これで悩みが解消されるかもしれない。そう考え、妹に微笑んだ。
それでも妹は泣き止む事はなく、ガタガタ震えていた。
悩みの解消とは一体?
【ウミガメ】
開き直ってみる。
姉は妹の悩みを解消するために妹にほほ笑んだのですか?
NO 悩みは妹のものではありません。
姉の悩みは解消されましたか?
NO! どう考えても解消しません。 [編集済] [良い質問]
妹が震えていたのは恐怖からですか?
YES! 恐怖でガクブルしてます。 [良い質問]
姉妹の年齢は重要ですか?
YES! 少なくとも中高生以上だとかなり成立し難いです。 [良い質問]
悩みの条件は姉妹でないと成立しませんか?
YES! 兄弟でも成り立ちます。 [編集済] [良い質問]
姉は妹に暴力を振るいましたか?
YESNO 問題文の中では…(ミスリード注意) [良い質問]
姉妹以外の登場人物はいますか?
YES! 最低一人必要です。 [良い質問]
姉の悩みの解消法とは、妹を殺したりすることですか?
NO 殺す事ではありません。
悩みの内容は重要ですか?
YES! 重要です! [良い質問]
ほほ笑みは妹を泣きやませようとしたんですか?
NO 泣き止ませようとして微笑んだわけではありません。 [編集済]
非現実要素がありますか?
NO ありませぬ。
姉は妹と比べられていましたか?
YES! 比較されています(ミスリード注意?) [良い質問]
二人姉妹ですか?
YES 二人姉妹です。
姉妹は双子ですか?
NO ツインズではありません。
悩みというのは姉の独りよがり(わがまま?)な悩みですか?
YES! 我が儘………我が儘ですね、この姉。 [良い質問]
6より、妹は「姉から暴力をふるわれる」と勘違いしましたか? [編集済]
NO 勘違いではありません…。
身長が妹より低いことを悩んでいますか?それで足を切ろうと…
NO! 身長ではありません。ですが姉の考え方、行動は近いです。 [良い質問]
妹が泣いている原因は姉ですか?
YES 間違いなく姉のせいです。
姉は、他の登場人物から「お姉ちゃんなんだから我慢しなさい」という旨の発言をされていますか?
NO 妹が他の登場人物にえこ贔屓されていたわけではないです。
他の登場人物は、姉妹と血縁関係にありますか?
YES! 血縁者=母親なのです。が… [良い質問]
妹には彼女がいますか?
NOw どういうことなの………百合か!!!
姉妹の容姿は似ていますか?
NO! 似ていませんでした。 [良い質問]
事件が起こった原因は母親の何気ない一言だったりしますか?
NO 母親の言動ではなく、寧ろ…
姉妹の母親は同一人物ですか?
YES ですが…
姉妹の血はつながっていますか?
NO! 解説では「半分繋がっていない」ですが、「全く繋がっていない」でも構いません。 [良い質問]
25より、姉は血が繋がっていないことを気にしている?
YES! 凄く気にしています。ただ、「血の繋がり」というよりは… [良い質問]
母と姉は義理の親子(血のつながりがない)ですか [編集済]
YES! 義理の母娘です。 [良い質問]
26より 姉は、「血を分けた親子、姉妹になるには、物理的に『血』、分けてくれたらおkじゃないかな?」と血を要求していますか?
NO! ですが「分けてくれ(物理的に)」はYES! 重要なのは血そのものでも繋がりでもなく… [良い質問]
姉は妹の容姿に似ようとしていますか?
NO! 似ようとしたのは妹ではなく… [良い質問]
姉妹の肌の色は重要ですか?
NO 肌の色は関係ありません。
29より、姉は母親に似ようとしましたか?
YES! 継母とそっくりになりたいと姉は思っていました。 [良い質問]
28より、「分けてくれ」は髪の毛ですか?
NOwww 姉ちゃんハゲてません!!
姉は母親にそっくりになりたかったので、母親と血が繋がってて容姿の似ている義理の妹に対して「そうだ、あなたの顔をもらえばそっくりになれる!」と思いつき、妹の顔を引き剥がして自分の顔にくっつけますか?
YES!!! ほぼ正解です。姉ちゃんは顔ではなく目玉をくり抜こうとしてます。 [正解]
継母は生きていますか?
YES 至って健やかに生きています。
姉には血の繋がらない妹がいた。正確には、半分繋がっていない、だ。
姉の両親は、姉が四つの頃に離婚し、父方に引き取られた。暫くすると父は継母と再婚した。その頃には継母は妹を身ごもっており、再婚してから数ヶ月後に産まれてきた。
姉は父も継母も好きだった。二人とも優しく、そして継母は近所でも評判の飛びっ切りの美人だった。しかしそれが姉を苛んでいった。
姉は前の母親によく似ており、継母とは血の繋がりもない。だから仕方ないと言えばそうなのだが、
「お母さんに全然似てないわねぇ」
と近所の人によく言われた。
それに他意は無いと、姉は幼いながらに理解していた。だが、それでも大好きな継母に似ていないと言われる度、姉の心はズキズキと痛かった。
やがて妹が産まれると、それは更に顕著になった。
産まれてきた妹は継母によく似ていたからだ。
「お姉ちゃんはあんまりだけど、この子はよく似てるわねぇ」
「そうねぇ。特に目がパッチリしてるところが似てるわねぇ」
それに他意は無い、悪意は無い、ただのよくある世間話だと、姉は分かっていた。…否、分かろうと努力していた。
だが、妹と比べられる度に姉の心は泣きそうな程痛んだ。
姉は父も継母も大好きだった。
自分に懐いてくれる妹も大好きだった。本当だ。本心だ。
だがそれ以上に、継母に似ている妹が羨ましくて、妬ましかった。
「…でもね、そんなのもうおわりなの。だってね、お姉ちゃんね、思い付いたの!
《妹(あんた)のおめめをくりぬいて、お姉ちゃんのおめめとこうかんすれば、お姉ちゃんもお母さんとそっくりな、パッチリしたおめめになるんじゃないかなぁ》って!
なんでこんなカンタンなこと、今まで思い付かなかったんだろう。ふしぎだなぁ。
…なんでないてるの?こわいの?だいじょうぶだよ、くりぬくのは片っぽだけだし、いたくしないように気をつけるよ。お姉ちゃんにまかせて!
…ほんとはね?そのサラサラのかみも、ちっちゃなおはなとおくちも、ゆきみたいなはだも、ほかにもたくさん、ほしいなー、うらやましいなーって思うところ、たっくさんあるんだよ?でもね、お姉ちゃんは《お姉ちゃん》だから、片っぽのおめめだけでいいの」
そう一気にまくし立てた姉は微笑みを浮かべている。
妹が知る限り、一番綺麗な微笑みを浮かべて、
「それでガマンしてあげる」
姉の指が、妹の目に差し掛かった。
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