だが少女は目もあわせようともしない。
男はあきらめず、今度は少しおどけて見せた。
・・・無視された。
男はよし、こうなったら今度こそ涙が出るほど大笑いさせてやるぞ、と心に強く決めた。
───その後、男が泣くことになった。
状況を説明してください。
【ウミガメ】
難易度はそれほどでなかったくせに、また解説が長いという・・・
彼女は笑ってくれましたか?
Yes! そっと笑ってくれました [良い質問]
男が泣いたのは、うれしさからですか?
Yes うれしさと・・・
男は大人ですか?
Yes 一応若者ですが成人している設定です。
少女には何か障害がありましたか?
Yes!! [良い質問]
男と少女の関係は重要ですか?
Yes? ミスリード注意
男と少女のいる場所は重要ですか?
Yes! [良い質問]
少女は耳が聞こえていませんか?
YesNo!どうして今日はみんなこんなに鋭いの!? [良い質問]
少女は耳が聞こえないのですか?
YesNo! 結婚オメ! [良い質問]
4より、男は少女が障害を抱えている事を知っていますか?
Yes
男は少女の障害を知って同情して泣きましたか?
No
今度こそと決意してから長い時間がたっていますか?
Yes? まあ、今回はどちらでもいいです。
少女は目が見えませんか? [編集済]
No
7,8より、少女は最終的に耳が聞こえるようになりましたか?
YesNo ただ、少しNoより [編集済]
最後に少女は「ウォーター」と叫びますか?
Now
場所は病院ですか?
Yes!! くっそ、早いww [良い質問]
彼女は男の言葉を理解できないのですか? [編集済]
YesNo! [良い質問]
男の職業は重要ですか?
Yes ある程度はですが。
男は道化師ですか?
Yes!! 解説はちょっと違いますが、それでもいいです。 [良い質問]
男は自分の頬を切り裂いて『ニッコリ』微笑みますか?
No どこの口裂け女っすかw
男はパントマイムで手話をし彼女を笑わせますか?
No!
少女は大きな音なら聞き取れますか?
YesNo ・・・かな?
男も障害者ですか?
No!
18より 男はコメディアンですか?
まあ、Yes
少女が笑ったのは、男が泣いたせいですか?
No
男は江頭2:50さんですか?
Now
少女を笑わせるために何か道具は使いましたか?
No あまり関係ないかもしれませんが、会話のみでした。
少女は耳が不自由なだけで全く聞こえないわけではない、ですか?
Noかな? 聞こえているか系に関する質問は今回ちょっと答えるのが難しいです。
少女、死にますか?
No
声の高さは関係しますか?
No
全力で全ネタを3時間ぶっ通しで披露しましたか?
YesNo 男曰く、そんな日もあったかもしれないそうです。
少女に意識はありますか?
No!! やっぱり早い! [良い質問]
男が泣いた後半分は痛かったのですか?
No
所謂植物人間状態の彼女が会話の中で反応してくれたので男は泣きましたか?
Yes!! 正解! [正解]
実は親子ですか?
No それでもいいですけどね。今回はもう少しロマンチック(?)にしてみました。
男は何回も病室に来ては意識のない彼女に根気強く話しかけていましたか?
Yes! [良い質問]
それで最後に少女は「ウォーター」と叫びますか?
No だからないってw
ロマンチックということは二人は恋人同士ですか?
No もともとは・・・
男が事故を起こし少女に障害を持たせましたか?
No
世界中の様々な話を知り尽くし、それを独自にアレンジしたりもして、日本のみならず、世界中から高い評価を受け、もはや彼の話を聞いて笑わない者はいないとまで言われた。
そんなあるとき、男の下に一つの依頼が来た。
「ぜひ娘を笑わせて欲しい」
男がその人に会いに行くと、病室で一人の少女が眠っていた。
母親の話によると、事故で昏睡状態らしい。
だが、体はすでに完全に治っていて、どこにも異常は見当たらない。
考えた母親は娘になにかショックをあたえるのはどうかと考えた。
話を聞かせて、娘の脳に刺激を与えようと───
そして、笑い、という強い刺激を与え続けるのはどうか───
男はその話を聞いて少し困惑したが、もし少女がそれで目覚める可能性があるのなら、と承諾することにした。
その日から男の苦悩は始まった。
少女の耳の近くで時には語りかけるように、時には淡々と、そして時には日本の話を、時にはインドの話を、時には名もない部族の話を───
だが少女は目を覚まさない。
笑わない。
少女が本当に自分の話を聞けているのか不安だったが、それでもきっとどこかで聞いてると信じて試行錯誤を重ねた。
そしてだんだんと気付いていった。
最初は依頼でやっていた語りだが───
今はただ単純にこの少女の笑顔が見たいだけだということを・・・
男が少女の元を訪れて一年になった。
明日が、契約終了の日となる。
男は病室でいつものように、少女に語りかけた。
自分の渾身の話を。
今後、少女にしか話さないと決めた話を───
語り終えて、病室がシン、と静まる。
男はフウ、と寂しげに微笑んで、ゆっくりと立ち上がりかけた、その時だった。
少女の、口元が、確かに微笑んでいるのだ。
男はそれを見て、涙が止まらなかった。
そしてこの時、男ははっきりと気付いた。
この少女のことを、本当に愛していると───
男はこれからも語りかける。
少女が、声を上げて大笑いしてくれるまで───
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