「誇り高き将軍に、姫を与え我が後継者としよう!」
王は姫が将軍にぞっこんなのを知っていますし、将軍も姫を愛しています。ところが。
立ち尽くす将軍、絶望の底に突き落とされた姫。
なぜ?
【ウミガメ】
拙い初出題でしたが皆さんご参加ありがとうございました!
姫の年齢は重要ですか?
No.極端に幼かったり年取ってたりしなければ成立します。
将軍、王、姫以外に重要キャラはいますか?
No.重要キャラは将軍、王、姫のみです。が、… [良い質問]
将軍、王、姫は人ですか?
Yes.
将軍の年齢は重要ですか?
No.姫が気に入れば問題なし。
将軍は女性ですか?
No.
将軍と姫は実は兄弟ですか?
No.です。
将軍の願いとは括弧内の内容でしたか?
No!!しかしそれを攻めるには問題文を無駄なく使わないと… [良い質問]
問題文に出てくる「姫」は全て同じ人物ですか?
No!! [良い質問]
将軍、姫は一人ですか?
将軍は一人です。姫は一人じゃないです。
姫は自国の姫(姫A)と敵国の姫(姫B)ですか?
Yes!!!すんばらしい! [良い質問]
戦いの前と後で将軍の容姿が変化しましたか?
関係ありません。姫は一生将軍に惚れてます。
王は勝利した国の王ですか?
Yes.
将軍と姫Aは両思いで、将軍と姫Bには愛情はありませんか?
これだとNoですね…。ということは。
2行目と赤字の姫は同一人物ですか?
Noです。Good.
将軍は敵国の姫と相愛となり、姫の助命を願ったが、王は将軍と自国の姫を結婚させ、敵国の姫は殺されましたか? [編集済]
YesからNoへグラデーションを成してますね。 [良い質問]
姫Aは将軍を好きで、将軍は姫Bが好きですか?
Yes! [良い質問]
15、16より 姫A(満足)と将軍が結婚させられ、将軍と処刑される姫Bが愕然としますか? [編集済]
後半Noですね。
姫Bが絶望したのは将軍と姫Aが結ばれたからですか?
Yes。それもあります。
将軍の願いとは、姫Bに関することですか?
Yes.どう関するんでしょう。
絶望とは命に関わることですか?
即時関わることではないですね。
将軍は姫Bの助命を嘆願し、姫Bは生かされたものの奴隷に身分を落としますか?
YesNo。かすってるんですが…。
姫Bと将軍はその後出会うことはありましたか?
はい。しかしこの問題だけなら関係ないかな。
「絶望の底に突き落とされる」は比喩ですか?
普通の慣用表現です。
将軍が立ち尽くしたのと姫が絶望した理由は同じですか?
基本的に同じです。
赤字の内容は王の予想通りでしたか?
No.
21より確認です。 将軍の願いは姫Bの助命でしたか?
No.姫ではなく…
姫Bは国外追放されましたか?
いいえ。
将軍の願いは敵国の王の助命でしたか?
Yes!!あとはまとめると? [良い質問]
姫Bは、戦勝国の王のものになりましたか?
いいえ。
将軍は敵国の王(王B)の助命を願い、戦勝国の王(王A)はそれを叶えたが、同時に姫Aと将軍を結婚させ、王Bと姫Bを奴隷にしましたか?
うーんちょっと違う所があるけど正解! [正解]
将軍は姫Aと結婚しますか?
しません。
『恋人たちは静かに』息を引き取りますか?
Yes!!やられた〜
解説が3件投稿されたらオリジナルの解説に移りたいと思います。どしどし投稿して下さい![編集済]
将軍は、姫Bを助け出し、2人で国を出る決心をした。 しかし、それを裏切りと見た王Aは、追手を差し伸べ捉えるよう命じた。 追手を何とか退けながら、ナパタの谷まで逃げ延びてきたが、 隠れていた洞窟を追手に包囲されてしまう。 もはやこれまでと思った2人は、互いの手首を切り、 恋人たちは静かに息を引き取った。ですか?
かなり本解に近いです。舞台作品について、「大事なのは人がいかに美しく悲しく死ぬかだ」という言葉がありますが、この話でも舞台ができそうです。 [良い質問]
でなければ、 王Aの処遇に不満を抱いた将軍は、戦いを通じて慕ってくれた兵士たちを従え 謀反を起こした。将軍のカリスマ性に多くの兵士が従い、ナパタの谷で 王の軍を壊滅させて、王を姫Aとともに追放した。将軍は新国王となり 姫Bを正式な妃とした。新国王の下、国はますます発展し、 彼らの子孫たちも末長く国を豊かに保った。 年老いてもなお、将軍と姫Bは仲良く、恋人達は静かに余生を過ごしたのだった。ですか?
ハッピーエンド。ほっこりしますね。ちなみにディダムズさんの解説も同じ感じでした。
そういう映画を見た。恋人たちは静かに手を取り合いながら涙した。ますか?
一気に舞台が身近に!ロマンチックですね〜。実は本当に映画みたいなものだったりします。 [編集済]
ラダメスはエジプトの若き将軍。アイーダと相思相愛の仲だ。
アイーダはエジプト王女付きの奴隷。実は敵国エチオピアの王女で、これはラダメスも知らない。
アムネリスはエジプト王女。密かにラダメスを愛しているが、彼が別の女を好いていることに勘づいている。
エチオピア討伐の指揮官に任命されたラダメス。エチオピア軍の指揮官はアモナスロ王が直々に務めるそうだ。恋人の勝利を願うことは父の死を願うこと…。その板ばさみにアイーダは混乱して、苦悩の中で神に祈りを捧げる。
やがてエチオピアとの戦いに勝利し凱旋する若き将軍ラダメス。
「ラダメス、今回の勝利、実に見事であった!褒美をとらせよう。何でも言うがよいぞ!」エジプト王がラダメスに労いの言葉をかける。
そんな中アイーダは、引き出された捕虜の中に父アモナスロ王の姿を見つける。
顔は汚れボロを纏い、血の滲んだ包帯を巻き憔悴しきった姿を。
「お父様…!」
父は娘に目配せをし、娘の動揺を咎める。
ラダメスはアイーダの言葉を聞き逃さなかった。この中に彼女の父親がいる!?そして意を決すると王に向かって口を開く。
「それでは、この捕虜たちの釈放を求めます!」
ざわめくエジプト中枢部。
エジプト王は「何でも」と言った手前、迷いながらもラダメスの願いを聞き入れ、捕虜を解放する、老人をひとり人質に残して。
人質の老人、それは偶然にもアイーダの父アモナスロ王。
さらにエジプト王は続ける。「誇り高き将軍ラダメスに、娘アムネリスを与え我が後継者としよう!」
湧き上がる人々の歓声。その中で立ち尽くすラダメス。アイーダの父を救えず、しかも二人は引き裂かれるのだ。アムネリスは勝ち誇り、アイーダは愛する人を二人とも奪われ絶望の底に突き落とされた。
ここからは問題の続きです。皆さん投稿ありがとうございました!では引き続きお楽しみください。
ラダメスはアムネリスとの結婚前夜、アイーダと逢引きする。それをアイーダから聞いた父アモナスロ王は、エジプト兵の配置情報を聞き出させる。
ナイル川を眺めるバルコニーにふたりきりの、ラダメスとアイーダ。
「今度の戦いに勝って、君とのことを国王に話そうと思っているよ」とラダメス。明日が結婚式だと言うのに?
「まさか!僕が愛しているのは、アイーダ、君だけだよ。」
「本当?じゃあ私と一緒に逃げてくれる?」
逃げる?迷いを見せるラダメス。
「それなら、私を殺してよ…」
アイーダの強い想いにラダメスは決意する。「わかった。#red#ナパタの谷を知ってるね?あそこに抜け道がある。」
その時、突然ふたりの前に躍り出るアモナスロ王。「情報を感謝しようラダメス。アモナスロは嬉しいぞ。」
その名を聞いて、彼こそがエチオピア王だと気付いたラダメス。あぁ、指揮官自ら祖国の情報を漏らしてしまった…。
「裏切り者!裏切り者!」
アムネリスの声が不意に響く。愛するラダメスの声が微かに聞こえてくるのを不審に思い、出てきてみたらこの状況。祖国を売った裏切り者!私を捨てた裏切り者!
何ごとかと、兵士や祭司たちが次々に集まってくる。
ラダメスは、急いでアモナスロとアイーダを逃がす。
「あなたも一緒に!」
しかしラダメスは首を横に振る。悪気はなくとも、結果祖国を裏切った自分を許すことはできない。ふたりが無事逃げおおせるのを確認すると、彼は自ら祭司の前に剣を差し出し投降する。
地下牢生き埋めの刑に処されたラダメスは孤独にひとり死を待っている。その頭に浮かんでくるのは、アイーダのことばかり。無事に生きているだろうか、泣いてはいないだろうか。あぁアイーダ、会いたいと願っていたからだろうか、君の幻が見えるよ。
「待っていたわラダメス。あなたと一緒に死ぬために」
いや、幻ではない。本物のアイーダがそこにいる。「どうして!?」きっと生き埋めの刑になることを察し、忍び込んだと言う。
ラダメスはアイーダだけでも何とか救おうと、力任せに石の蓋にタックルを仕掛けるが石はびくともしない。
ふたりはやがて死を迎える覚悟をする。天国で結ばれることを願って。
地上では喪服に身を包んだアムネリスが、ラダメスの冥福を祈っている。自分の告発からラダメスを陥れた罪悪感は、きっと一生消えることはない。
恋人たちは静かに、息を引き取った。
これはヴェルディの歌劇『アイーダ』の筋書きです。問題文はラダメスの凱旋シーン、サッカーの応援にも使われている有名な【凱旋行進曲】の流れる場面です。
オペラは敷居の高いもの、と決めつけてはいませんか?実際は現在の映画のようなもの、ストーリーも音楽も万人が共感できるドラマです。今ではYoutubeにも全曲の動画が数多くあげられており、気軽に楽しめます。
この問題を通して、少しでも多くの人に、クラシックへの興味を持って頂ければ本望です。そして感動してもらえたら…、
これ以上の喜びはありません。
最後に、スープパートナーのディダムズさんに感謝です。ありがとうございました。
「Goodスープ認定」はスープ全体の質の評価として良いものだった場合に押してください。(進行は評価に含まれません)
ブックマークシステムと基本構造は同じですが、ブックマークは「基準が自由」なのに対しGoodは「基準が決められている」と認識してください。