だが、相手に断られてしまった。
女はそれならば、と思い、三千万円を用意して、それを差し出して、もう一度頼み事を申し込んだ。
相手は頼み事を受け入れた。
状況を推理せよ。
【ウミガメ】
女が頼みごとをした相手は男性ですか?
Yes! [良い質問]
3000万円は依頼料のようなものですか? [編集済]
No!
[編集済]
3000万円用意した女は何か買いましたか? [編集済]
No! [良い質問]
その頼み事は男女間でなければ頼めないことですか?
Yes! ただ、最近の海外だとそうでないこともあるとか・・・
お金のおかげで頼みごとを受け入れてくれましたか?
Yes! お金のおかげが強いでしょう。
三千万はお金ですか?
Yes こども銀行とかではありません。
銀行に入金しましたか?
Yes ただ、あまり関係無いです。
男と女の関係は重要ですか?
Yes! [良い質問]
頼みごとは「結婚してください」ですか?
Yes! [良い質問]
最初は何も一緒に差し出さなかったのですか?
Yes ただの言葉だけでした。
男性は三千万円をすぐに使いましたか?
No すぐに、というほどではありませんでしたが、早いうちに使います [良い質問]
三千万円という金額は重要ですか?
Yes 作中では大変重要ですが、設定的には莫大な金であればよかったのです。
女の容姿は重要ですか?
No
男性が最初に断ったとき、女の方に何か問題があって断られましたか?
No
三千万円は女が男に対して抱えている借金の額でしたか? [編集済]
No [編集済]
男は借金を抱えていたので、プロポーズを断りましたか?
No! でも惜しい! [編集済] [良い質問]
結婚詐欺 ますか?
普通に考えるとYesっぽいけど、Noなんです(>_<)
男が三千万円を何に使うかは重要ですか?
Yes! 重要です [良い質問]
女は女郎みたいな立場ですか?
遊女という意味ならNo
三千万円の使い道は結婚に関するものですか? [編集済]
No! 直接的には関係しませんが、間接的には・・・ [良い質問]
男は病気ですか?
Yes!! まとめちゃってください! [良い質問]
ええ!? えーと…男の病気の治療に三千万が必要だったが、男には到底払えない。そんな先行きの見えない状況で、女のプロポーズは受けるわけにはいかず、一度は断る男。しかし、女は再度プロポーズをする。今度は男の治療費と共に。…ですか?
Yes! まさにその通りです。解説行きます。 [正解]
私と彼は幼い頃からの付き合いで、その頃から彼はこの病気と格闘し続けていた。
私は、そんな彼を愛していた。
いつからかも分からないような、ずっと昔から。
「ねえ・・・私と結婚してよ」
彼の病室にお見舞いにきたとき、思い切ってプロポーズしてみた。
すると彼は弱々しく笑った。
「冗談言うなよ。俺と結婚してどうすんだ。・・・お前も知ってるだろ。今の俺の状態を・・・」
「でも・・・!」
「お前を、そんなすぐに未亡人にしたく無いんだよ!」
そう言われて、結局私はそのまま立ち去った。
私は知っていた。
彼がこのままではもう永くないことも。
彼の家庭が貧しくて、今入院できているのだって病院側の厚意だということを。
そして、アメリカで治療すれば治る見込みがあることを。
彼の家族が募金を呼びかけていて、かなりのお金がたまっていることを聞いた。
だが、それでもあと三千万、足りないらしい。
───私は覚悟を決めた
///
一週間後、私は再び彼の病室に行った。
彼は、前よりもやつれているように思えた。
私は単刀直入に切り出す。
「私と、結婚して」
「・・・またその話かよ。前にも言ったけど───」
彼がそう言うのは分かってた。
私は持ってきたバックを開けて、あるものを手渡す。
それは、預金通帳だった。
中身の金額は、ちょうど三千万───。
親や友達に必死に頭を下げて貸してもらったり、カンパしてもらったり、出来るだけ物を売り払って、ようやく作った三千万円だった。
彼もそれを見て、驚きの表情を浮かべる。
彼が何かを言いかける前に、私が制す。
「これ───」
「ハネムーンは! ・・・アメリカにしよう? でも観光地にはいけないかも・・・ごめんね」
それを聞いて、彼は全てを察した様だった。
すると、再び彼は苦渋の表情を浮かべる。
「でも・・・成功するとは限らない。いや、むしろ失敗する可能性の方が高い。それなのに! こんなお金・・・使えないよ。君を、悲しませたくないんだ・・・」
彼のその言葉に、私は完全にブチ切れた。
「いい加減にしてよ! 私はいやいや結婚したいんじゃない、好きだから結婚したいんだ!! そりゃあ、これであなたが死んだら悲しいよ!? すごく悲しい・・・でもそれは、それまでの日々が楽しかったから悲しむんだ! 嬉しかったから悲しむんだ!! ・・・何も出来なかったほうが、それこそ悲しいし悔しい。ねえ、あなたは本当にいきたくないの!?」
私が息も絶え絶えにそう言った。目からは涙が止まらなかった。
すると、彼も静かに泣き出して、
「いきたい。───いきたいよ・・・!」
と、呟いた。
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