少女が尋ねると男は微かに笑い、手を伸ばして少女の肩を掴もうとした。 <私が、見えるんだね…?>
そして、少女は泣き崩れた。
いったい、何が起きたのだろう?
少女が泣き崩れたのは 恐怖からですか?
NO!
オカルト要素はありますか?
YES!
男は幽霊でしたか?
YES! 男は幽霊です! [良い質問]
男は生きていましたか?
NO! 3のとおり幽霊です 生霊でもありません
少女が泣き崩れたのは、悲しみからですか?
YES!
男と少女は初めて出会いましたか?
NO!! 初めての出会いじゃないんです!! GJ! [良い質問]
申し訳ないです。幽霊になる前、男は生きていましたか?
YES えっ、それ以外にどんな幽霊が… [編集済]
男と少女は血のつながりがありますか?
YES! 今回の解説ではそうしています
男は事故で死んだ少女の父ですか?
YES!!! その通りです! [良い質問]
男は殺された?
YES? 上の通り事故です
少女は自分の父親が死んでいたことを、今初めて知りましたか?
YES! 今知りました!
男が血塗れであることは重要ですか?
YES? 9の通り、事故で死んだことの証です
少女は生きていますか?
YES!
疑問に思うべきは、少女の「枕元にたってた」状態から手を伸ばしてなんで少女の肩に手が届くのか? ですか?
NO そこは不自然じゃないのです。なぜならそこは… ある意味いい質問! [編集済]
父が亡くなったのはかなり前ですか?
NO ごく最近です!
疑問なのは「なぜ、父の顔を知らないのか?」ですか?
YES!!! いくら血まみれとはいえ、なぜ父親とわからなかったのか… [良い質問]
少女は目を開ける前、横になって眠っていましたか?
YES ただ、あまり寝付けなかったようではあります なぜなら…
少女は父親が事故にあっていたことは知っていましたか?
NO! 知りませんでした なぜなら…
少女の家には違う父が住んでいますか?
NO! そんなことはありません
産婦人科で立ち合う為にすっ飛ばしてきて事故で死んでしまった父親と初対面ですか? [編集済]
NO ええっ!? 娘何歳!?
彼女は目が見えていませんか?
NO 「目が見えていない」のではなく!!! [良い質問]
まだ父親の姿を見たことがないのですか?
YES!!! 見たことがありませんでした!
少女は監禁または閉じ込められていましたか?
NO 彼女の身の上に不幸な出来事はありません
事故で死んだ父親の角膜を移植され、手術台で目が覚めましたか?
YES!!!! 手術台ではありませんが、病院のベッドの上でした! [正解]
カカシの写輪眼みたいに能力を持った目を移植されたわけですね。
NO でもひょっとしたら「霊が見える目」になっちゃったかも…?
その霊能力でその後彼女は有名ゴーストスイーパーとして身を立てるわけですね。
NOOおおお 彼女は「見る」ことしかできないので
元々目が見えずに少女は育ち、父が事故死して父の目を少女に移植。その後、死んだ父が枕元に現れ感動の涙・・・ですか?
YES! そんな流れです
生まれた当時はともかく、医学の発達した今なら、手術を受ければ治る見込みはあるのだが、
ドナー不足の現状で角膜はなかなか回ってこず、また手術できたとしても、成功率は低い。
そして、手術のためには多額のお金が必要だった。
あまり裕福とは言えない家庭では、手術に必要な金額を貯めるのはなかなか難しかった。
それでも、両親は地道に働き、コツコツとお金を貯めてきた。
少女は、それがわかっていたから、自分を不幸だとは思わない。パパもママも、大好きだった。
そんなある日、とうとう、彼女に角膜が回ってくることになった。手術費用も準備済だ。
少女の周りは、にわかに慌しくなった。
「明日が手術かぁ。ちょっと怖いな…ねぇ、パパは?いつもみたいに、ギュっとしてほしいな」
「…パパはね、どうしても外せない仕事で来れないの。でも、きっと遠くで応援してくれてるわ」
「そっかー…。でも、手術のお金も必要だったんだし、仕事も大切なんだよね…」
「…」
母親は、年不相応に物分りのいい娘を見て、涙をこらえた…
手術は、無事終わった。2週間後、包帯を外すことになったが…
「…いや、こわい…。もし見えなかったら、どうしよう?」
「…まぁ、急ぐ必要はありませんよ。ただ、目を開ける時は、あまり明るくないところでね」
(どうしよう…手術しても、見えなかったら…ねぇ、パパ、どうして来てくれないの…?)
その夜。少女がふと目を開けると、血まみれの男が枕元に立っていた…!
「だれ…?!」 少女が尋ねると男は微かに笑い、手を伸ばして少女の肩を掴もうとした。
<私が、見えるんだね…?>
…! その声は…!! …そして、少女に触れようとした手は、彼女の体をすり抜けた。
「パパ… パパ… 死んじゃったの…?」
<うん、事故に巻き込まれてしまってね…こんな姿でスマン、怖がらせちゃったな…>
「ううん… ううん… ねぇ、ひょっとして、私の角膜って…」
<ああ、私の角膜だよ…もし私に何かあった時は娘に移植してくれってね>
「ひょっとして、手術費用も…」
<うん、私の死亡保険が降りてね…>
「そんな…パパが死んだおかげで手術出来たなんて…そんなの、いや…!」
<いや…もともと、ただ事故で死ぬだけのはずが、お前の役に立てたんだ。パパは嬉しいよ>
「だって…だって…目が治ったら、一緒に、海に行くって…映画も見るって…約束したじゃない!」
<見れるよ…パパも、おまえの目を通して、一緒に見てるから…>
「いや、パパ、行かないで…!」 そして少女は、泣き崩れた。
数年後。少女は、父親の墓参りをしていた。
(お父さん。私は元気に過ごしてるよ。いろんなものを見てるよ、お父さんの目で…)
見上げると、突き抜けるような青空が広がっていた。
少女は、立ち上がり、前に向かって、歩き出す。
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