【ラテクエ一句】（19リサイクル）　あえて僕らは外に出る

アカリ　「アザゼル～！はやくはやく！」

レナ　　「はやくなの～！」



アザゼル「はいはい、今行きますよ、っと」



梅雨が始まる前に、アカリ・レナの二人は、ま新しいカサに長靴、レインコートを買ってもらっていた。

二人は大喜びで、雨も降ってないというのに、三種の神器のように、肌身離さず身につけていたのだ。



そして今日、ようやく雨が降ってきたのである。



アカリ「あめあめふれふれ～♪　ぴっちぴっちちゃっぷちゃっぷらんらんらん♪」

レナ　「あめあめふれふれもっとふれ～♪」



アザゼル「やれやれ…」



泥がつくのも構わずはしゃぎまわるアカリと、長靴が汚れないよう泥水をよけながら歩くレナを、

アザゼル氏はため息をつきながらも、微笑ましく見守っていた…。



え？アザゼル氏の一人称は「ボク」じゃなくて「私」だって？



いえいえ、僕というのはアカリたん。つまりボクっ娘なのでした！