カメコVS泥棒

臆病で気弱なカメコは





学校一荒れくれ者ののカメオと付き合うことになりました。







カメオは周りからは暴力者とか不良だとか言われていますが





本当は不器用なだけで優しいのでした。





この前カメコが絡まれていた時





助けてくれたのがカメオでした。











カメコは知っていました。





学校の花壇に毎朝水をあげているのも





壊れている箇所を人知れず修復していたりしていることを







だからカメコは勇気を出してお礼を言いました。





恥ずかしくってとても勇気が必要で





何故か途中で好きですと告白してしまったけれど





ちゃんと気持ちを伝えることができました。











それに対してカメオは「あ～ありがとな・・・」っと口少なく言うだけで







まぁ成り行きで付き合うことになりました。











しかしカメオと話しがしたくても何を話してよいかわからないし



緊張するし





カメオは「あぁ・・」しか言わないし





私といても楽しくないのかな?(´･ω･｀)





カメコは悩みました。







本当は話したいことがたくさんありました。





聞きたいことが山のようにありました。





一緒にいて迷惑じゃないかな?





あの時のありがとうっはどっちの意味だったのかな?







だけど結局は聞けずにいました。







何度も何度もシミュレーションし





聞きたいことや会話の流れをノートに何度も書いたのに





カメコは声をかけることができませんでした。























あるときカメコは自分のノートがなくなっていることに気付き焦りました。







あれを他人に見られたら軽く死ねる。三階くらい余裕で死ねる。





どうして他人に見られることを考慮しなかったんだろう(´；ω；｀)











しかし 翌日ノートは机の中にありました。





昨日はどんなに探しても見つからなかったのに







ノートをめくると真新しいページにぶっきらぼうな字で小さく





『ごめん』っと書いてありました。













ページをめくると













『俺もなんか恥ずかしくて避けてた』









『本当は嬉しかった。』









『ありがとう』



















なんてことはありませんでした。















結局似た者同士なだけだったのです。





こうしてカメコとカメオの恥ずかしがりや同士の

交換日記が始まりました。