余計な（？）出費

カメオは事故で『植物人間』になってしまった。



何時まで経っても意識は戻らなかった。



そこで医師はあることを告げた。



「ご子息の意識は何時戻るやも分かりかねますのです。



このまま待ち続けるよりも『良い方法』があるのです。」



医師はニヤリと笑ってみせた。



両親は戸惑った。一体その方法とは？



「なに、簡単なこと。『カメオくんのクローンを作れば良いのです』



GA●TZ方式でスキャナーでカメオくんの構造を分子レベルで瞬時に再現して



記憶をコピーすることによりカメオくんを完全再現出来るのです。」



両親は唖然とした・・・確かにこの方法ならカメオを蘇らすこともできるかもしれない



医師「お値段がほんの少しばかりかかってしまうのですが・・・よろしいですね？



・・・では、早速取り掛かります。」



＜ｱﾀﾗｼｲ～ｱｻ＾ｶﾞｷﾀ～ｷﾎﾞｳﾉｱｻｶﾞ～





かめお「ハロー」ｽﾀｽﾀ



両親「カメオ！」



医師「成功のようですね。それではカメオくんの方は処分しますのです。」



カメオ「ﾌｧ～よく寝た。」ﾑｸﾘ



医師　両親　かめお「(ﾟДﾟ)？！」



カメオ「？？・・・あれ？僕がもう一人？？？」



医師「・・・生き返っちゃいましたね・・・」((;°□°)



かめお「僕かめお」(ﾟДﾟ)？



カメオ「僕もカメオ」(ﾟДﾟ)？



カメオ　かめお「(ﾟДﾟ)？？」



そして両親カメオ同士が話し合った結果



例えクローンであっても意識があるカメオを処分など出来やしなかった。



両親はカメオたちを養う費用が２倍になったという・・・