ある客船が難破、遭難した。
客たちは海に投げ出され、何百人もの客のうち、4名の男女だけがとある南の島に漂着した。
島は無人島だったが、幸いにも漁業者が使っていたと思われる小屋が見つかり、数日間なら滞在できそうな設備などは整っていた。
また、食料になるものも豊富な島で、しばらくは生きていけそうだった。
しかし、4人のうちたった一人の男をのぞいて、全員その日のうちに死んでしまった。
いったいどうしてだろう?
カニバリますか?
ノー。
3人は殺されましたか?
ノー。事故です。
メンバー構成は、男は1人&女3人ですか? [編集済]
ノー。男女二人ずつです。まぁ、3:1でも成立しますが。
サザンクロスが見えないということは、北緯30度ぐらいより北ですね?
ノー。南です。見えない理由は緯度ではないのですよ。
死んだ三人の死因は凍死または体温低下によるものでしたか?
ノー!
食料になるもの=動物 狩りに行った3人が逆に狩られてしまったり?
ノー。
客船は豪華客船でしたか?
イエスノー。漁船でもほかの船でも成立します。
4名の男女のうち、身体的障害をもっている者はいましたか?
イエスノー。どちらでも問題ないです。
3人に外傷はありますか?
ノー。外傷はありません
登場人物の年齢は関係ありますか?
ノー。まあ、大人です。
天候 関係しますか?
ノー。無関係です。
生き残った男は特殊な技能を持っていましたか?
ノー。特殊技能はなくても問題ありません。
小屋が漁業者のものであったことは重要ですか?
イエス!FA条件の一つにかかわります。 [良い質問]
とある南の島の気候は暖かいものでしたか?
あっはっは!ノー! [良い質問]
男は漁に出ていましたか?
イエス!厳密には竿とバケツを持って釣り、です。 [良い質問]
生き残った一人も死ぬ可能性がありましたか?
イエス。
サザンクロスが見えない理由は重要ですか?
重要ではありません。解説をご覧くださいませ。
とある南の島とは南極ですか?
イエス!南極付近の島です。 [良い質問]
男は一人だけ別行動をしていましたか?
イエス!!本当にすごいいい質問してくるなぁ。 [良い質問]
「男」は魚を食えなかった? [編集済]
ノー。アレルギーなども特にありません。
南半球極地の夏で、夜になりません ですか?
イエスノー。死因には無関係です。
ほかの人達の死因は、凍死?
ノー!あったまってました。が・・・。
窓や換気扇がない小屋で火を使い一酸化中毒?
ぎゃー!!!大正解です! [正解]
サザンクロス=南十字星という理解でOKですか?
イエス。もっと言うと、単純に「星が見えなくて」でもOK
白夜っすか?
ノー。夜は来る緯度の島、という設定です。
空を見ること自体は可能ですか?
イエス。見てました。が。
夜になれば見えるけど、今は昼だから見えない。ですか?
ノー。この「見えなかった」時間帯は深夜ですので普通は見えるはずです。 [編集済]
一酸化中毒の原因の火を起こす前も、星は見えませんでしたか?
それはイエス。そのときは昼間だったので見えませんでしたが、夜、見えるはずの星が見えなかった理由だけを当ててください。
火事で明るくなったので見えなかった。ですか?
ノー。一酸化炭素中毒が発生すると、火は消えます。
霧がかかって見えなかったですか?
のー!天候的にはまったく問題はありません。どちらかというと生き残りの男に・・・
男は仲間が死んで泣いた、涙で星が見えねぇ… ですか?
イエエエス!!! [正解]
人が漂着した先は、南も南、南極大陸のそばにある名もない島だった。
見つかった小屋は、漁業者の滞在基地だったようで、確かに釣竿や暖房器具や燃料の薪や着火剤、防寒具もあった。
それに、雪が降る極寒の島とはいえ魚が豊富だったし、多少の缶詰(賞味期限ぎりぎり、リングプル式)もおいてあった。
4人のうち、体力の消耗が激しい女性2人は小屋の中で待機。
男性2人のうち、1人は料理が得意だということで、薪ストーブをつけたり、料理の準備をすることにした。
そして残る1人は釣りが趣味だとのことで、防寒具を着込み、釣竿とバケツを持って釣りをしに向かった。
2時間ほどして、釣りに出た男が小屋に戻ると入り口が開いていた。
焦って小屋の入り口に戻ると、あけた扉もたれかかるようにに女の1人が倒れていた。
胸騒ぎを覚えた釣り好きの男は、小屋の中までははいらずに、覗き込んだ。
料理好きの男がキッチンで、もう1人の女がストーブのそばで倒れていた。
すでに3人ともすでに息絶えているようだ。
ふとストーブを見ると、薪の火が消えかかっていた。
男はあわててストーブの排気口を確認した。
大量の雪でふさがっていた。
胸騒ぎは正しかったのだ。
きちんと排気口まで確認しなかったせいで、3人は一酸化炭素中毒で死んだのだ。
助けるためにすぐに入れば彼も死んでいたかもしれない。
生き残った男は、急ぎ雪を取り除いて排気口を露出させた。
一気に窓を開け換気をした。
そして、遺体の腐敗を遅らせるためになくなった3人を雪で覆った。
一通りの作業が終わったのはすでに夜中だった。
晴れていたが、男の目にはサザンクロスは見えなかった。
孤独という恐怖が、男を号泣させていたから。
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