
その手とは、火がついた線香花火を持った手のことですか?

yes

カケルさんは怪我をしましたか?

no

手を振ったのは突発的な行動ではなく、カケルは火をつける前から元々手を振るつもりでいましたか?

どちらでも成り立ちますが、当問題の解説では突発的な行動としています。その方が僕は好きです。 [良い質問]

この線香花火とは、一般的に販売されている線香花火と考えて良いですか?

yes

カケル以外に重要な生き物は登場しますか?

yes [良い質問]

線香花火の火を消すための行動ですか?

yes [良い質問]

上下に振っても成立しますか?

yes 6を参照のこと。

遭難していますか?

no

火をつけたのは火薬が入っているほうですか?

yes

線香花火の反対側に火をつけてしまいましたか?

no

写真とか撮りますか?

関係ありません。

手に燃え移りましたか?

no

カケルは生命の危機に瀕していますか?

no

カケルの手に火がついたので、慌てて消そうとしましたか?

no

5より。人間ではない生き物は登場しますか?

no オリオンさんの質問の仕方、本当に好きです。 [良い質問]

5から 飼い犬か飼い猫ですか? [編集済]

no

カケルは幼い子供ですか?

noとしておきましょう。幼い子どもでも成り立つかもしれませんが。

きれいな花を見つけて燃やさないようにしましたか?

no

お母さんに火遊びするのを見られましたか?

no

カケルに向かって虫が飛んできたので、虫嫌いのカケルはパニックを起こし、虫を追い払おうとして手を激しく振りましたか?

no

息で吹き消したでも成立しますか?

yes

誰かが来たので、光や音でカケルが居ることを気づかれないようにしますか?

no

カケルは最初から線香花火に火をつけるつもりでいましたか?

yes

線香花火を見せたい人が近付いてきたのに気づいたので、一旦火を消して点け直したかったですか?

no

人間はカケルの身内ですか?

no(「身内」を血縁者と解釈して回答) [良い質問]

カケルがどこにいるかは重要ですか?

花火ができるような屋外です。

蚊は夏の害虫は関係ありますか?

no

15 もう一人の登場人物とカケルは恋人関係ですか?

no [良い質問]

重要キャラの人間は、カケルが線香花火に火をつけたとき、カケルの近くにいましたか?

yes [良い質問]

カケルはこっそり花火をしていましたか?

no

煙は重要ですか?

no

蟲共が光に集まり押し寄せてきますか?

no 15を参照のこと。

カケルと重要人物の二人以外に誰も出ませんか?

no モブキャラが他にも大勢いた方が自然です。 [良い質問]

お盆は関係ありますか?

no

28 片想いは関係ありますか?

yes [良い質問]

カケルの奥さんは重要キャラですか?

no 彼は独身です。

誰か死にますか?

no

体育館裏で他のヤツがタバコを吸っているのが教師にばれそうなので、煙を撒き散らして誤魔化しますか?

no

どちらが線香花火を長持ちさせられるかの勝負で、息子(もしくは娘)の花火が早く落ちそうだったので、負けてあげるために線香花火を振りますか?

no

もう一人は怪我をしましたか?

no

もう一人の人物が小さな子供で、線香花火に向かって手を伸ばしてきたため、カケルはあわてて危険を回避しようとして手を振り回しましたか?

no

線香花火以外の花火を誰かが持ってきましたか?

yesですが、真相の核心部分にはあまり関係ありません。

カケルの横で好きな彼女が、「その火が落ちてしまったら、わたくし、死んでしまうわ!」と言いましたか?

no

カケルの片思いの相手も、カケルと一緒に花火をしていますか?

yes! [良い質問]

蛍、関係ありますか?

no

線香花火に火をつけて明るくなったことにより誰かにきづかれましたか?

no

線香花火の火を一番長持ちさせられた人が勝ちね、という勝負をしており、カケルは好きな人のためにわざと負けてあげましたか?

no

カケルの好きな人が、カケルの直後に自分の線香花火に火をつけたので、カケルは好きな人に近づくための口実として線香花火を見に来たことにしたかったのだけど、自分が線香花火を持っていてはその口実が使えないので、あわてて消しましたか?

no

カケルと片思いの相手以外に、一緒に花火をしている人はいますか?

yes [良い質問]

44より 二人同時に線香花火をしていますか?

yes! [良い質問]

カケルは片想いの相手と一緒に花火を付けたいため、片想いの子の線香花火が先に落ちてしまったので自分も同じタイミングで落としますか?

no

どっちが最後まで線香花火が残っているか競争をしますか?

yes 「どちらが」というか、「誰が」ですが。 [良い質問]

近くへ来た人間以外の生き物のために火を消そうとしましたか?

no 15を参照のこと。

競争に負けた方がいいことがあるとカケルは思いましたか?

yes

沢山の人と52の競争をしていて、好きな子が線香花火を先に落としそうになったので、わざと落として負けた時の罰ゲームを被ってあげますか?

no

52から 線香花火を消すことにより、カケルにとってのメリットが発生するのですか?

yes

カケルの行動によって、得をする人はいますか?

no [良い質問]

カケルは片想いの相手を勝たせるために手を振り回しましたか?

no [良い質問]

片想いの相手にイジワルをして構ってもらいたかったですか?(小学生か)

no

第一回ガキの使いあらへんで チキチキどっちが最後まで線香花火が残っているか選手権をしますか?

no

罰ゲームは重要ですか?

no

線香花火の競争が始まってすぐに、消しましたか? [編集済]

yes

カケルの片思いの相手は、カケルよりも線香花火の火を長持ちさせられましたか?

yes [良い質問]

カケルの行動は目立ちたさからのものですか?

no 逆です。 [良い質問]

52より 恋のライバルはいますか?

関係ありません。

52より 今年のセリーグに鯉のライバルはいますか?

野球はジャイアンツしか知りません。

すでにカケルの片想いの子は線香花火を落としてしまっていますか?

no 落とさないよう一生懸命です。 [良い質問]

カケルは片想いの子と常に同じ花火を持っていたいと思っていますか?

no

片思いの相手は競争に勝ちましたか?

カケルとの比較だけで言えば勝ちましたが、全体での勝敗は関係ありません。

カケルの片思いの相手はそのとき浴衣姿だったので、早々に線香花火勝負を脱落することによって、カケルはちょっと離れた場所から浴衣の裾から覗く彼女の眩しい素足を眺めて満喫する作戦ですか?

うーん、違うけど正解!

カケルの片思いの相手が想いを寄せている人はいますか?

関係ありません。

64, 小学生だから好きな相手と二人で線香花火したら囃し立てられちゃいますか?

no

カケルは好きな子が線香花火を長持ちさせる邪魔をしたくなかったので、自分は早々に脱落しましたか?

no

カケルは片思いの相手の顔を見ていたかったので手を激しく左右に振ったのですか?

yes! 正解です。視線に気付かれず堂々と顔を見たかったということです。 [正解]

さっさと戦線を離脱して、片思いの相手の写真を撮るつもりですか?

うーむ、解説にはない「両手を自由にすることの説明」が付いているのでこれも正解としましょうか。 [正解]

あ、彼女が線香花火に夢中で、じろじろ見ても今なら気がつかないだろうと思ったので、早々に脱落して存分に一生懸命な彼女を眺める作戦ですか?

yes それな。70ではなくこちらを正解とします。 [正解]

この後カケルは、片想いの女の子と二人で一つの線香花火を持ちますか?

no きっともう二度と、彼女と接近することはないでしょう。
彼が好んでいたのは純文学で、エンタメ性の強い推理小説などはむしろ軽蔑の対象だった。
森鴎外や志賀直哉を心の友としていた彼には、当然友達は少なかった。
そんな彼に話しかけてきたのは、語学の授業で隣に座ったクラスメイトの女子だった。
「津久井君、これ訳せる?」
クラスといっても、高校のクラスのような交流があるわけではない。カケルはその女子の名前を知らなかった。
「この時制は仮定の意味。訳すと、"私が一輪のバラだとしても、あなたは振り向かないだろう"」
「あ、そう訳すのか。津久井君、頭いいね。ありがとう」
彼女がまっすぐ自分の方を見てきたので、カケルは咄嗟に目を逸らした。
彼女の名前を知ったのは、それから一週間以上も後だった。教師が彼女を当てたのを聞いて、カケルはすぐに、ノートの端にメモを取った。
「笠井さん」
下の名前はわからなかったが、彼はそれから心の中で何度もこの名前を呟くことになる。
「ねえ、カーとか、好き?」
ある日の授業終わり、笠井さんがそう話しかけてきた。
カケルは読んでいた文庫本を置いて、顔を上げた。
カー。車。カラス。
笠井さんのキラキラした目をまともに見てしまい、また本に目を落としながら、彼は考えた。
違う、車でもカラスでもない。この状況なら、ジョン・ディクスン・カー。アメリカの技巧派ミステリ作家だ。
読書家を自負するカケル、興味のないジャンルであっても、それくらいは知っていた。
「……『皇帝のかぎ煙草入れ』とか」
「おおー」
笠井さんの両手がカケルの肩を掴んだ。
「津久井君も、ミステリ好きだったんだ。いつも本読んでるから、好きなんじゃないかと思ってたんだよね。ねえ、一緒にミステリ愛好会、入らない?」
というわけである。
津久井カケルのキャンパスライフはその日から、バイブルと呼ばれるミステリの古典を読み漁ることだけに費やされた。もともと活字を読むのは得意なカケル、数ヶ月で、他の部員に引けを取らないミステリの知識を獲得していた。
親譲りの人見知りで、自分から人に話しかけることができないカケル。笠井さんとも、おしゃべりできるのは彼女の方から話しかけてくれた時だけだった。今では笠井さんをも凌ぐくらいの知識量を持っているが、そんなわずかな時間では、話したいことの十分の一も話せなかった。
そのまま、4年生になった。
サークル活動の最後を飾る、夏合宿。
合宿とはいっても、みんなで避暑地に宿泊してひたすら飲んだり読んだりするだけのお気軽な小旅行だ。
カケルは本を読みながら、笠井さんと話した時間のすべてを思い出していた。きっと合計しても2時間に満たないほどの思い出は、彼の中で何度も何度も、クリアな映像で再生された。
この合宿が終わったら、みんな、バラバラになる。笠井さんとはきっと二度と話すこともないだろう。
線香花火みたいだと、彼は思った。
「花火やろう」
誰かが言った。合宿最終日の夜だった。
みんなで海辺に集まって、持ち寄った手持ち花火に火をつけた。
カケルはちらりと横を見た。花火を持って目を輝かせている笠井さんがいた。彼女は視線に気づいたのか、カケルに向かって微笑んだ。カケルはすぐ目を逸らした。
たくさんあった花火も残り少なくなった。最後にみんなで線香花火をすることになった。
「最後まで落とさなかったやつが優勝な」
輪になって、一斉に火をつけた。
細かく震える火の玉を見て、カケルはさっきの連想を思い出した。
咄嗟に、線香花火を持った右手を素早く左右に振った。
落ちていく火の玉を見届けると、彼は顔を上げて、見回した。
その目はすぐに、笠井さんの姿を見つけた。
彼女は一心不乱に線香花火の先を見つめていた。
仄かに照らされる彼女の顔は、美しかった。
手元の火は弱々しく震え、今にも落ちてしまいそうである。
彼はいつになく強く願った。
その儚い光よ、どうかもう少しだけ。
【要約解説】
カケルはみんなで線香花火をしていた。
視線に気付かれず片想いの女性の顔を見つめるために、
彼女の花火が終わらないうちに自分のを振って終わらせた。
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