「外をみてごらん。君の好きな星座がみえるよ」
と言った。久しぶりに会ったんだから、彼女には喜んでほしかった。
でもどうしてだろう。
それは僕が埃をかぶってまで用意したプレゼントだったのに、
彼女は僕に、涙を浮かべて「ごめんね」って言った。
「僕」が用意したプレゼント内容、「彼女」が泣いて謝る理由と
その背景に触れながら、状況を補完せよ。
【ウミガメ】
喜んでほしくてさ えへへ
彼女はホコリアレルギーですか?
no
恋愛感情は関係しますか?
yes! [良い質問]
彼女と久しぶりに会った理由は彼女が患っていたからですか?
no
失恋しますか?
no かな
外に見える星座は本物ですか?
NO! 重要です [編集済] [良い質問]
相手の子は同年代ですか?
yesですが重要ではありません
彼女は満月を見て狼女に変身しましたか?
no(・ω・)
外を見るように言ったのは夜のことですか?
no
元々遠距離恋愛でしたか?
YES かな 遠距離恋愛にだったので久しぶりに会いました。 [良い質問]
彼は星座を作ってプレゼントしたのですか?
YES! 星座の「形」をあるもので作りました。 [良い質問]
僕と彼女が久しぶりに会ったことは重要ですか?
YES 重要です。 「僕」に変化がありました。 [良い質問]
星座の特定は必要ですか?
noです
ごめんねと言う言葉は、このプレゼントのせいですか?
YES プレゼントの内容からで「僕」に変化があったことがわかりました。 [良い質問]
プラネタリウム関係しますか?
noです!
プレゼントを準備する期間の長さは重要ですか?
noでいいでしょう
点字は関係ありますか?
no
僕は眼など身体に異常がありましたか?
no!!!
黒ゴミ袋に穴を開けて、そこに光を当てて星座を作りましたか?
no
僕の上半身に七つの星の傷がありましたか?
やだかっこいい(´・ω・`) noです
彼女の眼は見えましたか?
yes
夜の校舎で窓ガラスを割り、星座の形をつくりましたか?
noですが 発想は近いです! [良い質問]
僕の身体の異常が治ったのですか?
no
僕は彼女を愛するあまり、精神に異常をきたしていましたか?
お、yes! しかし、ほかにも原因はあります。 [編集済] [良い質問]
僕は彼女が原因で入院していましたか?
no
校庭に机を並べて星座を作りましたか?
YES!! [良い質問]
彼女は、自分が僕の以上の原因になったことを謝っているのですか?
yes!
いじめは関係ありますか?
no
受験勉強で頭パーになりましたか?
YES!です [良い質問]
僕は彼女をストーキングしてましたか?
noですね
まとめると、受験勉強と遠距離恋愛で僕は精神のバランスを崩しましたか?
YES そういうことです! 5分後に解説に行くので、補足などあればどうぞ。 [正解]
「彼女からのメールが来ねぇぇぁあはっはっはqうぇrちゅいおp!」ですか?
yes!! [良い質問]
作る星座を間違えた?
no
文通ですか?
それでもいいでしょう!
校庭にたくさん机を並べたことから、常軌を逸していると彼女は思いましたか?
yes! その通り! [良い質問]
80字以内で状況を補完せよ。 など字数制限加えるとよりそれっぽくなるのではw
ああ、それやればよかったですw
僕は校庭に机で「1192作ろう平安京」と書きましたか?
いいくにつくろー鎌倉幕府(´・ω・`) つっこんでしまいました。
『お、いいね。僕も好きだよ、あの星座』
『一度でいいからあの星座、近くで見てみたいな』
一年前、文化祭が終わった後、私は彼とそんな会話をした気がする。
そのすぐ後に、私が引っ越してしまったから、きっとお互いに印象深い会話になったはずだ。
それからはメールだけのやり取りになってしまった。メール中の他愛もない時間の経過が私は好きだった。
ただ、いつ頃からか彼が「会いたい」としつこく言ってくるようになった。
それが終わったかと思えば「好きだよ」としつこく言ってくるようになった。
受験勉強に忙しくなっていた私は、返事をするのが億劫になり、メールは次第に少なくなっていった。
そうして1年がたって、私はこの学校にもどってきた。他県に越した以上、文化祭でもないと滅多に帰ってこれない。
帰ってくると、家に彼から電話があった。明日の早朝、学校に来てくれという内容だった。
学校に行くと探すまでもなく、彼のほうが私を見つけてくれた。
世間話もそこそこに、彼は私にこう言った。
「実は君にプレゼントがあるんだ。外をみてごらん。君の好きな星座がみえるよ」
言われるままに、外に目をやると、確かに星座があった。
厳密には、星座の形をした何かがあった。
よくみると、青と黄色に塗り分けられた机が星座の形にドット絵のように並べられていた。
視線を戻すと、彼は爽やかに笑っていた。
でも、私にはその笑みが理解できなかった。何がそんなに嬉しいの?こんなのおかしいよ。
戸惑っていると、近くを通った先生が私達を見つけて、彼をどこかに連れて行った。窓の外では色んな先生が机を片付け始めていた。
誰かに呼ばれた気がして振り返ると、さっきの先生がいた。
彼のことで話したいことがあるのだと、私は職員室に連れて行かれた。
そこで聞いた話はショックな話ばかりだった。
彼が親に受験勉強を強制されてノイローゼ気味になっていたこと。
そこから、精神病へと派生していったこと。
愛する人にメールをしても帰ってこないんだと、周囲に相談していたこと。
そして、ついに気がおかしくなったこと。
私は顔をあげていられなかった。
彼は私に助けを求めていたんだ…。あの時会っていたら、彼は救われたのかもしれない。私がもう少し彼のことを…。
保健室に行くと、先生に言われた通り、彼はベッドに座っていた。
私が部屋に入ると彼は心配そうに言った。
「よくわかんないけど急に先生に連れてこられて災難だったよ。参ったね。それよりあのプレゼントどうだった?君が去年星座を近くで見たいって言ってたのが印象に残っててさ。倉庫から机引っ張り出してきて頑張ったんだ。埃まみれになっちゃったけどね。でも綺麗だったでしょ?」
「ごめん……」
それを言うのが精いっぱいだった。
「そんな悲しそうにしないでよ。僕は君の笑顔が好きだよ。笑ってよ。好きだよ。大好きだよ。愛してるよ。えへへ」
そう笑う彼の笑顔はどこか歪で。
虚空を見据える彼の瞳は、ついに私をとらえることはなかった。
「Goodスープ認定」はスープ全体の質の評価として良いものだった場合に押してください。(進行は評価に含まれません)
ブックマークシステムと基本構造は同じですが、ブックマークは「基準が自由」なのに対しGoodは「基準が決められている」と認識してください。