辺りが赤く染まる。それを見ながら、少女は液体の中で溶けかけていた。
(どうしてこうなったんだろう。好きだったのは、私の事じゃなくて、私の…?)
(それはそれで、嬉しいけど…やっぱり、ちょっと寂しいな…)
悲しげな少女の顔。
男はそれを見て、泣きそうな、済まさそうな顔をする。
そして、消えゆく彼女の唇に、そっとキスをした。
状況を補完してください!
最初のベールは厚め、クール(ヒント誘導)多めです!
登場人物は全員人間ですか?
NOかな? どこまで含めるかですが、重要と言える者には人間以外も含まれます!
男は人間ですか?
YES! 人間です!
ナイフというのは何かの比喩ですか?
NO 間違いなく、本物のナイフが刺さっていました!
少女が溶けかけている液体は血ですか?
NO! 血ではありませんでした
少女は人間ですか?
YES ミスリード注意!
問題に出てくる男は同一人物ですか?
YES 問題文中での男はすべて同一人物です!
男は怪我していますか?
YES というか、ナイフが刺さってます! 逆に、それ以外のケガはありません! [編集済]
彼女は氷ですか?
NO ですが、視点はいいかも!
キスと言うのは食べる時や飲む時に接触した感じですか?
NO 文字通り、キスしました。ちなみに解説最後でちょっとダジャレ入ります
その題材の特定は必要ですか?
YESかな? 有名な題材だけど、知らなかったら状況がわからないと思います
ファンタジー要素ありますか?
YES! ファンタジー要素のある題材を元にしています!
彼女はターミネーターですね( ̄▽ ̄)
タイプで言えば、2に出てきたT=1000ですね! NO
人魚姫は関係しますか?
YES! 早速来ましたね! でもまだまだですよ!
男と少女の関係性は重要ですか?
YESかな? 関係、というのはまだこれから…だったのかも
男は少女が好きでしたか?
YESNO 男にもよくわからなかったのかもしれません
アンデルセンの人魚姫ですね…イイハナシダナー
YESNO それだけだったら話は簡単ですが…
声が出せないのは関係しますか?
NO 彼女は「声」は出せます。ただ…
男は最終的に死にますか?
YES ナイフは致命傷でした
二本の足はありますか? [編集済]
日本の足はないなぁ。 二本の足ならあるよ! ちなみに「日本」もある意味関係あるよ
彼女=人魚姫でおk?
YES! まぁ「姫」でなくてもいいけど
彼女=ぽぽぽぽーん♪でおk?
むしろパパパパーン
不老不死は関係しますか?
YES! やっぱりふわさんにはわかったか!
歌は関係しますか?
YESNO 関係すると、彼女は思っているようだけど…
刺身は関係しますか?
YES 女体盛りも関係あるよ!
男=王子ですか?
YESNO 設定では王子とは書いてないけど、それでもOKだし、人魚姫でいう王子ポジではあります
男は自分で自分を刺しましたか?
YES ミスリード注意
人魚の肉を食うと不老不死になるというアレですか?
YES 関係しています!
つまり彼女は彼が歌目的で付き合っていると思った?あとからだ目当て
YES! そう思ったのはなぜ?
男は自分が不死になったか確かめましたか?
NO 男は自分のためではなく…
男は自分で自分を責めて、自殺しようとしたんですか?
NO 自殺ではなく…
男は人魚の肉を食べて、破裂しますか?
NO ふわさんのスープ美味しかったよ♪
男は人魚でぽぽぽぽーん♪ですね?
男は人間でスポポポーイです!
男には家族がいますか? 関係ないかな? [編集済]
YES! 大いに関係あります! いい質問です!
彼女は音程を失いましたか?
お、音程…っていうとなんかヤだな。音痴になったみたいw もうちょっと綺麗な表現で!
男は少女の人魚を不老不死になるために利用したが、少女のほうは自分はアンデルセンの童話の人魚のポジションだと思ってましたか? [編集済]
YES! ただし男の目的はもうちょっと詳しく!
彼女はおっさん声ですか?
NOw お魚だけに、声もおっさんかな?じゃなくて、声は普通に出るみたいね。
男は自業自得で死にましたか?
YES 自業自得でした!
妹か誰かが不治の病ですか?
YES! 設定では母親です!
少女は声帯を失いましたか?
NO 声自体は残りました!奪われたのは…
男はある女性の為に人魚の肉を欲していましたか?
YES! 母親のためです!
キスをしたのは不老不死目的?
NO 彼なりの謝罪の気持ちと、彼自身の(はっきりと自覚していなかった)気持ちからでした
問題の少女、彼女は同一じn(ry
YES! ずっと「元」人魚の少女です!
家族を生き返らせたかった?
NO 生き返りの効果は聞いたことないな~。病気の母親のためでした
彼女の身内の生物が男に何か言いましたか?
NO 人魚姫ではそうなんですよね。彼が自分を刺したのは、あくまで事故でした
言語を失った?声は出るけど。
もうちょっと詩的な表現かな?今回はまあり重要でないけど、彼女は、男の反応は「これ」を無くしたからだとおもっていました
母親の病気を治したかった?
YES!
もう人魚じゃないから不老不死関係ねーじゃん(´・_・`)
YES! そう思って焦って…どうやったら人魚に戻せると思った?
その二本の足を、自分の母親に・・・?
NOw なにそれこわい
足を切り落とす?
NO だけど、そうか、そういう結末もウミガメっぽくて良かったかもな~
かあちゃん!オラ人魚狩ってくるべ。→足あるじゃん鬱だ死のう
NO 彼はどうにかして彼女を人魚に戻そうとしました
絶望した!人魚じゃない!自害し候の巻ですね
No 彼は最後まであがこうとしました。結果、不幸な事故が…
海に突き落とす?
YES! 海に戻れば人魚に戻ると思って、海に引きづり込みました!
人間(自分)を生贄にして彼女を人魚に戻そうとした?
NO その発想はいいです!元の人魚姫だったらそのパターンです(血を浴びせたら元に戻れる)
ベルトを吹っ飛ばす?
No 仮面ライダーかい( ̄ー ̄)
二本の足を1つにまとめて、海に沈めちゃえ☆ ですか?( ̄ー ̄)
スマキですねわかります
3分待つ?
じゃあお湯が必要だ!
らみぱすらみぱするるるるるー って言えば変身解けるはずです!
逆さから読むと「スーパーミラー」なんだよね
血を抜けば戻るんじゃね?と考えた?
NOだけどなるほど、そういう見方もできますね
人魚と半魚人は上下逆なだけなのに…どうしてあんな差が?
オスとメスの差です
人魚姫って魔女か悪いやつがいなかったっけ?
YES 重要です!
海は広いな大きいなと思った?
NO 月は登るし日は沈むのです!
問題文の3、4行目が萌えポイントだと思う
ありがとうございます! では解説の方でも萌えて頂きたい♪
海に落としたら、泡になった?
YES! それでさらに焦ってしまったのです「消えるだって!じゃあ…」
水に入ると小さい黒豚になってしまった
らんまですね♪
取り合えず人魚に申し訳なかった?
YES 自分はナイフが刺さって助からない、人魚は泡となって消える…何もかも、水の泡。
もしかして魔女不在?
No いるのですよ。彼女から、あるものを奪って、薬を渡しました
人魚姫ってディズニーの話の中で唯一悲恋な気がする。。なんでだろう(´・ω・`)
でもリトルマーメイドってハッピーエンドじゃなかったっけ?
人魚とジュゴンが似てない件について
暗闇で、子供を抱いているところみたら間違うかもよ
抱きしめるふりして背中をナイフで刺そうと思って実行したが、泡になって刺さらず、自分の胸にぐさりんこ?
助けるふり、かな?実は彼、海中に網をしかけていて、彼女はそれに足を取られていたのでした
魚の尻尾を奪った?
「ふぇっふぇっふぇ、これで刺身が食えるわい」ってちがーう!
彼を思う恋の歌を失った?
YES! 「歌」を奪いました! ちなみに、これが次のスープに繋がるのです…
人魚姫→生意気だ 今日から名前は 魚女 だよ!
魚は「ひ」とも読みんですよね だから魚女で「ひめ」なのだ
楽しみにしてやんよ( *`ω´) 次のスープ
ども! ちょっと味整えてからだすね!
少し離れた岩場の上では、一人の少年が彼女の歌に聞き惚れていた。
「本当に、綺麗な歌声だなぁ…。ねぇ、近くに行ってもいい?」
「…ありがとう。でも、だめよ。人魚と人間は近付いちゃいけないの。本当は、こうやって会う事も禁じられてるんだから…」
「…そっか、かわりに一つお願い聞いてくれる?ボクの母さんのことだけど…もう、あまり長くないみたいなんだ。
死ぬ前に一度、キミの歌声を聴かせてあげたくって。よかったら明日、入り江の奥の浅瀬まで来てくれないかな?」
「前に言ってた、病気のお母さんね?特効薬が見つかったって聞いたけど…」
「今のままじゃ、それも間に合わなさそうなんだ。お願いだよ!」
「… 考えさせて。人魚が人里に行くなんて、許されないことだもの…」 少女は、そのまま海の中へ潜っていった。
少女が人魚の国に帰りつくと、姉たちが待ち構えていた。
「あなた、また人間のところに行ってたのね!もう庇いきれないわよ!」
「それどころか、人間に捕まったら見世物にされた上に、最後はとって食われちゃうのよ!」
「彼は、そんなんじゃないわ!母親思いの、優しい人よ…!」(…人魚と人間が会うのがいけないんでしょ!それなら…)
次に少女が向かったのは、岬の下の、海底洞窟。海の魔女の住み家だ。
不思議な力により、齢百年を超える老人と噂されている魔女…フードを深く被っており、その表情は見えない。
「おお。姫君かえ。お前の美しい歌声のうわさは、聞いておるよ」
「魔女様、お願いがあるの。…私を、人間にして!…好きな人がいるの。その人と、一緒になりたい…」
「ハッ!人間なぞ、信用できぬというのに…よかろう。だが代価として、お前の美しい歌声をもらおうか。」
「えっ…! それは…」 「歌声だけでいいんだよ。声その物は残してやるよ」
(彼のお母さんに歌を聞かせたかったのに…。…ううん、歌えなくても、精一杯お母様の看病してあげるべきよ)
「…わかった。歌声だけでいいのね?」
「代価はね。もう一つ、人間になったら、海に帰ってきちゃいけない。泡になって死んでしまうからね」
… そして彼女は、人間になる薬を手に入れた。 あとは、彼の言った入り江の近くで薬を飲めば…
その夜、少年は、入り江の近くで待っていた。が、人間となった少女を見て、驚きの表情を見せる。
「キミ…!ええっ!どうしたの!その足…!?」
「人間になったの。代わりに歌う事はできなくなっちゃったけど…でも、ずっと一緒にいるから…!」
「そんな…そんな!それじゃ、意味がないよ!元に戻ってよ!」(えっ…?どうして?歌えないから?)
少年の剣幕に、少女は恐れを感じた。歩きなれない足元がふらつく。 二人はもつれ合い、海に落ちた。
「ダメ!海に入ったら私、溶けてなくなっちゃうの!あぁ、何か絡みついてる…お願い、助けて!」
「なんだって…!?わかった、じゃあ、今すぐ…!」
少女を助けようとしてか、少年は懐から何かを取りだした。
だが、もつれ合ううちに、少女の足が溶け始めた。恐怖を感じた彼女は、必死になってもがく。
その時。何かのはずみか。少年が持っていた物が、少年の胸に突き刺さった。 「あっ…?」
それはナイフだった。少女の足に絡みついた物を切ろうとしていたのだろうか…。
海の水が、赤く染まる。少女は、もう半ば溶けてしまっていた。
(どうしてこうなったんだろう。好きだったのは、私の事じゃなくて、私の歌声…?)
(それはそれで、嬉しいけど…やっぱり、ちょっと寂しいな…)
悲しげな少女の顔。
少年はそれを見て、泣きそうな、済まさそうな顔をする。
そして、消えゆく彼女の唇に、そっとキスをした。
(まとメモ欄に続く)
その伝説を信じた少年が、病気の母親を治すために、人魚の肉を手に入れようと少女に近づきました。
頑なに近づくのを拒む少女に業を煮やした少年は、少女を浅瀬におびき寄せ、水中に隠した網で
捕まえて、短剣で殺そうと画策していました。…それなのに、少女は人間の姿で現れました。
…彼女の心も、体も、歌声だってどうでもいい。ただ彼は、人魚の「肉」が欲しかったのです。
人間の姿でも、元人魚なら霊薬の効果があるかもしれない。溶ける前に彼女を殺そうと短剣を取り出し…
もみ合ううちに、自分の胸を刺してしまいました。何もかも、文字通り水の泡。水泡に帰す…。
最後に、少年は彼女の溶けた水泡にキスをしました。彼も、根はやさしい少年だったのでしょう…。
ですが、少女も、少年も、母親も、誰一人助かりませんでした…。
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今回の物語は、人魚姫と日本の人魚の不老不死伝説をベースにしています。
「人魚姫」は魔女に声を奪われ、王子と結婚できなければ泡となって消える運命。
声が出せない人魚姫は王子に事情を説明できず、王子は勘違いから別の娘と結婚してしまいます。
姫が生き残る方法は、短剣で王子を殺し、その血を浴びる事。
姫は王子を殺すことなど出来ず、泡となって消えて行きました。
何も知らず人魚の肉を食べてしまい、若い姿のまま生き続け、何人もの夫に先立たれ、最後は
各地を巡って貧しい子供たちを助け続けた「八百比丘尼」という女性の伝説が日本にありますね。
「Goodスープ認定」はスープ全体の質の評価として良いものだった場合に押してください。(進行は評価に含まれません)
ブックマークシステムと基本構造は同じですが、ブックマークは「基準が自由」なのに対しGoodは「基準が決められている」と認識してください。