
在狩野町一丁目の便利屋ブルーズゲートで働いている一介の若者だ。
今日はお得意さんからの依頼で、子守をしている。
対象は「かずゆきくん(5」)」と「かずなりくん(1)」だ。
わんぱくざかりの困った坊や……というのはのちのち詳しく話すとして。
この、お兄ちゃんの方、かずゆきくんと遊んでいると、ある相談事をしてきた。
「秘密基地をつくったんだけど近くのおやしきにすごく可愛いお姉さんがいるんだ。
あの子の事が知りたいんだけど、お兄ちゃんなんとかなんない?」
このマセガキ、というか、なんでみんな俺に好きな人に関する相談を持ってくるんだとか言いたいことは色々あるんだけどな。
まあ、子供からの依頼を断れるような大人じゃないもんで。
いっちょかずゆきくんに話を聞きながらその女の子について解き明かしていきたいんだが……また協力してくんねーかな?
(4種エンドあります)
(「」つきがかずゆきくん、なしがオトの発言です)
【亀夫問題】

かずゆきくん、お姉さんって何歳くらい?

「わかんないけどちょっと年上かな~」
小学生かな?…年齢以外のことはいいのか?
[編集済]

かずゆきくんとかずなりくんについて教えて。

「うんわかった~」
とは言ってもメモに書いた以上のことはないんだけどな
ついでだから、彼らの家庭についてもメモっとくか。
[編集済]
[良い質問]

秘密基地の場所って聞けますか?

「神出山っていう山の中。近所の小学生になるお兄ちゃんが連れてってくれたんだぜ」 それについてもまあメモっておくかな。

通信ってどのような仕組みを使うんですか?

知らない。 よくわかんないんだよな~ 幽霊の声だと最初思ってたくらいだし。あまり細かいことは気にすんなだぜ。

女の子って外見はどう?

「黒いかみで、色が白くって、最初ユーレイかっておもったくらいだったけどさ。顔ちっちゃくって赤いリボンがすてきなんだぜ。よーちえんで一番かわいユリちゃんよりかわいいよ。いつもおうちの二階で外をみてるんだ」 …それ、ユリちゃんに言ったらダメなやつだからな?

かずゆき君、女の子って外で見たことはないの?

「ないよ! いっつも同じ場所にいるんだ」 [良い質問]

女の子の家はどんな感じ?

「ひみつきちの近く、山の中にぽつんって感じであるんだぜ。二階建て四角くて。帰り道に見上げるとな、いつも目があうから手をふるんだぜ!ふりかえしてもらったことはないけどさ…」 [良い質問]

かずゆき君、彼女ちゃんと生きてるよね(震え声)?

「え?きかれてもわかんないよぅ」 彼女のことしらないからこうしてプリン2個で俺を働かせようとしてるんだしな。

女の子が咳き込んでたり、何処かか痛そうな顔をすることはある?

「わかんないよ。帰りにちらっとみるだけだもん」

女の子の家族らしい人を窓から見たことある?

「そういえばないなあ。おかあさんとかおとうさんとかどんな人なんだろう。…ってゆーかさ、あのやかたでほかの人みたことないなぁ」

彼女の苗字知ってる?表札とか見れば分かると思うんだけど

「苗字?ひょーさつ?…そんなのなかったよ」

あの、秘密基地とか館に移動できますか?

一歳児が寝付いたばかりだからなあ。 もしあれだったら、一人動かせるのがいるぞ [良い質問]

知り合いのかたについて教えてください。

今日オフの、BG社員。気にするな。知り合いだ。変なやつだが、場合によっては二度と出てくることはないからな。

知り合いの方に家まで行ってもらいましょう

『わかったにゃあ!…ダメみたいだお。表札なし。電気メーター回って無し。インターフォンは多分線が切れてる。誰も今住んでる感じじゃなさげ。鍵は勿論閉まってるし。いざとなりゃ突入してもいいけど、判断はオトくんにまかせるよん☆』
ふむ、突入するならそれなりの根拠が分からないとダメってことらしいな。
[編集済]
[良い質問]

秘密基地にも行ってください。

『結構近いにゃあ。館からはちょっとよらないと見えない位置にある。結構しっかりしているにゃあ』

今日も彼女は窓辺にいますか?

『うーん、暗くてあんまり見えない』「一週間前にいった時はいたんだよ」

館の窓は彼女が見てる窓以外にありますか?

『話しにきいたのよりいくつかあるけど、下手に踏み込むと不法侵入で逮捕されちゃうにゃあ…。それにしてもこの山にこんな屋敷があったとは』 [編集済]

秘密基地に何か役に立つものありますか?

『子供のおもちゃばっかりだにゃあ。でもこの山につくってよく怒られなかったものにゃあ』

この山や周辺は何らかの事故や事件の噂があったり、何らかの伝承があったりしますか?

いや、そんなことはなかったとおもうけど。元々とある歴史学者が買った山だったんだ。何年か前に山ごと誰かが購入したって話はきいたな。もしかしたら館はその人のかも。 [良い質問]

念のため……このあたりで幽霊騒動とかオカルトな噂って聞いたことはあります?

そんな噂はないが……数日前近くの小学生がいなくなったのはきいた。

塚井出さんの家を片付けて、かずなりくんを起こしましょう。

いや、寝たばっかりだからおこせない。ただ、清掃はしとかなくちゃ…ん?これは? [良い質問]

21 何があるんですか?

んん、テレビの傍に二冊本が落ちている。現代モダンって週刊誌と、新聞の切り抜きが貼られたスクラップブックだ。…時間的にも目を通せるのは一つかな。どっちがいい? [良い質問]

知り合いの方って何者?

社員社員。

現代モダンでお願いします。

OK。…古い雑誌だな。でも最近まで丁寧に保管されていたようだ。巻頭インタビューのページの角がおられている。内容はまとメモにおいて置こう。…紅井紋次郎…? [編集済] [良い質問]

雑誌のインタビューに「山の中に家を買っちゃったよ。」ってありますが、堀井手家の近くですか? [編集済]

『…ちょっと調べてみたら、山かったのが紅井紋次郎にゃあ。この家、紅井家ってことで間違いなさそうだにゃあ』 [編集済] [良い質問]

オトさん、雑誌見る限り、女の子の正体は人形の可能性があるみたいですがいかがですか?

そうだな。けど、人形師の人って、一年前から作品作り停止してるんだよな… [良い質問]

7 目が合うっつーことは、メモに"眺めている"って在ったけどかずゆきくんを見つめていたっつー認識で良いんすかね?

わからん。

紅井さんについてもう少し調べてください。

ふむ…ラテペディアによると、一年ほど前から作品を世に出さなくなってきたらしい。住むところは誰にも内緒だったようだ。生死不明。まあ、家はあの館で間違いないっぽいけどな。

社員さん、都合よく双眼鏡とか持ってないですか?

『ないにゃあ。…踏み込む理由をこじつけてくれりゃ、踏み込んでみせるけど?そこらへんはオトくんの采配に任せるにゃあ

紅井さんについて情報がほしいので館に入ってもよろしいですか?

『情報……でもしもの場合警察をごまかせるかにゃ?』

スクラップブックにはやっぱり目は通せませんか?

ちょっと難しいなあ 「勝手に見ちゃダメなんだぜ!」

紅井さんは動く人形に驚いて心臓発作を起こしたのでは?それなら作品が最近出ていない理由が説明できるかも・・。

『中で倒れてたら大変だよね!それじゃあ中に突入するのも仕方がないにゃあ!…館は外で見た通り二階建てだよん。どこを調べる?』 [良い質問]

家の見取り図なんかはありませんか?

『まあ、個人の家だからにゃあ。けど、一階は水回り系、二階に部屋が集中してるみたいだにゃあ。もちろん、オトくんの依頼人が女の子を見たって部屋もわかるけど』 [良い質問]

まず念のため1階を一通りお願いします。

『すごいもんだにゃあ。きれいなお人形さんがたくさん。ちょっと怖いくらい。ほこりがつもって、しばらく誰も過ごしてないだろうってのはわかるにゃ』

秘密基地はいつぐらいに造ったんすか?

「わかんない。小学生になった近所のお兄ちゃんたちも前のお兄ちゃんたちにつれてってもらったっていってたし」

女の人を見掛けるようになったのは秘密基地を造ってからどれぐらい経ってからすか?

「前につれてってもらったのは結構前だよ」

じゃあ2階行ってみようか

女の子がいた部屋にいってもらおうか。
『にゃにゃー!…老人が、たくさんの人形に囲まれたまま倒れているよ。死んでしばらくたっているだろうね』
『窓際に精巧な白磁の女の子の胸像が置いてある。依頼人がみたのはこれだろうにゃあ』
「お兄ちゃん、電話の人、なんて?」
…なんて伝える?
[編集済]
[良い質問]

とりあえず、かずゆきくんを館まで行かせることはできますか?

1歳児連れてるし、留守番ってことで仕事の依頼うけてるからなあ、ありのまま伝えるか、人形だったことをふせるかだぜ。 [編集済]

かずゆきくん、女の子が人間でなくても気にしない?

ありのまま伝えるってことでいいか?

「万が一、仮に、人間じゃなかったらどうする?」的な言葉を前置きとしておいて、ちょっと確認してみて! [編集済]

「うーん、怖いのはやだな」 (((≡□♀□≡))すでにバッドエンドルートにはならないのでお好きな方でどうぞ)

じゃあ人形の件は伝えないでおきましょう。

謎の少女のまま…か、それも。ありかもしれないな [正解]
①週刊誌を読み、館の持ち主が人形師であることを暴き、死んでるかもしれないと突入させる。
②彼女が人形だったことをふせ、嘘をつく。
「どうやらお人形師の人、亡くなったみたいだ。病気だったんだけど、お見舞いにきてたらしい。
だからきっともうあそこにはこないだろう」
嘘をついた。きらきらと純粋な顔を見せる少年に、あれは人形でしたとは言いにくい。
本当の事を言ってもよかったのかもしれない。子供のころの話だ。いつか笑い話に出来るかも知れない。
けど、なんとなくもう少しだけ夢を見させてあげたくなったんだ。
俺の言葉を聞いて、かずゆきくんはさびしそうな顔をした。
「どこに行っちゃうの?」
「遠いところさ」
「会えないの?」
「……だと思う」
かずゆきくんはそっかあ、と呟いて、おもちゃを一つ握りしめた。
彼にはあわない、可愛らしいものだ。
「……これ、あの子にわたしたかったんだけどな」
彼女へのプレゼントだったらしい。
俺はそっと頭を撫でてやった。
謎の遠くに行ってしまった少女。いつか真相を知ったとしてもその恋心はいい思い出になればいいな、と無責任かもしれないが、そう思った。
TRUE END
そのほかエンド
FUTURE END
①週刊誌を読み、館の持ち主が人形師であることを暴き、死んでるかも知れないと突入させる。
②彼女が人形だったと正直に伝える。
BADEND二種
→スクラップブックを読んだなら
#b#俺#/b#(オト)
不思議な事がたくさんおこる町、在狩野町の便利屋BG社員。
現在子守&留守番中。割と町には詳しいぜ。
『通信』のチカラで皆と会話してるぞ。ちなみに、これで会話している内容は他の人にはきこえてないらしい。
なにか聞きたいことがあれば俺を通して頼むぜ。
持ち物:スマフォ、手帳等。
#b#塚井出 一行#/b#(かずゆきくん)
わんぱく5歳のマセガキ。そろそろ小学生になる準備中。
何度か彼のお守りの仕事をしたことがあるため顔見知り。
子供らしく下手にナイーブなところもあったりする。
弟の世話をしたがるあたりお兄ちゃんなのかもな。
弟のかずなりくんは1歳になった。今は睡眠中。
#b#塚井出家#/b#
便利屋BGのお得意さん。
ちょっと大きめのお家だが、それなりに忙しいようだ。
雑誌や新聞おもちゃなどがそこかしこに散らばっており、清掃も仕事の一環である。
その分金払いは良いです。あざっす。
ママさんは三十路。いうと怒られる。
#b#彼女#/b#
名前不詳。年齢不詳。
黒い髪に白い肌。
かずゆきくんが作った秘密基地の近くの館の窓辺にいる深窓の令嬢っぽい女の子。
いつも外を眺めている。
#b#秘密基地#/b#
山の中に昔近くの小学生がつくったらしい秘密基地がある。
廃材を駆使してつくられたらしいが丈夫。大人にわからないよう迷彩がほどこされているとかなんとか。
#b#館#/b#
山の中にひっそりとたたずんでいる大きな家。四角い。
窓辺には「彼女」がいて、特に見るもののない山を睥睨している。
#b#週刊誌:現実モダン 2014年6月号#/b#
保存状態は良い。
人形師紅井紋次郎巻頭インタビュー!氏が人形作りに込める思いとは?
紅井:人形は我が子同然ですから。そりゃあもうお嫁に出す(売り出す)のは惜しいですヨ。
娘ですからボクにしてみたらどんな顔でも可愛いもんですが、どうせなら誰からみても可愛いって、綺麗だねって言ってもらった方があの子たちも、ボクも嬉しいじゃないですか。
――家族、ですか。
紅井:うん。ボクはねぇ、結局家族には恵まれなかったものだから。人にしてみたら爺さんのクセにお人形で家族のままごとして気持ち悪いヤツだなって思われてるだろうネ(笑い)
――お嫁に出される前の人形と暮らしてるとお聞きしましたが。
紅井:そうだよ。創ってる途中の子や、その売りに出すことが決まった子なんかは特にね。山の中に家を買っちゃったよ。
静かな場所でネ。最後に暮らすにはとてもいい場所さ。99年経たないと人形って魂が宿らないでしょう。その頃にはボク死んじゃってますから(笑い)
ちょっとだけでもネ。人間みたいな人形って、技術だけじゃやっぱりどうしてもできないと思うんだヨ。だからあの土地柄にかけてみた。
おもちゃのチャチャチャみたいに夜中に動き出しちゃったりしたら面白いなって……まあ実際に動いたら心臓発作起こしちゃうかも知れないケド(笑い)
「Goodスープ認定」はスープ全体の質の評価として良いものだった場合に押してください。(進行は評価に含まれません)
ブックマークシステムと基本構造は同じですが、ブックマークは「基準が自由」なのに対しGoodは「基準が決められている」と認識してください。