あるそれほど大きくない街で殺人事件が起こり、旅の男が捕まった。
「お前か!私の娘を殺したのは!」
「この街で殺人を犯した奴は電気椅子の刑だ!今すぐ殺せ!」
男は必死に自分の無実を訴えたが
街の誰もが耳を貸そうとはせず、ついに男は処刑台へ送られた。
そこで男は解放され、仲間に感謝し涙を流した。
――――――――――――――――――――――――――――――
一体男の身に何が起こったのか?
【ウミガメ】
欠けた解説を雑談欄に書きました!
この問題に登場するのは、すべて人間ですか?
YES 全員人間です
「男」は実際に無実でしたか?
YES! 男は何も罪を犯していません!
男は仲間と旅をしていたのですか?
NO! 「仲間」と旅はしていません、が・・・
男は死をまぬがれますか?
YES 男は解説後も元気に暮らしています
「死をまぬがれる」という言い方は違うかも…
[編集済]
問題文中の「男」は全て同一人物ですか?
YES 同一人物です
街の大きさは重要ですか?
YES? 小さい町で考えたほうがわかりやすいってだけです
処刑台は、衆目に触れる場所にありましたか?
NO 関係ないですが、解説だと警察署の奥の部屋にあります [編集済]
どういう「仲間」かを特定することは重要ですか?
YES それがこの話の肝になります!が、今当てるのは難しいかも [良い質問]
男はゴム人間ですか?
NOw 身体能力は一般人のそれとかわりません
5行目の処刑台=電気椅子ですか?
YES 電気椅子につれてかれちゃいました
街の人たちは本気で男が犯人だと考えていましたか?
NO!!! 誰一人として男を犯人だと考えている人はいませんでした! [良い質問]
6行目の「そこ」とは処刑台のことですか?
YES 電気椅子のとこです
処刑台に行った結果、街の人は男を無実だとわかりましたか?
NO! Q11と関連して最初から疑ってなどいませんでした [良い質問]
殺せ!と言った人物はこの街の政治に関わる人物ですか?
NO しいていうなら街の人ほぼ全員が男を罵倒しました
街の仲間になるための恒例ドッキリますか?
YES 確信ついてる!!! [良い質問]
2行目と3行目の発言をしたのは街の人間でしたか?
YES 両方とも街の人です
実は男は過去その街で暮らしていましたか?
NO 生まれてはじめてきました
出川さん?
え?w 芸能人の方ならNOです 名前考えてませんww
男は1人で旅をしていましたか?
NO! そうなんです、一人旅じゃないんです! [良い質問]
夫婦で旅をしていましたか?
NO 一人も男と血縁関係の人はいません
仲間とは以前からの仲間ですか?
YESNO? 問題文のラストで仲間だと知りました
男は街に導かれましたか?
NO そもそも男に行き先の決定権はありませんでした
男と同じ経験をした人は他にもいましたか?
YES 解説にはありませんが他にもたくさんいると思います [良い質問]
街の人と、旅の同行者は、実は同一人物でしたか?
NO いろんな意味でぜんっぜん違う人達です
旅の男は奴隷でしたか?
YES!! 重要キーワードきました! [良い質問]
ツアー旅行中ですね?
NO ↑の通りとてもそんな感じではありません
男は連行されましたか?
YES?処刑台に連れて行かれたという意味なら
男の職業は関係しますか?
Q25の通り男は「奴隷」でした
街の人たちは、最初から男を解放するつもりでしたか? [編集済]
YES もっと詳しくいうと「何」からですか?
男を一度死んだ事にするのが目的でしたか?
NO んーそういう訳ではないですが、方向性はOKです
街の人たちは男を助けたかった?
YES! そうなんですみなさん正解です [良い質問]
男を奴隷生活から解放するのが目的でしたか?
YES! そうなんですみなさん正解です [正解]
街の人たちは元奴隷な人々でしたか?
YES! そうなんですみなさん正解です [正解]
同行者の奴隷の主人の目を欺いて奴隷を死んだ事にして助ける!
目を欺くはYES でも実は連れて行かれてから処刑台に同行者はついてきませんでした
主人と奴隷を引き剥がす為に街人が演技をしましたか?
YES
実は主人への罵倒で、主人に対しての元奴隷達のうっぷんはらし?
NO 男が一人になっても男を罵倒しました
奴隷に演技させる為に耳打ちした?
NO! したくてもできなかったんです [良い質問]
その為にわざと騒いで主人に聞こえなくした?
NO んーそれだと電気椅子にかける必要ないですよね?
他の処刑方では見た目で騙す事が出来ないから電気椅子にした?
NO もっと明確な理由があったんです
主人は生きて街を出ましたか?
YES この話では誰も死にません
電気椅子で失神させるため?
NOですが電気を流すOK! 男の体にはある秘密が…
処刑後の遺体は別のことに利用されますか?
Q40の通り誰も死んでいません
男はサイボーグだった ですか?!
NOですが 機械YES! [良い質問]
電気椅子で拘束具をこわしましたか?
YES!!解説では拘束具ではないですが、電気で壊したでOKです [正解]
手錠を自然に外させる為?
NO手錠とは違います
男はサイボーグやアンドロイドな人型機械だった?
NO 違います
人工心臓をつけてましたか?
NO
チップを脳とかに埋め込まれていた?
YESそうなんです!! [良い質問]
盗聴器や発信機を壊したかった?
PERFECT!解説はります [正解]
全ての奴隷の腕には機械が埋め込まれ、
奴隷の見たもの聞いたものは全て主の元へ届けられる。
そのため、奴隷達は脱走することはおろか助けを求めることも叶わず
主に酷使され続ける日々を過ごしている。
――――――――――――――――――――――――――――――
ある日のこと
とある一家が一人の奴隷を連れ旅行中、とある街に立ち寄った。
「おい!さっさと歩け!相変わらずトロい奴だな」
「あら、あなたは相変わらず優しいですこと。ソレに気を遣うだなんて…きゃあ!」
奴隷を引き連れた一家がふと、人気のない道に差し掛かったところ、
路地裏に血まみれで倒れる女を発見した。一見してすでに死んでいるようである。
一家の妻があげた悲鳴を聞きつけ駆けつける街の人々。
その中の一人、ガタイの大きい年配の男が、突然声を荒らげた。
「これは私の娘じゃないか!!
……お前か!私の娘を殺したのは!」
年配の男が憎々しい表情で睨みつけたのは、奴隷の男であった。
「! わ、私は何もしておりません。ずっと主人と共におりました」
「馬鹿を言え、罪を犯すのは総じて奴隷と決まっている!
旅の方、コイツが言っているのは本当のことですか?」
「そんなこと確認するまでもない!
この街で殺人を犯した奴は電気椅子の刑だ!今すぐ殺せ!」
「まて落ち着け、奴隷の主である旅の方々に判断を仰ぐべきだ。
…恐れ入りますが旅の方、ちょっとそこの警察署まで来てはいただけませんでしょうか」
当然、一家は奴隷が殺人を犯していないことは知っているが、所詮奴隷など使い捨て。
ここで面倒ごとに巻き込まれるよりは、奴隷を犯人として引渡した方がよいと判断した。
「いえ、そんなお手数を取らせる必要はありません。
その者が言うようにその娘を殺害したのはソイツです。私のモノと言えど失礼をいたしました。
どうぞ電気椅子なりなんなり気の済むまで好きにして下さい」
その言葉を聞くや否や奴隷は年配の男を含む街の人間に力ずくで引っ張られた。
待ってください!本当に私じゃないんです!お願いです、私の話を聞いて下さい!
奴隷は必死に抵抗し訴え続けたが、周りの人間は誰も聞きいれようとはしなかった。
そのまま奴隷は警察署奥のとある部屋へ連れて行かれた。
その部屋にあるのは椅子が一脚のみで、椅子の周りにはベルトが複数巻きつき垂れ下がっていた。
それを見た奴隷は声を出すことすらできず、顔を真っ青に染めた。
街の人間は奴隷を無理矢理座らせると、手足をベルトでしっかりと動けないよう固定した。
奴隷は声をあげようとすることをやめ全てを諦めるように、ゆっくりと目を閉じた。
閉じる時に微かに見えた、微笑む年配の男の顔を最後に……
バチッ!
一瞬の電流。
しかし、それは男の命を奪うほどのものではなかった。
しばらく待っていても訪れない変化に男は閉じていた目を開けた。
そこには、先ほどとはうってかわって男に微笑みかける街の人々がいた。
訳がわからず呆然とする男に、年配の男がベルトを外しながら答えた。
「今まで騙していてすまなかった」
それを皮切りにして、次々と周りの人々から同じような謝罪の声があがる。
その中にはなんと、血まみれの女の姿もあった。
「本当にごめんなさい。でも、もう心配しなくても大丈夫よ。
その腕の機械はさっきの電気で壊れたから、もう監視されることなんてないわ。
それに、アイツらは責任を問われるのを恐れてさっき街を慌てて飛び出していったしね」
その言葉で男はようやく自分は街の人々に助けられたのだと知った。
本当はこの街に殺人事件など起きてなど居なかったのだ。
でも………でもなぜ自分なんかのために?
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