兎美ちゃんは神様ですか?
No!彼女は超存在ではないのです。
兎美ちゃんは人間ですか?
Yes!普通に人間ですよー。
問題文の彼らとは警察ですか?
Yes!警察に毎日感謝されています。
兎美ちゃんは囮捜査をしていますか?
YesNo!囮捜査は禁止されています…が、発想はYes! [良い質問]
警察の監視の対象は兎美ちゃんですか?
No!正確には彼女の周囲、です! [良い質問]
監視の対象はきらきーですか?
YesNo!w きらきー疑われてるなあw
登場人物は兎美ちゃんと警察だけですか?
No!それ意外に登場しないと成り立ちません!
警察が感謝するのは、兎美ちゃんの貢献により犯罪の検挙件数が増えたからですか?
Yes!これは瞬殺の気配…! [良い質問]
兎美ちゃんは警察関係者ですか?
No!彼女はごく普通の高校生です!
警察が兎美ちゃんの周囲を監視している場所は重要ですか? [編集済]
No!場所はあまり重要ではありません。
8について 検挙する犯罪は痴漢ですか?
No!むしろ痴漢のような犯罪はあまり変わりませんね。
警察がお礼を言う理由は、兎美ちゃんの行為に対してですか?
Yes!しかし兎美ちゃんは、実のところ何もしていません。
警察が兎美ちゃんを監視しているのは実は下心からですか?
No!治安維持への熱いパトスです!下心だったら嫌だよ!
兎美ちゃんの周囲では毎日犯罪がおこりますか?
Yes!面白いように起きます! [良い質問]
兎美ちゃんには犯罪者を寄せつける様な特徴や個性がありますか? [編集済]
Yes!!彼女は犯罪に愛される特異体質ですっ! [良い質問]
14&15より 兎美ちゃんの名字は「◯戸川」ですか?
Yes!ww 金⚪︎一でも可! [正解][良い質問]
犯罪の特定は重要ですか?
No!犯罪自体はいろいろあります!
兎美ちゃんは超高校級の不幸の持ち主で、彼女の身には毎日のように犯罪が降りかかる、それを警察は知っているので、兎美ちゃんをマークしていれば多くの犯罪を検挙できる ですか?
Yes!!概ね正解です!こんちくしょー! [正解][良い質問]
ちなみにきらきーも兎美ちゃんの周囲で犯罪を起こして捕まりましたか?
No w まだ犯罪は犯していません! [良い質問]
16より 兎美ちゃんは時計型麻酔銃でチョビひげの男性を眠らせて事件を解決しますか?
No!彼女に出来る事は巻き込まれることと、自分は殺されないことだけですw
前から封切りを楽しみにしていた作品で、昨夜はついつい前作のDVDを見直してしまい、危うく寝過ごすところだった。そんな展開を予測していたきらきーからのモーニングコールがなければ終わっていただろう。流石は我が友。私のことをよく分かっている。
「行ってきまー……はぁ」
待ち合わせに向かうべく、勢いよく家を出た私だったが…次に視界に入った姿に思わずため息を零す。
我が家の玄関前で穏やかな笑みを浮かべる中年男性…すっかり顔なじみになった刑事さん。
「おはようございます。今日はどちらに?」
「…友達と映画、ですけど。隣町に…」
「総員緊急配備!隣町の映画館!途中の道も電車も気を抜くな!」
私が答えるや否や、無線に向かって檄を飛ばす刑事さん。
無線の向こうからはやけにテンションの高い他の刑事さんの声。まるでお祭りを前にしたような雰囲気。
私は繰り返し、ため息をつくしかない。
「今日もまた…なのね…」
私のこと兎美は、少々特異な体質だ。
その名も犯罪因子誘引体質。
これは人が興奮時に分泌される脳内物質が私から出ている特殊なフェロモンで云々…と、小難しく説明されたけど、一言でいうとこうだ。
【事件を引き寄せる】
そう。それこそ往年の推理小説の名探偵のように、行く先々でほぼ間違いなく犯罪に遭遇する。
幼稚園の時。目の前で仲良しのお友達が誘拐された。
小学生の時。修学旅行で古都を舞台に通り魔と命を賭けたかくれんぼを楽しんだ。
中学生の時。初彼氏との初デートで殺人に巻き込まれた。犯人は彼氏だった。
そして現在、高校生。私は週7どころか週12ペースで事件の渦中にいる。
当然友達などできるわけもなく(物好きなスプラッタ趣味のきらきーを除く)、いっそ家からでないようにしようと引きこもった経験もある。
で、そんな私に目をつけたのがこの刑事さん。
彼は発想を逆転させ…私の周りで必ず事件が起こるなら、私の周りだけ見張っておけばいい、と徹底した監視網を敷いたのだ。
これが大当たり。もう事件を防ぐ防ぐ。
突発的な犯行は即座に張り込んでいる刑事さんに取り押さえられ、計画的な犯行も警察の物量の前に断念。テロなんかに至っては、犯行予告を出す前に爆弾が発見・解体される始末。
正直犯人はやってられないだろうけど、私もやってられない。
毎日のように巻き起こる捕物劇。その度にあがる厳つい刑事さんたちからの好感度。
もう勘弁してほしいと思うし、プライベートに干渉するなとも思う。だけど彼らがいなくなった時に待っているのは血と臓物に満ちた肉色の青春だ。それだけは避けたい。
「はぁ…」
これから確実に起こるだろう逮捕劇に熱くなる刑事さんを尻目に、私は今日の犯人がきらきーでないことを切に祈るのだった。
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