出てきたかき氷に、しかし私はすぐには手をつけない。
辛抱強く、全てが水に戻るまで待ってから、私は初めてスプーンを手に取った。
一体何故?
私はカキ氷を食べるために注文しましたか?
YES‼ ですがミスリード注意!
赤いのは血ですか?
NO! 魔子ちゃん要素ません!
すぐには「手」いがいのどこかをつけましたか?
NO!
挿絵の女性はドラ○もんに出てくるジャ○子ですか?
NO! オリジナルです!
とりあえず、カキ氷のスプーンはカキ氷用ですか?
YES!
スプーンはかき氷を食べるために手に取りましたか?
YES! ここもミスリード注意!
私以外の登場人物はいますか?
YES!!! 私と同じような立場の人物が4人ほど。 それと、 あともう一人。 [良い質問]
挿絵より、蛍を呼んでいますか?
NOw 五郎ません!
全てが水に戻る、とはかき氷が全て溶ける、という意味ですか?
YES!
イラストよりイチゴ味を注文しましたか?
YESNO! 重要ではないです。そしてすいません。挿絵は忘れてくださいw
かき氷を「食べる」以外の用途で使用しますか?
NO!
かき氷 複数ありますか?
YES‼ 7で出てきた同じような立場の人物の前に置かれています!
溶けたカキ氷以外のカキ氷を食べますか?
NO!
鼻と口を隠すなんて。挿絵の女性はシャイガールですか?
NOw 挿絵は気にしないでw
7より、同じような立場の4人とは私と同じようにカキ氷を溶かしていますか?
YESNO! 一人は私と同じように手をつけていません! 他の三人はかき氷に飛びつきました! ミスリード注意!
音の聞こえない状態で、頭にランプがついた奴が最初にスプーンをとらないと全員死亡。成功すれば開放。ただし、お互いは見えない。タイムリミットは溶けきるまで カイジ ますか・・? [編集済]
ざわざわ… ざわざわ… NOww
何らかのイベントが行われていますか?
YES!!! [良い質問]
スプーンをかき氷を食べる以外の用途でも使用しますか?
NO!
早食い大会は関係ありますか?
これはNO!
他の登場人物と何か競っていますか?
YES!!! [良い質問]
熱湯風呂は関係ありますか?
YESNO! ミスリード起こしそうだな… テレビ番組ではありません!
かき氷をそのまま食べるより、溶かして飲んだ方が早く食べる(というか飲む)事が出来ると私は判断しましたか?
NO! 早食い大会ではなく…
暑いとこでカキ氷を食べてはいけないという、我慢大会をしていますか?
YES!!! 正解です!!! [正解]
カキ氷にタバスコをかけまってたべますか?
NOw やりたくないなそれw
私は勝負に勝ちますか?
YESNO! 解説では出てきませんね。
暑さ我慢大会で、目の前にかき氷を置いても我慢できるかどうか試されてますか?
YES!!! 正解です!!! [正解]
そしてその後、解けた水をスプーンですくってどれだけ早く飲むか、という競争に変わりますか?
NOw その画を思い浮かべたら笑えますねw
ところで 舞台は夏ですか?
YES! 夏にしました! あ、でも解説には書いてないな…
後1人は審判で、我慢してる4人がカキ氷を食べさせようと目の前で誘導していますか?
YESNO? 詳しくは解説にて!
結局、暑さに耐えられなくなってかき氷をそのまま体にぶっかける人物は登場しますか?
NOw それ使えば良かったね。
近所のカレー屋で開かれる我慢大会。優勝賞金は3万円。
賞金はショボいが、田中は副賞に目を惹かれた。
カレー30食分。
田中はカレーが好きだ。あだ名もタナカレーだ。タンクではない。
参加費は1000円。激辛とはいえ、大好きなカレーも食えるから、
田中は出場を決意した。
そして当日。
出来るだけ涼しい格好ということで田中は浴衣をきてカレー屋に向かった。
参加者は5人。案外少ない。
そして浴衣は意味がなかった。なんかエスキモーって感じのコートを着せられた。
そして店の中には一人一台、5台のストーブ。
田中だけなぜかファンヒーターだった。
すでに店の中の温度は60度。まだ上がるらしい。
「それでは真夏のチキチキ我慢大会!激辛カレーもあるよ! 開催です!」
司会のインド人風の男がスタートを告げて、暑いからすぐ別室に逃げて行った。
そして各々のテーブルに激辛カレーが運ばれる。
赤い…圧倒的に赤い。
隣の参加者がカレーを口に含んだ瞬間、
「む、む、む、ムヮッサーーーーン!!!」
なんかあり得ない叫び声を上げた。
(そんな大げさな…)
隣の参加者を横目に見ながら田中も一口。
「む、む、む、ムヮッサーーーーン!!!」
辛い。辛いというかヒドい。非道だ。人の道を外れた辛さだ。まさに外道。
田中は大好きだったカレーが一瞬にして嫌いになった。
それでも参加者たちは顔から汗、鼻水、涙、唾液、
何かいろいろ液体を垂らしながらなんとかカレーを完食した。
この時点でほぼ全員がリタイヤ寸前。
「デザートかき氷があるんですが、食べますか?」
久しぶりに出てきたエセインド人がかき氷の注文を取りにきた。
全員が激しく首を縦に動かし、かき氷を注文。
目の前にかき氷が並べられる。
「かき氷はサービスですが食べると失格です」
「・・・」
インド人風の男から無情な一言が付けたされた。
それでも参加者の内の三人はかき氷に飛びついた!
「うめぇ!」
「ちめたい!」
「これは辛くない!」
「ムヮッサーーーーン!!!」
三人の歓喜の声。その中に田中は含まれていない。
残っている隣の参加者を睨みつけ、じっと我慢している。
隣の参加者も田中を睨みつけている。
これは維持の張り合い。
田中はカレーが嫌いになったので、カレー30食分はもうどうでも良くなったのだが、
この隣の小太りメガネに負けたくなかった。
かき氷がドンドン溶けていく…
すべて溶け終わる瞬間、隣の男が後ろにぶっ倒れた。
あまりの極限状態の中、気を失ったのだ。
そういう田中ももう限界寸前、隣の男の様子もわからず、
(もうどうでもいい!俺は食べる、かき氷を!)
倒置法でかき氷への熱い思いをぶつけ、スプーンを手にした時には、
目の前のかき氷は全て溶け去っていた。
「っていうか、スプーンあっちぃっ!」
それが田中が口にした最後のセリフ。田中の意識は深い闇の中へ落ちていった。
次に田中が目覚めた時、なんかでっかい川の向こう側で、
去年死んだお婆ちゃんがすっごい元気に手を振っていた。
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