彼は芽訪れさんのことが好きだった。
しかし少し考えた後、彼はその申し出を断ってしまった。
何故だろう?

シリーズ化の予定

お別れの握手ですか?

no!

芽訪れさんは、その時手に何かを持っていましたか?

no!

芽訪れさんは「芽生えた恋。そんな春の訪れ」の略ですか?

no! 「ニンニクの芽は突然の友人の訪れにも対応できるほど調理の幅が広い」の略です。

顔の好みだったので握手は別に・・・ますか? [編集済]

no! 彼女の全部が好きでした。

芽訪れさんの手がベタベタで汚かったですか?

no! 小さくて柔らかそうな、綺麗な手でした。

確認。恋愛要素はありますか?

yes! 恋愛要素しかありません。 [編集済]

死んでしまったので一緒には居られませんか? [編集済]

no! 死者は出ません。

周りに人がたくさんいる中だったので、若き日の牛削りさんは照れてしまいましたか?

no! 二人きりでした。

カニバリますか?

no! 初恋の話だってのw

握手には、何か特別な意味がありましたか?

yes! 特別とまで言えるかどうかわからないですが…… [良い質問]

芽訪れさんは牛削りさんに何かイタズラをしようとしていましたか?

no!

芽訪れさんは、牛削りさんが好きだから、という意図で握手を求めましたか?

no! 別の意味がありました。 [良い質問]

ガキンチョ特有の○○菌ゲームをやっていましたか?

no! 芽訪れさんはそんなに悪い子じゃありません。

牛削りは直前に頭に下敷きを擦りつけまくっていたので、彼女に静電気の被害が及ばないように配慮しましたか?

no! でもそれも面白いですね!

芽訪れさんは罰ゲームで牛削りさんに握手を求めましたか?

no!

腕相撲を挑まれましたか?

no! それなら喜んで握ったでしょう。

どっちが握力強いかゲームをしますか?

no! 上に同じです。

芽訪れさんは「来な・・・力比べだ」とか言ってませんでした?

no! 彼女が言ったのは冒頭の一言だけでした。可愛らしい声でした。

先生が喧嘩したクラスメートを仲直りさせていますか?

no! 芽訪れさんとはとても仲が良かったです。

他に重要人物はいますか?

yes!!!! [良い質問]

握手を断ったのは彼女のことを思ってですか?

no! 自分のためです。 [良い質問]

手の中に何か握っていますか?

no! 手のひら同士を握り合わせる、通常の握手です。

牛削りさんは今、崖から落ちそうになって片手で木の枝をつかむ絶体絶命状態! 芽訪れさんは慌てて手を伸ばしますが、彼女を巻き添えにしたくない牛削りさんは断固拒否。そこで芽訪れさんは、「じゃあ握手をしようよ」と機転を利かせます。しかし、その意図も読み取った牛削りさんは、やはりその申し出を断ります。ついに握力も限界が来て、奈落の底へ落ちていく牛削りさん。しかし、彼に恐怖などなく、彼女に迷惑をかけずに済んだという安心感が、意識を失う前の彼の最後の記憶でした。……ますね?

ますねじゃないよwww めっちゃええ話やけど! これ実話! 牛削りはこの通り生きてるっ!

手を貸して欲しいっでも成立しますか?

yesno……手を握る方向に持ち込める誘い文句なら何でも構いません。 [編集済]

握手すると、とある契約や約束が成立しますか?

no!

フォークダンスDE成子坂は関係ありますか?

no!

握手しないことで、後でもっと良いことが起きますか?

no!

牛削りさんには、芽訪れさんよりも更に好きな人がいましたか?

no! 好きになったのは彼女だけでした。

病気は関係ありますか?

no!

思い出の中の人だったからですか?

no!

牛削りさんはクールにキメたかったので、やせ我慢で握手しなかったのですか?

no!

「お手」っと言われても成立しますか?

yesno ……24参照

12より、芽訪れさんは牛削り君を恋愛対象として見ていないので、握手を拒否して気を引きたかったですか?

no!

芽訪れさんの本命は牛削りさんがよろしくやっていたイケメン。間接的握手狙いの芽訪れさんの意図に気付いて断わり……ますか?

はい正解! これ正解! できる同期はこれだから! [正解]

他の登場人物とは、友人ですか?

yesno…… 牛削りとの関係は何でも構いません。

20より 先生は重要ですか?

no!

手を繋いでみんなでビリビリする実験で、恐かったのですか?

no!

デート後の帰りの電車で疲れて眠ってしまった芽訪れさんの寝言なので、起こさないように配慮しました。

no! それちゃうがな、20問目のやつw

彼女に好きな人はいますか?

yes!!! [良い質問]

部隊は学校内ですか?

yes! [良い質問]

牛削りさんは芽訪れさんの手を握り潰してしまいそうだったので断りましたか?

no! どんな握力w

仲直りの握手ですか?

no!

いじめっ子は関係しますか?

no!

3 つまり、牛削りさんはニンニクの芽を調理していたので、手が離せなかったのですか?

no! これで正解だったら怒るっしょw

芽訪れさんが何かをしている最中の発言でしたか?

no!

確認です、芽訪れさんが「握手しようよ」と言ってるのは、自分と牛削りさんが握手するという意味ですか?

yes! ※ミスリード注意 [良い質問]

少し考えた後←握手してもいいという気持ちも少しはありましたか?

yes! ほんとはしたかったんです! [良い質問]

牛削りさんは静電気体質ですか?

no!

彼女は「オニ」でしたか?

no! でもそれも別解としてありですね。 [良い質問]
最初のホームルーム、先生が無作為に学級委員として選出したのが、僕と芽訪れさんだった。
僕らの初めての会話は、
「めんどくさいね」
「うん」
だった。
中学校の学級委員は、意外に忙しい。学年行事は毎月あるし、生徒会への報告書を毎日作らなければならない。必然的に、学校にいる時間の大半を芽訪れさんと一緒に過ごしていた。
放課後の教室で向かい合わせに机をつなげ、雑務をこなすのが日課だった。とはいえ、そのほとんどが雑談に費やされた。
芽訪れさんは、あまり成績は良くないけれど、元気で楽しい女の子だった。いつからか、学級委員の仕事の煩わしさより、芽訪れさんと雑談できる嬉しさの方が大きくなっていた。そして僕は彼女に恋をした。
芽訪れさんには好きな人がいた。僕の気持ちに気づかない彼女は、大好きな先輩の話をたくさんした。目をキラキラさせながら憧れを語る彼女の顔が、でも僕は嫌いじゃなかった。彼女が好きだったのは、生徒会長の星野さん。頭が良くて紳士的で、男の僕でも憧れてしまうような人だった。芽訪れさんの会長への熱はどんどん上がり、彼を見かけるだけではしゃいでいた。
年度の終わり、僕はちょっとしたことで賞を取り、全校集会で表彰された。
登壇した僕は、星野会長から賞状を受け取り、彼と握手した。
誇らしい気分だった。
その日の放課後、芽訪れさんが言った。
「ねえ、握手しようよ」
僕は一瞬、有頂天になった。
でもすぐ、我に帰った。
彼女が好きなのは星野さんだ。
彼女が求めているのは、僕ではなく、僕の手のひらに残る星野さんの温もりなのだ。
ヤキモチ、なんて知らなかった。
芽訪れさんが星野さんを好きでも、それでよかった。
なのに。
「ごめん、俺今日は帰るよ」
僕は彼女に背を向けて、教室をあとにした。
夕陽が妙に眩しかった。
まだ、幼かった頃。
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簡易解説
芽訪れさんの意中の星野さんと握手をした直後に
「握手しよう」
と言われた。
彼女は自分と握手することで関節的に星野さんと握手しようとしている、ということがわかったので、悔しくて申し出を断った。
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