美しい女王が魔法の鏡に尋ねた。
「それは白雪姫です」
鏡がそう答えると、女王の顔から血の気がサッと引いた。
「私より美しい人間など認めない……白雪姫、殺してくれる!」
ガラスの棺の中に横たわる美しい少女。
「白雪姫」と金の文字で刻まれた棺の近くでは、小人たちが悲しみの涙を流していた。
そこへ、ひとりの王子が通りすがり、ガラスの棺に目を止め、そして、泣いている小人に尋ねた。
「どうして泣いているのだ?」
「ああ、王子さま! 実は、この娘が、とある女王に毒りんごを食べさせられて殺されてしまったのです!」
小人がそう言うと、王子は顔をしかめた。
「なんと残酷な人間のいることだろう! こんなにも美しい女性を!」
そう言って、王子が少女に口付けをすると、なんと少女は生き返ったのである。
「幻でも見ているのだろうか! 娘が生き返ったぞ!」
小人たちは喜び、涙し、王子の愛情を讃えた。
「鏡よ鏡、この国で一番美しいのは誰?」
美しい女王が魔法の鏡に尋ねた。
「それは女王さまです」
鏡がそう答えると、女王は満足げに頬を紅潮させた。
どういうことだろうだろう?
【ウミガメ】
女王は白雪姫がいなければ1番となれるくらい 普通に美人ですか?
Yes! 白雪姫がいなくなれば、女王が一番となります。
最後の行の女王=即位した白雪姫ですか?
No! 最初と最後は両方とも同じ白雪姫の義母である女王です。
魔法の鏡は嘘をつきましたか? [編集済]
No! 鏡は真実を告げました。 [編集済]
白雪姫はいなくなりますか?
Yes!
王子は他国の王子ですか?
YesNo! 白雪姫が隣国にいた場合、鏡はそれを知らせるものとして考えてください。
生き返った少女=白雪姫ですか?
Yes! 少女は白雪姫でした。
生き返ったあと、毒がまわって醜くなった?
No! 白雪姫は美しいままでした。
小人は女王の手下でしたか?
No! 小人は女王と関係ありません。森でひっそり暮らしているあれです。
生き返った白雪姫は王子様と結婚してこの国の人間ではなくなったので、「この国で一番美しい女性は誰?」という質問に当てはまらなかったのですか?
No! 5の通り、隣国にいても、鏡はそれを知らせるものだと考えてください。
女王は引っ越しますか?
No!
白雪姫が生き返ったことを知った女王が、もうヤケになって国民すべてを虐殺しましたか?
No!
「それは女王さまです」の女王は『美しい女王』と同一人物ですか?
Yes! 「女王」は全員同じ人物です。
最後の場面で白雪姫は生きていますか?
No! [良い質問]
女王は何か勘違いをしていますか?
No! 確かに女王が一番になりました。
まさか、女王になりかわり白雪姫がこの国の女王になりましたか?
No! 「女王」はずっと同じ「女王」です。
最後の場面で王子は生きていますか?
Yes!
白雪姫は殺されますか?
Yes! 誰に殺されたでしょう。 [良い質問]
生き返った というのがほんとに幻でしたか
No! ちゃんと生き返りましたが・・・
2回目の「鏡よ鏡・・・」は王子が口付けする前のできごとですか?
No! 時間は前後しません。
王子に殺されますか?
Yes! 理由がでたら解説だします。 [良い質問]
白雪姫は、あの世で一番美しくなりましたか?
YesNo! 白雪姫はあの世で一番美しかったかもしれません。
鏡も白雪姫の存在が邪魔だと思っていましたか?
No! 鏡には感情がないものだと考えてください。
王子がどうしようもなくブサイクで、「こんな人にキスされただなんて・・」と世をはかなんで白雪姫は自殺しましたか?
No! でも、おとぎ話の王子様ってなんで全員美男なんでしょうねw
王子があまりにもブサイクだったので、「こんな奴にキスされたの? うげっ」となり自殺しましたか?
No! 23、結婚おめでとうございますw
王子の告白を断って殺されましたか? [編集済]
Yes! 王子が殺しました。
王子は、ネクロフィリア(死体愛好家)でしたか?
Yes!!! [正解]
王子は カニバリズム(食人性愛)な人でしたか?
No! どっちにするか悩みました。
王子は女王の息子で、極度のマザコンだったので「ママが一番きれいなんだ!」と白雪姫を殺してしまったのですか? [編集済]
No!
むしろ、起き上ったのはゾンビとして復活 王子はネクロマンサー(死霊魔術師)だった?
No! なんていいアイデア! それを解説にすればよかった!
ネクロフィリア、いわゆる、屍体愛好者だったのである。
ある日、王子が山に狩りにやってきたときのこと。
山の上でガラスの棺とその横で涙を流す小人たちを目にする。
覗いてみると、なんと美しい少女が横たわっているではないか。
少女の美しさにしばらく見とれた後に、王子は小人たちに尋ねる。
「どうして泣いているのだ?」
王子には、美しい少女の隣で、不細工な小人が嗚咽することが許せなかった。
「ああ、王子さま! 実は、この娘が、とある女王に殺されてしまったのです!」
小人が薄汚れた顔面をしわくちゃに歪めながらそう言った。
王子はそのあまりの醜さに顔をしかめながら、「なんと残酷な人間のいることだろう! こんなにも美しい女性を!」とどこか芝居地味た調子で叫ぶ。
そして、憐れむように口付けをする。
その実、王子の胸の内は、下心と支配欲で満たされていた。
しかし、なんと少女は生き返ってしまうのである。
王子が困惑していると、「幻でも見ているのだろうか! 娘が生き返ったぞ!」と小人たちが満面の笑みを浮かべている。
小人たちが口々に王子を讃えたが、王子にはその全てがかんに触るようだった。
「そうだ! この娘を私の后として迎えよう!」
王子はそう言うと、少女をお城まで連れ帰った。
城に戻ると、王子は少女にご馳走をふるまった。
りんご程度の毒では足りなかったのだ。
もっとお腹いっぱい食べればきっと君は完全に死に、素敵な屍体になるに違いない。
美味しそうに料理を食べる少女を見て、王子は微笑んだ。
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