【無茶振り三題噺】これもイタ電なの?

電話の相手は見知らぬ人だった。



男「もしもし」

tsuna(女)「はい?」

男「すいません、私、ノックスR慈善会社のストッパーという者なんですが・・・」



○○慈善会社とは、日本では有名な会社で、寄付などの慈善活動を行ってきた。



tsuna「あら、○○慈善会社ですか。どうかしたのですか?」

ストッパー「奥様、&&村の大火災は存じられていますか?」



&&村の大火事とは、半月前に発生した大火事で、村長のｼﾁﾃﾝﾊﾞｯﾄｰを含む216名が死亡。負傷者・行方不明者は4672人、損害額は800億円に上る、戦後史上最悪の大火事であった。



tsuna「ああ、ヒドイ火事でしたねぇ・・・」

ストッパー「ほんとヒドイことでした」

tsuna「それがどうかしたの?」

ストッパー「ハイ、あの大火事で復興は全く進んでいないんですよ」



政府は、その大火事によって発生した火力発電所の原油流失事故の対応に追われ、過疎が進む村のことなど、誰も構ってはくれていない。



tsuna「あら、そうなんですか・・・」

ストッパー「はい、なので政府に任せると、復興がいつになるか分からない。そこで我々は寄付を行うことにしたのです」

tsuna「寄付?」

ストッパー「はい、皆さんの力によって早々に復興が進めばいいと思いまして・・・」

tsuna「でも・・・お金の余裕なんてないわよ?」

ストッパー「いえ、小額で結構でございます。みなさんの小さな力が結集して大きな力になるでしょう」

tsuna「そうかしら・・・」

ストッパー「はい。奥様も&&村がいち早く復興してほしいとお思いでしょう」

tsuna「それは・・・そうね」

ストッパー「でしたら、ぜひ寄付をお願いします。もし寄付をしたならば、神様も喜んで長生きできるかもしれませんので・・・」

tsuna「あらやだわwwwおほほほほ～」



そのとき、tsunaは何気なくテレビに目線を戻した。



テレビは報道番組を映していた。



BB弾(1アナウンサー)「本当に気味が悪いですね・・・」

3000才(2アナウンサー)「はい。善心につけこむ悪質な犯罪ですね」

BB弾「はい。非常に卑劣なことですね!」

魔導師ビビ(3アナウンサー)「えー、具体的な被害としては、天童 魔子(仮名)さんが、みんと名乗る人に寄付を募ると言われて、3000万を騙し取られたと言う話があります」

BB弾「はい。しかし、先週、同様の手口で総額6億円を騙し取ったとして、Lennon容疑者が逮捕されており、全能の解明も近いでしょう」

3000才「はい。ｴｰ、最近、○○慈善会社と名乗り、&&村の大火事の義援金を集めるという、新手の詐欺が流行っています。○○慈善会社では、電話での募金の呼びかけは一切行っていないということです。善心につけこむ、悪質な詐欺。みなさんも、気をつけてください(ﾄﾞﾔｧ」

魔導師ビビ「えー、いったんココでCMです。」



報道の一部始終を見ていたtsunaは、黙って受話器を元の位置に置いた。



～CM～

ムク(教師)「いつやるか、今でしょ!」



水上(元お兄さん)「ランドセルで、背筋ピーン!」



BB弾「えー続いてのニュースは・・・」

耳たぶ犬(某滝)「お・も・て・な・し」



最後ゴリ押し・・・

勝手に名前を使って、スイマセンでしたorz