棒、私は耳掻き。
棒をつつきあってよく対戦してたね。
私が負けそうになると、私は裏技(でもなんでもないが)ティッシュを仲間に入れて 「必殺!!ファイヤー !アイスストーム!ジュゲム!ダイアキュート!!!」と言って田中を負かしてたっけ。
田中はそんな私を見て「君が一番ダイアキュートだよ♪」って囁いてくれてたなぁ。
もー台詞が寒すぎてコーヒーカップもびっくりして宙に浮いてたよ(笑)

そんな私達が別れてしまったのは
二人で契約したBSチューナーが我が家にやって来た日。
二人で海へ遊びに行ったよね。
何か私、テンション上がっちゃって
シャム猫を膝の上に載せ、ワインを揺らしながらGLAYを熱唱しちゃってたよねー
田中もテンション上がっちゃって
「この曲は28秒目からが最高なんだよ!」なんて言って歌ってたっけ。

ごめんね、あのとき私、耳にキノコ生やしてたから何にも聞こえてなかったの。

海辺を歩いていたら、ウミガメに出会ったよね。
私は珍しくてウミガメの顔を覗きこみながら栗きんとんを取り出したら
手が滑ってウミガメの下に入り込んでしまった!

田中は怯え顔で
「ウミガメの下にあるから栗きんとんは諦めよう」
って言ったことに私がぶちギレた事が喧嘩の始まりだったよね。

私「何言ってるの!?栗きんとん取ってよ!!」
田中「いや、無理でしょ!ウミガメ怖いもん!」
私「じゃーどーするのよ!いつやるのよ!?」
田中「明日でしょ!明日ならウミガメどっか行ってるから!」
私「無理無理!今食べたいもん!!あと一個しかないから耐えられない!」

私は最後の栗きんとんを取り出し
ウミガメの気を逸らさせた。
私「ほらっ!田中!今よ!」
田中「エイッ!」
田中は力を振り絞ってウミガメをひっくり返した。

私「エイ?」
田中「エイ?」
私&田中「エイ!?」

なんとウミガメの下にはエイがいたの。
私の栗きんとんはエイが既に食べていた。
またもや私はぶちギレた。
私「田中がひっくり返すの遅いから食べられたじゃない!」
田中「そんなこと言ったってしょうがないじゃないか!!」
ギャーギャー喧嘩してたらウミガメもぶちギレた。ウミガメの逆襲が始まった!

反省の意として、ウミガメから海辺で正座をするよう命じられた。日が落ち、輝かしい夜空になった。
正座で星座見るとか面白くないわ!

ぶちギレたままの私はついつい

私「もーいや!別れる!田中だってこんなUNKOつけてる女嫌でしょ!」
田中「何いってるの!?そんな事一回も思ったことないよ!」
私「嘘!友達にもチョコレートって言い訳してたじゃない!」
田中「それは周りには理解されにくいから仕方がないじゃないか!」
私「もー無理!もー絶対別れる!」


~~


私の記憶はここまでだった。
なんであの時勢いで別れるなんて言っちゃったんだろう。
私は後悔しかなかった。

だから、今日、田中に会って
もう一度付き合いたいって言うつもり。

田中の部屋へ向かったが田中は居なかった。
どこだろう?
!!!
もしかしたら…

私は海へ向かった。別れてしまったあの海へ。
…やっぱり居た。私を待ってたのかな?

私「たな…」
田中「なんで正座させられた時にクッションを敷かなかったんだ!俺は!!!」

え…?


~~


全てを思い出した。私はあの時死んだのだ。
正座させられた時に、クッションを敷かなかったせいで痔を悪化させてしまって、そのまま死んだんだっけ。

田中の前には供えの花が沢山置いてあった。
そしてマイドーナツクッションも。

そっか、私死んじゃってたんだ。
田中に別れたくないって言えないまま死んじゃったんだ。

じゃあ、向こうで待ってるね!
また会えるのはずーっとずーっと先の事だと思うけど。

田中がおじいちゃんになってこっちに来たときは私もおばあちゃんだから気付かなかったら嫌だよ?

だから、 気付いてもらえるように向こうでもシャム猫を膝の上に載せ、ワインを揺らしながらGLAYを熱唱するね。
だから、田中もテンション上げて
「この曲は28秒目からが最高なんだよ!」って言って一緒に歌ってね。

~fin~
[編集済]

最初の4行がまるでなかったかのようにまとまる世界w

No.48[さしゃ]11月26日 16:0712月07日 16:44

常夏の島、ハワイ、ホヌビーチ。
ここはアウマクアと呼ばれる守り神のウミガメが生息している。
その海岸で、女は目の前のウミガメの形をしたHonuと言われるお守りを翳した。
その顔を覗き込み、クリップを取り出す。
クリップでお守りに留められているのは、男女と猫が映った一枚の写真。
女は岩場の苔を手に海に入り、踝が浸かるほどの岩場でウミガメを待った。
その苔は、ウミガメ達の好物でしばしば餌付けに使われる。
自然生息の状態を守る為、人が亀に触れることは禁じられているが
亀から触って来ることは咎められていない。
ごく稀に、亀に噛まれることがあるという。それには意味があるらしい。
悪い知らせや制裁の場合、守り神の亀は、人を食いちぎるほどの力で噛んでくるのだそうだが、そうでなかった場合には、願い事を叶えてくれるのだそうだ。
女の願いはこの写真の真実。
しばらくして、突然鋭い痛みを足に感じたと思ったら、脳裏に光景が浮かんできた。


それはどこかのテラスのように見える。見たことのない場所。
シャム猫を膝の上に載せ、ワインを揺らしながらGLAYの「月の夜に」を熱唱する男。
「うわっとっと。」
夢中になりすぎて、グラスのワインが波立ち、着衣に飛ぶ。
シャム猫はワインの滴を避けるため、呆れたように彼の膝から飛び降り
澄ましたポーズで空を見上げ、まるでそれが猫の正式な佇まいであるかのような正座をしながら星座を見る。
男は、シャツに広がるワインの染みを見ながら、ふと、
「ポケットが茶色なのはチョコレートがついただけなの!」
と言い訳していた彼女の姿を思い出した。
あれは、間違いなく彼女の血の染みだったのだと今ならわかるのに。

最期に元気な彼女を見たのは、あれも寒い夜だった。
いつものお気に入りのデザイナーの帽子・JUNKOを頭に乗せ
まるで耳からきのこが生えているとしか俺には見えない形のイヤーマッフルをして
くるくると踊るように回ってはしゃぎ、モーツァルトの交響曲を聞きに行った夜だった。
「この交響曲の「28」番が一番重要なの!モーツァルト最後の交響曲なのよ!」
どんなに力説されても、俺にはピンとこない。
そんなマイナーでマニアックなことを言われても…
だが、弾むように笑い喜ぶ彼女を見ていると、それこそ俺の感想などどうでもよくなっていく。ただ純粋に、彼女の笑顔が嬉しかった。



[編集済]

すごいね、ちゃんと現実にある設定とかに絡めつつ要素を消化してるや。ひっどい(重ね重ね失礼w)要素群なのに。ウミガメオマージュとかでも使えるかもね~Honu あ、でも要知識っちゃうか [良い質問]

No.49[さしゃ]11月26日 16:1012月02日 23:18

流石に冷えてきた。彼女を思い出している内に、酔いも醒めてしまった。
猫と共に、テラスから部屋に戻る。
コーヒーでも淹れるか。あの薬を今日こそ飲んでしまおう。
サイドボードからコーヒーセットを取り出してテーブルに置く。

暫く淹れてないからな。どこだったかな・・・お、あったあった。
と、下段からコーヒーメーカーと豆を探し出し、立ち上がろうとしたはずみに
テーブルに肩をぶつけてしまい、コーヒーカップがテーブルから転がるのが見えた。
しまった、と思った瞬間、目を疑った。
コーヒーカップが宙に浮いている。そんなばかな。
回り込んで確かめると、コーヒーカップの取っ手が偶然猫のしっぽに絡んで落下を免れていた。こんな偶然もあるんだな、思わず苦笑する。
自慢の白いしっぽに突然カップがひっかかってよほど驚いたのだろう、テーブルの陰から、
シャム猫の「田中」が怯えつつ登場してきた。
本当に臆病な猫だ、全く。見た目は気が強そうなのに。
猫の名前は彼女の命名だ。

「耳掃除をしてあげる。」と、ソファに座った彼女が膝をポンポンと叩いて俺を呼んだことがあった。照れ隠しに四苦八苦する俺のことを知ってか知らずか、質問をしてきた。
「綿棒と耳かきが喧嘩をはじめ、最後にティッシュが勝ちました、YES?NO?」
なんだ、そりゃ?
「だーかーらー、貴方のお好みは綿棒なの?耳かきなの?ティッシュなの?」
彼女は別世界の人間なんじゃないだろうかと、時々思う。
俺にはおよそ名前を付けるなんて考えもできない物にも名前をつけて呼び、
明らかに「物」なのに、それを人のように形容して言葉遊びを楽しむ。

「頭文字がBSの何かがやってきまーす。保存をお勧めしまーす。」
仕事でパソコンに向かう俺がいつまでも構ってやらないと、拗ねたような顔をして
横からバックスペースキーをカタカタと連打してきたこともあったな。
もちろん、保存したのを確認の上だったが。
突然何をしでかすかわからない、不思議で魅力的な生き物だった。
きっと彼女は「ファイアー」「アイスストーム」「ジュゲム」「ダイアキュート」などの
呪文を唱えられるのだろう。それは壁も障害物も打ち払う威力をもつのかもしれない。
しかし、その俺からは計り知れない彼女が、シャム猫につけた名前は「田中」だった。
いや、だからこそ、斜め上の発想の持ち主だったのだろうか。
シャム猫だからオシャレな名前をと思うこと自体、垂直思考なのだろう。
ともかく、俺は、ただひたすらに彼女との時間を人生を大切にしたかった。

しかし彼女は俺を置いて死んでしまった。
一言で言ってしまえば、女は痔をこじらせて死んだのだ。
こう言ってしまえば、何とも間抜けな話に聞こえる。
事実、彼女は痔が原因で死んだのだから。
だが、彼女の痔疾患は、彼女は恥ずかしかったのだろうか、医者に行く事を躊躇っている内に、癌と化し、気付いた時には肛門から直腸まで全てを切除しなければいけない事態にまでなっていた。
それでも無事、手術を受け、生き永らえた彼女は、脇腹に腸を露出させる手法で日常を過ごしていた。

巷では、某予備校のカリスマ講師が流行語を流行らせていたが
彼女のマイブームは少し違った。
ボケのタイミングでは決まって「いつやるの?明日でしょ!」と言っていた。
「今日できることは今日やんなきゃだめじゃないか。」と俺が言うと
「私は明日も生きてるの。だから明日でいいの。やり残しをやるために明日も生きるの。」
思えば、既にこの時、彼女は一人で終焉と闘っていたのだろう。

散歩しながら彼女の左ポケットのあたりに赤黒い染みを見つけた俺に
彼女はツンデレっぽく、さっきの言い訳をしたのだ。
「この子にあげようとしてうまくいかなかったのっ!」
やっと歩き始めた幼子は、猫を追いかけようと両手を前に突き出しておぼつかない足取りで笑っている。


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No.50[さしゃ]11月26日 16:1212月02日 23:18

(投稿ミスです、申し訳ありません) [編集済]

(*'-')ゞリョウカイ

No.51[さしゃ]11月26日 16:2212月02日 23:18

!!

不意に足に再び鋭い痛みが走る。と同時に、ウミガメに囲まれて海にいる自分に戻る。
「待って、お願い。もう少し!もう一度!」
しかし、亀達は食事を終え満足したのか、散り散りに沖へと帰ってゆく。
引き止めたくとも、女から亀に触れることはできない。
絶対に亀に触らないという約束で、ハワイ神話でも神聖とされるこの場所を教わったのだ。
最後の亀が彼女の横をすり抜けようとした時、
彼女はウミガメの下にエイがいることに気付いた。
「私まだ聞いてない。まだ、確かめてない!」
女は「エイ!」とエイを掴みあげ、その勢いでウミガメをひっくり返した。
続きが見たかった。
私が生まれたすぐ後に病気になって死んだと聞かされたお母さん、
お母さんの死後、祖父母に私を奪われ、お母さんの後を追ってしまったお父さん。
二人は幸せじゃなかったの?私が生まれたから二人とも死んでしまったの?

女は忘れていた。エイのように見えるこの魚が、実はサメの一種で
アウマクアは、サーファーをサメから守ると言われている守り神だということを。
その話を思い出し、女はウミガメの逆襲を覚悟した。

彼女が垣間見た物語は、父の記憶。父の生涯の最後の1コマ。
きっと、おそらく…ううん、間違いなく!
アウマクアは願いを聞いてくれたんだ。
確かめることじゃなかったんだ。私がどう信じるかが大事だったんだね。
もし助かることができたら・・・もう迷わなくて済む、かな。
お父さん、お母さん、私、一緒に生きたい人がいるんだよ。
Honuに留められた写真と指輪を握りしめて、女は審判を待った。

海は静寂に満ちていた。

End
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No.52[シチテンバットー]11月28日 21:0812月07日 16:44

シチテンバットーは悩んでいた。

張り切って「待たせたな!」と言ってみたはいいものの、今回の問題文、そして要素がすごく難しいのだ。

いったいどうすれば・・・

そう思うよねw [良い質問]

No.53[シチテンバットー]11月28日 21:1011月29日 02:01

「・・・というわけで、どうすればいいよ?」

とある会議室。

シチテンバットーのほかに数名集められていた。

が・・・

「・・・なんで俺まで来てんの!?」
そう答えるダルビッシュ。

(以降、要素に田中が出る場合は必ずダルも登場する予定です)

「あれ?上なら・・・」

そのとき、そーとドアが開き・・・

「遅れてスイマセ~ン・・・」
と怯えつつ登場。
はい、真髄の田中さんです。

で、何で怯えてるかというと、
「あ・・・後ろの人誰?」とダル。
「いや、シチテンからつれて来いって言われたんだけど・・・」と田中。

後ろから入ってくるのは・・・

「アッ!」
おお、数々の野球選手じゃないか!!
[編集済]

というわけでシチテンバットー節開始~ 片言の所為か、AJとマギーがボビー・オロゴンに見えて脳内に黒人で再生されます。どうにかしてくださいw

No.54[シチテンバットー]11月28日 21:1412月02日 23:18

で・・・
そのメンバーはというと、

「コチラが亀井さん。あ、巨人のね」と田中。
「まあ・・・巨人以外に亀井いないからな」とダル。
「初めまして、亀井です」
「わ~律儀やな・・・」
「ローマ字だとKAMEI。KAMEの下にEIがいます」
「う~ん、ちょっと惜しいな。その程度のセンスだと・・・うちには入れないかな・・・」これはシチテン。
「いや、何引き込もうとしてんの!?」とダル。
「そっか~、残念だな・・・」
「や、残念がる必要ないよ!?むしろありがたく思え!!」

「こちらは、A.J.とマギー。何だけど・・・」
なにやら言い争ってる。
「オイ、ミミカキニハ、ミミカキダロ」とジョーンズ。
「バカイウナ,メンボウノホウガ,イイニキマッテルダロ」とマギー。
「ウルセイヨ.ソンナンアカラ,オレニカテネェンダロ」
「ハ!?イッタイナニニマケテルンダト!?」
「ダジュンデハオレガウエダ!!」
「ウルセイ,ゴチャゴチャイウナ!!」
「や、ほんとカタカナ読みづらいから、ナントカして・・・」とダル。
「アンタモ,カタカナダロ!!」
「や、ほんとマジで・・・」
「アンタモ,カタカナダロ!!」
「うるせぇんだよぉぉぉ!!!」とダルは近くにあったティッシュ箱を投げた。
見事命中。
「アベシッ!!」
「ヒデブッ!!」
おお、一発KO。さすがピッチャー、ストレートは強し。
「や、2人が弱いだけじゃ・・・」

「こちらはミレ・・・」
「チャイロイノハ,チョコガツイタダケナノ!」とミレッジ。
「あ、そうなの。いや焼けただけでしょ。つーか何でこんな外人が多いの?」とダル。

「こちらは阿部さん」
「どうもっ!」と阿部さん。
「あ、どうも・・・」とダル。
「え~と、彼は、BSと呼んでくれ」とシチテン。
「え、なんで?」
「頭文字ジャン。『ブサ』イク」
「や、チョー失礼!!!」

「こちらは、涌井さ・・・」
「愛のまぁまにぃ!いぃのまぁまにぃ!!ぼぉくはきみだけうぉはぁなぁさなぁいぃい!!!」とチクワ。
「や、なんでGRAY!?クセありすぎだし!!!」とダル。
「ヤァァァァァ、ヤァァァヤァァッァ!!!」
「今度はチャゲアス!?何なんだこの人!!」
「や、GRAYの調子で歌ってる。区別ついてないんだよこの人」と坂本。
「つかないの!?ってかGURAYの調子って何!?ってかいつの間にいたのお前!?ってかさっきのチクワってなに!?」
「ぼっっくらっっのうぅぅまれてくぅぅるぅぅ!!!」
「ポルノとの区別もついてねえ!!!」
「ウルトラソゥッッッ!!!」
「これはGRAY、や、B'zかな?」とシチテン。
「作者も区別ついてないのかよょ!!!」
[編集済]

果たしてミレッジは日焼けなのだろうか・・?

No.55[シチテンバットー]11月28日 21:3912月02日 23:18

「あ、はい・・・分かりました」と田中。何か携帯で誰かと話してる。
「どうした?」とダル。
「はい、石川さん・・・あ、DeNAのですけど、それが来れないって・・・」
「え、どうして?」
「はい、奥さんが痔をこじらせて亡くなったみたいで・・・」
「え?奥さんいたの?」
「はい。『痔 こじらせ子』という名前で・・・」
「おい、たぶんゲームだろそれ。つれて来いっ!!!」

「あ、こんにちは」と・・・え?誰?
「・・・誰、コイツ?」とダル。
「さあ・・・」と田中。
「え、お前が呼んだんじゃないの?」とシチテン。
「いえ、勝手に来ただけみたいで・・・」
「え?・・・おい、名前は?」とシチテン。
「あ、はい。オリックスの海田という人です」
「ハァッ!?」と一同。
「あ、知名度低いんで、ボク・・・」
「・・・てか何で来たの?」
「あ、はい。石川さんの代理で・・・」
「ふーん、そう・・・じゃあ座れよ。まあ、石川は無理やりつれてきたけどな」
「ええええええええっっっ!?連れてきたんですか!?」
「うん、てか、勝手に来たお前に対してソックリそのままの言葉を返したいわ。」
「あ、田中。ポスティングの会議っていつやるんだっけ?」と石川。
「え、明日でしょ?」と田中。
「はいはい、ムダ話しなぁ~い」とシチテン。
ダルは、
(別によくね?この会議自体ムダだし・・・)
[編集済]

伊集院光あたり、パワプロで作ってそうだな「痔こじらせ子」 センター ミートGパワーG総力G肩G とか(=゜ω゜)ボー

No.56[シチテンバットー]11月29日 16:5412月02日 23:18

「あ、こちら、栗です」
「あ・・・って栗っ!?」
ダルもビックリだが、実際は、西武の栗山と広島の栗原だった。
「あ、栗って・・・」とダル。
「どうも、こんにちは」と栗。
「はじめまして、どうも」と栗。
「あ、どうも・・・ってかイヤじゃないの?この呼ばれ方」

「ちょ!やばい・・・」と石川。
「d、どうしました!?」と田中。
「ちょっと、奥さんが・・・」
「や、お前の奥さんってヤツ、二次元だろ」とダル。
「だって大変なんです!剣士なのに『ファイヤー』とか『アイスストーム』とか・・・」
「いや、知らねぇよ!!お前の二次元の状況なんてっ!!」
「だって、剣士は魔法を覚えないんですよ!?ふつうこういうのを使うのはマジシャンしか・・・やべぇっ!耳からキノコなんかはやしてやがる!!」
「や、知らないってば!!お前にザラキーマ浴びせたいわ!まったくっ!!!」
突っ込むと同時に放たれる渾身のストレート。
見事、石川の頭に命中っ!
石川は椅子の上で正座していたので・・・
「ワ~、オホシサマガタクサン・・・」
「大丈夫かぁぁっ!!気を確かに持てっっ!!」とシチテン。
「や、ほっとけよそんなの!!」とダル。
「や、俺の親父がDeNAファンだからさ・・・あんまブシツケに扱うと立場が」
「知らねぇっつってんだよっ!!!」

「あと、ドラ●ースからクロ●もんが・・・」
「もういい!帰ってくれいっ!!」
「え、でももう来てますよ?ほらあそこに」
「あそこって・・・あれかぁぁぁい!!!コーヒーカップが宙に浮かんでると思ったら、透明マント着てんのかぁぁっぁいっっっ!!!てか、誰だよ!そんなとこにコーヒーカップ乗っけたの!!?」
「あ、さっき、『ウルトラソウッ!』って歌ってたあの人が置いてた・・・」
言い終わるまでも無く、ダルは、シャム猫を膝に乗せ、ワイングラスを揺らしながらGRAYを歌ってるチクワに渾身のストレートを(ry

(まだ続きます)
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Dreams (野球漫画)の主人公に久里ってのがいてね・・?

No.57[シチテンバットー]11月29日 17:2212月02日 23:18

「あと、連れてきたのは・・・」
と田中が言ったと同時に部屋に入ったのは、マツコDX!

「いや、なんでだぁぁぁぁっっっ!!!なんでマツコなんだぁぁぁぁぁぁっっっっっ!!!関係ないだろあんたぁぁぁぁぁ!!!」もう誰だか言わなくても分かるよね?



「・・・ということで、全員そろったので、開始します!」とシチテン。
「・・・う~ん、大事な何かを忘れてる気がする・・・」とダル。

なんか、ここまで 石川を石井琢朗でよんでたわ~ 大御所いじる若手だな~と思って読んでたw

No.58[シチテンバットー]11月29日 17:2612月02日 23:18

「・・・というわけで、何か質問は・・・」
とシチテンが切り出したものの、なんかイヤな雰囲気・・・デスヨネー

「や・・・どういうことなん?」と栗。
「や、その・・・」
「お前とは10年来の付き合いだったけど、ここまでアホだとは思ってなかったワ・・・」
「や、そんな長いんすか!?」と田中(ウルサイ)。

「お前・・・ふざけんなぁぁぁ!!!」
と突然豹変した亀井が、シチテンに突進してくる!!
「うわ!巨人なのにトラの如く!!」とシチテン。
「や、それ重要?」と田中。
「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」勢いをとめない亀井!
「そうだ!俺らの屈辱を知れぁぁぁっっっ!!!」と海田・・・だっけ?あ、もう誰かさんでいいや・・・が叫び・・・
亀井の背中に乗っかる!
「なにすんじゃボケェェェェェェェッッッ!!!」と亀井。ちょっと前によろけるも、しっかり立っています。
(まだ続くよ)
[編集済]

後半へ、続く

No.59[さしゃ]11月29日 21:2812月07日 16:44

私は恋する女子高生。
今日こそ、このプレゼントを渡すんだから!

こないだはこの電柱の陰で直立不動で5時間も待ってたのに。
挙句に電線のカラスの奴め!フンなんてするもんだから。
頭にUNKOなんて乗せて会えないじゃない?
5時間がパァよ。いつか焼き鳥にしてやるから。

その次は、ほら、そこのマンホールのウミガメマークが気になっちゃって。
だってね、見渡す限り山よ?この町。海なんてないし。
牛だって鶏だって、フツーにその辺の家にいるから!
だから、なんでこの町のシンボルがウミガメなのか、わけわかんない。
しかもウミガメの次点がエイだったっていうんだから、おかしいでしょ絶対。
それで、気になっちゃったから、目の前のウミガメの顔を覗き込んでたら、
ウミガメの下にちっちゃくエイも居たのよ!
友達に送ろうと思って、写メった画像をクリックして取り出してクリップボードにって。そんなことやってたから、水上さんが通り過ぎてくのに気付くのが遅れちゃって。
もうもう!私のばか。あんたのせいよ!
エイ!とマンホールのウミガメをひっくり返そうとして、
その重さで手首捻挫、ああもうっ!
ウミガメのマンホールに逆襲された気分。サイアク。
いつか産卵とか見つけたら、片っ端からタマゴ食べてやるから。倍返ししてやる。
本物に罪はないけど。

今日こそ負けない。
そうね、待ってる間、退屈で色々見ちゃうから、注意力が散漫になるのよ。
通販で買った、耳からキノコが生えてるように見えるイヤホン(実在予定2,000円)、結構カワイイのよね。今日はこれでGLAYの音楽聞いて、待ってよう。
・・・え?何?
ちょっと、マリオじゃないわよ。取れないってば、1upなんてしないから!
この辺の悪がきどもね、そうよ、そうやってちゃんと見せて下さいって言えば
見せてあげるわよ、でもすぐ返してね。
あー、もうだから喧嘩しないってば。
綿棒でも耳かきでもどっちでもいいけど、
それあたしのだから。掃除の心配してくれなくていいから。ティッシュで拭くから。
あ、水上さんだ。ちょっと、もうそれ返して。急ぐのよ、返してってば。
あーもう引っ張んないでよ、切れちゃうじゃんってば。あ、ちょっと、ほら・・・
・・・・ばかー、あんたたちのせいで、また渡し損ねちゃったじゃないのよー。
うるさい、わねー。泣いで、ないばよぉ。ほっどいてよ…
あやばった、って、遅いばよ。・・・
ん?あったりまえ、じゃない。諦めない、わよ、こんなことで。
あんたたちに慰められる覚えなんてないんだから。
いらないわよ、新幹線のオモチャなんて、なにそれ、あんたの宝物?
知らないわよ、あんたが大事に持ってなさいよ。
次?いつやるのって?明日でしょ!今度こそ絶対なんだから。


[編集済]

うっは入れ込んできたねぇw全部入りをやる人はここ数回いなかったんだけど、意外と綺麗につながるものね~ こ・・これが女子力というやつか・・?(゚A゚;)ゴクリ [良い質問]

No.60[さしゃ]11月29日 21:3012月02日 00:52

私、知ってるんだ。水上さんは週に1回、夜出かけるの。
夜はなかなか家から出られないんだけど、
この前、偶然すっごいもの見ちゃったし。
だから今日に合わせて友達にアリバイ頼んであるもんね。

星が綺麗だなー。この星空は田舎の特権だよね、
きっと都会じゃこうは見えないよね。
コーヒーカップが宙に浮かんでるようなあれ、
コーヒー座にしよう!
あ~あ、一緒に、ベンチとかに座って星とか見れたらなぁ。
他にも色々二人だけで星の名前とかつけちゃったりしたいなぁ。
私、舞い上がっちゃって、ベンチに正座して星座見ちゃうかもw

あ、あれ水上さんかな。えーと、髪、大丈夫かな?服は?よしおっけ。
「あの、みなk・・・」
誰?一緒にいる女?
そんなー。彼女持ちだったの?聞いてないよぉ。

何あの女!持病の痔でもこじらせて死ぬほど痛い思いすればいいんだ!
何?あの女ならテトラポットを見るだけで、それがどこの海のものなのかを言い当てることができるっていうの?
それくらい見分が広いとでも言いたいの?
それとも靴を前後逆に履いてタップダンスだってできるっていうの、
努力すれば何でもできるとでも言いたいの?
ふん、そんなの全然うらやましくも何ともないし。
ばかー。私はずーっと知らない女の悪口を言いながら家へ帰った。


宿題しながら、消しゴムのかすを鼻息で吹き飛ばす。
ちょっと楽しい。でも、乙女にあるまじき遊びよね。やめやめ。
あーそれより明日どうしよう。彼女なのかなぁ。もう行かない方がいいのかなぁ。
パリパリのパリジェンヌみたいなスタイルの人だったなぁ、悔しい。どうせ国産よ私。
てかそもそもあの女、知らないしー。
[編集済]

コップ座とか三角座とかが実際にあったりするわけで、コーヒーカップ座はマシな方なきもするw

No.61[さしゃ]11月29日 21:3312月02日 23:23

また来ちゃった。やっぱり水上さんにこれ渡したいし。
でも今日もだめかなー、最近知らない人とか、車が増えた気がする。
過疎の町なのに。
何だかマンホールと似たようなバッジつけてる人とか。
駐車場の警備員さんなのに、拳銃みたいなの持ってる人とか。
駅のコインロッカーも警備されてるよね、
パンクロッカーとか詰められてるのかしら。
てかパンクロッカーってなんだろ。言っててわかんない。

そういえば、この前、
この町の牛にBS牛の疑いがあるとかで保健所がやって来てたっけ。
こんな田舎で狂牛病とかもう終わってるよね。
どんどん人がいなくなるわけだよ。
友達は都会の大学に行くって言って、この町を出ていくつもりみたいだけど、私は・・・。
水上さんがこの町にいるんなら、私、不便でも田舎でもこの町にいる。
思春期に少年から大人に変わるアレよアレ。
きゃ、そんなこと言えないけどぉ。
同級生なんてガキよね、水上さんと比べると。

シャム猫を膝に載せてワインを揺らしながらGLAYを熱唱する彼。
きゃー、似合う~。妄想は膨らむ。
都会の夜景を背景にとか、かっこよすぎ。
まぁ背景がこの田舎の夜景じゃ、被っちゃうから編集しちゃうけど。台無しだし。
・・・遅いなぁ水上さん。今日は諦めて帰ろうかなぁ。


「あの~。もしかして、僕に何か用事ですか?」と声を掛けられた。
振り返ると知らない男。
「え?何のことですか?
(誰?マンホールに似てるけどこの人がウミガメさん?まさかね)」
おずおずと怯えながら「僕、田中っていうんですけど、あそこの家の・・・」
男が指差したのは水上さんの部屋の隣。
ああ、目覚しが「オンギャー」って鳴くあの部屋?
え?何?どゆこと?
私のことを、あんたみたいなキモヲタのファンとかと勘違いしちゃってるわけ?

正直、ムカ着火ファイヤーなんですけど。てか、キモすぎて、カム着火アイスストームとか、激おこじゅげむとか、まじおこダイヤキュートとか、呪文とか新語がどんどん作れそうなくらい怒りレベル上がるんですけど。
思いつく限りの罵倒を浴びせて男を追い払ってやった。
途中から、ストレス発散になっちゃって言い過ぎたかもしんないけど。
多分28回ぐらいは息の根を止めたかもしんないけど。
だってジャガイモみたいな顔してて、そんな顔に興味もつなんて人参ぐらいのもんでしょーよ、人参相手にボーリングでもしてなさいよ、自分の顔で。
大人の階段を登る君はまだシャンデリアったって豆電球だって嫌がるでしょ、小島だし。
もう何言ってるかぜんっぜんわかんないけど、いいのよ、JK無敵なんだから。

おかげでちょっとスッキリしたけど、騒ぎすぎちゃった。
今日は帰ろう。あーあ、水上さんに会えなかったな、残念。


前からやってくる人影・・・み、水上さんっ!?
こんな偶然あり?ってか、予想してなかったから心の準備が。
あー、でも、顔も上げてられない。俯いてちゃだめじゃん、私!
男の人の足元が、私の横を通って行く。
あ、すれ違っちゃった。
靴音ごと一歩ずつ離れていく。
「あ、あのっ!すみませんっ!」
俯いたまま、精一杯大きな声を出す。靴音が止まった。
「あ、あの。これ。受け取って下さいっ。」
振り向きざまに、毎日鞄に入れて持ち歩いてた箱を差し出す。
「ちょ、ちょっとリボンとか曲がっちゃいましたけど。
角っこが茶色なのはチョコレートがちょっとついちゃったりしただけなんですけど。
あ、あの。でも、あの貰ってもらえますか?」
しどろもどろだ、こんなはずじゃなかった。
ほんとはチョコレートなんかじゃないし。変な言い訳。
「あの私。あの決して怪しい者じゃございやせん。
いつもあなたを見てます、って別にストーカーとかそういうことじゃなくて・・・」
なんて個性的な自己紹介!てか自己紹介にもなってないっ!
男の足元は目の前にある。水上さんはそこにいる。なんか言ってよー。
「ありがとう。貰うよ。」え?ほんと?マジ?
私の手から箱の重さが無くなった途端、私は走り出した。
「あ、ちょっと!」後ろから水上さんの声が聞こえたけど。
恥ずかしかったし、嬉しかったし、達成感あったし。
渡せた。受け取って貰った。やったー。やったぁ~。

きっと水上さんは、私に永遠の愛を誓ってくれる。


水上さんにさっき贈った、水上さんの指紋の付いた血塗れのナイフの意味を知っているのは私達二人だけだもん。

Fin
[編集済]

ー この感想は水上さん本人に託す(*'-')

No.62[Taka]11月30日 00:0612月07日 16:44

アイドルを目指し上京したミチコ。今の時代、アイドルがウヨウヨいると言ってもその門をくぐることは難しく、地方で営業をしつつメイド喫茶でアルバイトしていた。

メイド喫茶で働いていると、常連の田中がいつもの【萌え萌えDXホットコーヒー】を注文してきた。そこでいつものおまじない。
ミチコ「おいしくなーれ!おいしくなーれ!アイスストーム!」
田中「みっちゃん。ありがとう。いつもコーヒー美味しいよ。なんてホットコーヒーにアイスストームっておまじないなのかは今だに謎だけど。それはそうと、みっちゃんはアイドルになるんだよね。僕はアイドルにはなって欲しくないなぁ。アイドルになっちゃうともう会えなくなるし、僕の事も忘れちゃうでしょ。」
悲しそうに田中は言う。
ミチコ「そんな事ありません!今、私が頑張れているのは、田中さんみたいな数少ない私のファンが応援してくれているからです。私はみなさんに感謝しているんですから。」
田中は少し照れながら
田中「そっか。なれたらいいね。僕もずっと応援するよ。このコーヒーカップもらっていいかな?もちろんお金は出すから。」
そう言ってコーヒー代1200円とカップ代5000円を置いて帰って行った。
ミチコは田中の応援が心に染み、その夜、正座で星座を見ながら本気で誓った。あの一際輝く星のようなアイドルになることを。


次の日からありとあらゆるオーディションに履歴書を送りまくった。そしてミチコはオーディションの前の日に会社に乗り込む。
ミチコ「オーディション前にアピールしに来ました!ダンス見てください!」
審査員「え?ちょっとなに言ってんの?そんなのズルいし、そんな事認められる訳ないじゃん。」
審査員長「待ちなさい。見ましょう。」
審査員「え?本気ですか?審査員長!こいつやるの明日でしょ!?」
審査員長「いいんだ。明日であっても同じ事。多分、私たちはこの子を合格にするだろう。」

ミチコの新たな一歩だった。


ミチコはネットアイドルとして壮絶なデビューをする。毎日動画を投稿し、奇抜なコスチュームで色んな事に挑戦し、動画再生回数をどんどん増やし、いま話題のネットアイドルとしてテレビに出るようにもなった。キノコが生えた耳当てや、ちょいエロ、着ぐるみでワインをゆらしながらシャム猫を膝に乗せGLAYを熱唱までなんでもこなすミチコがテレビで活躍するのに時間はかからなかった。


そんな中、当たり前のように決まったドラマ出演。初めてのドラマ出演に緊張するミチコ。自分のブログ内で緊張や不安を告白する。

みっちゃん。
どぉしょぉ。ドラマ決まったけどとっても不安。私なんかができるのかな。

ウミガメ
みっちゃん。、大丈夫。君なら出来る。

エイ
そうだよ。何も考えず、いつものみっちゃん。でいれば問題なし!

綿棒
そうだそうだ!みっちゃん。大好きだー!

耳かき
何、言ってんだ。俺の方が大好きだぜー!

ティッシュ
間を取って私が1番ということで。

ウミガメ
僕達が応援してる。忘れないで。


ミチコはその応援に心をうたれ、頑張ることを決意したのと同時に1番応援してくれているウミガメに自分の秘密を告白することにした。

みっちゃん。
ウミガメさん、私のことずっと応援してくれる?

ウミガメ
もちろんだよ。

みっちゃん。
私の秘密聞ぃても応援してね。ぉ願ぃ。

ウミガメ
もちろんだよ。

みっちゃん。
私ね、痔なの。とっても重ぃ。そんなアイドルぃなぃょね。ゎかってるんだけど。隠してるのが辛くって。ウミガメさんなら話してもぃぃかなって。私のこと嫌ぃになった?

ウミガメ
関係ない。忘れられない限り嫌いになることはないよ。


ウミガメの言葉はミチコにとって、とても嬉しいことだった。アイドルとして、もしかしたら女優として、活動するかもしれない。その前への一歩をそっと手引きしてくれた。そんな言葉だった。


それからのミチコの活躍は凄かった。ドラマも当たり、歌も出し、一躍トップアイドルに登りつめた。仕事も忙しくなり、ブログの更新率も低くなりだんだんとファンと交流することも少なくなった。
カリスマ美容家UNKOを専属メイクに起用し、髪の毛からファッションまで全てをさせる。チョコレートのCMでの「茶色なのはチョコレートがついただけなの!」は流行語にもなった。爆発的に売れたミチコにもはやファンへの感謝の気持ちなど残されていなかった。


ミチコ、28歳の誕生日。クリスマス。ゴージャスな衣装に身を固め、テレビ局から出て来た所にファンが押し寄せる。バースデーサプライズでプレゼントを持ったファンがうじゃうじゃしていた。マネージャーなどに守られながら車に乗り込もうとした時。
「みっちゃん。もうファンは要らないの?」
そんな声がミチコに聞こえた。
振り向くとそこには1人の怯えた男。
「みっちゃん。覚えてる?覚えてるよね?少し前にはウミガメってHNでブログにコメントしてた。もちろん覚えてるよね?少し前だけど。僕は田中。無名の時から応援してる。ほら見て、あの時のコーヒーカップ。今だに大事にしてるんだよ。」
ミチコにそんな記憶などなかった。田中の顔を覗き込むミチコ。
ミチコ「知らないわ。行きましょう。」
カバンからクリスマスプレゼントを取り出すとエイっ!と田中に投げつけ、さよならと言った。

田中の絶望感はそれはすごいものだった。さよならの一言で田中はミチコに背を向けて泣いていた。最初から今までずっと応援してきた。あれだけ忘れないでと念を押してきたのに。忘れられたら仕方ない。田中は大事にしていたコーヒーカップを投げ捨てた。田中の気持ちは逆襲に燃えていた。
その日がミチコの人生を変えた。

次の日、ネットでものすごい事が噂になっていた。

みっちゃん。は、とても重い痔を患っている!!

その情報の発信元はウミガメだった。ファンの中でもトップクラスの彼の発言がファンの間を駆け巡るのは時間の問題だった。テレビやラジオでもその話題で持ちきり。アイドルが痔なんて、誰が喜ぶのであろうか。今まで普通にしていたドラマ撮影も痔のことで気をつかわれ、だんだんとスタッフも嫌気がさしてくる。だんだんとテレビや映画の主演も無くなり、コアのファンも激減していった。

痔のことでアイドルとしてのミチコは死んでしまった。

後悔してもしきれない。そんな気持ちでミチコが訪れたのは、あのメイド喫茶だった。

〜FIN〜
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まず最初に脳内に浮かんだ映像が ミチコ→清水ミチコだったことをお詫びいたしますm(_ _"m)ペコリ 28歳ならタレントとしての方向転換を図っている可能性もあり 服部「ええか?実はこれが全てミチコの計画通りっちゅう可能性もあるで?なあ工藤?」 ということも考えられます。(=゜ω゜)ボー [良い質問]

No.63[シチテンバットー]11月30日 09:5012月07日 16:44

すいません、58の続きです。

「ウルサイッ!海田と亀井のウミガメコンビじゃあっ!!」と誰かさん。
「や、皆目検討つかないんですけど!」と亀井。
「かめいいいいいいっっっ!!!戻って来いぃぃぃぃぃっっっ!!!」と阿部さん。
海田が想像以上に重たかったらしく、ヨロヨロとマツコの前に出る亀井。

「な・・・何コレ、どうにかしてよ!」
と2人の栗をつまみあげながらこう言うマツコDX。
とっさに目をそらす栗。
「も~しょうがないわねぇ・・・」と栗を放り出し、海田と亀井の顔を覗き込みながら(亀井は完全に下を向いているが)
「えいっ!!」と体当たり!!
「ぐわぁっ!!」と亀井が転び、
「アラァーッ!」と海田(自称)が放り出された。

「・・・クソ、もう一度だぁっ!」と、またも突っ込む亀井と、
「・・・よし、リベンジだぁっ!」と、またも亀井に乗っかる海田。
「やめんかぁぁぁぁいっっ!!!」亀井、絶叫。
「俺らの怒りは本物だぞっ!!!」海田(自称)、釈明。
「や、まさにその怒りがお前に向けられそうなんだけど」とダル。

そのとき

「ウルトラソウッ!」と叫んだチクワが、海田(自称)にシンバルキック!!

「メガァッ!!」と海田は喘ぎ、
「やめいっ!!」と亀井も喘ぐ。
海田が手を離さなかったので、亀井もとばっちりにあって床に叩きつけられた・・・
「あぁ、来シーズン大丈夫かな・・・」
けっこう現実的なんですね。

そのころ、チクワのシャム猫が透明マントを被った●●えもんの頭にUNKOをしたのを知る人は少ない。
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続き開始~ ところでBSはBayStarsではなかったのか(=゜ω゜)ボー [良い質問]

No.64[シチテンバットー]11月30日 10:0712月02日 23:47

「サテ・・・ココニキタオトシマエヲツケテモラオウカ・・・」とA.J.
「ソウダッ!スコシハ,イタイメニアワナイトナ・・・」とマギー。
「や、そこまで乱暴的になることは・・・」とダル。
「ハイッ!ソウシマスッ!!」
「ダルサンニ,ゼッタイフクジュウデス!!」
「カタモミマス!!」
「ゴマスリマスッ!!」
「や、何コレ!?絶対服従って!!てか、マギーのゴマスリってなんか意味あるの!?」

「いい加減にしろっ!!」
部屋の隅で縮こまってたシチテンバットー、ついに吼えた。
そこにいた誰もが振り返る。

「もういい・・・俺が悪いんだ・・・全てを、話すよ・・・」
「え、じゃあ、俺をココに呼んだのは、ラテシンのことじゃなくて」と田中。
「そんなバカらしい理由じゃない・・・俺が皆をココに呼んだのは・・・」
















「俺の成績についてだ」
「!?」
「俺は公立に行かねばならない」
「!!?」
「しかし、今のままでは成績が足りないっ!」
「!!!??」
「そこでだ!皆で俺の成績を上げてくれない?うまくいけば報酬は」

「クアッリアッレッラっ!!」と叫び、その場にいた全員が体当たり。
勢いあまり、ビルの窓ガラスを突き抜けた。
そこは地上30階建てのビルの最上階。
シチテンバットーは中空に放り出され、そして・・・
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どうしてもボビー・オロゴンの声で再生されます(=゜ω゜)ボー

No.65[シチテンバットー]11月30日 10:2412月02日 23:38

「おい、遺体の身元は?」と五臓六腑警部。
「はい、シチテンバットーという人でした」と七転八倒刑事。
「シチテンバットー?」
「はい、世界的に有名なサイト『ラテシン』でも、なかなか有名だったようです」
「有名だった?すごいやつなのか?」
「いえ、ラテシン始まって以来の問題児だそうでして」
「ということは、怨恨か・・・」
「そういえば、突き落とされたとされるこのビルですが、中にいた人は、よく分かっていないとか」
「そうなのか?」
「はい、ただ海田と自称する人が警察に聴衆されています」
「・・・よし、徹底的にガイシャの身元を洗うぞ」
「はいっ!」









次週予告!
【ラテラル殺人事件  海亀と水平思考】
30階建てのビルから突き落とされたのは、ラテシンの悪童だった!?
あまりある容疑者、問題に隠されたダイイングメッセージとは!?
Ratterさんはこの謎を解き明かせるのか!?

Coming Soon!!
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んー 食べられた跡があれば簡単だったんだけどねぇ~

No.66[シチテンバットー]11月30日 10:2812月02日 23:44

【登場人物紹介】
・シチテンバットー・・・ラテシンきっての問題児。全ての元凶。
・田中(楽天)・・・もう、シチテンバットーのセイツクではおなじみ。4作ほど作ったけど、全部登場してる。異常にもほどがある。
・ダルビッシュ有(レンジャース)・・・だんだんおなじみになりつつある。田中のよき相方。
・亀井(巨人)・・・律儀。実際は分かりませんけどw外野手でなかなかの好守の持ち主。
・阿部さん(巨人)・・・アッー!・・・じゃなくて、巨人の頼れるキャプテン。ゴールデングラブ賞だかベスト9だかを大量に受賞している。強打強肩の持ち主。
・A.J.(楽天)・・・アンドリュー・ジョーンズ。シーズン途中から加入。ほぼメジャーリーガー。
・マギー(楽天)・・・こちらもシーズン途中から加入。A.J.と「MJ砲」を結成してます。
・ミレッジ(ヤクルト)・・・ヤクルトの頼れる外野手。強肩の持ち主。現在ケガで離脱中。
・涌井(西武)・・・通称チクワ。先発じゃ通用しなくなったため、抑えに。現在FA権を行使しているが、どこにでも行ってくれ。GRAYは完全にキャラである。
・栗山(西武)・・・頼れるキャプテン。長らくケガで離脱中だったが、見事復活。
・栗原(広島)・・・こちらもケガで離脱してたものの、復帰を果たした。復活には時間がかかりそうだ。
・石川(DeNA)・・・DeNAのキャプテンだったりする。監督怒らせて二軍に行ったりもする。厨二病ではない・・・はず。
・海田(自称)(オリックス)・・・誰?
・マツコDX・・・ニューハーフ。これ以上説明することは無い。何も無い。






「・・・以上、楽天の片山がお送りしましたー!!」
「や、アンタ誰!?なんでアンタ!?」
「え?だって、一番重要なのは『28』だって・・・俺背番号28ですし」
「関係ねぇぇぃっっっ!!!全っ然重要じゃねぇぇぇぇぇいっっっ!!!」

~END~ 色々とサーセンw
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海田 ググると 「オリックスの海田とかいうイケメンwwwwww 」 というまとめサイトが出てくる。イケメンらしい アベの敵だね(=゜ω゜)ボー [編集済]

No.67[水上]12月01日 02:3312月07日 16:44

ここは秘密組織、KUNO。
Keep Unidentified Nature organization(未確認自然保護組織)の略称である。
しかし未確認の自然を保護するという状況は全く生まれることはなく、
ただ国民の血税の恩恵にあずかり、お役所仕事で生かされている組織なので、
Unidentified Nature Keep organization(未確認自然が保護している機関)と揶揄されている。
そんなUNKOで働く運子は28歳。結婚しようか、それともこのまま独身を貫こうか、
一番重要な年齢になったばかりである。

運子は住み込みで働いている。働いていると言っても仕事が特にはないので、
「部屋の隅で体育座りをしてジッとしている」のが主な仕事だ。
そりゃ痔にもなるさ。なのでたまに逆立ちをする。
逆立ちが上達して今では手を放して、頭だけで逆立ちが出来るようになった。
運子がUNKOを頭に乗せているような状況ですね。ええ。

そんな運子は暇潰しで始めたパンの耳を菌床にした
キノコの栽培に成功した。

一度上司に見つかったが、「パンが茶色いのはキノコのせいではない!
チョコレートがついたからだ!」
と逆ギレし誤魔化した。

調子に乗った運子はパンの耳菌床を広げに広げ、
使われていない会議室をキノコで埋め尽くした。

その会議室が未確認自然に認定されるなんて世にも皮肉な話である。

その功績を知ったUNKOのBOSSのショウ・ベーンは運子をBOSS室に呼んだ。
BOSSのショウ・ベーン(長いので略してBS)はいかにも秘密組織のBOSSらしく、
シャム猫を膝に載せ、ワインを揺らしている。

BSは運子に会えたことで気持ちが昂ぶってしまい、
「あーなたにー会えたことー♪」と歌ってしまった。
しかし運子は冷静に対応する。
運子「お呼び出しのご用件はなんでしょうか?」
BS「誰もが抱く悲しみの終着駅は何処にあるのか?」
運子「はあ…は?」
BSの話は非常にわかりづらかったが、
要約するとBSが生まれた街のあの白さを
運子にも見せたいとのことだった。
「あの白さをって言われても…」

戸惑いを隠せない運子をよそにBSは飛行機のチケットを手配し、
運子はされるがままにBSの故郷に飛ばされてしまったのだ。

運子は雪景色を想像していたのだが、たどり着いたのは真っ白い砂浜。
実はここにBSが発見した未確認自然があるのだ。(発見された時点で未確認ではないが)
運子はその腕を買われ、未確認自然の調査に派遣されたのだった。
運子の他に調査員は4人。綿棒(86)、耳かき(84)、ティッシュ(85)、田中(23)である。
ちなみにコードネームではない。本名だ。
最年少の田中はこんな局地にじじい達と一緒に飛ばされたことにひどく怯えている。

とりあえずこの五人で未確認自然のある場所へ向かった。
向かう途中、誰の肩こりが一番ひどいかで綿棒と耳かきが喧嘩したが、
結局ティッシュの肩こりが酷くて二日間眠れなかった話を聞いて、
ティッシュに軍配が上がった。ホントどうでもいい話だった。
怯えている田中はボソボソ何かつぶやいている。
運子が耳を済ましてみると、
「ファイヤー、アイスストーム、ジュゲム、後光の擦り切れ…」
何か呪文のようなことをつぶやいている。
そんな呪文を唱えられた運子は気味が悪いので、田中にその真意を聞き出すと
「自分が昔ゲームにはまった時に覚えた言葉っす。これを口にすると落ち着くんす。ちゅーっす」
と、なんだか納得できるようなできないような返事が返ってきた。

そんなこんなで目的の場所にたどり着いた一行。
もうあたりは真っ暗になっていた。
綿棒「調査いつやるの?」
耳かき「明日でしょ!」
じじい達はいそいそと寝てしまった。

運子は空を見上げている。吸い込まれるような星空。
運子はなんだか居住まいを正し、正座して星座を見つめた。

「夏の星はとても瞬いて♪」

BSの声が聞こえた気がした。

翌朝。
運子は朝食を用意していた。食材はそこらへんの海岸で捕まえたウミガメ。
そのウミガメを直接火で炙る残虐極まりない調理方である。
火加減はウミガメの苦悶の表情を見て確認。
"甘栗ひん剥いちゃいました"を調味料として使うらしい。
ポッケからクリを取り出し、「エイ!」とウミガメをひっくり返した。
よく焼けたウミガメの腹に"甘栗ひん剥いちゃいました"を練り込む。
あとはなんか番組オリジナルのオリーブオイルをかけたり、キャベツの千切りをしたり、
パスタ茹でたり、オリーブオイルをかけたりして、ウミガメのスープが出来上がった。

じじい達も田中も調理工程を見ていないので、そのウミガメのスープを美味そうに全部平らげた。
スープを飲み干すと器の下には口直しのエイヒレがあるという運子の粋なサプライズ。
運子の料理に舌鼓を打っていたUNKO一行。
その時モーニングコーヒーが入ったコーヒーカップがいきなり宙に浮き出した。

この未確認自然は超能力を持ったウミガメが支配する空間だったのだ。

ウミガメの怒りを買った運子も宙に浮かんで行く。

じじい達はいつの間にか逃げ出していた。
田中は運子を助けようと「ダイアキュート!」と叫んだ!
叫んだだけで別に何も起こらなかった。

上空10mの高さまで浮かび上がった運子はいきなり重力を取り戻し、
真っ逆さまに地面に落ちて行く。

その時だった!

「やわらかな風が吹くこの場所で!!!」

気を失った運子を地面ギリギリでキャッチしたのはBOSSのショウ・ベーン。
BSは実はこっそり一行の後をつけ、この土地にやってきていたのだ。

そして運子を抱えたまま、この場所から逃げ、ピンチを脱したのだった。

それから50年の月日が流れた。
綿棒、耳かき、ティッシュは世界で最も長寿なトリオ漫才で人気者だった。
運子は持病の痔が悪化して死んだ。享年78歳。
BSは同じ年に運子について行ったかのように死んだ。享年88歳。

そして。

田中はウミガメの王として未確認自然の土地でウミガメと共存していたそうな。

だから?


おしまい。
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ふぅwしまったw頭文字でUNKO使うネタを使われてしまったw まあパクろうw きっと調査隊のメンバーが綿棒&耳かきの梵天&ティッシュでもこもこだったから そのメニューなんだろうなw [良い質問]

No.68[みん]12月01日 12:4112月07日 16:44


妻が亡くなって間もない鈴木は、馬場サンゴという女を後妻に迎えた。
それからというもの、鈴木家に新しいルールが出来た。
サンゴが『呪文』と称する命令に、速やかに従わなくてはならないのだ。

『ファイヤー 』は、ホットコーヒー。
『アイスストーム』は、アイスコーヒー。
『ジュゲム』は、抹茶ミルク。
『ダイアキュート』は、同じ物をおかわり。

それはほんの一部で、全部で100以上ある。
鈴木家のメイド達は必死で『呪文』を覚えた。



ある昼下がり。
怒気を含んだ『ファイヤー 』の声が、屋敷に響き渡った。
メイドの田中エイは、怯えながらサンゴの部屋にカップを運んだ。

美容の為に耳に差していたトリュフが詰まって、サンゴは苛立っていた。
サンゴの怒りに焦って、耳かき派と綿棒派のメイドがピリピリし始める。
空気を読んだ田中は、ティッシュでトリュフを掴み引っ張り出した。

「お茶会の手筈は整ったのかしら?」
「申し訳ございません、業者のトラブルで手間取っていまして…」
「まだ準備出来てないの!?いつやるの?お茶会は明日でしょ!!!」

サンゴは田中を睨みつけ、コーヒーカップを投げつけた。
田中の目には、スローモーションでカップが宙に浮いている様に映る。
そして次の瞬間、熱いコーヒーが田中に降りかかった。



田中はヒリつく痛みに耐え、サンゴの部屋から退出した。
廊下にいた鈴木は、田中を見て怪訝な顔をする。

「エイ君、どうしたんだね?サンゴがまた…」

「あ…いえ!服が茶色なのは、チョコレートがついただけなのです!
お茶会用のチョコレートファウンテンを準備していて…」

「全く!君は良くやってくれていると言うのに…。
サンゴには後できつく注意しておくからね」

鈴木は田中の手を取り優しい言葉をかけたが、田中は困惑した。
鈴木に告げ口したとなれば、もっと酷い仕打ちをされるに違いない。

そんな二人の姿を、ドアの隙間からサンゴの鋭い視線が捉えていた。
サンゴは、前々から鈴木が田中に目を付けている事に勘付いていたのだ。
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すげーwちゃんとサスペンスしてるー。できるもんなんだなぁw 要素がちゃんとトリックというかギミックとして生きてるし [良い質問]

No.69[みん]12月01日 12:4212月02日 01:28


その日の夕方、サンゴは雲谷寺という廃寺を訪れた。
田中が毎日この寺を掃除しに行っている事を知っていたからだ。

何かと言いがかりをつけ、サンゴは田中にクビを宣告した。
それだけでは腹の虫が収まらず、田中の大切な寺に火を放った。
ショックのあまり立ち尽くす田中の姿に満足して、サンゴは立ち去った。



田中は、生まれてすぐ親に捨てられた。
身に付けていた手掛かりは『28』と数字の入ったペンダントだけだった。
住職は『トゥエンティエイト』からとって、田中を『エイ』と名付けた。

親を知らない田中にとって、雲谷寺の住職が親代わりだった。
住職亡き後 廃寺になっても、田中は思い出を求めて寺に足を向けた。

田中は、物心ついた頃から雲谷寺を誰よりも愛していた。
あまりに病的だったので、寺の病で『痔』とからかわれたくらいだった。

燃えさかる寺の縁側に、泣きながらふらふらと近づいていく田中。

田中は、夜にこっそり寺を抜け出して住職に怒られた事を思い出していた。
寒さを堪えながら縁側で正座させられた時の、星の綺麗さは忘れられない。

そこから去る事が出来ない田中の身体を、一酸化炭素が蝕む。
田中は遂に倒れ、焼け崩れる雲谷寺と最期を共にした。



連絡のつかない田中を心配し、恋人の山田ウミガメは夜に雲谷寺を訪れた。
そこで、変わり果てた寺と田中の姿に息を飲んだ。

「…一体、何があったんだ!?」

人里離れたこの廃寺には近くに火の気もないし、事故ではないだろう。
最近の田中の様子に変わりは無く、自殺とも思えない。

ウミガメは、田中の同僚に話を聞いて回った。
田中はいびりに耐えられなくなって逃げたのだろうと、誰もが答えた。
ウミガメは、今までサンゴが田中にしていた酷い仕打ちを知り衝撃を受けた。

田中を死に追いやったのは、サンゴに違いない。
ウミガメは、サンゴへの復讐を誓った。
[編集済]

寺に疒とかうまいなぁ~ これがシリアスサスペンスとして成り立っている鍵かな?

No.70[みん]12月01日 12:4212月02日 23:33


田中を追い出して安心したサンゴは、自宅でくつろいでいた。
サンゴは、膝の上のシャム猫を撫でながら、ワインを揺らして微笑んだ。

しかし、上機嫌でGLAYを熱唱しているサンゴの元に手紙が届いた。
切り取った文字を貼り付けて作った脅迫状だった。

『バラされたクナけレば、明日22時、[UNKO][時計]に50万持っテ来ぃ』
寺の前で伏す田中の死体の写真も同封されている。

脅迫文は場所を示す部分だけ、[時計(9時)]の頭に[UNKO]を乗せた絵が
貼ってあったが、サンゴは自然と雲谷寺と読んだ。
『当事者なら解るはず』という、ウミガメからのメッセージだったのだ。

「!!!…これはどういう事なの!?」

自分を恐れて逃げたと思っていたのに、どうして死んでいるのだろう。
あんな寂れた寺には誰も近寄らないはずなのに、一体誰がこれを…?

自分が放火や殺人をした証拠はないはずだが、鈴木にバレるのは不味い。
しかし要求通りにしたとしても、何度も強請られるに決まっている。

苦労してやっと掴んだ幸せをこんな事で無にする訳にはいかない。
サンゴは、脅迫犯の口を封じるしかないと決意した。



翌日、ウミガメは田中の亡骸と共にサンゴを待った。
金を要求したのは、人気のない寺におびき寄せる為の口実だった。
サンゴを殺したら、自分も田中を追って死ぬと決めていた。

だが時間より早く着いたサンゴは、背後からウミガメに襲いかかった。
サンゴのナイフは、身をかわすウミガメの背中をかすめる。
二人は死に物狂いで揉み合った。

数分後、胸を刺されたウミガメは、田中に覆いかぶさる様に倒れた。
満身創痍のサンゴは、念の為さらに数回ナイフを突き立てる。
サンゴはウミガメの顔に懐中電灯をあてて、死んでいるか確認した。

その時、死体の下からはみ出た栗を見たサンゴは、思わず手に取った。
栗に付いた鎖がピンと突っ張る。

「このペンダントは…!…まさか…そんな!!」
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No.71[みん]12月01日 12:4212月02日 23:33

(すみません、ミスです。長文チェックを忘れました。) [編集済]

(・o・)ゞ了解

No.72[みん]12月01日 12:4712月02日 23:33


田中が付けている、半透明な樹脂で出来た栗の形のペンダント。
中央に埋まった赤い文字は、馬場サンゴのイニシャル『BS』だ。
それは紛れもなく、子供の頃サンゴが作ったものだった。

住職や田中は『28』と思っていたが、それは裏から見た形で、
本当は『BS』と読める方が表だったのである。



サンゴは中学生の時、女の子を出産した。
しかし、サンゴの将来を憂いた両親によって、子供は施設に預けられた。
サンゴは、せめてこのペンダントだけでもと両親に頼んだのだ。



「嘘…うそ!…田中エイが…あの子だと、いうの?」

大人になったら、必ずお金持ちになってあの子と一緒に暮らすんだ。
そう思っていたはずなのに、どこで間違えてしまったのだろう…。

「エイ!」

サンゴは、ウミガメの身体をひっくり返して田中の亡骸にすがりついた。
自分は何て事をしてしまったのか…。

「ごめんね…エイ…ごめん、ごめんなさい…ごめんなさい!…」

延々と紡がれるサンゴの泣き声が、暗い静寂にぽつんと浮かんでは消える。
その謝罪を受けとめてくれる者はもういない。



【終】
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No.73[なつなつ]12月02日 17:1412月07日 16:44

ワシの名前は田中(70)
創りだすメンバーも増えてきたところじゃ、ワシの存在を忘れられてしまわぬよう、1つワシの話をしようではないか。

まず、ワシはこの歳になっても夢を忘れない永遠のルーキー声優じゃ。

そんなワシがアニメの世界からから飛び出て
クイズ番組「クイズBS!」という特番からおふぁーが来たのじゃ!
トンチを利かせて優勝を狙うとするかのぅ。

しかも、ゴールデン番組じゃ!
番組の順番としてはこうじゃ。

19:00【ドラマ】ウミガメの産卵~海辺の私は涙が止まらない~
20:00【スポーツ】エイサー密着24時
21:00【特番バラエティー】クイズBS!

という、人気番組の連続放送後にワシも参入できるとは!


ラテシンテレビ局についたワシは早速スタジオへ向かった。

スタッフ「田中さ~ん、よろしくお願いしますね!」
田中「びくっ!」
田中田中と罵倒される日々が続いてたせいか、「さん」付けされるとびっくりするわぃ!
田中「よっ…よかろう。こちらこそ、不馴れな点もあろうかとじゃが、よろしく頼む」
スタッフ「田中さん、脅えないで笑 今回は効果音じゃないから笑」←いつかの創りだす参照

るーる説明はこうじゃった。

・一人に与えられる持ちポイントは30ポイント
・間違えるごとに、UNKOの形をした被り物をつけられる
・ワシにはあまり期待をしていないから空気読め

との事じゃった。
不可解に思いつつも、収録はスタートしたのじゃ。

周りの回答者を見ると驚きのメンバーじゃった!
東大出身の女優や
知的タレントで有名な輩
弁護士をしている輩
など、豪華メンバーじゃった。
[編集済]

田中翁 前回かってに借りましたマスです。(=゜ω゜) [良い質問]

No.74[なつなつ]12月02日 17:1612月02日 23:33

緊張しながら、クイズ番組はスタートした。
しかし、不思議な問題ばっかりじゃった。

女「では、最初の問題!デデン!最近、流行したセリフ
いつやるの?に続くセリフは!?」
~♪
あのオナゴめ!ワシに分かるわけなかろうに!!
ワシは怯えながらもフリップボードを出した。
ワシ「明日じゃろう?」
もちろん不正解じゃった。

ワシの頭にUNKOが乗せられた。
屈辱である。

問題は進んでいき、難しくなってきた。

女「私が唱える言葉でイメージするものを書いてください。同じ回答が多く揃った人にポイントが入ります!」

なんと!ワシに出来るのじゃろうか!?

女「ファイヤー」
皆「ヨガ」
ワシ「タイガー」←ググりましょう

女「アイスストーム」
皆「映画」
ワシ「大理石の上で作るアイス」

見事にワシにUNKOが重ねられていく。

女「じゅげむ」
は!!これは!!!これしかない!!
ワシは意気揚々とフリップボードを出した。

ワシ「じゅげむ じゅげむ ごこうのすりきれ かいじゃりすいぎょの すいぎょうまつ うんらいまつ ふうらいまつ くうねるところにすむところ やぶらこうじのぶらこうじ ぱいぽ ぱいぽ ぱいぽのしゅーりんがん しゅーりんがんのぐーりんだい ぐーりんだいのぽんぽこぴーの ぽんぽこなーの ちょうきゅうめいのちょうすけ」
皆「ぷよぷ○」

なんじゃ!ぷよぷ○とは!
じゅげむと言ったらこれじゃろうに!!

また1つUNKOが重ねられた。

田中(つまらん。女の話はつまらん!!早く終わらんかのぅ)
[編集済]

ヨガ と答える皆もどうかしていると思う今日このごろ

No.75[なつなつ]12月02日 17:1712月02日 23:33

女「では、続いて料理対決です!」

摩訶不思議な事に、綿棒と耳かきを調理する対決じゃ。
皆のものも試行錯誤しておる。
何とかワシも仕上げてみたのじゃが

審査員「ちょっと焦げ目が多いかと?」
ワシ「何を言っとる!茶色なのはチョコレートがついただけなのじゃ!」
審査員「ん~しかし、この味付けだと綿棒と耳かきが喧嘩してしまう味だね。ここに柔らかい紙を入れるべきだったね。」
と言いおった。

審査員「なので、ティッシュを加えて、よりデリシャスにした女優ちゃんが勝ちかな!」

何ともカオスな審査員じゃ。

また、ワシにUNKOが重ねられた。
早く帰りたい。

小休憩となり、ワシが行儀よく正座をしながら緑茶を飲んでいると、知的タレントがワシをからかってきた。

知的タレント「あれ?田中さん耳からキノコ生えてますよ笑」
田中「(こっこの輩!!)何を言っておる!これは耳毛じゃ!!」
キノコの形に見えるほど田中の耳毛は成長していた。

ワシはバカにされた事に腹をたて、コーヒーカップを投げつけた。
という得意の妄想で、何とかその場の怒りを収める事に成功したのじゃ。
お陰で、気分よく夜空に浮かぶ星座を見ることができたわい。


そして最後の収録じゃ。
同じゴールデンで人気ドラマ「ウミガメの産卵」より様々な問題が書かれたボードが用意してあった。

ワシは「では、2番の問題を頼もうではないか」

女はウミガメが書かれた2のボードをしっかり覗きこみ
女「では、まずは難易度の発表です!」
ボードクリーナーを取りだしウミガメの絵を半分消した。
女「難易度は…低!」
女「それでは問題です!エイッ!」
そのままボードをくるっとひっくり返すと…

【問題:先週ヒロインの母が持病で亡くなるというシーンがあった。その病名は!?】

ワシはすかさず
ワシ「これは痔じゃな!?」
ウミガメシリーズのファンには容易い問題じゃ!

しかし、周りからは
(だからー…お前は空気読んでUNKO乗っけておけよ…)
という視線が集中しおった。

ワシ「いや…痔ではないのう?風邪で死んだのかのぅ?」
またUNKOが重ねられた。
[編集済]

綿棒と耳かき。まぁ革靴を煮込んで食う話もあるくらいだし、よーく煮込めばなんとか・・なる?

No.76[なつなつ]12月02日 17:2112月02日 23:33

結果、ワシのポイントはマイナスで番組は終了した。

しかし、楽しみじゃのう。お茶の間にワシをアピールする日が来たのじゃ!

ワシはオンエアされる日
どきどきしながらテレビの前に座った。
落ち着かない事を心配したのか
ペットのシャム猫が膝でワシの顔を伺う。

記念にワインでもあけるとしようではないか。普段愛飲しておるワンカップの空きビンにワインを注ぎ揺らした。

21時になり、テーマソングであるGLAYを熱唱したのじゃ!!

………
??

始まらない。

テレンテレン
テレビから、緊急速報の様な音がした。

【大人気ドラマウミガメの産卵、最終回生放送の為、このままお送り致します。】
【クイズ ボケた田中をどうにかしよう!(BS)は後日放映します】

なっなんじゃとー!
ボケたワシ!?まだまだボケておらんわ!なんという番組じゃ!!

しかも高いワインまで空けてしまった。

翌週かのぅ?と思って調べて見ると
翌週は
【ウミガメの逆襲~ウミガメの産卵スピンオフ~】
じゃった。

ワシの生きている内に見れる日がくるのかのぅ?

この収録で収穫したのは
東大出身の女優が28歳だということじゃった。

~fin~
[編集済]

でも冠番組を得た とも取れるw

No.77[ノックスR]12月02日 21:4412月07日 16:44

私は学校が嫌いだった。
怯えながら、私、田中宇佐美(うさみ)は学校へと向かっていた。

「おい、あれ……」
「ああ……例の」
ヒソヒソと、私に対する陰口が聞こえてくる。

これぐらいならまだマシだ。
これなら、耳を塞いでやり過ごせばいいのだから。


「おい」

━━━━きた。

こちらについては無粋なツッコミはいりませんな~ ちょっとした短編くらすですね。 [正解][良い質問]

No.78[ノックスR]12月02日 21:4712月02日 23:55

「……」
「おい! 無視してんじゃねえよ!」

私と同じクラスの男の子達が、凶暴な声で私に近づいてくる。

「お前なんで学校行こうとしてんだよ」
「金ねー貧乏のくせによお」
「くせーんだよ! 体洗ってんのか!?」

三人の男の子が私を取り囲んで口々に暴言を吐き出す。
私が幼い頃にお母さんが痔をこじらせて死んで以来、父が一人で働きながら私と一人の弟、クリを育ててくれている。

さらに、お父さんの仕事もあまりうまくいってないようで私の家はかなり貧乏だった。

それを、クラス内のいじめっ子達に目を付けられたというわけだ。

No.79[ノックスR]12月02日 21:4812月02日 23:55

「おい、何かしゃべれよ!」

「給食費滞納してんじゃねえ!」

「お!  なあ、おい……」

いじめっ子のうちの一人が何かに気づき、隣の人に耳うちする。

「……?」

すると……

「宇佐美! これでもくらえ!!」


「きゃっ!!」

No.80[ノックスR]12月02日 21:4912月02日 23:55

彼らが木の枝を使って投げかけてきたものは、犬の糞であった。
それが私の頭にべちゃっとぶつかる。

「ざまーみろー!!」
「お前にお似合いだぞー」

「そんな汚い格好で学校に来んじゃねーぞ!」

彼らはそう口々に言って、笑いながら走って行った。


ひどい……

私はいつにもまして、自分が惨めに思えてきた。
私、何もしてないのに……
もう、やだよう……!

涙が出てきて、その場に座り込む。

No.81[ノックスR]12月02日 21:5212月02日 23:55

「……大丈夫?」

するとふと、上から声が聞こえてきた。

「ひどい事するわねえ。はい、これで拭いて」

上を見上げると、そこには私と同じくらいの歳の女の子がハンカチを差し出していた。

「はやく拭きなさい。汚いでしょ?」

ハンカチを差し出す彼女は、風貌は私と同じくらいの歳なのに、漂う雰囲気は何故かとても大人びて見えた。

「ち、ちがうの、茶色なのはチョコレートがついただけなの!」
なんだかわけの分からない言い訳をすると、彼女はクスッと笑って拭いてくれた。

No.82[ノックスR]12月02日 21:5412月02日 23:55

「あ、ありがとうございます……」

「いいのよ、お礼なんて」

「あの……君の、名前は? 同じ学校?」

すると彼女は再びクスッと笑った。

「私は……あ~っとね、『エイ』。私の名前はエイでいいわ。学校には行ってないよ」

「学校に行ってない、って……」

No.83[ノックスR]12月02日 21:5612月02日 23:55

「だって私、魔法少女だから」

「はあ!?」

何を言っているんだろう、この人は。
悪い人ではなさそうだけど、頭が残念なのかな?

「あーっ、宇佐美ちゃん。信じてないなー?」

そう言って笑うエイに、私は当然だろと思いながら何も言えず、だまっていた。

すると、エイは「ねえ」と呼びかけてきた。

No.84[ノックスR]12月02日 21:5712月02日 23:55

 「このまま、学校サボっちゃわない?」

「え?」

「だってさ~。学校にいっても楽しい? ダメよ、今のままじゃ。家には黙ってておくからさ。ね? 宇佐美ちゃん」

「うーん、じゃあ……」

「決まりね、行こっ!」

エイが笑顔で私の手をつかんで走り出した。

No.85[ノックスR]12月02日 21:5812月02日 23:55

「ちょ、ちょっと……そういえば、私。自己紹介したっけ?」

「だから、私魔法少女だもん。それぐらい分かるよー」

「ええー、なにそれー」

そう納得できないまま、私はエイと名乗る不思議な少女に言われるままに連れていかれたのだった。

No.86[ノックスR]12月02日 21:5912月02日 23:55

ーーーーーー

「で、あなたはなんなんですか?」

エイに連れてこられて、私たち二人は喫茶店に来ていた。

お金がないと断る私に、奢るからと言われて、生まれて初めて喫茶店に入る事となった。

慣れた感じでコーヒーを二つ注文する彼女。
そんな彼女を見て、私は「あの……」と声をかけた。

No.87[ノックスR]12月02日 22:0012月02日 23:55

「あの……エイちゃん、だっけ…… 」
「そうだよ」

「えっと、魔法少女って……なに?」

「なにって言われても、そのまんまの意味だよ」

「なんの冗談?」

「冗談じゃないってば~! あ! コーヒーが来た」

「お待たせしました。『ブレイン・スペシャル(BS)』でございます」

私の前にコーヒーが置かれる。

No.88[ノックスR]12月02日 22:0212月02日 23:55

「私、コーヒー飲んだ事ないんだけど……」

私が初めて出される未知の液体に少したじろいでいると、エイはキョロキョロ辺りを見回した。

「エイ?」

「誰も見てないね……よし、見てて」

そう言って、エイはコーヒーカップを指差して、そしてつぶやいた。


「ありがとう」

No.89[ノックスR]12月02日 22:0312月02日 23:55

すると、コーヒーカップがいきなり宙を浮き上がった。

フワフワと、まるでシャボン玉のように浮いている。

あまりに突然の事に私が言葉を失っているとエイはクスッと笑って言った。

「ね? 信じてくれた?」


No.90[ノックスR]12月02日 22:0912月02日 23:55

「苦労してるんだね」
エイが私の話を聞いて、そっとこぼした。

魔法少女について聞こうとしたら、まずあなたについて教えて? と言われたのだ。

なので、私は軽く身の上について話したのだ。

「それで、エイの魔法について教えてよ」

No.91[ノックスR]12月02日 22:1112月02日 23:55

「魔法について、って言ってもなあ。ただ、呪文を唱えるだけなんだよ」

「呪文?」

「うん。見てて。『ありがとう』」

すると、エイの耳からキノコが生えて来た。

「きゃっ!」

「あっはっは。驚いた? 『ありがとう』」

すると、ふっとキノコが消えて、もとの耳にもどった。

「ありがとう……」

「うん、そうだよ。それが、魔法の言葉。これは秘密だよ?」

No.92[ノックスR]12月02日 22:1212月02日 23:55

そうは言われても、ありがとうがどうにも魔法の言葉とは思えない。全然秘密でもないし。

すると、エイが少し身を乗り出して口を開いた。

「ねえ、私たち。友達になれない?」

「え?」

「友達になろうよ。いないよ~? なかなか。魔法少女を友達にできる人なんて」

No.93[ノックスR]12月02日 22:1312月02日 23:55

私はその言葉に、思わず頷いた。
すると、エイの顔がパアッと明るくなる。

「やったー、これからよろしくね!」

エイの様子にたじろぎながらも、私はあまり悪い気はしなかった。
魔法少女を友達にできる人なんてなかなかいないと思うし、私に、友達なんていなかったから。

No.94[ノックスR]12月02日 22:1412月02日 23:55

「へー、ここが宇佐美ちゃんの家かあ」

翌日。
昨日遊ぼうと提案したエイに、「いつやるの?」時いた所、「今日はもう遅いから明日でしょ! って事で」という事で、エイが私の家に遊びに来た。

土曜日で学校が休みだったが、お父さんは朝からいなかった。
最近、いない事が多い。


エイはお世辞にもあまり広いと言えない家の中を、嬉しそうに眺めていた。

「ねえ、なに? このビデオ。『ウミガメの逆襲』って」

No.95[ノックスR]12月02日 22:1512月02日 23:55

「それ、お母さんが好きだったらしいの。もう死んじゃったけど。ほら、あそこに大きいウミガメの置物があるでしょ? あれもお母さんのなの。お母さんはあれに、自分の名前の『美沙』って名前なんてつけてて……」

「ふーん。ねえ、これ見ていい?」

「いいよ」

そして私たちは二人でビデオを見る事になった。

エイはあぐらで、私は正座で画面に見入った。

No.96[ノックスR]12月02日 22:1812月02日 23:55

「面白かったねえ」

ウミガメの逆襲が終わり、すでにキャストロールに入っていた。

「特に、あの星空を眺めるシーンがいいよね」

「うん、私も……そうだ、ちょっと見ててね?」

そう言ってエイが手を合わせて『ありがとう』とつぶやいた。

すると、カーテンがひとりでに閉まって、天井に星空が浮かび上がった。

「わあ…」

No.97[ノックスR]12月02日 22:1912月02日 23:55

「どう? すごいでしょ。ホラ、あれがオリオン座」

私はビデオを見た時の正座のまま、星座を眺めていた。

それから、私たちはいろいろと遊んだ。
念力で綿棒と耳かきにケンカをさせた。
最後はティッシュが勝った。

声をダンディーにしてもらって、シャム猫を膝の上に載せ、ワインを揺らしながらGLAYを熱唱した。
もちろん、シャム猫とワインは幻覚だ。


それでも、セレブな気分が味わえた。

No.98[ノックスR]12月02日 22:2012月02日 23:55

「どうだった?」

エイが私に聞いて来た。

「本当に、久しぶりに楽しかった!」

「久しぶり?」

「うん……最近、お父さんはいないし、お母さんの事も、小さい頃過ぎてよく覚えてなくて……私の事をどう思ってたのかも、よくわからないし……」

私がそう言うと、エイはそっか、とつぶやいて立ち上がった。

No.99[ノックスR]12月02日 22:2112月02日 23:55

「ねえ、どうして私にこんな良くしてくれるの?」

思い切って、エイに聞いてみる。

「ん~~、今日が、君にとって、大切な日、だからかなー? 」

「え? 今日って……」

「12月28日。宇佐美ちゃんの誕生日」

「え?  だから、なんで……知ってるの?」
[編集済]

No.100[ノックスR]12月02日 22:2612月02日 23:55

「12月28日。宇佐美ちゃんの誕生日」

「え?  だから、なんで……知ってるの?」

するとエイはこちらを振り返って私の問いには答えなかった。

「さっき……お母さんの気持ちが分からない、って言ったけど……その気持ちを知る手がかりは、きっと近くにあるよ」


「ねえ、ちょっと……」

そういえば、最初からおかしかった。
エイが魔法少女ってのもあるけど、人見知りな私がなんでこんなにすぐ打ち解けたのかが不思議だった。

No.101[ノックスR]12月02日 22:2712月02日 23:55

「ねえ、エイ……」

「宇佐美。『ありがとう』」

その言葉の瞬間。
突風が吹いて、気づいたらエイはいなくなっていた。

どこに、いったの……?

心臓がドクンと高鳴る。


するとその時、ただいまーと声を出して、弟のクリが帰って来た。

「クリ」

「ただいまーお姉ちゃん」

するとその時、クリの後ろにあったウミガメの像が倒れた。

No.102[ノックスR]12月02日 22:2812月02日 23:55

「クリ!!」

クリがウミガメの像に挟まれる。

「お姉ちゃん~重い~……」

クリが呻く。

「待っててね、クリ」

私はそういいながら、ウミガメの頭を持ち上げてウミガメの顔を覗き込みながら、クリを取り出した。

「エーン、美沙ちゃん。いたかったよー」

No.103[ノックスR]12月02日 22:3012月02日 23:55

クリがそういって半泣きになる。
その時。

頭にひらめくものがあった。

「ウミガメの……逆襲……!」

私はそのまま、「エイ!」とウミガメをひっくり返る。


美沙、と名付けられたウミガメ。
『ミサ ウミガメ』

ひっくり返すとーーー


『メガミ ウサミ』


No.104[ノックスR]12月02日 22:3112月02日 23:55

そして、そのウミガメの腹には、手紙が貼り付けてあった。

『宇佐美、クリへ』

その手紙をとって、読んでみる。
昔読んだ、お母さんの字だった。
取り留めのない事がいろいろと書かれていたけれど、私にとってはどれもかけがえのないものに見えた。


そしたら、その手紙の一番最後に、違うペンで書かれているらしい、文字が書かれてあった。

No.105[ノックスR]12月02日 22:3512月02日 23:55

『ありがとう
この言葉は、忘れないでね』

「エイ……」

そこで、私は涙が止まらなくなった。

「エイ! エイ! お母さん! お母さん!お母さん!」

No.106[ノックスR]12月02日 22:3612月02日 23:55

それから少しして、お父さんが早めに帰って来た。
どうやら今日が誕生日という事を覚えてくれていたらしい。

私はこの手がみについて話した。

「なるほど……あいつ、そんなイタズラが好きだったからなあ」

そこで、もう一つ頭にひらめくものがあった。

「ねえ、お父さん。お母さんのもとの苗字って……?」

「ん? ああ……『江井』だよ、『江井 美沙』」

[編集済]

No.107[ノックスR]12月02日 22:3812月02日 23:55

ミスですー [編集済]

(゜◇゜)ゞラジャ

No.108[ノックスR]12月02日 22:3912月02日 23:55

月曜日。

今日もまた学校が始まる。
いじめっ子もまた、私に攻撃してくるだろう。
でも、私はもう負けない。

ありがとうーーーこの魔法の呪文を胸に刻んで、今日もーーー。


「行って来ます。」


                                     ~fin~

お疲れ様でございます~

お疲れ様でございます ここで投稿〆といたします。
投票所はこちら ↓
http://enq-maker.com/gkC3iRM
それでは 投票を〆切ります(o*。_。)oペコッ
ご参加いただきありがとうございました。

今回は要素どころか問題文までヒドイじゃないかww

のお声をいただけたようで何よりでございます(=゜ω゜)ボー



女は目の前のウミガメの顔を覗き込みつつクリを取り出す

「エイ!」とウミガメをひっくり返した。



でした。はい。

それでは結果発表です。



最難関要素賞は・・・・・







Lennonさんの

綿棒と耳かきが喧嘩をはじめ最終的にティッシュが勝ちます

です。

(・_(・_(・_・。)ノ☆・゜:*☆【ネ兄】;:*:;゜:*☆ヽ(。・_・)_・)_・)



出題者としては、

登場要素が多く、情景が浮かばない綿棒、

登場要素が多く、分割のしづらいGLAY、

登場要素が・・というかどう見てもぷよぷよ

の三つ巴を予想しておりましたが圧倒的でしたw

やっぱり、1要素で複数要素を含むやつをいっぱい選びすぎましたw

ヾ(_ _。)ハンセイ…







続きまして、最優秀作品賞です





最優秀作品賞は・・・・・・







ノックスRさんの

おかーさんの魔法の話

です。

ヾ(´ー`)ノ。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆ Congratulations・・・



投票初日こそ複数の作品に1票ずつという混戦模様でしたが2日目からは

一気に他作品を突き放し、そのまま危なげなくゴールを飾りました

以前、シリアス1本vsお笑い複数 となったさいにお笑い票がわれたこともあったのですが、

今回は、他のシリアス作品群のなかでも頭ひとつ人気が高かったようです。

要素の難易度が高かったため、綺麗にまとめたその手腕も高く評価されたようです。



最後になりました。

今回最多票を獲得し見事シェチュ王の栄冠を獲得したのは・・・・









(⌒▽⌒)/゜・:*ノックスRさん*:・゜\(⌒▽⌒)

です。



シュチュ王獲得オメデトウございます。パチパチパチ o(^ー^)o☆o(^ー^)oパチパ



ということで、次回のMCをお任せしたいと思います。よろしくお願いいたします(o*。_。)oペコッ





今回は、問題文に書いたため&要素に「死にました」があったためかシリアスよりのものが

多かったかと思いますが、シリアスでもお笑いでも楽しめるのが創りだすの良い所。

今後ともご贔屓にお願い致します~



また、今回、アンケートのご意見の中に

最もしびれた要素の使い方賞

が欲しいというのがありました、これ、前々から私も欲しいなぁと思ってたものでして・・・

システム上、自動カウントは難しい(投稿数×要素数の選択肢が必要なため)のですが・・

できれば実現したいなーと・・MCさまに・・[壁]‥) チラッ



では、次回の【正解を創りだすウミガメ】までさようなら~ またお会いしましょう。





■以下おまけの解説ですw

■質問いただいたからには・・つかいますよ・・?全部

****というわけで出題者解答例ます(*'-')ゞリョウカイ♪

****解説欄の上限文字数超えたりしてw

◯1マンホールにウミガメがはまっていましたか?

◯2 コーヒーカップは宙に浮きますか?

◯3 警備員は拳銃を持っていますか?

◯4 UNKOを頭に乗せますか?

◯5 パリパリのパリジェンヌに嫉妬しますか?

◯6 ウミガメの下にエイがいましたか?

◯7 消しゴムのカスを鼻息で吹き飛ばしますか?

◯8 後日、ウミガメの産卵を目撃しますか?

◯9 耳からキノコが生えますか?

◯10 目覚まし時計が「オンギャーーーーー!」と言いま

◯11 女は『ファイヤー 』『アイスストーム』『ジュゲム』『ダイアキュート』などの呪文を唱えられますか?

◯12 ジャガイモと人参でボーリング大会を始めますか?

◯13 綿棒と耳かきが喧嘩をはじめ最終的にティッシュが勝ちますか?

◯14 新幹線のおもちゃが登場しますか?

◯15 「茶色なのはチョコレートがついただけなの!」って言い訳をしますか?

◯16 直立不動で5時間たっていますか?

◯17 ウミガメの逆襲は関係しますか?

◯18 コインロッカーにパンクロッカーを詰め込みますか?

◯19 女はテトラポットを見るだけで、それがどこの海のものなのかを言い当てることができますか?

◯20 頭文字がBSの何かがやってきますか?

◯21 靴を前後逆に履いてタップダンスしますか?

◯22 クリはクリップでしたか?

◯23 女は個性的な自己紹介をしますか?

◯24 思春期に少年から大人に変わるアレが登場しますか?

◯25 「カブったので編集します」は重要ですか?

◯26 女が持病の痔をこじらせて死にますか?

◯27 このシステム誤爆で何連投かしたら必ず採用されますよね?は関係しますか?

◯28 ウミガメという名の人間でしたか?

◯29 シャム猫を膝の上に載せ、ワインを揺らしながらGLAYを熱唱しますか?

◯30 大人の階段を登る君はまだシャンデリアですか?

◯31 いつやるの?明日でしょ!

◯32 カニバってるか判定が難しいですか?

◯33 正座しながら星座を見ますか?

◯34 田中はぐっすりzzz……と登場しますか?

◯35 倍返しですか?

◯36 リア充こと小島は登場しますか?

◯38 「28」が一番重要ですか?

◯39 田中は怯えつつ登場しますか?

◯40 一方その頃、竹取の翁は恵を探していましたか?

◯41 田中は浮気をしていますか?

◯42 ウミガメのライフはもう0になっていますか? ある意味ハイ。残りカウンターは0でしたすみません。



************************************************************



ここは中国は廣州白雲國際機場

【Guangzhou Baiyun國際機場】の看板を頭上にいただきつつ

1人の白人の女がチャーター機から降りてきた。

いや、よく見れば荷物持ちと思しき黄色人種の男も一緒だ。



女がカメラ目線で話し始める。

「ふっ私のことが気になるようね?私の名はアデリーヌ・ルパン。あなた達が知っているパロディのルパン三世ではなく

正真正銘 アルセーヌ・ルパンの3代目よ?もちろんフランス人。

まあ、イメージしづらかったら金髪白人バージョンの峰不二子を思い浮かべて頂戴♪あら?むしろ他人に例えちゃったら没個性的だったかしら?

今日は、始皇帝の秘宝ってのを盗みにそこの相棒?の田中とともに中国に来たってわけ。

まあ、相棒といっても、【石川五右衛門の子孫】っていうから剣の達人を期待していたのに

ご先祖が剣の道から浮気したらしくてまーーーったく戦闘能力がないから、雑用をやってもらっているんだけどね

ほら!田中!ちゃっちゃと荷物を運ぶ!」

「(。-ω-)zzz. . . (。゚ω゚) ハッ!寝てた

「ちょっと!寝てんじゃないわよ!」

「・・こっちは暗号解読とか頑張って眠いってのに・・」

「それだってよめるようにしたのは私じゃない!以前【竹取の翁は恵を探し出した】って言うから調査能力くらいは期待したのに」

「いや・・それは古文研究者として、別解釈を見つけ出したってだけで・・べつにトレジャーハントしたわけでは・・

あと、そこの「は」は通じないこともないが「の」の方が正しいから。日本語は正しく使うように」

「もー細かいわねぇ~」



そうなのだ。考古学者兼古文研究科をしていた私、田中のもとにこのルパンなる女が

ある甲骨文字の掘られたウミガメの甲羅を持ち込んだのがすべての始まりだった。

ルパン曰く

「この甲羅は北京のあるマンホール工事現場から発掘されたもの」なのだそうだ

まあ、イタリアなどのでは市内を掘れば遺跡に当たると言われるくらいだ。

中国だって、ほって遺産にぶち当たることがあってもおかしくはない、

私は興奮のあまり飲んでいたコーヒーカップを放り投げ解読協力を申し込んだ。



それから数日。ルパンに与えられたセーフハウスで解読を続けた私田中。

ルパンはその間、愛猫のシャム猫をひざにのせワイン片手にアメージング・グレイスなどを歌っている。いや、熱唱していると言ってもいいだろう・・

それくらい大声を出しても何の問題にもならないような豪邸であった。

(全く・・これだから金持ちってやつは・・)

バリバリのパリジェンヌたるルパンに嫉妬しつつ、

解読のため少しずつ甲羅の汚れを、綿棒と耳かきで落として行く・・

正直手先は器用な方ではない、右手の綿棒と左手の耳かきがぶつかって喧嘩を起こすことも度々だ。

ルパンはそんな私の顔とウミガメの顔を覗き込み、クリネックスのティッシュを取り出すと

甲羅を固定していたクリップを取り外し

「エイ!」っと雑に甲羅をひっくり返し、ティッシュでざっとひと拭きする。

「お!!おい!大事な歴史遺産が!!」

「こういうのはね!手先の感覚と度胸なのよ♪」



見ると、甲羅は綺麗に汚れが落ち、甲骨文字が解読可能な状態になっていた。

どうやら考古学者の腕よりも、盗掘者の腕とティッシュが勝ったようだ・・



と、とにかく、解読可能となった古文書を読み始める私。

「どうやら・・ウミガメの上の方には

『始皇帝の愛妾が痔病にて死去し、それを悲しんだ始皇帝が生きかえらせるための秘宝を得た』

といったことが書いてあるな、

中段は、どうやら記載内容がカブってしまっているようだ修正しようとしたあとが見える・・

下の方には・・『エイが・・栄華か・・?鋭牙・・?炎・・?吹雪・・?愛妾・・?』そんな単語が

よめるが・・どうもここは失われてしまっているようだなぁ・・文章にならん

お・・甲羅の中のほう、地図らしきものが見えるな・・??」

「そ・れ・よ!!!盗掘に行くわよ!!!」

「あ゛・・?盗掘!?せめて発掘といって・・まあ、いついくのだね?」「明日でしょ!」

即答だった・・こうして出発の準備として、甲羅の内部の地図を写そうとするルパン

乱暴に扱ったせいだろう・・甲羅は粉々に砕けてしまった。

「あああ・・重要な歴史遺産がぁ!」

「うふ♪ウミガメのライフはもう0だっんでしょ?私のせいじゃないわよ♪」

反省の色も0だった。





こうして、移動のため、空港から中国版新幹線(まあ、日本の新幹線と比べればおもちゃのようなものだ)

に乗り換えた私(田中)とルパン。珍しくルパンが真面目な顔で話しかけてきた。

BSが来たわね」「は?」

「Beijing Security company(北京警備保障) 通称BS、まあ、民間警備会社を装った特高警察ね。」

そういうルパンが指をさした先にいる警備員は拳銃・・いやアサルトライフルとでも言うのだろうか?

日本では見たこともないような大型の銃を携えていた。

始皇帝陵のあるという目的地につくまでの5時間、その警備兵は微動だにしなかった。

あんなプロの兵隊と事を構えるなんて冗談じゃない。私、田中は完全に怯えていた。



そんな私をルパンはグイグイと引っ張っていく・・まったく・・

今だってピクニック・・いやパーティにでも行くような服装だ。

大きなスリットのドレスに、まるでシャンデリアかと突っ込みたくもなるようなピアス、

メイクだってバッチリだ。まあ、茶色系の口紅ってのは、おしゃれに興味のない私にはよくわからないセンスではあるが・・

ちなみに先程の警備兵はルパンが一撃でのして・・パンクロッカーの格好をさせたうえにコインロッカーに閉じ込めてきている

なんで、着替えさせる必要があるのかは分からないが・・ルパン曰く

「ココらへんで視聴者に笑いを提供するようなシーンが必要なのよ♪」

だそうだ・・



こうして、ルパンに手を引かれ、始皇帝陵へつながっているという山奥の洞窟の入り口らしきところまで辿り着いた。

やはりここにもBSの警備兵がいる・・が、こんな山奥に不審人物が来ることもまれなのだろう

先ほどの警備兵に比べややゆるんでいるようには見える。

壊れかけのラジオを叩きつつ聞いているもの、

中華版iPad?のシステムのバグで「これ連投すれば必ず採用されるんじゃね?www」などとおどけているもの

酔っ払った挙句靴を逆、(左右かつ前後ぎゃくで、さらにそれを手に靴をはめて)タップダンスを踊るもの

比較的まじめに資料作成などの仕事をしているようなものでも鼻息で消しゴムカスを飛ばして遊んでいるようにしか見えない。

たしかに、緩みきってはいる・・が装備はやはり変わらず、一発でも当たれば即死するであろう大型銃を携えているのだ

素人の私におびえるなというのは無理なものだ。



そんな私にルパンが話しかける。

「あのね~あんな雑兵いちいち怖がってちゃあたしの相棒は務まらないわよ?」

「誰が相棒か!?」

「あんなのはねぇ野菜よ野菜!ジャガイモか人参とでも思っておけばいいのよっと」

そういって遠くに何かを放り投げるルパン。



着地したそれは彼女の愛用の(趣味の悪い)目覚まし時計だった。目覚まし時計が「おんぎゃー」と赤ん坊の鳴き声をあげる。

何事かと兵士たちがそちらへとかけていくスキを突いてルパンは私を洞窟の中に押しやった。



・・・中は迷宮のような遺跡になっていた。

目の前には「大人階段」と記載されている 注)大人:中国語で高官に対する敬称・尊称

どうやら、身分の低いものは登るな。という意味のようであるが。

ルパンはそんなことを気にせず、シャンデリアのようなピアスのまま「大人階段」を登っていった



ガコン!



何やら仕掛けを踏み抜いたような音がした。目の前から遺跡物の定番

大きな球体の巨石が転がってくるではないか!?



間一髪躱した我々の後ろのほうで、先ほど野菜にたとえた警備兵たちが吹き飛ぶ

「おージャガイモと人参が吹き飛んだ~ストライク~~♪」

ルパンは実に楽しそうだった・・



こうして迷宮を突き進み、我々は玄室と思しき場所に辿り着いた。

歴史の教科書でならったことがないだろうか?

始皇帝陵は、水銀で海を、金で島を再現し、天井には星空を再現していると。



だが目の前にあるものはそれをはるかに超えていた。

まるで衛星からみた地表としか思えないほど精緻に再現された海と島

もはやリアルに海水を充填させた小島としか思えない。

「あー、この島にあるテトラポットは台湾の海のものね~」

まさか・・当時テトラポットなどあるはずもない・・地球のミニュチュアがここにあるとでも言うのだろうか・・?

空も、正確に星空を再現しているとしか思えない、と言うか天井とは思えないのだ

本物の空を見ているようにしか思えない・・

まさか・・数千年前にこんな技術があったというのだろうか??



だが、ルパンはそんなことには目もくれない。

「おったから~おったから~生き返りの薬~♪」

そう言いつつ正面に鎮座しているようにみえる始皇帝像へと近づいていった。



正面にあった始皇帝像は正座をし、もう一人の女性上を膝にだいたまま慟哭するかのように天井の星座を見上げていた

「うーん、この子が始皇帝の愛妾・・かな?」

その背後には一人の男の人生を綴ったと思われるレリーフが飾ってある

どうやら、雪山を越え、火口に潜り、双牙を携えた巨大な獣を屠り、辿り着いたさきで求めた女性と再会したというストリーのようだ。

のを見上げルパンがひとりごちる

icestorm吹雪?fire炎?di-acute2つの角?・・・?Je t'aimeジュデーム=愛している・・・?

きゃーロマンチック!!」

なんだ・・意外と乙女チックな感情もあるんじゃないか・・そう思っていると

「再会したってことは生き返ったってことよね!?残った薬はどこ~~~?」

だそうだ・・



せかされるままルパンとともに薬を探すと、幸いな事に液体状態の薬が蒸発もせず残っていた。

ご丁寧に製法まで残されている

「えーっと・・製法は・・人の耳から生えるキノコ、始皇帝自身の指・・と・・と・・と・・」

「えー!?人肉入ってるのぉ?カニバリズムか判断に迷うわねぇ・・」



そんな会話をしていた所、背後から声がした

「はーーはっは、よくも私の部下をかわいがってくれたねぇ!お返しは倍返しだ!」



いつの間にか、玄室の入り口に陣取っていたBSの兵達が一斉に射撃を行った

「危ない!」

私(田中)はルパンを突き飛ばした・・瞬間視界が真っ赤に染まる。

どうやらやばいところを撃ちぬかれたようだ・・

ルパンが慌てた顔で薬を口に含む・・のが見えたような気がした。









気が付くと、ルパンが操縦する船の上に寝かされていた。

「う・・・ここは?」

「もう!弱いのに私をかばったりするから」

「そういえば・・薬は?」

「さあ?」



口元に違和感を感じてシャツの袖で拭ってみる・・茶色く色づいた。

「これは・・?」

「え・・?えーっと茶色なのはチョコレートがついただけなの!」

どう見ても彼女の口紅の色だ。まさか口移しで・・?

どうやら大きな借りができてしまったようだ。



こうして私は暫くの間ルパンの相棒として過ごすことになることを覚悟した。



「あ・・そうそう、次はウミガメの産卵が見に行きたいわね♪」

「へ?なんで?」

「実はね?カメハメハ大王の28番目の息子の子孫のウミガメってひとから、大王の遺産のネタがね!!

次こそ、海のカメハメハ大王の秘宝で逆襲よ~~♪



どうやら・・すぐ忙しくなりそうだ。



終わり。

13年11月25日 22:03 [Ratter] [★ホワイトハット]
相談チャットです。この問題に関する事を書き込みましょう。
シチテンバットー[質問王子]>>Lennonさん、ノックスRさんオメです! もう俺が勝つことは無いのか・・・っ[07日08時42分]
なつなつ>>Lennonさん、ノックスRさんおめでとうございます(*´▽`*)そしてRatterさすがですw次回も参加出来るの楽しみにしてまーすー皆様お疲れ様でした☆[06日20時19分]
水上[スープパートナー]>>出題お疲れ様でした! 久しぶりの全部のせw ラーメンじゃないんだからw Lennonさん、ノックスRさん、FAおめでとうございます![06日07時59分]
tsuna[ラテシンまとめ]>>MCお疲れ様でした&全部のせ恐るべしです(特にアメージング・「グレイ」スが好きです) Lennonさん ノックスさん おめでとうございました(でも受験生MC出来るのかしらん?)[06日00時21分]
Ratter[★ホワイトハット]>>解説と問題のところは #b# 等を htmlのタグに変換するように、1回PHPのプログラムを通すので、二重に#b# とかをかけていたり、プログラム的にエスケープ文字担っているような文字があったりすると 消えちゃうようですね~[05日23時01分]
みん[★デザイナー]>>Ratterさん、お疲れ様でした。ノックスRさん、Lennonさん、おめでとうございます^ ^チャットルームで絵文字を試したら、絵文字以降が全部消えた事があります。機種依存文字とかで消えちゃうのかもですね(*_*)[05日22時55分]
さしゃ>>ノックスRさん、Lennonさん、おめでとうございます~ヽ(*´∀`)ノ♪ Latterさんお疲れ様でしたぁ☆ そして圧巻の解説、凄すぎる。。。[05日22時50分]
BB弾[★オセロ強いね]>>Ratterさんお疲れ様でした。ノックスRさん、Lennonさん受賞おめでとうございます~[05日22時26分]
Taka[オセロ好き]>>らたさん、お疲れ様でした。ノックスさんおめですー!みんなレベル高くなってきたねw[05日22時23分]
Ratter[★ホワイトハット]>>よかったww解説欄の制限文字数に引っかからなかったようだ・・ でも以前どなたかがおっしゃってた、長すぎて解説消えちゃったー というのって、もしかしたらタグ二重バグにひっかかっていたのかもしれないなぁ~[05日22時16分]
天童 魔子>>ノックスRさんおめでとうございます[05日22時15分]
なつなつ>>Ratterさん、開きました!スペースが入っていたのかもしれません><ありがとうございます。投票しましたー![04日23時46分]
Ratter[★ホワイトハット]>>んー いまやってもちゃんと開きますんねぇ ”http://enq-maker.com/gkC3iRM” スペース等が入ってしまったりすると開かない場合がありえます。[04日22時47分]
なつなつ>>URLをコピペしてもなぜか飛ばないです・・・どなたかお分かりになりますか?[編集済] [04日21時53分]
シチテンバットー[質問王子]>>いつ投票したの?今でしょ![04日20時12分]
Ratter[★ホワイトハット]>>3作目 というか被った!といってたのは UNKO=the United Nature Kingdom of Oceans(海洋自然王国連合) という国家を頭上にいただく将軍 ウミガメ さんを登場させようとしてたのですよwもろしゃべるウミガメとして で、あー頭文字ねたがかぶったなー ということでしたw(半分程度考えてただけだったので できてたわけではないですね~[04日01時19分]
Ratter[★ホワイトハット]>>あ・・しまった・・ 今回 アンケートのむずい要素に「規定問題文が一番ひどかったw」 という項目を入れるつもりだったのすっかり忘れてたww[04日01時14分]
さしゃ>>投票しました~。Ratterさん、解説お疲れ様です。 え?ということは3作目いや4作目ですか? 頭の中見せて下さい*゚Д゚)*[編集済] [03日13時28分]
Ratter[★ホワイトハット]>>よし。解説用一応完成っと♪ なげえww[03日02時25分]
みん[★デザイナー]>>投票完了ですー[03日01時56分]
ikoano>>投票しました〜[03日00時17分]
Ratter[★ホワイトハット]>>さて・・ネタ被ったし1から考えるか解説(=゜ω゜)ボー[02日23時57分]
tsuna[ラテシンまとめ]>>投稿できなかったくせにもう投票しました[02日23時31分]
Ratter[★ホワイトハット]>>ギャグの多いふだんならツッコミを全回答欄いれてもいいけど ストーリーものだと無粋やね こんかいは メイン感想部いがいは ー にしておきますm(_ _"m)ペコリ[02日23時03分]
Ratter[★ホワイトハット]>>ほい~ 感想は後で書くとしてっと[02日22時44分]
ノックスR>>ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……終わりましたm(_ _)m[02日22時41分]
ノックスR>>すいません~、ちょっと待ってくださいー(T_T)[02日22時10分]
Ratter[★ホワイトハット]>>さて、〆ちゃっていいかな?おっと、記載中だね[編集済] [02日22時06分]
ノックスR>>参加します! 滑り込みセーフかな?[02日21時40分]
なつなつ>>被ってるか確認出来る時間がないのですが投下します!被ってたら、すみません!→終了しましたー![編集済] [02日17時09分]
みん[★デザイナー]>>参加します。今から投稿開始しますー。→終了しました。[編集済] [01日12時41分]
Ratter[★ホワイトハット]>>あ、次回司会るーるりょうかい。ご安全に~ 海賊に気をつけてな~[01日03時54分]
Ratter[★ホワイトハット]>>あ、やべwww解答用にとっといたのとネタ被ったwwww[01日03時17分]
水上[スープパートナー]>>投稿しましたよー。眠い。[01日02時35分]
ikoano>>私情で申し訳ないのですが、来週から半年くらいほぼログインできなくなりますので、私がもし(確実にないと思いますが)シェチュ王になったら、次回出題は次点の方に繰り上げて頂けるとありがたいです。[01日00時34分]
シチテンバットー[質問王子]>>投稿終わりました。支離滅裂www[30日10時49分]
さしゃ>>申し訳ありません。エンドマーク出してませんでした。すみませんでした。完了しております。[編集済] [29日23時52分]
Taka[オセロ好き]>>参加します。0時に投下します。さしゃさん、続きあったらゴメンね。→完了しました。やべえ全くおもろない。引きこもります。[編集済] [29日23時23分]
Ratter[★ホワイトハット]>>また、作品が完了していることが他者にも分かり易いように、末尾に「完」「おしまい」などのセンテンスを付ける事を推奨いたします。[29日22時49分]
Ratter[★ホワイトハット]>>なお、投稿の際は【ほかの方を待たせないよう、自分のPCや携帯で完成まで作成してから一気に張り付ける】という方法を推奨いたします[29日22時46分]
Ratter[★ホワイトハット]>>現在は一応最後の枠で修正でいくらでもたせるので問題ありません。まぁ私が回答入れなければですが(いつ修正されるかはわかりませんが)[編集済] [29日22時43分]
名無しさん>>さしゃさん投下完了しているなら雑談欄にて完了コメント入れないと次の人が投下出来ませんよ[29日22時35分]
シチテンバットー[質問王子]>>(颯爽とダンボールを投げ捨て)待たせたな!![28日20時49分]
Ratter[★ホワイトハット]>>今回の要素、それぞれの難易度もそうだけど、あっちを解消するとこっちが解消できず、こっちを解消するとあっちが・・ ってなるねぇ~ と書いてて思った。どうしても長くなるな。(=゜ω゜)ボー まとめもってどこまではいるんだろう?[28日01時24分]
Ratter[★ホワイトハット]>>エイ!ファイヤー、アイスストーム、ダイアキュート、ブレインダムド、じゅげむ、ばよえ~ん の順番だったような気もしてきた今日このごろ[編集済] [27日03時02分]
Ratter[★ホワイトハット]>>今回みんな早いなぁw コメント&良質チェックは 修正時間確保&見やすさ確保のため多少時間おきます~[27日02時10分]
さしゃ>>煽てられて木に上ってしまいました。ルールを守れているのかがすごく不安です。お目汚し失礼致します。[編集済] [26日16時31分]
なつなつ>>参加&投下しますー→終わりましたー。うまく小分けできずすみません!読みにくく、毎度長いのはお許しくださいましー[編集済] [26日14時18分]
ikoano>>死ぬ話は嫌いだからねwTakaさん。とりあえず投下します!→終わりました!ブラックシリアスにまとめたつもりですが、ダメだw[編集済] [26日00時14分]
Ratter[★ホワイトハット]>>でもこれ、「痔をこじらせて死にます」がTakaさんに嫌がられるだろうなぁ~ って早w てかいろいろひどww[25日23時41分]
天童 魔子>>なの「魔法少女なの!!」シャキーン[25日23時40分]
Lennon[質問王子]>>全米が泣いた!UNKO物語 12月25日初版発売。[25日22時46分]
水上[スープパートナー]>>毎回UNKOを出し続けて、ようやく成就しました(´・_・`)[25日22時39分]
ikoano>>確かにw >期待を裏切らない[25日22時37分]
Ratter[★ホワイトハット]>>その成長物語をUNKOとともに語られるってどんだけ不幸なんだ(=゜ω゜)ボー[25日22時37分]
ikoano>>24選ばれたら絶対に田中の成長記になってた[編集済] [25日22時35分]
Ratter[★ホワイトハット]>>採用基準はまとめもの通り。 2・4は必ず固定されるので・・ まあなんというか期待を裏切らない人だなぁw[25日22時34分]
Ratter[★ホワイトハット]>>まあ、ランダム というのは 私にとって「私が意図を加えてない」といういみで、裏ではシステマティックに選んだんですけどねw[25日22時31分]
ikoano>>15個出ましたねー。[25日22時31分]
tsuna[ラテシンまとめ]>>40 ぶち当たったら編集する準備だけはしてあります[25日22時31分]
tsuna[ラテシンまとめ]>>ランダムだから怖いですねw[25日22時29分]
さしゃ>>間に合えば参加させて下さい。宜しくお願いします。[25日22時29分]
ikoano>>あと2個かな?[25日22時27分]
tsuna[ラテシンまとめ]>>25 ダブったので編集しました[25日22時23分]
チクリン>>チクリン水産[25日22時21分]
Ratter[★ホワイトハット]>>かんげいいたしゃーす あとでちゃんと条件出すからねw[25日22時19分]
アマレット>>こんばんは、観戦させてください☆ 水上イズムw No.11、私最近まで、アイスストームをアイソトープだと思ってましたw[25日22時18分]
tsuna[ラテシンまとめ]>>OH!w その2[25日22時18分]
Dukas>>お邪魔します[25日22時13分]
ikoano>>水上さんならUNKOを拾うと信じていました[25日22時13分]
tsuna[ラテシンまとめ]>>OH!w[25日22時12分]
Lennon[質問王子]>>参加します[25日22時11分]
水上[スープパートナー]>>はっはっはw[25日22時10分]
Ratter[★ホワイトハット]>>歓迎しますwwwww あーあw想像通りww[25日22時10分]
tsuna[ラテシンまとめ]>>参加させてください[25日22時07分]
ikoano>>久しぶりに要素決めから参加します![25日22時06分]
水上[スープパートナー]>>というわけで参加します[25日22時06分]
天童 魔子>>参加します[25日22時05分]
Ratter[★ホワイトハット]>>というわけで、出しました~[25日22時04分]
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※条件:
№2 採用 それ以降は採用した質問番号から+2した番号の質問を採用
ただし、その人が一つ前の採用or二つ前の採用者だった場合は不採用としさらに+1。
・・・人が判定しているので、ミスが起こった場合は・・
起こっちゃったことの取り消ししないでそのまま採用/不採用w
田中は例外 15個目として出た段階で採用
※YesNo をいれてないでNoとか早い とか答えたものについてはカウントしていません。


■以下要素
1.コーヒーカップは宙に浮きます
2.UNKOを頭に乗せます
3.ウミガメの下にエイがいました
4.耳からキノコが生えます
5.女は『ファイヤー 』『アイスストーム』『ジュゲム』『ダイアキュート』などの呪文を唱えられます
6.綿棒と耳かきが喧嘩をはじめ最終的にティッシュが勝ちます
7.「茶色なのはチョコレートがついただけなの!」って言い訳をします
8.ウミガメの逆襲は関係します
9.頭文字がBSの何かがやってきます
10.女が持病の痔をこじらせて死にます
11.シャム猫を膝の上に載せ、ワインを揺らしながらGLAYを熱唱します
12.いつやるの?明日でしょ!ます
13.正座しながら星座を見ます
14.「28」が一番重要です
15.田中は怯えつつ登場します

■■■■■■■■■出題者の解答例その2w■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
女子ボクシング最軽量級チャンピオンである女は
今日も練習に励んでいた。

「ふぅ・・減量きっついわ~」

口には茶色いものが付いている。それを指摘すると彼女は慌てたように
ホットチョコレートの入っていたコーヒーカップを放り出し、言い訳を始めた。

「え!?これ!?えーっと・・これは・・茶色なのはチョコレートがついただけなの!」
・・・言い訳を考えた挙句一周りして正直に答えてどうする・・
とりあえず本気で減量する気はないようだ。

「だってしょうがないじゃない!女子ボクシング人気なさすぎて各階級1~2名しかいないんだもん!
私なんて、同一階級に誰もいないからチャンピオンだけど試合したこと無いのよ!?」

そうなのである、あまりの人気低迷にあえいだ女子ボクシング協会は人気回復の策として
いろいろやってはいるのではあるがどれも効果が今ひとつなのだ。

1つ。階級を男子と同じではなく独自にしてみた。軽い方から
ティッシュ級、綿棒級、耳かき級・・・ウミガメ級
おっと一つ飛ばした、ウミガメ級の下がエイ級である。
まあ、男子だって、フライ(ハエ)級とかモスキート(蚊)級とかなのだから
ネーミングセンスにグダグダ文句を言ってもしょうが無いが人気は回復しなかった。

1つ。ヘッドギアをファンシーにしてみた。個人ごとに好きなデザインにしても良い。というルールにしてみたところ
これは「きのこのっこーのこ」の会社がスポンサーになったりして少し効果があったが
しかし、ヘッドギアの耳からきのこが生えているのはあまりに衝撃吸収性が高過ぎるということで
没になってしまった。

1つ。レフリーも女性にして、10カウントもファンシーな言葉に変えてみた。これは未だに続いているルールである。

1つ。これが一番重要なのだが、男子と同じ10オンスグローブは殺伐としているのでブローブを28オンスにしてみた。
あまりに巨大なグローブは・・見た目はファンシーだったが、おもすぎてついていけない選手が続出
これが、選手の減少を招いた一番の要因であった。

そこに、ジムの会長が飛び込んできた。
会長「おい田中!試合ができるぞ!」
女→田中「え!?だって階級は!?」
会長「あまりに選手がいないので、柔道とおなじく無差別級の大会ができたんだ」
田中「・・・そんな無茶な・・で、いつやるの?」
会長「それが・・なぜか明日でしょ!」

急に決まった試合、田中は焦ってはいたが、2つ上の階級に唯一実力と名声を供えたチャンピオンがいることを思い出し
彼女と対戦ができるかも?そう思って参加を決めた。

彼女は一度もKOを食らったことがないボクサーとして有名で、
その頭上にはKOに否定の意味をつけ、「UNKO」という称号が輝いていた。

・・・大会当日・・・
組み合わせの結果として田中は1回線はシードされた。2回戦の相手は
「耳かき級チャンピオンのUNKOこと水上女史」vs「綿棒級の立役者レノン選手」の勝者となる。

これで、あのチャンピオンと戦える!?テンションの上がる田中。
ところが、1回戦は泥仕合となり、場外乱闘の喧嘩に発展したこの試合はノーコンテストとなり
田中は2回戦も不戦勝で勝ち上がった。

そうしてトントン拍子に勝ち上がった田中、決勝戦の相手は最重量ウミガメ級のチャンピオンである。
さすがに体重が50kgほどちがうと大人と子供どころの話ではない。田中は怯えていた。

棄権しようかと思ったが、試合がTV放送されることになり、BS1のTVクルーが会場にカメラを既に持ち込んでいる
既に引くに引けない。田中は腹をくくってリングに上った。


カーン
1ラウンド:
試合開始前のにらみ合い、相手をなめきっていたウミガメ級がゴングを聞き逃し、
「エイ!」と田中が奥の手して取り出した不意打ちがクリっと(クリティカルヒット)する。
たまらずウミガメ級がひっくり返った。

田中「こ・・これは・・かてる!?」

レフリーのカウントが始まる。
レフリー「エイ!ファイヤー、アイスストーム、ダイアキュート、ブレインダムド、じゅげむ、ばよえ~ん」

しかし、ここでウミガメ級が立ち上がる。

田中「うー、カウントばよえ~んで立ち上がっちゃうなんて・・」

2ラウンド:
2ラウンドからはウミガメ級の逆襲が始まった。
メガトン級のパンチが田中に炸裂する。
たまらず膝から崩れ落ちる田中。正座した状態となり、うつろな表情で天井の照明を見つめている
「う・・・星座・・??」
意識が朦朧としているようだ。

そこに声が聞こえてきた
「・・立て。立つんじゃよ。」
田中「え・・?ばーちゃん?去年持病の痔をこじらせて死んだんじゃ??」
婆「そんなことはどーでもいいんじゃよ。今から必殺パンチを授けてやるからな」
田中「え?必殺って・・殺したら・・せっかく作者が、深刻な人死を出さないように苦労して書いているのに・・」
婆「後要素1こなんだからメタ視点ネタとかはいいんじゃよ。ほら!スタンドアンドファイトじゃ!」

祖母の声に揺り動かされるように立ち上がる田中。そして次の瞬間、必殺のパンチが炸裂した。

崩れ落ちるウミガメ級。何やらヤバゲな痙攣を起こしている。

レフリ「やばい!脳に損傷があるかも!?TKOよ!!」

カンカンカンカン!!

こうして田中は優勝した。後味の悪い勝利であった。





田中「え?要素が1つ足りない? 大丈夫!」
こうして、パンチドランカーとなったウミガメ級の選手は、その後
お笑いコンビ北海キャンディーズを結成し、
シャム猫を膝の上に載せ、ワインを揺らしながらGLAYを熱唱
というネタで一世を風靡することになった。

めでたしめでたし?


■■■■■■■■■出題者の解答例その1w■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
女「もっと食べないと・・
え?何をやっているかって?あー大食いの練習なの。
大会が近いから胃を鍛えてるのよ。

え、なに?大会はいつやるの?明日でしょ!
だからあとは明日に備えて精神統一するからボクに話しかけないでね!」

そう言って、正座しつつ星座を眺め始める女。
精神統一を始めたようだ。
三毛猫とシャム猫とアメショが膝にのり、片手にはワインで
ノリノリにGLAYを熱唱しているように見えるのは
きっとアナタの気のせいだと思います。

そして翌日、大食い大会が開催された。
会場に居並ぶは全国各地から集まった大食い自慢たちである。
皆勝つためには必死だ。

今大会は、カレーのCoCo壱番屋が提供で行われているため
一回戦から決勝戦まで全てカレーで統一されているのだが・・

どう見ても頭にUNKOを頭に乗せているようにしか見えない奴もいる。
きっと周りの選手の食欲を削ろうということなのだろう。

大会司会者:「きみー、それは反則じゃないかね?」
UNKO人:「これはソフトクリームなの」
司会:「色・・」
UNKO人:「茶色なのはチョコレートがついただけなの!」
司会:「ならしかたないね」

どうやら参加が認められたようだ。
・・・
第一回戦、数多い参加者の中から目立つ選手を司会が(かつてギャル曽◯と名づけたように)アダ名をつけていく
司会「おお!あまりに体がでかくて持っているスプーンが耳かきのようだ!お前の名は耳かきだ!」
司会「おお!その細い体に大きな頭!まるでマッチ棒・・お前はマッチ・・はまずいから綿棒だ!」
司会「おお!その何も考えていないようなしゃべりっぷり!頭蓋骨の中に味噌じゃなくてティッシュがつまってるな!お前はティッシュだ」
女「えーー、もっと可愛いあだ名がいい!」
司会「うるさい!ティッシュ!」

・・・女と司会が何やらあだ名のことでもめている。その向こうでは耳かきと綿棒の喧嘩が始まったようだ
司会「おっと!物理攻撃は禁止だぜ!両者失格!」

こうして女はインドカレーが課題の一回戦を勝ち上がった

・・・
二回戦の課題は 1000倍カレーである。というか溶けきってない香辛料の山にしか見えない。

参加者「あのー、死んだバーちゃんの遺言で、辛いものだけは食べるなと」
司会「あー、それはそれは・・で、そのバーちゃんの死因は?」
参加者「辛いモノ食って、持病の痔があっかして・・」
司会「それはそれはご愁傷様」

こうして参加者が辞退してティッシュはまたまた勝ち上がった。

・・・
三回戦はシーフードカレーである。

各自のカレー皿の上には豪快にもウミガメが1匹 どーんと乗っかっている。
あまりの重さに、テーブルがたわみ、コーヒーカップが転げ落ち宙に舞う。
ティッシュ「これは・・さすがに^^; まーたべるけどね~」
そう言ってウミガメの顔を覗き込み、食べ始めるティッシュ。
「えー、この横にあるトゲトゲ・・クリだっけ?じゃまー」
そういって食べ終わったウニを皿から取り出し
「えい!」とウミガメをひっくり返す。

残るは普通のカレールーとライスである。とはいえ数キロはありそうな量であるが
それを物ともせず、一口で平らげるティッシュ、さすが幼稚園の頃から戦闘中の回復アイテムとして
1ターンでカレーを丸呑みし続けていただけのことは・・

ティッシュ「ネタバレ禁止!」

おっと・・こうしてティッシュは三回戦を勝ち上がった。

・・・
決勝戦
勝ち上がったのはティッシュとUNKOの人である。

UNKO「よくぞここまで!」
ティッシュ「うるさい!さっさとはじめよーよー」
UNKO「;;」

決勝のお題はシンプルに、相手がばたんきゅーするまで食べ続ける
であった。

しかし、既にティッシュのお腹はかなり満杯になっていた。三回戦で丸呑みにしたウミガメの逆襲であった。

ティッシュ「こうなったら、正体を隠すとか言ってられないね!『えい!』『ファイヤー 』『アイスストーム』『ジュゲム』『ダイアキュート』」
???「ぐ~~~~」

黄色い兎みたいなものが飛び出した。カーバン◯ルである!
え?カーバンクルって緑っぽい兎みたいなのじゃって?それはファイナル◯ファンタジーの方だよ君。
あまりに、(すでに20年近い?)放置されたカーくんは耳からきのこが生えてきている。

カーくん「ぐ~~~」
すごい勢いでカレーを食べ始めるカーくん。ぷよ◯よならともかく、魔導◯語時のカレー大好き設定など誰が覚えているだろうか?

UNKO「こうなったら、こちらも正体を晒すしかないようだな!」
バッ! マントを脱ぎ捨てるUNKO
UNKO「はっはっは!UNKOとは仮の姿。愛するカー◯ンクルちゃんがいるなら正体も明そうではないか、私はブラック・さた・・」

ティッシュ「あ!おまえは! さんた!」




・・・・

怯えた表情の田中「という、魔導物◯もしくはぷよぷ◯のしりーず28を出そうとおもってたのに、潰れちゃいましたねぇ会社・・・」
債権者達「あーーおまえはコン◯イル(ぷよぷ◯の開発元)の元取締役 田中!借金返せーー」

終わり。

なお、実在のアルル・ナジャ、カーバンクル、コンパイル社の田中取締役、巻UNKOのようなねじれた角の生えているサタンさまには
一切関係ありません。
Goodスープ認定
「Goodスープ認定」はスープ全体の質の評価として良いものだった場合に押してください。(進行は評価に含まれません)
ブックマークシステムと基本構造は同じですが、ブックマークは「基準が自由」なのに対しGoodは「基準が決められている」と認識してください。