よっ、ちょっと困ってて相談したいんだが話を聞いていってくれないか
本当は喋っちゃダメなんだが、まぁ別にアンタ等にならいいだろう?
自己紹介から始めさせてもらおう。
俺の名前は クラーイ 、ケチな トレジャーハンター さ
この街の人間には 「ススまみれの盗掘屋」 なんて二つ名で呼ばれてるぜ。
盗掘といっても所有者の居なくなったものを頂いて有効活用させて貰ってるだけで
ろくでなしの盗人なんかよりはマシな稼業だと思ってるんだがなぁ
そうだとは思ってくれない奴の多いこと多いこと。
話が逸れたが問題が起こったのは昨日の事だ
いつもの様に仕事を終えて帰ると戦利品の中に 物凄いお宝 があるのに気づいちまった。
それで自慢げに話しちまったのが悪かったんだろうな。
俺はたちまちヤツラに追われることになっちまった。
手に入れた物は別にヤツラが所有してたものとかでは無いぜ
ヤツラは単純にコイツが欲しくて堪んなくなったから俺を狙ってるってわけ
ホントに最悪な奴らだぜ。
街の官憲どもも頼りに出来ねぇし
このまま街を出ようかとも思ったんだがな
そうなると仲間に迷惑がかかるし
迷ってる所にあんたらが来たってわけだ
ラ・テアルの精霊さん達よ
人畜無害のアンタ等にならこうして愚痴ってても
さらに厄介事が増えるなんて事にならないだろ?
だがこうして愚痴ってても何の解決にもならないよな
ハハハ、困ったもんだ・・・ハァ・・・
彼の身に起きた不幸の全容を暴け!
【ウミガメ】
宝探しは人のサガだと言うけれど・・・、秘宝を見つけて不幸になった男の愚痴を聞け!
「物凄いお宝」の特定は重要ですか?
yes、クラーイ「物凄い重要だぜ」 [良い質問]
クラーイを追っているのは、動物ですか?
no、クラーイ「ヤツラは人間だ」 [編集済] [良い質問]
クラーイがどこで仕事をしたかは重要?
yes、クラーイ「俺の生業を掘り下げるためには重要だが、物の特定とかにはつながらないぜ」 [編集済] [良い質問]
「物凄いお宝」は高価なものですか?
yes、ある店の店主「数年遊んで暮らせるレベルのお宝だね、もしかするとそれ以上・・・いらないんだったら買い取るがどうかね?」 [良い質問]
ススまみれ、の部分は重要?
yes、クラーイが住む冒険者の宿のおばちゃん「しゃれた名前だろ?名付け親は私さ、そういう風に二つ名を付けるのが好きでねぇ」 [良い質問]
「ヤツら」の正体を特定する必要はありますか?
no、クラーイ「別にヤツラがなんであろうが関係ないぜ、この宝を物凄い欲しがってる連中なんざ大勢いるだろうからな」 [良い質問]
物凄いお宝 は宝石類?
yes、クラーイ「まぁ見た目はそんな感じなんだがな」 [良い質問]
「もの凄いお宝」は呪われたりしている?
no、とある鑑定士「ふむ、特に呪いなどはかけられておらんぞ、むしろ…」
自慢げに話した相手は重要ですか?
yes、クラーイ「相手の特定は重要じゃねえんだが、まぁ俺が浅はかだったよ」 [良い質問]
その「お宝」は、現代日本でも価値のあるものですか? [編集済]
yes、とある占い師「なになに・・・巨万の富が得られるであろうな」 [良い質問]
「物凄いお宝」は、美術品ですか?
no、クラーイ「美術品とは言えないかもな」
物凄いお宝 は愛とか希望とか形のないものですか?
no、クラーイ「形はあるぜ、だが・・・」 [良い質問]
物凄いお宝 は遺跡など大きなもの全体ですか?
no、クラーイ「俺が持ち運べる位の大きさだ」
歴史には存在しない科学文明を表明するお宝ですか?
no、とある学者「科学文明と言うよりもむしろ・・・」
クラーイは人間ですか? [編集済]
no、クラーイ「なに当たり前のこ・・・ってあんたらは視覚が無かったんだな、悪い悪い知らなかったわ」 [良い質問]
お宝はミイラと関係しますか?
no、クラーイ「まったく関係ないぜ、今後も関係したくないな」
お宝は石油ですか?
no、クラーイ「油の石…べたべたしてそうだな」
ダイヤモンドは関係ありますか?
no、クラーイ「そういう宝石は確かに好きだけどな・・・宝石からは離れた方がいいな」
賢者の石ですか?
no、ある店の店主「流石に賢者の石ほどの物ではないな、それでも十分A級のお宝だと思うぜ」
それとも、琥珀ですか? [編集済]
no、クラーイ「実を言うと宝石の名前なんかは詳しくなくてな…まぁキレイってことは確かだぜ」
映画「メリーポピンズ」の代表曲「チム・チム・チェリー」は関係ありますか?
no、クラーイ「何だその呪文は?」
化石ですか?
no、クラーイ「どんどん離れていってるぜ、物に対しては4、7、9、10.、12・・・特に12から掘り下げるのがいいだろうな」
木炭は関係ありますか?
no、クラーイ「実は全く関係なかったりするんだよな」
クラーイはカラスですか?
yes、宿のおばちゃん「そうそう、あの真っ黒い姿でゴミをあさってる姿はまさにススまみれの盗掘屋ってのに相応しいだろう?」 [正解][良い質問]
ゴミの中にあった高価な宝石を持って行ってしまったと。
no、ヤツラ「宝石とかには特に興味は無いんだがね、ただアレは・・・」
お宝はレアメタルですか?
no、鑑定士「そういう類のものではないな」
カラスの巣作りですか? [編集済]
no、クラーイ「巣に使ったりはしてないかな」
ガラスで無敵要塞を築きますか?
no、クラーイ「アンタ俺をなんだとおもってるわけ・・・?」
お宝は人の手で作られたものですか?
どちらでも良い、鑑定士「古代の人間の作ったものか、それとも・・・うーむ私にはわからんね」 [良い質問]
隕石ですか?
no、とある魔術師「禁術のメティオで落ちた隕石はそれなりの価値があるらしいのう、ある魔術師などはそれ目当てで・・・」長話が続く [編集済]
お宝は、魔法のスクロールやチャームなど、魔術的なアイテムですか?
yes、クラーイ「まさにその通り!、そして今までの情報を総合させて考えるとズバリお宝は魔術的な物の中でも何と呼ばれる物の仲間に入る?」 [良い質問]
強力なエネルギー体ですか?
no、クラーイ「いや形は宝石がついてる装飾品なんだ」
お宝はソロモンの指輪?(人間と動物が会話できる)
yes、クラーイ「指輪ではないが効果はそのものズバリだぜ」 [正解][良い質問]
グリモワールは関係ありますか?
no、とある魔術師はググルーンを唱えた!、「ふむ、悪魔召喚の術を収めた本か実に興味深い。ぜひとも手に入れたいものじゃ」
このカラス人語を話すぞ、と言って追いかけられたてたんですね!
yes、クラーイ「その通りホント困るぜ。俺を捕まえて売ろうとしたりこの宝だけ奪おうとしてるのはまだいい方で、とって喰えば頭がよくなるとか解剖して調べるとかいう輩もいるからゾッとするぜ。」 [正解][良い質問]
ある日ゴミを漁っているとき、ゴミの中にあった魔法の品を持ち出してしまった。それが人間と動物が会話できるアイテムだと気付かず喋ってしまったため、多くの人間に追いかけられる羽目になった、ということですか? [編集済]
yes、完璧ですね [正解][良い質問]
毎日腹を満たすのと趣味の綺麗なもの集めの為にゴミあさりをやってる
冒険者風にいうと移籍荒らしとかお宝探し、トレジャーハントだな
(こういう大げさな物言いが俺は好きなんだ、宿のおばちゃんの影響だろうな)
そんでつい昨日の早朝の事だ、俺は綺麗な宝石のついた首輪みたいな装飾品を見つけたのさ。
一目でわかった、冒険者のすてるクズ石みたいな宝石とはレベルが違う
今まで生きてきた中で最高に美しく、そして死ぬまでにこれ以上の物と出会う事は無いだろうと確信した
それほどキレイだったんだよ、それから俺は食う物も取らず即持って帰ったね。
しばらく巣で眺めてウットリしてたんだが、そろそろ他の仲間も縄張りに帰ってくるころに我に返った
あいつらにこれを見つかったら取り合いになるってね。
そこで俺は何とかこれを自分の物にするために試行錯誤してたら結果として
首にすっぽり入って抜けなくなっちまった、ここまでは良かったんだよ(笑)
帰ってきた仲間にひとしきり自慢した後、冒険者の奴らが起きる時間になった。
アイツらも機嫌のいい時には餌をくれたりするんで
朝何も食ってなかった俺はご機嫌伺いに行ってきたわけだ。
だがあいつ等は景気の良さそうな面してなく、かなり望み薄だった
それでついつい口から正直に言葉がでちまった。
「どいつもこいつもしょぼくれた面してやがる、自分の飯代があるのかさえ怪しいな」
ってな
そしたらアイツらはキョロキョロしたり、近くの奴を睨んで喧嘩をおっぱじめようとしたヤツラもいた。
俺はアレって思ったね、ここでやめておけば良かったんだが・・・好奇心猫をも殺すとはよく言ったものだ。
「もしかして俺の言葉伝わってるのか?」
とこれまた馬鹿正直に言っちまった訳、ほんと今思えば馬鹿すぎるぜ・・・
これで俺が喋ってるのに気付いた冒険者が出てあとは俺の争奪戦が始まったってわけ
ヤツラときたら執念深くてしつこいし悪知恵も働くから手におえねえよ。
このままだと捕まるのも時間の問題だが、逃げるにしても行くあてもないし
俺が逃げた後仲間が身代わりに犠牲になりそうなのも心が痛む。
かといって自分から捕まるような殊勝な真似もできねえわな。
なんせ捕まって売られるならまだいい方で食って知恵をつけたいとか言う恐ろしい考えの奴とか
魔術の素材に使いたい、解剖して生命の神秘を知りたいとか捕まったらゾッとするやつらが多すぎる。
ただ会って話したいなんて言ってるガキも居るらしいが逆にこええなソレも。
ああ、鵜の真似をするカラスならぬ人の真似をするカラスだな
身の丈に合わない事をするからこうなる・・・
ホントどうしよう・・・
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