しかし、一番目立つはずの正面の塀は塗らず、裏手の塀を綺麗に塗っていた。
そして、塗った後で彼は自分の手でその塀を汚した。
何故、そんなことをしたのか?
【ウミガメ】

汚したのは正面の塀だけですか?

NO

それは自分の家の塀でしたか?

NO 自分の所有する物件ではあります

正面の塀は塗る、汚れる等の変化は起きませんでしたか?

NO 正面の塀にはペンキを塗らなかったが、あることをしています [編集済] [良い質問]

裏手の塀を塗っていたのは何かを隠すためですか?

YES しかし隠すだけではなく、もっと重要な目的がありました

自主的に塗っていましたか?

YES

汚した時に、絵を描いたりしましたか?

YES! 文字と記号を組み合わせたマークを描きました [良い質問]

正面に塀を塗ったり、絵を描いたりしてはいけませんでしたか?

NO 誰かに禁止されていた。ということではありません [編集済]

裏手から見える位置の誰かにメッセージを送っていました?

YES ですが、個人宛ではありません。ミスリード注意 [編集済]

それはかなり大きなものですか?

YES/NO 1m平方ほどの大きさでしたが、重要ではありません [編集済]

自分のことを知って欲しかったのですか?

NO 何やら切ないですね

職業は関係ありますか?

YES ですが、職種そのものよりも大事な要素があります

逆に、彼が何かを禁止していましたか?

NO! ですが、彼は禁止したかったでしょうね

彼が書いたのは注意書きですか?

NO

落書き関係しますか?

YES! 大いに関係します [良い質問]

広告ですか?

NO 広告なら、彼は目立つように正面の塀に描いたでしょう

重要登場人物は彼1人ですか?

NO! 彼の行動の、原因になった人物たちがいます [良い質問]

行動の原因となった人達は裏手から見える位置にいますか?

YES/NO 彼が目にするときは、正面も裏手も関係なく、移動していることが多い様です [編集済]

彼は怒っていますか?

YES 怒りの原因への対策こそ、問題文の行動でした [編集済] [良い質問]

正面の塀に塗り、マークを描いてはダメだったのですか?

YES! 裏手にしたことに意味があります [良い質問]

落書をする人物達に対して怒っていましたか?

YES! ですが、直接的な反撃はしませんでした

壁を壊しましたか?

NO

何かの犯罪計画?

NO

描かれたマークは、人を騙すために描いたものですか?

YES とあるマークを見様見真似で描いた、偽物でした [良い質問]

権威あるマークですか?

NO しかし、特定の人間には誇りの象徴でした

落書き対策のために触ると危険な毒物などを塗っていましたか?(トラップのような感じで)

毒はNO 落書き対策はYES 比較的平和な対策法でした

スポーツチームのシンボルマークを真似して描きましたか?

NO シンボルマークはかなり近いです [良い質問]

ペンキで塗ったものは光沢がありますか?

NO 塀は金属製で、もともと綺麗な塗装をされていました。しかし、ある事情で光沢は失われていました。

24、落書きをした人物はその特定の人間にあたりますか?

YES! その通りです

落書きをする人達の所属などの特定は重要ですか?

NO ざっくりイメージできていれば十分だと思います。

落書きと同じ模様を綺麗に描いた?

YES! 落書きには意味があり、それを踏まえた上で彼は塀に描きました。 [良い質問]

暴走族のヘッドが住んでいると勘違いさせることで下っぱの落書きを抑制しましたか?

NO 2で出ていますが、塀は彼の自宅のものではありません。 [編集済]

ラクガキされている部分は正面ですか?

YES 正面以外の壁にも、沢山落書きされていました [良い質問]

ラクガキ犯が「この塀には、もうラクガキ出来ないなぁ」と思うことを書きますか?

NO 落書きは彼の対策後も続いています。しかし、彼の目論見は成功しました。 [編集済]

男にはラクガキ以上にされて嫌な事がありますか?

YES/NO 彼にとって目下の問題は、落書きだけでした。

男は落書きをアートに昇華した?

NO 粋な発想ですね

彼は落書き犯の指紋が壁に残るから警察にチクルという対策をとっていましたか? [編集済]

NO

綺麗な絵が描いてあれば落書きしないだろうと思い、絵をかきましたか?

NO むしろ、絵(マーク)の周りは落書きが増えました

自分の国の国旗をかきましたか?

NO 落書き犯には、それほど愛国心はなかったみたいです。

彼が書いたものは美しいものではありませんか?

YES/NO 好みが分かれるかと思います。美醜よりも、記号としての意味が重要なものです。

男はマークを書くことでラクガキを促しますか?

YES!! 彼の目論見の重要なポイントです [良い質問]

男の描いたマークの意味は、この塀には落書きをしてもいい、その代わりに正面などには手を出すな、というものですか? [編集済]

NO マークにそういった意味はありません。ですが、彼の真意は、正に「正面に手を出すな」でした。 [良い質問]

裏手の方が人に目撃されやすいのですか? [編集済]

YES ですが、彼にとって裏手は気にしなくてよかったのです

マークを見ただけで、そこにラクガキしたくなりますか?

特定の人たちにとってはYES そのマークに落書きをするのは、彼らには重要な行為でした

塀は国の入り口でしたか?

NO

24、43より そのマークに落書きする人は、そのマークを誇りに思っている人ですか?

NO マークに落書きする人たちは、別のマークを上書きしていきます。 [良い質問]

ラクガキのチームのマークを描き、ライバルチームが塗りつぶすようにラクガキ。THEエンドレスNOWますか?

YES!! エンドレスなう。彼の塗った塀は、その激戦区でした。おかげで落書きだらけだったのです。 [良い質問]

この街、最大のラクガキチームのマークを正面に書いた。それで誰もその正面には手を出せなかったますか?

NO その逆です。最大のチームは、最も敵が多かったのです。 [良い質問]

裏に最大チームのマークを書き、正面に目を向かせないようにしましたか?

YES!! [良い質問]

男が描いたマークは1種類だけでしたか?

YES

正面からの景観がとりわけ重要な建物ですか?

YES 特に、彼にとっては正面が重要でした [編集済]

その建物を利用している人が落書きしていた? [編集済]

NO

建物=何かの機能をもった施設ですか?

YES 何かを製造するための建物でした。 [良い質問]

工場でしか?

YESでし 重機工場でした

重機が出入り(出荷?)できるのは正面の入り口のみでしたか?

YES そのため、工場を訪れる人間は、正面しか見ませんでした。

正面の塀には視覚的な仕掛けを施していますか?

YES! [編集済]

それによって正面の景観が損なわれることはない?

NO 多少地味になったかも知れません。

チーム対抗の大会でも開きましたか?そして正面には広告を、

NO まとめ更新しますので、ご確認ください

正面にはすでに落書きはされていましたか?

NO 正面の塀は、彼の対策のおかげで落書きされていません。 [編集済]

正面のへいを背景に同化させましたか?

NO もっと簡単な方法です

壁があるから落書きされるのだ と正面の壁を取っ払いましたか?

NO [編集済]

水で洗い流して、塀を錆だらけにすることで絵を描けなくしましたか?

NO

壁紙(or壁表面の化粧板)を剥がしましたか?

NO しかし、発想は完全にYES! 塀にはもともと塗装が施されていました。その上に落書きがされていました。 [編集済] [良い質問]

表面には何か貼り紙などはしてましたか?

NO

正面の壁の塗装を剥がし、落書きを落とした上で落書きの映えない地味な壁とし、さらにうら壁にチームロゴを書いておくことで、落書きする奴らの目をそちらに向けさせた。 ですか? [編集済]

YES!!! 長丁場となりましたが、お付き合いありがとうございました。解答に移ります。 [正解]
そもそも、塗り替えの必要が生じたのは、付近で頻発する落書きが原因だった。
どうやら、少年たちがグループを作り、縄張り争いのように自分のグループのマークを落書きしたり、
他のグループのマークを消して、上書きしたりを繰り返しているようだった。
彼の工場は、その陣取り合戦の激戦区にあったため、周囲の塀は彼らのマークで埋め尽くされてしまっていた。
特に困ったのは、工場の正面にある大玄関の周りの落書きだった。
殆どの客がここを通るため、このままでは工場のイメージに影響する。
そこで彼は、裏手以外の塀の塗装を落書きごと落し、地味な灰色の下地をむき出しにした。
更に、川の土手沿いにある裏手の壁だけを、綺麗な白で塗り直した。
そして、最後の仕上げに白い塀の中央に、少年グループのマークを見様見真似で大きく描き入れた。
別にどのグループのマークでもよかったが、とりあえず一番多く見かけるものにしておいた。
数日もしないうちに、彼が用意した白いキャンバスで、激しい落書き合戦が始まった。
マークを描く者にしてみれば、建物の裏手でも目立てばそれで良いらしく、
川沿いの白く大きな塀は恰好の標的であり、
地味な色の塀に落書きするために、わざわざ正面に回る者はいなかった。
一方で、彼にしてみれば裏手に落書きがあっても、仕事への影響は少ない。
工場に来る客は、表の大玄関から大型車で乗り付けるため、土手側には誰も来ないからだ。
こうして、客から目につく場所の落書きを一掃するという、彼の目論見は見事に成功した。
その地域で最も大規模な少年グループに、
『自分たちのマークを勝手に使った人間』
として、敵意を向けられるようになったことを除けば。
了
・彼は裏手の塀を塗り直した後、落書きのチームのマークを見様見真似で描き込んだ。
・塀は金属製。もともとは光沢があったが、落書きチームの抗争により、
マークの上書き合戦が起き、周囲の塀は落書きだらけになっていた。
・彼は、その落書きに腹を立てており、長期的に落書きを無くすことを目論んで、
問題文の様な行動を取った。
・彼にとっては、多くの人目に付いたとしても、裏手の落書きは問題ではなく、
正面の塀に落書きをさせないことが目的だった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・落書きチームのマークを描いたのは、裏手の塀に他の落書きチームの目を向けるため
・彼が裏手の塀に落書きがあっても問題無いと考えたのは、殆どの来客が正面から訪れるから。
・塀の中にある建物は、重機工場。扱う物の性質上、正面に設けられた大玄関からしか出入りできないため、
彼は正面の塀の落書きを無くすことに拘った。
・裏手以外の塀に行ったことも、裏手の塀にのみ落書きチームの目を向けることが目的だった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・彼が裏手以外の塀にした行動は、壁を破壊せず、ペンキを塗らず、「落書きを落す」ものでした。
・その結果、塀は少々地味になりましたが、そのおかげで落書き犯の興味は、
綺麗に塗られた裏手の塀に集中しました。
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