ニクザカ・・・な？

面(めん)＝「顔につけるもの、顔を覆うもの」

少女は『AK・AZ・UK・IN』ちゃんでした。

赤ずきんちゃん



赤ずきんは森の奥にあるおばあさんの家に行きました。



おばあさんはもうすでに足腰が悪く。床に伏せていました。





赤ずきん「おばあさんのお耳はどうしてそんなに大きいの？」



おおかみ「おまえの可愛い声がよく聞こえるようにだよ。」



赤ずきん「おばあさんのお目めはどうしてそんなに大きいの？」



おおかみ「おまえが可愛いお顔がよく見えるようにだよ」





赤ずきん「おばあさんのお口はどうしてそんなに大きいの？」



おおかみ「お肉を食べるためなのですよ(ﾟДﾟ)」











赤ずきん「おばあさん・・・どうして私たちは『ずきん』をかぶっていなくてはならないの？



どうして私たちの『耳』は他の人と違っているの？



どうして私とは誰も遊んでくれないの？どうしておばあさん・・・」



泣き出す赤ずきんの頭をおばあさんは撫で上げます。



すると赤いずきんがズレて『大きなオオカミの耳』がぴょんと出てきました。



孫にも人狼一族たる狼婆の血がしっかりと受け継がれていました。



それはとても愛らしく立派な『オオカミの耳』でした。



しかし孫には偏見と迫害を受ける格好の的でした。





オオカミ「悲しい顔はおやめ、私の可愛い赤ずきん。お前の耳は世界一だ。もっと自信を持ちなさい。」



赤ずきん「私を見たらみんな『化け物』だといいますのです。私はもう二度と『化け物』と言われたくはないのです。」



それでもきっとお前の良さを分かってくれる人が必ず現れる。



外見的特徴で物事を決め付けない素晴らしい人にきっと巡り会える。



赤ずきん「・・・私がいても、楽しいでしょうか・・・。私はみんなに受け入れてもらえるのでしょうか・・・」



おばあさんは優しい顔でうなづきました。



これがおばあさんの見せた最後でした。



















そして数年後、東洋の最果ての地から空前の獣耳ブーム到来！！



平たい顔の民族達はとても（違った意味で）紳士的に振る舞い。赤ずきんを持て囃してくれました。



そんな彼女の生い立ちやら人生やらに同情が集まってなんやかんやで日本で『映画化！』



しかも日本の若者と狼によって育てられた少女が恋するハートフルになっていたww

（おばあさんは巨大なモロ様と化して絵描かれていたのは意外でした）