【無茶振り三題噺4】何事もノリと勢いは重要!【ﾁ祭りだ!】

～ここはハワイ～

ｼﾁﾃﾝﾊﾞｯﾄｰ「いいぇあぇぇぇぇぇ!!!海だぜぇぇ!!!」

tsuna「・・・なんかお前、テンション高くね?」

ｼﾁﾃﾝﾊﾞｯﾄｰ「だって海外旅行なんて初なんだもん!!それに、ノリと勢いは重要だぞっ!!」

tsuna「・・・つーか何でタメg」

ｼﾁﾃﾝﾊﾞｯﾄｰ「よぉぉぉし!!!泳ごぉぜぇぇぇ!!!」

tsuna「・・・まあいいや」



BB弾「てか、俺泳ぎ疲れたんだけど～」

Lennon「ん～、じゃあ出るか?」

たぬきち「でも、このままホテルに行くのもなぁ・・・」

ｼﾁﾃﾝﾊﾞｯﾄｰ「お前たちっ!何を落ち込んでいる!!」

三人「いや、別に・・・」

Lennon「てか、その態度は何だ?さっきから?」

ｼﾁﾃﾝﾊﾞｯﾄｰ「海と言ったら、スイカ割りだろっ!!」

Lennon「いや聞いてねーし!少し落ち着け!!」

BB弾「でも、スイカっつーのはなぁ・・・」

Lennon「いや、何で乗り気?」

ｼﾁﾃﾝﾊﾞｯﾄｰ「そんなこともあろうかと!ちゃんとココナッツ用意してます!!」

Lennon「いや、頼んでねーし!ってかどうする?やるの?」

たぬきち「どうせならやる?」

Lennon「ん～じゃあやるか・・・」

天童 魔子「てか、棒はどうするの?ココナッツだぞ?」

Lennon「いや、いつの間にいたんですか!?」

天童 魔子「いつの間にって・・・『いや、聞いてねーし!』ってところから」

Lennon「あ、そうですか!スイマセン気付かなくてっ!!」

BB弾「でも、確かに普通の木の棒じゃ・・・」

ｼﾁﾃﾝﾊﾞｯﾄｰ「あ、普通じゃダメ?じゃあ金属バット」

Lennon「いや、それはちょっと危ないでしょ。万が一も考えて・・・」

BB弾「よ～しやろうぜー!!!」

Lennon「いや、聞けよ!ってかもうやる気?」

そんな喧騒から離れて、一人たたずむとーふ。

Lennon「ん?どうした?スイカ割・・・ココナッツ割りやんねぇのか?」

とーふ「・・・・・」

Lennon「なんか心配事でもあんのか?恥ずかしがらずに相談しろよ」

とーふ「うん・・・プリキュア録り忘れt」

Lennon「いくつなんだお前はぁぁぁぁ!!!!!」

ボカシッ!!



Lennon「おぅ、待たせたな」

ムク「あ、Lennonさん!・・・あ、あそこにある紅の塊は?」

Lennon「ああ、着色料を入れた豆腐だ。まあ、近づかないほうがいいけど・・・」

ｼﾁﾃﾝﾊﾞｯﾄｰ「でもさ～、このままじゃ、ちょっとツマンナイですよね～」

そう言うと、全員が一斉にLennonに視線を集めた。

Lennon「・・・ん?」



というわけで・・・

ｼﾁﾃﾝﾊﾞｯﾄｰ「ココナッツ割りをやっていきましょー!!!」

Lennon「いや、待て待て待て!!こんなの絶対におかしい!!」

そこには、ココナッツと、顔を残して生き埋めにされたLennonの姿があった。

Lennon「何で俺がこんな目に合わなきゃならねぇんだよっ!?おかしいだろが!!」

ｼﾁﾃﾝﾊﾞｯﾄｰ「だって、スリルがないと面白くないし・・・」

Lennon「いや、スリルとかの範囲超えてるから!バラエティじゃ済まないから!!」

ｼﾁﾃﾝﾊﾞｯﾄｰ「そこを頼みますよ、Lennonさ～ん」

Lennon「こういうときだけ敬語使ってんじゃねえよクズが!!」

ｼﾁﾃﾝﾊﾞｯﾄｰ「そこは体張ってくださいよ!三題噺宣伝部長として!!」

Lennon「いや、そんなキャリアねーし!つーか初めて聞いたわ!!つーかマジやめろ!!!危ないから!!」

ｼﾁﾃﾝﾊﾞｯﾄｰ「じゃあ行きますよ～」

Lennon「いや聞けよ!!つーかやる気?ていうか殺る気!?おい、お前らも止めろよ!!」

ムク「右!もっと右ぃ!!」

BB弾「そっち!・・・違う違う!あ、そうそう!!!」

tsuna「おしいおしい!もうちょい左!!」

Lennon「いや煽ってんじゃねぇよ!!何だこの謎の一体感は!?」

たぬきち「そうだ!声がするほうを行け!」

Lennon「だから止めろって!!・・・おい!目隠し取ってんじゃねえか!!つか何で俺のほう来るの!?ちょ、誰か止め」

ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア・・・・・





～帰国する時間になり～

水上「楽しかったね～」

ｼﾁﾃﾝﾊﾞｯﾄｰ「また来ようぜ!」

Lennon「・・・ココナッツなんて二度と見たくないわぁ!!」



こうして、日本に帰り、またいつもの日常が再開される・・・



はずだった。



Lennon「なんだこの嵐はぁぁぁぁ!!!??」

ムク「え!?ブログが荒れましたか?」

Lennon「いや、違うし!なんか嵐で大変なことに・・・」

ｼﾁﾃﾝﾊﾞｯﾄｰ「つーか、船運転してるの誰!?」

Lennon「お、俺だけど!?」



そう、今回の旅はクルーズだったのだ。

しかも、個人が運転する!!

一応、天気は確認したのだけれども、山の天気は変わりやすいっていうからねぇ・・・



Lennon「山じゃねぇし!!」

ｼﾁﾃﾝﾊﾞｯﾄｰ「何をツッコンでんだ!?」

水上「早くしろ!沈没するぞ!!」

ムク「え!?何ですか!?」

水上「救命ボートだ!!早く乗れ!!」

ｼﾁﾃﾝﾊﾞｯﾄｰ「あ、はい!!」

BB弾「え、でも・・・」

そう、救命ボートの定員は、ここにいる人の人数より1人足りないのだ。

ムク「ってことは誰か降りなきゃ・・・」

ｼﾁﾃﾝﾊﾞｯﾄｰ「誰って・・・誰が?」

たぬきち「その心配はない!!」

全員「!?」

たぬきち「みんながしっかり乗り込めるぞ!だって、BB弾さんは、ｼﾞｯﾌﾟﾛｯｸで・・・」

BB弾「うぎゃあああああああああああああ!!!!!!!!!!」

LEnnon「やめたげてよぉ!!大変なことになってるし!!すげぇえげつない格好になってるけど!?」



～漂流一日目～

ｼﾁﾃﾝﾊﾞｯﾄｰ「腹が減った・・・」

3000才「我慢しろ、ツナ缶があっただけマシだと思え」



～二日目～

ムク「もう缶詰もない・・・」

ｼﾁﾃﾝﾊﾞｯﾄｰ「なあ、ウミガメのスープ、分かるよな・・・」

Lennon「ああ、でもそれが・・・!!　ま、まさか・・・」

ｼﾁﾃﾝﾊﾞｯﾄｰ「ああ・・・でも、誰がなる?」



～三日目～

ｼﾁﾃﾝﾊﾞｯﾄｰ「とーふさんでよくね?」

とーふ「な、なんで!?」

3000才「やめとけ。主成分は大豆だろ?大して腹もちよくねぇよ」



～四日目～

ｼﾁﾃﾝﾊﾞｯﾄｰ「やっぱ、たぬき・・・?」

たぬきち「!?」

3000才「いやいや、たぬきを食うならたぬき汁だろ。水がねぇんじゃしょうがないだろ」



～五日目～

ｼﾁﾃﾝﾊﾞｯﾄｰ「もしやBB弾さん・・・」

3000才「バカか?BB弾は主成分鉛だろ?」

ｼﾁﾃﾝﾊﾞｯﾄｰ「いや、BB弾だからﾌﾟﾗｽﾁｯｸかと」



～六日目～

ｼﾁﾃﾝﾊﾞｯﾄｰ「しかたない、tsunaさん・・・」

3000才「いやだね。もう飽きちゃったよ」

Lennon「てか、あんたらぁぁぁぁ!!!」

2人「え?」

Lennon「何勝手に話し合ってんだよぉぉぉ!!!てか、3000才さん、ちょっとピントずれてるしぃぃぃ!!!」

3000才「ガヤガヤうるさいやつだな。よし、こいつ食おう」

Lennon「や、何で!?何で俺が!!!」

たぬきち「あんまりしゃべっちゃうと酸素が・・・」

ムク「そうだよ、ウルサイだけで邪魔ジャン」

Lennon「いや、ヒドい!薄情!!お前らってそんなやつかぁぁぁ!!!てか、年功序列で3000才さんじゃね?」

ムク「そうだ!若者には未来を生きる権利があるぞ!」

3000才「ウワ、そうやって人に押し付けるんだ、ナイワー」

Lennon「いや、さっきまでアンタがやってきたことだからね!!」



～七日目～

BB弾「た゛す゛け゛て゛ぇぇぇぇぇぇ」

ｼﾁﾃﾝﾊﾞｯﾄｰ「!!BB弾さんが悲鳴を・・・」

Lennon「当たり前だろ!七日間ずっとｼﾞｯﾌﾟﾛｯｸに入れられてたんだぞ!!かなりキツキツなんだし!!!」



～八日目～

ｼﾁﾃﾝﾊﾞｯﾄｰ「・・・・・」

Lennon「おい、どうしたんだよ、何言えよ」



～九日目～

ほぼ全員「・・・・・」

Lennon「おいお前ら・・・」



～十日目～

ほぼ全員「」

Lennon「おい・・・」



～十一日目～

全員「」



～十二日目～

???「おーい!誰かいるのか～～～!!!」

Lennon「・・・・・?　何だ?」

???「おーい!おーい!!」

Lennon「!　おい、みんな、救助が来たぞ!!」

とーふ「・・・!きゅ、救助!?」

ｼﾁﾃﾝﾊﾞｯﾄｰ「う・・・今何月何日?」

Lennon「いや、関係ないし!!早く乗り移れ!!」

みん(船乗り)「おーい!早くつかまれ!!」

皆「は、はぁい!!」

みん「ほら、この綱に!助かるのはいつなの?」

皆「・・・今でしょ!」

みん「よし、つかまれぇぇぇ!!!」

Lennon「いや、何だこの下りはぁぁぁ!!!」

みん「黙れ!重要なのは、ノリと勢い、そしてガッツが重要だ!!」

Lennon「こんなガッツなんかいやだぁぁぁぁ!!!」





～家に帰った後～

Lennon「はあ・・・俺って馬鹿なのかなぁ・・・」



ピンポーン



Lennon「いや、賛同せんでも!!・・・ん?インターホンか?誰だ?」



ガチャ



Lennon「? 誰だ?」

kirakoku(調査員)「はい、私こういうものでして・・・」

Lennon「だから、どういう?・・・警察手帳?警察なんかが俺になんか様か?」

kirakoku「いえ、警察ではございません。私は『伝統的特別世界的国家的活動』(Traditional Special Universal National Activity)促進組織というものです」

Lennon「・・・なんか『的』が多いな」

kirakoku「ええ、設立者がBAKAだったものでして」

Lennon「え、それ言っていいの?」

kirakoku「とにかく我々は、国家の安全に支障を与える可能性がある場合は、その対象を調査するのです。場合によっては、その対象者を射殺なんてことも・・・」

そう言って取り出したのは・・・

Lennon「・・・銃!?やめろ、撃つな、撃つなぁ!!!」

kirakoku「いえ、そんなことは今回はしません。ちょっと調査したいだけで」

Lennon「え、調査って・・・て、チョ!上がるな!!土足で上がるな!!!」

kirakoku「靴なんかでウルサイですね。上がらせてもらいますよ」

Lennon「いや!、チョ」



Lennon「つーか、何の調査?」

マックライク(調査員)「決まってるじゃないですか、船のことですよ」

Lennon「船・・・つーか、あんた誰!?」

マックライク「申し遅れました。私、あの人と同じ組織に属してます」

Lennon「う～ん、それ自己紹介にならないんじゃ・・・」

マックライク「それより、船のことですが・・・太平洋で沈んだこの船、所有者はあなたですね?」

Lennon「いや、そうですけど・・・」

マックライク「そうですか。それでは結構です。とりあえず、調査をしたいのですが・・・」

Lennon「いや、あれは事故でしょ?」

マックライク「いや、調査の結果、雑な設備であったことが分かりました」

Lennon「いやいやいや!あれ最新式だし!!」

マックライク「屁理屈なんか聞きたくないですね。下手すれば卑劣な犯罪につながりかねなかったのですよ」

kirakoku「あ、これは!?」

Lennon「どうした!?」

kirakoku「見てください!」

マックライク「こ、これは・・・」

Lennon「いや何って、ユベントスのユニフォームですよ?」

kirakoku「お、ユベントスが好きなのか?乙な趣味してるな」

Lennon「あ、ハイ・・・」

kiratoku「だが、ユベントスなんかより、エルシャーラウィのほうがすごいぞ。ユーベなんてクズだ」

Lennon「おいてめぇ!ユーベの悪口を言うなぁ!!あと、さりげなく永久推奨キーワード使うなぁ!!」

マックライク「好きなものがあるのはいいことだ。俺も好きな女の子を一途に思い続けて30年経つ」

Lennon「切ない!ソレは悲しすぎる!!」



kiratoku「・・・まあ一通り家宅捜索は終わったが、念のため任意同行してもらってもいいか?」

Lennon「いや、ちょっと待て!部屋荒らしまくった挙句、連行ってどういうこと!?」

マックライク「いやいや、任意同行だから断ることも出来るんだぞ」

Lennon「・・・って言いながら両脇ガッチリ捕まえてるよね!?どういうこと!?」

kiratoku「では行きましょう」

Lennon「いや、行くってどこへ!?せめて部屋は直しとけ!!おい、どこ行くんだよ!?おいぃぃぃぃぃ!!!!!」





**********************************************

ｼﾁﾃﾝﾊﾞｯﾄｰｰ「・・・という問題だけど、どう?」

皆「・・・解説長いわ!!」