道端で犬に出くわすと、歩く速度の6倍も出して逃げ出すほどだ。
しかし文化祭前の2週間は、犬から逃げる速度が、歩く速度の12倍になった。
この違いはどんな事情に起因するのだろうか?
元々の「歩く速度」とは一般人の歩行速度とされている時速4kmを指しますか?
yesno [良い質問]
イオリの交通手段は重要ですか?
yes 問題文からわかる通り、徒歩です。
道路が動く道路になりましたか?
no
文化祭準備の期間の前後で、犬の走る速度に違いはありますか?
no! [良い質問]
イオリは人間ですか?
yes!
犬が反対方向に移動するようになりましたか?
no!
イオリはその文化祭が催される学校の生徒ですか?
yes!
イオリは期間中にかばんを持ってきていないですか?
no
問題文は、イオリの通常歩く速度がxkm/h だとすると、犬に出くわすと6xkm/hになり、文化祭の前は12xkm/hになることを意味していますか?
no!! [良い質問]
イオリは元々、12倍速で逃げたかったのですか?
yesno……彼女にとっては速いに越したことはないでしょう。 [編集済]
犬とは四つ足で歩きワンキャンバウと吠えるあの犬ですか?
yes!
早送り再生は重要ですか?
no!
逃げるというのは物理的ではなくて精神的な逃げで、犬に出会った瞬間彼女は現実逃避しますか?
no! 走って逃げます。
犬が増えましたか?
no!
イオリは自転車に乗って逃げますか?
no
彼女の足の速さは変わりませんか?
noyes 重要です。 [良い質問]
彼女の足の長さは変わりませんか? [編集済]
yes 変わりません。
6倍速、12倍速の早送りをしますか?
no
文化祭前は準備のため下校が遅くなるだろうことは重要ですか?
yeeeees! そしてほら、 [良い質問]
イオリはBダッシュが使えるからですか?
no 使えませんw
「歩く速度」を言い換える必要がありますか?
no
変わったのは「歩く速度」のほうですか?
yeeeeeees! 何故? [良い質問]
彼女の歩く方角がかわりましたか?
no!
19より、イオリが文化祭前の下校時に犬に出くわすときは、既に日が落ちて辺りが暗くなっていますか?
yesですが、どのくらい遅いかはあまり関係ないです。
準備をするのに大荷物を抱えて登下校していたため、以前の半分の速度になりましたか?
no!
文化祭の準備で遅くなった際、イオリは一人で帰宅しますか?
noooo! [良い質問]
イオリは文化祭準備期間、誰かとともに下校していますか?
yeeeeeeeees!! [良い質問]
回り道は重要ですか?
yesno 回り道の場合もあるかな? [良い質問]
文化祭前は登下校時の際のイオリの荷物が軽くなりますか?
no
2627より、お喋りしながら下校しているのでいつもよりゆっくり歩いていますか?
yesno……それでも成り立つんですが…… [良い質問]
26、27より イオリは恋人と下校時に公園でチューしますか?
no, 恋人ではない方が成り立ちやすいです。多分。 [良い質問]
イオリはあこがれのセンパイと下校することになって思わず歩幅を小さくすることによって下校する期間をわざと長びかせようとしていましたか?
yeeeeeeees! 正解です! [正解]
「文化祭準備。あれ……いつも冴えないと思っていたあの子がなんだか可愛く見える……? もしかして、これって、恋?」現象は重要ですか?
yesかな?w [良い質問]
文化祭の準備に必要な荷物が重くて歩く速度がいつもの1/2の速度になっていたので、逃げる時の速度はいつもと同じだが、文化祭前の遅い歩く速度の12倍になりましたか?
理由だけnoですが、あとの現象はすべてyes! [良い質問]
イオリの歩く速度が変わったのですか?
yes!
イオリは引っ張られてますか?
no!
イオリは男性で、自分より歩くのが遅い女の子と一緒に帰るので、文化祭の準備期間中はいつもより歩く速度が遅いですか?
no! あれですよ、「迷ってしまえと何度も思っていた♪」 [良い質問]
イオリは文化祭の劇で行う花魁の役作りをデニーロアプローチにて行うので、文化祭2週間前からは花魁道中で帰るからですか?
no! 文化祭でそこまでやるかw
文化祭前の学級会で、伊織は文化祭実行委員に選ばれてしまった。
「もう最っ悪~!」
大げさに肩を落として落ち込む彼女。
周りの女子が背中を叩いて慰める。
男子の立候補もいなかったため、先生が無作為に指名した。
「じゃあ、勇君、よろしくね」
伊織の胸がトクンと跳ねた。
(勇君!?)
「えー、先生そりゃないっすよー」
勇が立ち上がっておどけて見せた。
「文句言わないの。伊織さんと一緒に頑張ってね」
「はあい」
伊織が振り向くと、勇と目が合った。
(面倒くさいね)
(うん、でも、頑張ろうね)
目で会話できた気がして、伊織は嬉しくなった。
(もう最っ高~!)
伊織はずっと勇に片想いしていたのである。
文化祭準備期間は、勇と放課後ずっと一緒にいられる。
伊織の頭の中は妄想でいっぱいになった。
○
「アンケートの集計、終わった?」
「うん、勇君の方は?」
「ぼちぼちかな。あとは明日でいいや」
「そ。なら、帰ろっか」
文化祭まで二週間を切ると、帰りはいつも遅くなった。
方向が同じ勇と伊織、当然、途中までは一緒に帰ることになる。
「おう、じゃあ、資料提出しとくから、先に玄関行ってて」
「うん、待ってるね」
○
暮れかけた空の下、大好きな人との帰り道。
「勇君は進路、どうするの?」
「んー、宇宙飛行士」
「え?」
「冗談だよ。まあ、幸せな家庭が作れたらいいかな。伊織さんは?」
「えっと……。わ、私も、優しいお母さんになりたいな」
「これ、進路の話だよね」
「なんかちょっと変だね」
伊織はクスリと、勇はアハハと、同時に笑った。
この時間を少しでも延ばしたい伊織、無意識のうちに、歩幅が狭くなっていた。
いつもの半分くらいに。
当然、歩くスピードもいつもの半分だ。
勇は文句も言わず、伊織の歩調に合わせてくれる。
と、前方に大きな犬が見えた。
伊織は思わず、振り返って逃げ出した。
いつもの歩調の6倍、つまり今日の歩調の12倍のスピードで。
「おい待てよ!」
勇も伊織を追いかける。
「待てって」
ようやく追いつき、伊織の肩に勇の手が掛かった。
「もう居ないよ。犬はどっか行っちゃったよ」
息を切らしながら、恐る恐る振り返る伊織。
「ごめんね、勇君」
「いいよ。犬が苦手なんだ」
「うん、昔噛まれたことがあってね。ほら、ここ」
伊織は掌を示した。
「犬を見ると怖くて……」
「そっか……」
勇は少し俯いた。
「あのさ……」
そのまま、勇はゆっくり口を開いた。
「もし、よかったらだけど」
伊織は何かを予感し、勇の口元を見つめた。
「俺が守ろうか。その、文化祭終わってからも」
伊織は嬉しさで走り出したくなった。
いつもの100倍くらいのスピードで。
【要約解説】
イオリは文化祭実行委員。
ペアの男子に片想いしていて、一緒に帰る時間を少しでも長くしようと、帰宅時の歩調はいつもの半分になった。
全力疾走の速度は変わらないため、相対的に、犬から逃げる速度は歩く速度の12倍になる計算だ。
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