買い物から帰った赤ずきんは泣きだしてしまった。
そんな赤ずきんに狼が近寄ろうとするが、その前に猟師が現れ狼を撃ち殺した。
救われた赤ずきんは、どうやって猟師を殺してやろうかと考えた。
状況の補完をお願い致します。
【ウミガメ】
練り不足だったかもしれません…
赤ずきんが泣き出したのは、お婆ちゃんが死んでしまったからですか?
Yes …だと思います。ミスリード注意。
赤ずきん、狼、漁師、お婆さん 以外の登場人物いますか? [編集済]
No その四人(?)だけで成立します。
狼は人間ですか?
No ネコ目イヌ科イヌ属の哺乳類動物ですが、人間でも成立はします。 [編集済]
お婆さんと猟師はグルで、赤ずきんを殺そうとしてましたか?
No 二人はグルではありません。
問題文五行目より、赤ずきんは狼から救われたのですか?
No! 狼からではなく… [良い質問]
狼が赤ずきんちゃんに近づいたのは悪意があってですか?
No! 悪意があって近付いたわけではありません。 [良い質問]
赤ずきんは嬉し泣きした?
Yes! でも何が嬉しかったのでしょう? [良い質問]
狼は食べるためにお婆さんを殺しましたか?
No! 食べるためではありません! [良い質問]
猟師は赤ずきんを救うために狼を撃ち殺しましたか?
Yes 猟師は赤ずきんを助けようとしました。ミスリード注意?
赤ずきんと狼は知り合い?
Yes! 親しい間柄です! [良い質問]
お婆さんは赤ずきんを殺そうとした?
No 殺そうとまではいきませんが… [良い質問]
買い物の内容は重要?
No 重要ではありません。
赤ずきんはお婆さんに虐げられていましたか?
Yes! お婆さんから虐げられていました。 [良い質問]
赤ずきんは狼に育てられましたか?
No 赤ずきんはオオカミ少女ではありません。
9より、猟師は狼が赤ずきんちゃんを襲っていると勘違いしていましたか?
Yes! 猟師は勘違いをして狼を撃ち殺してしまいました。 [良い質問]
確認です。5 11、13より、赤ずきんはお婆さんの虐待から狼に救われたんですね? [編集済]
Yes! 赤ずきんは狼に救われました! [正解][良い質問]
とある街に「赤ずきんちゃん」と人々から呼ばれる幼い女の子がいました。
赤ずきんはその呼び名の通り、いつも赤い頭巾を目深に被っていました。けれどもそれは決してお洒落をしているわけではありませんでした。
両親を亡くした幼い赤ずきんは街外れのお婆さんの元に引き取られました。
しかしそこに待っていたのはお婆さんから理不尽に虐げられる毎日でした。
難癖を付けられては殴られ、蹴られ、罵られ、なじられ、赤ずきんの身体には生傷や痣がたくさんついていました。
赤ずきんは腫れ上がった顔を見られるのが恥ずかしくて、お母さんの形見である赤い頭巾で隠していたのです。
そんな赤ずきんにはお友達がいました。
近くの森に住む、一匹の狼です。
狼は初めは赤ずきんを食べようと近付きました。花畑で一人で泣いている赤ずきんを慰め、油断を誘おうと思っていたのです。
けれども自分を全く恐れない赤ずきんに狼は興味を持ち、話し相手をしているうちに狼はやがて赤ずきんに恋をしました。
狼は赤ずきんにどうして自分を怖がらないのかを聞いてみました。
赤ずきんはこう答えました。
「私はこんな傷だらけ。だけど狼さんは私を食べようと思ってくれた。
意味もなく殴られるよりも、美味しく食べられる方がいいかなぁって」
そうはにかむ赤ずきんに、狼は悲しくなりました。狼に食べられる方がマシだと思ってしまうほどに、赤ずきんの心は疲弊していたのです。
どうしたら赤ずきんを救ってやれるのか、狼は考えました。
ある日、赤ずきんが買い物から帰ってくると、口元を真っ赤に濡らした狼と変わり果てた姿のお婆さんの姿が目に飛び込んで来ました。
玄関で茫然と立ち竦んでいる赤ずきんに、狼はおもむろに口を開いて言いました。
「お前を虐める者はもう誰もいない。お前はもう何にも怯えなくてもいい。
これからは俺と一緒に幸せに暮らそう」
その狼の言葉に、赤ずきんは思わず涙をこぼしました。
悲しいのか、と狼は問いました。
けれども赤ずきんは何も答えませんでした。礼を述べようとしても嗚咽が漏れるだけで、首を横に振ることしか出来ませんでした。
返事の無い赤ずきんに狼は困ってしまいました。
そして取り合えず慰めようと赤ずきんに近付こうと一歩踏み出した、その時でした。
突然乾いた破裂音が響きました。
赤ずきんの目の前では狼が突然血を噴き出し、床に倒れていく様子が映りました。
一体どうしたのかと近寄ろうとする赤ずきんを、後ろからそっと誰かが制しました。
赤ずきんが振り返ると、そこには一人の猟師が立っていました。彼は片手に銃を担ぎながら、危ないところだったな、と赤ずきんに微笑みました。
偶然赤ずきんの家の近くを通っていた人間から狼がお婆さんを襲っている話を聞いた猟師は、大急ぎで駆け付けました。
そして開いている玄関から赤ずきんが狼に襲われかけていると勘違いした猟師は銃を構え、狼を撃ち殺したのです。
赤ずきんは泣きました。
泣きながら、どうやって狼の仇をとろうかと考えました。
元ネタ:赤ずきん(グリム童話)
「Goodスープ認定」はスープ全体の質の評価として良いものだった場合に押してください。(進行は評価に含まれません)
ブックマークシステムと基本構造は同じですが、ブックマークは「基準が自由」なのに対しGoodは「基準が決められている」と認識してください。