黄金発見！！

カメオ「ここは・・・どこだ？」





？？？「ここは地獄なのです。貴方は死にましたのです。」ヾ(ﾟдﾟ)ﾉ゛





カメオ「えっと・・・何?お前が閻魔大王様?」





天童魔子「ははは、違うのです。



こんな可愛い閻魔大王がいるわけないのです。」





カメオ「え～？」(・ω・｀)





天童魔子「・・・閻魔大王様は今、愛用の杓を奪われ仕事が出来ない状態なので私が代理でやっているのです。」





天童魔子「え～っと、カメオさんは窃盗、誘拐、殺人、放火、帝愛に泥を塗り損害を与えた件、もろもろの罪で地獄行きなのですね。」





天童魔子「懲役は～ざっと１０００年なのです」





カメオΣ(・ω・)「大雑把過ぎる！！」







天童魔子「それではいってらっしゃ～い！！」(ﾟДﾟ)ﾉ ﾎﾟｲ　





カメオ「うわああぁぁぁ・・・









気が付いたカメオは灼熱に燃え盛る釜の中にいた。





カメオ「まいったな。釜茹で地獄か・・・」





とにかく熱く、逃げようものなら見張りの鬼達に捕まり鍋底に沈められる。





もう何時間、いや何日、何週間。もしくは何年ここにいるのだろう・・・





時間の感覚は既に無く、身体と精神に強い苦痛を強いられる。





自分という存在が時おり消えそうになる・・・









そんな時、カメオの目の前に黄金に輝く金の糸が舞い降りた。





カメオは目を疑った。しかしそれはそこに確かに存在した。





あぁそう言えば子供のときから蜘蛛が苦手で





人を殺して放火した時も蜘蛛の巣を壊したことが無かったな・・・





まさか、そのお礼に？





ふふ・・・ありがたい！









カメオは蜘蛛の糸を上り始めた。









この時カメオは生還することに精一杯で蜘蛛の糸を同行しようと言う気には成れなかった。







うんしょ　うんしょ





懸命に登るカメオ





ふと下を向くとなんと地獄の亡者達も金の糸を上ってくるではありませんか?!





カメオは困りました。このままでは糸が切れてしまうかもしれません。





カメオは叫びました。





「みんな!ゆっくり上って来い!我先に急ごうとはせず皆で生還しよう!」





カメオは童話を知っている賢い子でした。









カメオは地獄の雲を糸を頼りに突き進むと開けた空間に出ました。





真っ白いまるで部屋のような空間。ここが天国なのでしょうか？







「ぎゃあああ～」



カメオの前方から叫び声が響きました。





天童魔子「NO!天（童魔子 地）獄です。」(ﾟдﾟ)ﾑｼｬﾑｼｬ





天童魔子さんが亡者の一人を食べていました。





天童魔子「ようこそ、やっときましたね。おめでとう。このゲームを勝ち抜いた・・・





カメオ「ゲーム?」







天童魔子「言うならば『魚釣り』のような物ですかね?」(ﾟдﾟ)ﾊﾞﾘﾊﾞﾘ





カメオ「待ってくれ!確か【now　カニバリませんｗ】って言ったいたじゃないか!」





天童魔子「あぁ・・・あれですか・・・君達は生きてはいないし人間にも値しないのでそう言ったまでなのです」(ﾟдﾟ)ﾊﾌﾊﾌ





逃げ出そうとしたカメオ。





しかしそれは失敗に終わった。





次から次にやって来る亡者達に押し戻されて自動的に天童魔子さんの元へ押しやられる。





天童魔子「私はただここに居て口を開いて待っていればよい。まさに入れ食い状態なのです。」(ﾟдﾟ)ア～ン











救済という名の蜘蛛の糸に引っかかり、天童魔子さんの巣におびき寄せられ、逃れることなく喰われる。









その様子はまさに蜘蛛そのものだった。