キは長いこと雨に打たれていました。
たくさんの人に声をかけられましたが、大丈夫、とだけ答えて笑っていました。
大好きな飴も我慢して、大嫌いな雷も我慢して。
いったい彼女はどうしたのでしょう?
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今回はちょっとばかし趣向を凝らして、NGワードを設けております。
奮ってご参加くださいませ^^

おまけはオマージュのススメでしたー

サキは人間ですか?

イエス。

サキは家出をした?

ノーです。

サキは子供ですか?

イエス! [良い質問]

たくさんの人はサキを心配してますか?

イエス! [良い質問]

サキは誰かを待っていますか?

イエス!

天気は重要ですか?

イエスノー、晴れてても問題ないです

サキは何かの漢字で表されますか?

イエスノー、無関係です。いまさらですが、なぜ名前をサキにしてしまったのだろう・・・。

サキは外にいますか?

ノー。

たくさんの人に声をかけられたということはサキは人通りの多い所にいるのですか?

イエス! [良い質問]

サキは目的を果たしましたか?

ノー?目的とは違うかな?達成も出来ていません。

誰か死にましたか?

ノー。

季節は関係ありますか?

ノー。

サキは雨が止むのを待っていますか?

ノー。

サキの他に重要な人物はいますか?

イエス! [良い質問]

サキは、飴を我慢する必要はありましたか?

イエス!超イエス! [良い質問]

サキはヘルメット冠ってますか?

ノー。

サキが待ってる人は肉親ですか?

イエエエエス! [良い質問]

病院は関係ありますか?

ノーです。

飴はサキが作りましか?

ノー、飴自体重要ではありません

親はサキを見捨てましたか? [編集済]

イエス!まとめてください! [良い質問]

サキは雨で濡れていますか?

イエス!

学校ですか?

ノー、どこでもいいですが、教会です。

親に捨てられ教会に置き去りにされたけど好きなものも嫌いなものも我慢して親が迎えにきてくれるのを待っている、ですか?

おおむね正解! [正解]

教会でサキは自分を捨てた親をいつまでも待ち続けた。お母さんと飴を食べる約束したもん。サキは頑なに待ち続けた。それを見かねた私が国家を動かし世論を味方に付け世間に訴え続けた。そして世界は子供を大事にするようになりましたか?

俺のより平和的だ!前半部分だけで正解だったw [正解]

悲劇のヒロインを演じて世間に「捨てた両親はひどい奴だなー」とバッシングさせて捨てた両親に復讐、ですか?

そんな怖い・・・。

親が飴を持っていましたか?

ノー。普段は帰り際に買ってもらっていました

ちなみに、禁止ワードはドラマの「サキ」ですか? [編集済]

ノーです。

結局親はサキを迎えに来ませんか?

さあ、どうでしょう?決まってません。

親に多額の借金が有り親は自殺を決意。しかしサキには幸せな人生を歩んで欲しい。そこで親と古くからの知り合いの私の登場ですね?

ことごとく真逆ですw

登場人数への質問ですか?

ノーです。

場所への質問ですか? [編集済]

ノーです

サキは鉄仮面を被ってヨーヨーの名手でしたか?

のーw

ツォンさんは雷は怖いですか? という質問ですか?

ノーでwおれ結構好きw

親は「飴を買ってくるから、ここで待っていなさい」と言って少女を置いて行き、少女は雨が降っても親を健気に待ち続けましたか?

そういうことです。

こっそり自分を登場・・・市場がさわびってことにですか?? [編集済]

ノーですw

NGワードはネタですか?

イエスノー、俺の中ではネタですが、ネタ質問ではないです。

タイトルへの質問ですか?

お、いいライン!タイトルからの連想です! [良い質問]

火垂るの墓ですか?

のーです

「NGワードはなんですか?」←これですか?

ノーですよwそしてイエスノー回答できないw

実はサキが既に両親を殺害しており警察が来ないか確認していたのですか?

どこをどうしたらこうなる???

親に関する質問、ですか?

ノーです

サキは空から飴が降るのを待っていましたか?

のー、ナンだっけそれ、聞いたことあるw

なぜタイトルがひらがなか、ですか?

その方向性なのですが、もっと連想の先にあります。そしてこれは専門知識(?)要します

セツナさんは五月雨撃ちしましたか?

おしいw

刹那五月雨撃ちですか?

これだー!w [正解]

ペルソナますか?

天童さんもオマージュいかが?
々あるところにサキという女の子がいました。
サキはお母さんと二人暮し。
昔はお父さんもいたようですが、サキの記憶にはありません。
ずっとお母さんと二人きりです。
お母さんは週に一度のバザーで、いろんなアクセサリーを売る仕事をしていました。
サキももちろんお手伝いします。
そして、終わると次のバザーの材料や食料品を買って帰ります。
そのときにご褒美で買ってもらえる、いちご飴やみかん飴、りんご飴などが大好きでした。
贅沢らしい贅沢はしていないけど、それでも細々とつつましく二人で暮らしていけることが、サキは幸せでした。
しかし、ある日を境にバザーに訪れる人が少なくなりました。
戦争だそうです。
人が少なくなり、必然的に売り上げも減ります。
食べるものも少しずつ少なくなり、飴も何回かに一回しかかってもらえなくなりました。
そのうち、お母さんは口癖のようにサキにこういうようになりました。
「サキ、ゴメンネ、本当にごめんね・・・」
サキには何のことかわかりませんでした。
わかるのは、お母さんの心が病んできていることだけ。
ある日のバザー。
この日は売り場ではなく教会の前につれてこられました。
そして、お母さんはサキに言いました。
「サキ、ここから決して動いてはだめ。待ってて頂戴ね?」
「今日はお手伝いしなくていいの?」
「ええ、大丈夫。」
「じゃあ、飴は…だめだよね」
「いい子にしてたら、きっとね?だからまっててちょうだい」
「わかった!」
「ありがとう、ごめんね」
そういうと、お母さんは売り場のほうへ歩いていきました。
空模様が急に悪くなってきた昼下がり。
周りの人はあわただしく行き交います。
時々、おじさんやおばあさん、同じ年くらいの子供が声をかけてきました。
「お嬢ちゃん一人かい?」
「もしかして迷子?」
「パパとママはどうしたのー?」
サキは笑顔で答えました。
「大丈夫!お母さんにここで待っててって言われたの!」
声をかけた人はほっとして、気をつけてと声をかけて立ち去りました。
そのうち、黒い雲から大粒の雨が降ってきました。
雷も間近に落ちたりしています。
気づけば通りには人影もなくなっていました。
元々サキは雷が大嫌いでした。
しかし、それでもお母さんの言いつけを守って、一歩も動かずに待っていました。
そのうち、雨で体力を奪われたサキは教会の前で倒れこんでしまいました。
サキが次に目を覚ましたのは、教会のベッドの上でした。
傍らには年老いたシスター。
「大丈夫?」
「そっか、私が約束破ったから、お母さん、帰ってこなかったんだ…」
シスターは事情を察し、サキを抱きしめました。
暖かさが、身も心も冷え切ったサキを包みます。
サキは涙をこぼしていました。
心の中に、切なさがあの日の雨のように静かに強くとめどなく降り注いでいました。
*NGワード「ペルソナ」「刹那五月雨撃」
思い出した人は、罰ゲームとして私の過去問題からのオマージュをお願いしますw
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