私はアイツに追いつかれないよう必死で走った。
しかし、私はアイツに追いつかれてしまった。
一体何故?
※ラテクエ43問題文決定戦より、tsunaさんの作品をお借りしました。
ラテクエ43本戦は、6/28(土)、6/29(日)の二日間で開催予定です。
詳細は↓「【正解のないウミガメ】ラテクエ43問題決定戦!!」をご覧下さい。
http://sui-hei.net/mondai/show/10921
私の足が遅かったからですか?
No!です。
アイツは巨人ますか?
No!です。 少なくとも、非現実的な大きさの人間ではないです。
アイツの歩くスピードが私の走るスピードより速かったですか?
No!です。
私はリングの中を逃げ回っていますか?
No!です。
13日の金曜日の出来事ですか?
No!です。ジェイソンませんw
スポーツは関係しますか?
No!です。
斧は私に危害を与えるための道具ですか?
No!です! [良い質問]
アイツの移動スピードは、私の移動スピードより速いですか?
No!です。 移動スピードは 私>アイツ だったでしょう。
円形の道で逃げまくっていて、むしろ追いついちゃいましたか?
No!です。
アイツは何か乗り物に乗っていますか?
No!です。
斧がカッターでも成立しますか?
No!です!カッターでは難しいでしょう! [良い質問]
斧は木を切るためのものに決まってますよね?
Yes!!!です! [良い質問]
マスクとは覆面レスラーが被るアレですか?
重要ではない!です。
私は後ろから追いつかれましたか?
No!!!です! [良い質問]
そもそも登場人物は人間のみですか?
Yes!です。それで成立します。
アイツは木を斬りましたか?
Yes!!!です! [良い質問]
そもそもマスクは被らなくても問題ありませんか?
マスクの必要性は乏しいです(´・_・`)
木こり勝負していて、木を伐った本数的な意味で追いつかれましたか?
No!です。
木こりのジェイソンは泉に斧を落としてしまいました。すると泉から女神が現れ「あなたが落としたのは金の斧ですか?それとも銀の斧ですか?」と聞いてきました。ジェイソンは正直に「いいえ、私が落としたのは返り血に染まった赤い斧です。」と答えました。すると、グロいのがものすごく苦手な女神は気絶してしまいましたとさ。ちゃんちゃん♪
No!です。 グロませんw(泉の女神ネタは最初考えたのですが、上手いことまとまらなくてボツりました(´・ω・`))
迷路内で逃げ回っていたけど、アイツは木製の壁を斧で壊して先回りしましたか?
Yes!!!重要ポイントをついているので正解とさせていただきます(*'ω'*)解説へ参ります。 [正解]
私は竹林の中に作られた林道を走って逃げていた。
早く逃げないと、アイツが!アイツが来る・・・!
マスクを被って、斧を持っているアイツが・・・!
・・・はぁ、はぁ・・・
ここまで逃げれば大丈夫かな?
後ろを振り返るとアイツの姿は見えない。
私はほっとした。
だが、それも束の間の事だった。
・・・バキッ
なんと、道の脇からアイツが現れた!
何で!?アイツは悠々と歩いていたはず・・・!それがどうしてここに!?
それを理解する間もなく、アイツは私を殺すだろう・・・私は死を悟った。
「・・・ゼェ・・・や、や~っと追い付いただべ・・・」
・・・?アイツが喋った?
「こ、この竹林は、防護服無しに入ったら危ねえだよ。
感染力はそんな高くねぇけど、もし人間が罹ったら致死性のウイルスが蔓延してるだよ。
ホレ、このマスクやるだべさ。」
・・・え?え?
何だかものすごい仰々しいマスクを差し出された私。何、これ着けろって?
「全く・・・ちょっと声を掛けようとしただけなのにど~して逃げるだべか・・・お陰でこっちはクタクタだべさ・・・」
・・・この人、もしかして、私を助けようとしてくれていた?
な、なんだ・・・見てくれがあんまりにも怖いモンだからてっきり襲い掛かられるのかと・・・
『・・・でも、そんなマスク被って、そんな斧持ってたら怖いわよ!殺されるかと思ったじゃない!』
「ん~・・・そうかぁ、コイツのせいかぁ、そいつぁ済まなかっただぁ。
今、ウイルスの研究のために、この辺の竹からサンプルを採取しようとしてただぁ。斧はそのために持ってただぁ。」
『・・・まぁ、アンタに襲う気が無さそうで良かったわよ。
ところで、私はこの林道を走ってきて、アンタはノンビリ歩いていたのに、何で私に追いつけたの?』
「あー、この辺の竹、斧でちょっと一薙ぎすればスパっと切れるからぁ、それで近道してただぁ。
この林道、途中でどえれぇ曲がりくねってただろ?だから、斧で竹を切っていけば真っ直ぐな道を作れるんだぁ。」
『あ、そう・・・』
・・・まぁ、一通り聞いてすっきりしたわ。
さて、ところでこのウイルス塗れの状況はどうしたらいいのかしら?
※要約
「斧を持っているからこそ作れる道」を作って近道した。詳細は挿絵参照。ウイルスがどうとかいう設定はどうでもいいですw
「Goodスープ認定」はスープ全体の質の評価として良いものだった場合に押してください。(進行は評価に含まれません)
ブックマークシステムと基本構造は同じですが、ブックマークは「基準が自由」なのに対しGoodは「基準が決められている」と認識してください。