動画内など、他所でラテシンの問題を扱う(転載など)際について
ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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Live voice

レコーダーから聞こえてきた音は、女の笑い声であった。

その声が幽霊のものではないと分かったのに、男は背筋が凍る思いをした。



状況を説明してください。

16年03月16日 00:26 [ノックスR]
【ウミガメ】

ライナー&シンディの冒険その2

ラテシンストーリー
No.1[かもめの水平さん]03月16日 00:2803月16日 00:32

女の笑い声は聞き覚えのある声でしたか?

No!!

No.2[かもめの水平さん]03月16日 00:2803月16日 00:32

そのレコーダーは男が用意したものですか?

No!!! Gj! [良い質問]

No.3[東雲篠葉]03月16日 00:3003月16日 00:32

レコーダには他に音や声が残っていましたか?

No!!

No.4[shinshin]03月16日 00:3403月16日 00:35

その声は男の家族のものですか?

No!

No.5[tsuna]03月16日 00:3503月16日 00:38

妻に浮気現場を押さえられましたか?

No!

No.6[東雲篠葉]03月16日 00:3503月16日 00:38

レコーダーは第三者から渡されたものですか?

No!! [良い質問]

No.7[かもめの水平さん]03月16日 00:3503月16日 00:38

2より、レコーダーを見付けた場所は男のプライベートな、空間ですか?

No!! [良い質問]

No.8[tsuna]03月16日 00:3503月16日 00:38

犯罪は関係ありますか?

Yes? 軽犯罪には引っかかるかもしれないです(無知 ミスリード注意

No.9[shinshin]03月16日 00:3503月16日 00:38

男は落胆しましたか?

No!

No.10[tsuna]03月16日 00:3603月16日 00:38

男はゆすられますか?

No!

No.11[るべえる]03月16日 00:3603月16日 00:38

あり得ないタイミングに声が入ってましたか?

No! そう言うことではないです

No.12[東雲篠葉]03月16日 00:4003月16日 00:42

レコーダーは笑い声の主から渡されたものですか?

No!! [良い質問]

No.13[かもめの水平さん]03月16日 00:4003月16日 00:42

レコーダーが設置されていた場所は、女性の声が入っていても、おかしくない場所ですか? [編集済]

No!! 普通に考えるとオカシイです(ミスリード注意 [良い質問]

No.14[tsuna]03月16日 00:4003月16日 00:42

男は盗聴されていましたか?

No!

No.15[メリッサ]03月16日 00:4003月16日 00:42

女のイタズラですか?

Yes!! ミスリード注意 [良い質問]

No.16[るべえる]03月16日 00:4003月16日 00:43

レコーダーをみつけたのは自宅でですか?

No!

No.17[shinshin]03月16日 00:4203月16日 00:43

ストーカーは関係ありますか?

No!

No.18[かもめの水平さん]03月16日 00:4303月16日 00:43

13、男子更衣室ですか?

No!

No.19[shinshin]03月16日 00:4403月16日 00:48

サプライズですか?

No!

No.20[東雲篠葉]03月16日 00:4403月16日 00:48

レコーダーはどこかから見つけたものですか?

Yes!! [良い質問]

No.21[るべえる]03月16日 00:4403月16日 00:48

その女のことを男は知ってますか?

No!

No.22[とりっぷ]03月16日 00:4503月16日 00:48

急に笑い声が聞こえてビックリして背筋が凍りましたか? [編集済]

Yes? おそらくびっくりもしました

No.23[tsuna]03月16日 00:4503月16日 00:48

女は男の家族ですか?

No!!

No.24[かもめの水平さん]03月16日 00:4503月16日 00:48

霊安室ですか?

No!! ただし、そこでもまあ成り立つでしょう! [良い質問]

No.25[るべえる]03月16日 00:4803月16日 00:49

命の危険はありますか?

YesNo!! どちらでも構いません

『どのような』場所かさえ分かれば細かい場所の特定は不要です
No.26[tsuna]03月16日 00:4903月16日 00:52

舞台は現代日本ですか?

Yes!! 一応、それに近い設定です

No.27[東雲篠葉]03月16日 00:4903月16日 00:52

男は自分でレコーダーを再生しましたか?

Yes!! [良い質問]

No.28[かもめの水平さん]03月16日 00:5103月16日 00:53

霊安室のレコーダーから声がする……まさか幽霊か?と怯えたところ。女の子がかくれんぼしてたと聞き『なんだ生きてる人間か』とホッとしたのも束の間。(待てよ。女の子棺に隠れたんじゃ……)と考えた時には、既に棺は火葬場へ。男は女の子が死んだと青ざめますか?

No!!

No.29[るべえる]03月16日 00:5103月16日 00:54

24より お墓ですか?

解説ではNo!! でもここでも成り立ちますね、多分 [良い質問]

No.30[shinshin]03月16日 00:5103月16日 00:54

男はお化け屋敷で背筋が凍る思いをしたのですか?

No!! ここではむしろ成り立たないでしょう! ミスリード注意

No.31[shinshin]03月16日 00:5303月16日 00:56

幽霊の声を録音しようとしていた男がいたずらの声を聞いて背筋を凍らせましたか?

No!!

No.32[東雲篠葉]03月16日 00:5403月16日 00:58

笑っているのがおかしいですか?

YesNo!! おかしいといえばおかしいですが……ミスリード注意! [良い質問]

No.33[東雲篠葉]03月16日 00:5403月16日 00:58

女の声が流れてくることがおかしいですか?

YesNo!! おかしいといえばおかしいですが……ミスリード注意! [良い質問]

No.34[るべえる]03月16日 00:5503月16日 00:58

今までの回答より 場所は遺体があるようなところですか? [編集済]

YesNo!! その性質上、そんな場所が多くなりますが、そうでなくても…… [良い質問]

No.35[るべえる]03月16日 00:5903月16日 01:01

非現実要素ありますか?

Yes!!! [良い質問]

No.36[メリッサ]03月16日 01:0003月16日 01:01

普段女が立ち入りできない場所でしたか?

No!!

No.37[tsuna]03月16日 01:0203月16日 01:05

棺桶の中から声がしますか?

それでも成り立ちます! まとめてください! [良い質問]

No.38[tsuna]03月16日 01:0203月16日 01:05

35より SFですか?

No!!

No.39[東雲篠葉]03月16日 01:0203月16日 01:05

笑い声は人間のものですか?

Yes!! 『人間』のものです [良い質問]

No.40[shinshin]03月16日 01:0303月16日 01:05

レコーダーは男のものですか?

No!!

No.41[shinshin]03月16日 01:0303月16日 01:05

男はレコーダーの持ち主を知っていますか?

No!! [良い質問]

No.42[るべえる]03月16日 01:0403月16日 01:06

科学技術が存在しませんか?

No!

No.43[shinshin]03月16日 01:0403月16日 01:06

35 幽霊がでますか?

Yes!! でます! まとめてください! [良い質問]

No.44[かもめの水平さん]03月16日 01:0503月16日 01:08

女が生きている事がありえないですか?

No!! そういうことではないんです! [良い質問]

No.45[るべえる]03月16日 01:0503月16日 01:08

霊界なのに生者の声が聞こえるのはおかしいですか?

No!

No.46[東雲篠葉]03月16日 01:0803月16日 01:10

男は生きていますか?

Yes!

No.47[shinshin]03月16日 01:0903月16日 01:10

レコーダーには笑い声以外の音声情報はありますか?

No!

No.48[かもめの水平さん]03月16日 01:0903月16日 01:11

レコーダー。誰がおしたの?幽霊?こわっ!ですか?

No!! タイマーという邪悪な存在により、これしきではひやりとしません

No.49[shinshin]03月16日 01:1103月16日 01:13

男は勘違いをしますか?

Yes? 勘違いと言われれば、『勘違い』かもしれません。が…… ミスリード注意 [良い質問]

No.50[るべえる]03月16日 01:1403月16日 01:15

女の声自体にビビりましたか?

No!!! 女の声にはビビってないんです! [良い質問]

No.51[東雲篠葉]03月16日 01:1503月16日 01:17

男は幽霊を見ていますか?

No!! 見たのではなく…… [良い質問]

No.52[かもめの水平さん]03月16日 01:1503月16日 01:17

笑い声にひかれて幽霊がやってきますか?

No!! しかし…

No.53[るべえる]03月16日 01:1503月16日 01:17

レコーダーが幽霊で、けど生者の声出るんだ・・・って怖っ!ですか?

Now 九十九神ませんw

No.54[東雲篠葉]03月16日 01:1603月16日 01:18

笑い声の正体が分かっても、別の何かが幽霊の存在を肯定してますか?

Yes!!! まとめてください! [良い質問]

No.55[tsuna]03月16日 01:1603月16日 01:18

生きている人を棺桶に入れてしまって火葬しようとしたら、中から声が聞こえたのでゾッとしますか?

No!!

No.56[東雲篠葉]03月16日 01:1803月16日 01:21

男は幽霊の声を聴いてますか?

Yes!!! 問題文、54より、まとめてください! [良い質問]

No.57[かもめの水平さん]03月16日 01:1803月16日 01:21

男が幽霊ですか?

No!!

No.58[るべえる]03月16日 01:1803月16日 01:21

そもそもレコーダーがここにあるのがおかしいですか?

Yes? 本当はおかしいですが、イタズラで、誰かが仕掛けたのです

No.59[東雲篠葉]03月16日 01:1803月16日 01:24

女と男の笑い声が聞こえる!→何だレコーダーか→再生→あれ「女の声しか入ってない」→じゃあ男の声は…幽霊!ですか [編集済]

Yes!!! これで正解! 詳しくは解説へ! [編集済] [正解]

No.60[るべえる]03月16日 01:1903月16日 01:21

ジャイアンがママの笑い声聞いて怖っ!ですか?

No!!

No.61[かもめの水平さん]03月16日 01:2003月16日 01:22

笑い声といってますが、もしや誰かと会話してますか?

No!

No.62[shinshin]03月16日 01:2003月16日 01:22

レコーダーをどうやってここに置いたんだ? ですか?

No!

No.63[るべえる]03月16日 01:2303月16日 01:23

この録音撮ったの誰やねん!ですか?

No!!

No.64[tsuna]03月16日 01:2303月16日 01:26

レコーダーには他の声も入っていましたか?

No!!

No.65[shinshin]03月16日 01:2303月16日 01:26

男の声が聞こえてきて「俺はレコーダーじゃないぞ」と言いますか?

No!! 少し惜しい! [良い質問]

 暦の上ではもう春も間近だという時期であるのに、どうもそんな気がしない。未だにこんなに薄ら寒く感じるのは、この深夜二時──俗にいう丑三つ時の時間帯であるせいか、はたまたこの場所のせいか……。

 私、ライナーは無意識に左腕をさすりながら手に持つ懐中電灯で辺りを照らし出した。

 両脇は鬱蒼とした木々が立ち並んでいる。昼間だったら、もしかしたら自然の雄大さの一つでも感じることが出来るのかもしれない。しかし、光が足りないとこれだ。まるで酸素の代わりに何か嫌な気でも出しているように思われる。

 緩慢とした動作で、再び懐中電灯を足下から先へ戻す。

 足下の地面はコンクリートで舗装されている。しかしその無機質な道は、少し先を行ったところで暗闇に飲み込まれてしまっていた。

 ──それは、古いトンネルであった。外観で、かなり昔に古い技法で作られたものだということは容易に想像できる。

 私は懐中電灯の角度を少し変え、トンネルを重点的に照らし出したが、やはり奥の方までは見えなかった。

 私は息を一つついて呟くように『相棒』へ話しかけた。

「……なあ、シンディ。ここが、君が言っていた、ええと、その──」

「旧海亀トンネル」

 隣で、同じように懐中電灯を持ちながら、楽しそうにしていたシンディは鼻歌を止めてそう答えた。

 逆向きに被った緑のハンチング帽に黒のサスペンダー。半分まくった冴えないシャツまで普段通りであった。

「寒くないのかい?」

「子供は風の子っていうじゃない」

「君、歳いくつだっけ?」

「気持ちはまだ忘れてないよ」

 へえ、と思わず苦笑するがシンディはそんなことは意に介さず話題を戻した。

「それはそうと。君、ちゃんとここがどういう場所か、なんで私達がここにいるのかは理解しているかな?」

「そうだな」

 私は再び、大きく息をついた。

「休暇中でくつろいでたところに、毎度のごとく突如として押し掛けて来て、『ここへいくよ』と半ば無理矢理引っ張りだされ、慣れない道を車で運転していた時に隣で早口でまくしたてられて得たくらいの知識ならあるかな」

「おや、じゃあ十分だね」

「ああ、完璧だ。だがいくつか質問もいいかい?」

 シンディはくすりと笑い、「なんだい?」とこたえた。

「ええと……ここでは心霊現象を暴くんだよな?」

「そう!」

 シンディは高らかと声を上げた。目は心なしかきらりと輝いている。

「ここは最近なぜか急浮上してきたオカルトスポットでね。夜になると誰もいないトンネルの中から幽霊の声が聞こえるというんだよ」

「それでその謎を暴こうと」

「もちろん!」

「よし、謎は解けた。ここのトンネルに会話機能がついたんだよ」

「ないだいそりゃ」

「車も自動で走ろうかという時代だ。トンネルが自動で喋ったとしてもなんら不思議はないだろ」

「まさに『自動車』だね──って違う! もう、なんでそんな投げやりなのさ!」

 シンディは頬をぷくりと膨らませたが、ふとはっとしたリアクションを見せると、とたんにニヤニヤと小馬鹿にしたような笑顔になった。

「あーそっかー。ライナー君、怖いんだー。そっか、それじゃあ無理に行かせるのは可哀想だねー」

 人の精神をこれほどまでに逆なでさせるようなトーンがあることをライナーは初めて知った。とはいえ……ここで腹を立てて反論すれば、それこそシンディの思うつぼである。巧く切り返せれば早く帰れるかもしれない。ここ最近で、こいつの扱い方もようやっと心得てきた。

「そうだな。今まで隠していたけど、実は俺、怖いの嫌いなんだよ。だから今日のところはかえ──」

「ほら、早く行くよ」

「聞いてたか、俺の話を!?」

「お化けが恐いのは、まだ一度もあったことがないからだよ。実際に会ってみたら可愛くて、一目惚れしてファンになっちゃうかもよ?」

「取り憑かれたの間違いだろ、それ」

 結局は逃げることは出来そうにないな──。そう観念して大きく息をつき、シンディの後をついていこうとしたその時だった。

 不意に、シンディがその歩みを止めた。

 いや、シンディだけでなく、俺もその足を止めていた。最初に言っておくと、止めたくて止めたわけではない。

 予定外のことが起こると、人というものは案外簡単に思考停止を起こし、一瞬にしろ何も行動することが出来なくなるということをこれまでの経験から十分知っている。今回も『これ』であった。

 ふぃう、と一段と冷たい風が私達のところからトンネルへと向かって吹き抜けていく。

 ざあ、と周囲の木々が不気味な歌を奏でていく。

 そんな雑音に逆行するように、『それ』は確かにトンネル内から聞こえてきた。

『…………ケテ……タス……ケ…………タスケテ……』

「な、なあ、これ……」

「しっ」

 シンディが素早く人差し指を唇へと当て、その先を制す。その時であった。

『ウ……ウオオオオオオオオオオォォォォぉ!!!!』

「っ!」

「キャッ……!」

 一段と大きい声と、風。

 それらは十秒と経たずに途切れ、全てを闇が飲み込んだかのように再びしんとした静寂が辺りを包んだ。

 思わず、二人は顔を見合わせる。

 シンディは最初、引きつった表情を浮かべていたが、私の顔を見て、やがてきゅっと唇を引き結んだ。

「……行くよ、ライナー君」

 これでは、いくら帰ろうと言っても聞かないだろう。それに私自身、先程の声が気になっていた。そう、声だった。人以外の動物の声や、何かの無機物が発した音でもない。明らかに、人が発した、男の声であった。

 私は息をつくと、一回ゆっくりと頷いた。



 トンネルは思ったより小さいものであった。確かに暗いが、少しの時間をかければ細かく調べることも可能であろう。

 とりあえず、人はいなかった。

「先に入った誰かが助けを求めているわけではなかったか……」

 ふむ、と辺りを見回す。ぼろぼろのトンネルの外壁はいたるとことでひび割れを起こしている。もしかしたら近々崩壊するのではないかとも思えて、正直、私としてはそちらの方が怖かった。

 しかし、どうも相方の方はそこまで目が回っていないようだ。

 ちらりとシンディの方を見ると、シンディはその目にうっすらと涙を浮かべて、私のスーツの端を空いている方の右手でしっかりと握っていた。

「まさかとは思うが、シンディ。君、恐がりだろ」

 するとシンディはビクッと一回肩をふるわせた後、大仰に首を横へと振った。「は、はは……何を馬鹿なことを言っているんだい、ライナー君! そ、そんな、臆病な生娘でもあるまいし……」

「ならシワになるからスーツ離しなさい」

「こっ、これはライナー君が怖がらないようにだね……」

 ここで日頃の恨みを晴らすのもいいが、そうなると後が怖いな。

 そう思ったのと、胸からわき上がる良心の呵責というものが私をネタばらしさせようという気になった。

 実際に助けを要請している生きた人間がいなかったとしたら、次に可能性が高いのはこれだ。

「見てくれ。シンディ」

「……なぁに?」

 端からチラリと盗み見るようにしていたシンディだったが、それを認めた瞬間、私を押しのけてそこへと近寄った。まったく、現金なものだ。

「これって……」

 そこには、スピーカーとレコーダーがひびの隙間に挟み込まれていた。しかもご丁寧に、このトンネルの肌と近い色のテープでカモフラージュしている。恐らくタイマーかなんかの仕掛けを使って定時に再生されるようになっているのだろう。

 実際の生きた人間でない以上、次に可能性が高いのは当然、そういうことだ。

 誰かの手による、イタズラ──。

 シンディもすぐにそのことに気づき、「くーっ」と悔しそうな声を上げるとそのレコーダーを取り出して一気に立ち上がった。

 全く、はた迷惑なものである。そんな奴らのせいで今回、私の睡眠時間が削られたのだといっても過言ではなかろう。

 まあ、シンディの場合、悔しく感じる原因はそれだけではないだろうが……。

 そう内心苦笑しているとシンディは「もう、帰るよ!」とレコーダーをポケットに入れて私の手を引き始めた。心なしか、顔はほんの少々赤くなっている。

 まあ、この表情が見れただけでもここに来たかいはあったな。



 私は心の中で一人そう満足するのであった。



「あー、もう! イタズラだったか!」

 帰りの車中の中、シンディは車に乗り込むと同時にそう声を上げた。

「本物がよかったのかい?」

「当然!」

 その威勢を先程のトンネル内でも見せて欲しかったが。

「……なにさ」

「いや、お化け怖いと言いながら、ホラー映画を見る人のことについてちょっと考え事を」

「どれ、どーいう意味さ」

 シンディがそう恨めしげににらむが、どうにも負の感情は湧いてこない。

 まあいいか。そう思って、車のエンジンをかけた。

 それと同時に、シンディは悔しそうにレコーダーを見つめながら再生ボタンを押した。



「……え?」



 そのレコーダーから聞こえてきた音。それは『女の笑い声』だった。

「あ、あはは……全く、こんなパターンもあったんだ」

 震える声でシンディはそう言ったが、そのレコーダーにはそれしか録音されていなかった。

「ほ、他にレコーダーが仕組まれてたのかもね……」

 シンディはそう続けたが、詳しく調べた私にはその答えが分かっていた。

 答えはNOだ。

 そもそもカモフラージュしていたとはいえ、少し冷静に見ればレコーダーの存在はすぐに分かる。暗いとはいえ念入りに調べた。

 しかし、『それ一個』しかイタズラの痕跡は見つからなかったのだ。

 そのことを、シンディもどうやら私の表情から察したようだった。

「……え?」

 もちろん、先程聞いた「声」は笑い声でもなければまして女性のものでもなかった。確かに、低い男性の声であった。

 じゃあ、アレはどうやって……?





 その時、再びトンネルから『声』が聞こえてきた──。









よい子の簡易解説

 心霊現象の声を聞いた二人。するとライナー君が詳しく調べて、一個だけレコーダーを見つけて、イタズラだと結論したよ!

 でも、レコーダーに入っていたのは全く別の声だったんだ!

 さっきの声は何だったんだろーねー? 不思議だねー?

(一応、男=ライナーです。恐がりめー)

16年03月16日 00:26 [ノックスR]
相談チャットです。この問題に関する事を書き込みましょう。
メリッサ>>ノックスRさん出題ありがとうございました。東雲篠葉さんFAおめでとうございます。[16日01時32分]
tsuna[ラテシンまとめ]>>出題お疲れ様でした 東雲篠葉さんFAおめでとうございました[16日01時31分]
ノックスR>>深夜の中、御参加ありがとうございました。シンディは怖いのは苦手なんだけど、それ以上に好奇心が上回っちゃうタイプだと思いますw 東雲篠葉さん、FAおめでとうございます[16日01時31分]
shinshin>>篠葉さんおめでとです ノックスRさんアリガトデシタ ゴゴゴゴゴ・・・[16日01時30分]
東雲篠葉>>出題お疲れさまでした。いたずらだと思ったら本物だった…あるある展開ですね[16日01時30分]
るべえる[★古参(2年)]>>お疲れ様でした。あんたたちだったんかーい!w[16日01時28分]
かもめの水平さん[常連]>>なるほど、生きてる声の前に別の声を聞いてたのか……無念。ごちそうさまでした。[16日01時27分]
東雲篠葉>>59編集しました[16日01時22分]
ノックスR>>イツキさん、歓迎します^^[16日01時07分]
イツキ>>参加します。[16日01時02分]
ノックスR>>とりっぷさん、歓迎します^^[16日00時47分]
とりっぷ>>参加します。よろしくお願いします。[編集済] [16日00時45分]
ノックスR>>メリッサさん、歓迎します^^[16日00時38分]
ノックスR>>tsunaさん、るべえるさん、歓迎します^^[16日00時36分]
メリッサ>>参加したいです。[16日00時35分]
るべえる[★古参(2年)]>>参加しやすー[16日00時35分]
tsuna[ラテシンまとめ]>>参加させてください[16日00時34分]
ノックスR>>shinshinさん、歓迎します^^[16日00時34分]
shinshin>>参加です 初めましてー[16日00時32分]
ノックスR>>東雲篠葉さん、歓迎します^^[16日00時32分]
ノックスR>>かもめの水平さん(さん)、お久しぶりです、歓迎します^^[16日00時31分]
東雲篠葉>>参加します[16日00時29分]
かもめの水平さん[常連]>>お久しぶりですノックスさん。いただきます[16日00時27分]
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