のちらつくクリスマスの夜、とある男がレストランに入店しました。
席に着いた男は、ウェイトレスに尋ねました。
「すみません。この店に七面鳥の丸焼きはありますか?」
「はい。ございますよ。」
この返事を聞いた男は、自殺を思いとどまった。 一体、なぜ?
【ウミガメ】
男とウェイトレスは初対面ですか?
Yes! [良い質問]
クリスマスじゃないとだめでしたか?
Noですね。正直要素使いこなせてませんw
重要人物は男とウェイトレスだけですか?
Yes. 2人だけです
男の質問に返事をしたのは文中のウェイトレスですか?
Yes. この場に2人しかいないです。
七面鳥ではなくチキンでも問題は成立しますか?
Yes. 七面鳥もあんまり重要じゃないんです。すみません
自殺ができなくなったのですか?
No 自殺をやめました。
誰か死にますか?
Yes. 死にます。でもブラックじゃないですよ。 [良い質問]
男の職業は重要ですか?
Noです
この問題で死人は出ますか?
Yes. 俺のイメージ・・・orz
男はかつて海で遭難した事がありますか?
No. まさかのリメイクではないです
ハッピーエンドですか?
YesNo. 結局は・・・ [良い質問]
雪は関係しますか?
YesNo 寒いからレストランに入りました
ウェイトレスが女性であることは重要ですか? [編集済]
Yesです。男は・・・ [良い質問]
男は未来から来ましたか?
Now
レストランに暖房器具はありますか?
Yes. そこは重要ではないです
男はウェイトレスを殺しますか?
No. 殺人はありません
ウェイトレスに一目惚れますか?
うーん。恋ではないですが、そう考えた方がわかりやすいかな? [良い質問]
ウェイトレスは死にますか?
Yes. みんな死にます。ミスリード注意 [良い質問]
男は食事目的でレストランに入りましたか?
No. 誰もいないと思いました。 [良い質問]
七面鳥がなかったら「自分ひとりだけ」死ぬつもりでしたか?
Yes. ですが・・・ [良い質問]
死んだのは七面鳥ですか?
Yes. 七面鳥も死にます。
ウェイトレスと付き合うことになった?
Yesでおk。でもみんな死にます。
ウェイトレスの美貌に嫉妬しますか?
Noですねw
男が死にますか?
Yes. 男も結局死にます。 [良い質問]
ヒントよりもう少しで魔法使いになるとこだった?
No もっとシリアスなんです
ウェイターが対応していたら 男は死んでましたか?
YesNo 同じような対応だったら自殺はしなかったかもしれません。微妙なとこなので、考えないでください。
実は、男はすでに死んでおり、幽霊だった?
Noですw
世界滅びますか?
Yes!! 地球滅びます。 [良い質問]
出てきた料理の味は重要ですか?
No. きっとどんなものでも美味しい。
男は自爆テロをしようと思いましたか?
Noです
地球滅亡しちゃう?
Yes!! あと数週間という状態でした。 [良い質問]
おっと基本 オカルト・カニバリズム・非現実要素 のどれか存在しますか?
非現実に含まれるかな?
非現実要素ありますか?
同上
α-ケンタリウス星からの侵略の魔の手が迫っていた?
確かに自殺したくなるほど怖いですがNo
ウェイトレスは身代りになりましたか?
Noです 2人とも自殺しません
どうせ世界は滅ぶんだ…恐ろしい光景を見るよりは自殺しよう…ですか? [編集済]
YesNo 孤独に耐えられなかった感じです
その他の人間たちはすでに避難していたのに男は逃げなかったのですか?
No どこに行っても同じでしょう。
実は、その七面鳥はフェニックスで、炎の中から不死鳥のように(笑)よみがえりましたか?
嫌だー。でも頭はついてないんですよね?
世界滅亡前に自殺しようと思ったけど、彼女できたので最後の時まで一緒に生きよう ますか?
Yes!! 解説行きましょう。 [正解]
おなか空いたけどみんな生き残ろうと逃げたり、破壊行為をしている。その中で普通に営業しているレストランで心が休まりましたか?
No. レストラン営業してませんでした。
地球が滅びるということを登場人物たちは知っていますか?
Yesでした。
学者が「地球が滅亡する」と発表したのは、3ヶ月前だ。
何でも、彗星が地球に直撃するらしい。X-dayまであと1ヶ月を切った。
仕事を続けるような狂者はもうおらず、物静かな街は、覚悟を決めて終末を待っているように見えた。
最期の時を待ちながら何をするかは、人それぞれだ。
恋人とずっと一緒にいる者。犯罪に走る者。自殺する者。
男は終末宣言が出た日から、バイクに乗って全国を回っていた。
東京から太平洋側を西に向かい、九州で折り返して内陸を通って北へ。その後、日本海側を下ってきた。
最後に到着する東尋坊。家族を亡くした男は、孤独に馴染めず、ここで自殺するつもりだった。
あと一日で着く。奇しくも今日はクリスマス。
雪のちらつく夜、男は暖をとろうと比較的襲撃に遭ってなさそうなレストランに入ることにした。
鍵は開いていた。中を覗いても誰もいない。男は小さく開いたドアの隙間からゆっくりと入った。
かつて来店した客を暖めてきたであろう暖炉を覗き込み、火をつけ、近くの椅子に座る。
「あら、こんばんは。どちら様?まさかお客さん?」
突然奥から人が出てきて、声をかけられた。
男は悪戯が見つかった子どものように、しどろもどろになってしまう。
「え、えっと、すみません。この店に七面鳥の丸焼きはありますか?」
クリスマスでとっさに思い浮かんだ七面鳥だが、我ながら何を言ってるんだ、と思った。
きょとんとする家人。しかし、予想に反してふっと笑った。
「はい。ございますよ。」
さらに予想を覆す答えに、男は目をまんまるにし、口をポカンと開けたまま固まった。
「プッ、ククク・・・」
家人が俺の顔を見ながら悪戯好きな顔で笑う。
その反応に、からかわれたのか、と気づいた。
「あるわけないじゃない!あたしは昔ここでウェイトレスをしていたの。他に誰もいないし。スープだけならあるから、ご一緒にどうですか?」
「・・・ありがとうございます。」
久しぶりの、もはや懐かしいとすら言える会話に、男は胸がじんわりと温まるのを感じた。
もっと話したい。
どうせなら、最期まで生きぬいてみるか。
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