【正解のないウミガメ】混ざる毒

女と俺は長さ２５ｍ、幅１５ｍ、深さ１ｍの空プールの底にいる　女がプールの底に水薬をこぼした　俺は女の前に這い蹲い言って残らず薬を舐めることになる　そこに女の足が！後頭部をふまれる屈辱に耐える俺・・・後で覚えてろ・・・でも・・・なんか悪くない・・・ポッ

(くそ、あの女め、何て事しやがるんだ！……仕方ない、このさいプライドなんか捨ててやる！！)
そして男はプールに飛び込んだ。いくら深さが1mだからといって、水が張っていなければ膝への負担は大きい。(膝痛っ！……というか、何故プールなんかあるんだ？誰も使ってなさそうなのに。)
そして俺はプールの床に付着してある解毒薬を仔犬のようにペロペロと舐める。
「あはは！本当にこの水(解毒薬)ぜーんぶ舐める気なのね！！あ～、ゾクゾクする！！」
女の甲高い声が部屋に響く。
この時だろう、男が『M』の道を歩み始めたのは。

落ち着け･･･状況をよく考えてみろ。
相手はドＳな女だ。
そう、「ド」がつくとはいえ「Ｓ」なのだ。
ＳはＭ（この場合、私の事だが）がいないと成り立たない。つまり私に死なれては困るのだ。

彼女が捨てた解毒剤・・・そもそもそれは本物の解毒剤だったのだろうか･･･?否･･･そう、本物は別の場所にあるはず。そのヒントは既に与えられている。彼女が液体を捨てたプールの中。おそらくそこに真の解毒剤を隠したに違いない。（続く）

一か八かで飛び込んでプールのそこを検索すると小瓶を発見。行き絶え絶えでそれを持ち出すと彼女が「あら、もう分かったの･･･?つまらないわね」と残念がられる。

薬を飲んで助かった訳だが俺の彼女、ＳＭプレイを何か勘違いしている気がする（´・ω・`）　（完）

逆らえる訳がない。相手は組長の愛娘なのだ。俺は必死でプールの水を飲んでみたり、施設内を走り回ってみたりした。愛娘は俺を指差してケタケタ笑っている。
そう、ドSというのはサイズのこと(無論性格もあるが)齢6つになられた愛娘はたまにこんなゲームをするのだ。
そして彼女を楽しませられなかった者に待つのは…死。
精一杯思いつく限りの手段をして、30分後。俺は死んだように彼女の前で倒れた。
えんど

しかたない、作るか。俺は医者なんだ…道具どうしよう。 「この通りっ、30分で天才のあんたを超えるので道具貸してくださいっ」 土下座なんて癪だったが背に腹は変えられない。あいつは俺の頭を踏み、高笑いしながら了承した。 で、研究室を借りたわけだが…レシピおきっぱじゃん、ラッキー。あの女馬鹿だな。（続く） [編集済]

何とか15分でできた。 では、いっただきまーす。あいつの悔しがる顔が目に浮かぶぜ。 「ふ…ふふはははっ…。それはね、あなたが最初に飲んだ薬よ。残念だったわねぇ」 くそっ…だがまだ後10分あるっ、毒の成分はわかったんだから…。 出来上がった薬、目の前にある…だが俺はもう指一本動かせない。 「よくやったわねぇ、本当に作っちゃうなんて…これはおまけよ」 女が力尽きた俺の口に薬を垂らし、俺は助かった。（了）

たとえ人の目には見えなくとも、化学式はごまかせない。
薬剤師の俺はこの女の作った薬の構造式を知っている。
俺はこの解毒薬のある部分の構造に注目し、研究室から急いで試薬Xをプールに投入し、かき混ぜた。
すると、プールの表面に油のようなものが浮かんできた。これはエーテル層と呼ばれるもので、物質を分離したときに出てくるものだ。
俺はそれを急いで回収して飲み干し、解毒に成功した。　（完

　もうここから液体を集めるのは無理だ。しかも残り三十分でどうにかするしかない。 　さあ、どうするよ俺。・・・ん？　ちょっと待てよ彼女はプライドが人一倍高い。ここは一つためしてみるか。 　「わかった。じゃあ、一つ勝負をしよう。アンタは俺に一つ水平思考問題をぶつけてみてくれ。俺はそれをあんたに課せられた制限時間――つまり三十分以内で解いてみせる。そんでアンタは俺が答えるより早く解毒剤を作るんだ。それだけアンタに有利な条件ならば悪くないだろう？　それにアンタが勝ったら、目の前にある希望をみすみす逃した男の絶望がみれるんだからな！」 　「そうね。それは面白そうかも」 　よし、喰いついた！終了 [編集済]

くそ、仕方ない

そして、巨大妖怪ダイダラボッチのオレは、プールの水を飲み干した

「ゲップ」
「相変わらず、いい飲みっぷりだわ…♪」

くそ、やっぱりアルコール入りか！勘弁してほしい、オレ下戸なのに…
いつも、彼女に強引に酔わされてしまうオレだった

俺は女に自分の背中を見るように言う　そこには一本の針が刺さっている　俺は予め毒針トラップを解除、毒を採取し　それを女に刺した後　違う罠にかかったのだ　さあ！予備の解毒剤に案内するか一緒に死ぬか選べ！

オレはタンク車を手配し、プールの水を抜き取る

そして蒸留施設に運び、水分を飛ばす

３０分で２リットルまで減らせた　
これならなんとか飲めるな

俺は仮面〇イダーＢｌ〇ｃｋＲＸ！バイ〇ライダーの能力で体内で解毒剤を作ったのだ!そして女の正体はクラ〇シス帝国の妖魔怪人！こんな汚い戦法を使うなんてゆ゛る゛さ゛な゛い゛！！！

と言う訳で今週もチートラ〇ダーは敵を容赦なくアボーンするのだった。 [編集済]

俺は唇で女の唇を塞ぐ。女は予想外の行動にアタフタしているように見えた。 「俺は動けなくなっても、お前の事を愛している。」 即興にしても酷すぎるこの口説き文句に、女は何故かタジタジになっている。たぶん、恋愛経験が少ないのだろう。 「うっ！毒…が！！」 「お、お前！死ぬんじゃない！！今すぐ解毒薬を持って来てやるからな！！」と、女は愛する男のために研究室へと走っていった。 人間は本気で愛した人を守りたいという本能が働く。 しかし、どう考えてもあらゆる女が一目惚れするような男はいないのでこのネタはボツになりました。

「あがーいて、もがーいて、たーのしませーてねっ！」…？あがくは漢字で足掻く。足で掻く…？そうか！俺はプールに飛び込むと、足だけで泳ぎ始めた。足のような形の物によって掻かれた場合、この解毒剤はその色を表すのだ。水に溶けた訳でなく、透明になっただけの解毒剤の場所を運よく掻けるまで俺は泳ぎ続けた。そして手足が痺れだした頃、見つけたのだ。　解毒剤と共に多量の水を飲み込んだ俺が疲労から溺れそうになったせいで白衣の女に認められてしまったようだ。俺は意識不明のまま再び捕まってしまった。エンド

「くっ、結局こうなるのか」
俺は自らの腹を掻っ捌き、解けかかった毒入り水溶性カプセルを、そろそろとピンセットでとりだした。
自分で自分を手術ってどこの黒医者だ！（了）