比喩や言い伝えではなく実際に存在する動物なのだが、
その動物とは、子供の時にだけ会うことができるというのだ。
一体、これはどういうことだろう?
動物が子供の時に人間があうことができるということですか?
NO 人間が子供のときにだけ、その動物に会えるのです
裏山で静かにすることが必要ですか?
NO 騒いでいても会えます
その動物は現実に存在しますか?
YES 現実に存在します
物理的に子供しかその動物には会えないのですか?
NO 会おうと思えば大人も会えました
大人はその動物に会うのを避けていますか?
YES 大人は会わないようにしています! [良い質問]
会いに行くには子供しか通ることのできない小さな穴などがありますか?
NO 今回はそれないです ただし「洞窟」はあります [良い質問]
大人が会うと、何か不都合がありますか?
YESNO? 「不都合」というか… 不都合という意味では、子供であっても不都合かな [編集済]
子供は一度その動物に会ったら大人と同じく会うのを避けますか?
YESNO 確かに子供も、一度あったらその動物にあうことはないでしょうが…!
子供はその動物への生贄ですか?
YES!!! 生贄でした! あとは40分まで補足&ネタ質問タイムで! [正解]
子供というのは身長的なところからですか?
NO 年齢的なものです 健康的で、小さい子供がイケニエに選ばれました
何らかの規則や社会的ルールが関係していますか?
YES 人身御供のルールがありました
子供とは生後の子供ですか?(胎児ではない、という意味合いで)
YES ある程度成長していないと、イケニエにならないと考えられていました
「お前、生贄になるんだってよ」「いっけにぇー!」
どこに行くって? 「池にへ」
タイトルから、裏山には海(シー)につながる洞窟があったのですね?
しーっ! それは内緒だよ!
生贄ということは差し出さないと不幸になるということですか?
YESNO イケニエをささげないと、疫病がはやるという迷信があったのでした
そして生贄をささげられる対象はワニガメ様ですね?
NO ウニガメ様です! ウソ こうもりでしたー
14、え、そこ突っ込んじゃだめだったnうわなにをするやめ
え? 洞窟にツッコムだなんて なんていやら おや、誰か着たようだ
「なんと、ここ数年、病にかかる者はいなかったというのに…」
海亀村では、何年かに一度、疫病が流行る。
原因は、立ち入りが禁止されてる、裏山の洞窟に住むたたり神の呪いとされていた。
十数年前、病の流行った夏の日。ある子供が神に会うために、洞窟に入った。
神にお願いして、はやり病を止めてもらうためだ。
だが、洞窟の前で待っていた他の子らは、穴の中から響き渡る悲鳴を聞いた。
そしてその後、疫病は治まった。村人は、神が生贄に満足したのだと考えた…
それ以降、疫病が流行るたびに、村の子供が人身御供に出されるようになった。
選ばれる子供は、村でいちばんすぐれた、健康的な子供が選ばれていた。
今回は、利発で勇敢、腕っぷしもよい少年、太郎が選ばれることになった。
きっと、村の未来を担う立派な青年になったであろうに…
「太郎や、なんでお前が…今なら逃げられる。こんな村捨てて、どこかへお行き」
「おっかぁ、それは出来ねぇ…おらこの村が好きだ。だから、神様にお願いさ行く」
村人に見送られながら、太郎は洞窟に入って行った。
たいまつを掲げながら奥へ奥へと進むと、暗闇の中に光る無数の目があった…
蝙蝠だった。光を嫌う習性のあったその蝙蝠は、太郎に向って襲いかかる。
無数の蝙蝠が、太郎に一気に襲いかかった…
「大変んだ!ほら穴から、火が上がってる!」 「洞窟が燃えてるべ!」
村に引き上げた若者たちは、煙のもうもうとあがる洞窟の入口に駆け寄った。
入口には、太郎が毅然として立っていた。
「太郎さ…こりゃ、どういうことだい! お前が火をつけたのか?バチあたりめ!」
「蝙蝠だ! 神様じゃなくて、蝙蝠が住んでた。奴らは、よくない病気を持ってる」
「なんだって!?んじゃあ…」
「ああ、疫病の原因は、あの蝙蝠だべ。とんだ厄病神ってわけさ」
「太郎さ…!っじゃ、おめえ、死なずに済むんじゃな、帰ってこれるんじゃな!」
「おっかぁ、済まね。オラ、奴らに全身咬まれちまった。悪い病気さ、もらった」
「そんな…!たたり神なんておらんのじゃろ?どうか、帰ってきておくれ…!」
「済まね… な、みんな、もう人身御供なんてやめてけろ。オラを最後に…」
そう言って太郎は、燃え盛る炎の中に消えていった…
その後、村から疫病が出ることはなくなったという。
洞窟の入口には祠が立てられ、村を守った英雄、太郎の霊が祭られたのだった
「Goodスープ認定」はスープ全体の質の評価として良いものだった場合に押してください。(進行は評価に含まれません)
ブックマークシステムと基本構造は同じですが、ブックマークは「基準が自由」なのに対しGoodは「基準が決められている」と認識してください。