数年前に突如異世界からやってきた魔王軍に大陸の半分を乗っ取られ、現在は国境をこれ以上押し込まれない為に、ラテシン王国の兵達は総力を持って抵抗していた。
長きにわたる戦いで、ラテシン王国は少しずつだが戦力を失って行き、この大陸の人間は絶滅するかと思われ始めたが、突如ご都合主義も良い事に魔王に匹敵する強大な力を持った勇者一行が魔王軍とは別の異世界から現れた。為す術無くしたラテシン国王は藁にもすがる思いで彼らに救援を頼み、勇者一行は快諾。戦場までの食糧や装備の為の必要資金を得るとすぐに旅だった。
しかし勇者一行は国民に願いを託されながら国を出ると戦場とは逆方向へと向かいだした。
それを見た国王は激怒し、世界を呪い、絶望したが、四日後、満面の笑みを浮かべていた。何故だろうか?
*ラテシン王国から兵を出すと戦場までは二日かかります。
【ウミガメ】
その星は球ですか?
Yes! [良い質問]
逆方向に向かって魔王領を壊滅させながら進軍して、最後の残った残党(=今ラテ国と対峙している魔王軍)を、ラテ国正規軍と挟み撃ちの形で滅ぼしましたか?
Yes 解説とは違いますがそれでも成り立ちます。 [良い質問]
敵の本陣、魔王城の背後をつくためですか?
Yes! [良い質問]
この星も球状だろうと転移者達が回り込んで魔王城を不意打ちし、魔王の首を持ち帰ってきたからですか?
Yes 解説とは違いますがそれでも成り立ちます。 [正解]
国王は当初、勇者軍が逃げたと思って激怒したものの、2 3 のような形で勝利したので勇者の知恵を称え結果に満足して満面の笑みを浮かべましたか?
Yes [正解]
現代日本では地動説がメインだからですか?
No
RPGのマップだと成立するけど、現実の地球だと真反対に進軍してもかなり幅広い緯度に人が住んでるので成立しにくいですか?
NoYes 此方で考えた理由に取れなくも無いので半分正解です [良い質問]
現実世界には地続きで周回できる大陸が無いからですか?
No それだけでしたら現実世界でパンゲアの時代に高い知能の生物がいた設定にしていました。 [良い質問]
日にちの関係ですか(一定時間で一定距離進軍と簡潔にするため)?
Yes! もう一声!現実世界で考えると「四日後」が大きな矛盾となってしまうのです。そこから移動手段への思考も促せるかなと思っていました [良い質問]
球状や筒状で同緯度周回の前提として一周4日かかるなら、正方向でも逆方向でもどっちにしろ2日後には紛争地域に到達するからですか?
Yes つまり地球では大きすぎましたし、それより小さい惑星だと現実では人が住めない環境だったのです [正解]
勇者達は飛行船の様な物を用意する為に逆方向へ進みましたか?
No そういう発想で迷走しやすいかなと思って作っておりました。その事に感謝して良質です [良い質問]
この世界は小さな惑星で、大陸を渡って西(若しくは東、関係は南北でも可)の目的地へ行くより海を渡って東(若しくは西)回りで行った方が早い。勇者はラテシン王国に勝利を齎し期待を裏切ってはいない。
正解条件
逆方向へと向かった理由
魔王、少なくとも魔王軍を勇者が蹴散らした為、笑顔になった事を明かす
(かなり荒いですが)物語
この世界は解答者、質問者のいる現実世界よりかなり小さな惑星であり、大陸は一つしかない。ラテシン王国から戦場までは二日かかるが、魔王の居城とラテシン王国は互いに大陸の東西の端にあり、海を渡れば一日で辿り着ける。現実世界で言えばロシアの東端とアメリカ(アラスカ)の西端のような関係である。ラテシン王国で助力を乞われる前にその事に気付いていた勇者一行は、最短で魔王へと奇襲をかけた。
その為世界の秘密を知らなかった国王は逃げたと勘違いをして激怒、もう救いは無いのだと絶望し、世界を呪った。同じく秘密に気が付けなかった魔王は後ろからの攻めは無いとほぼ全戦力を戦場へと送っていた為、居城の警備は薄く、奇襲に浮足立った警備は無いも同然。ほぼ無傷の勇者一行と戦わざるを得なくなった。
腐っても魔王。全力を出し、勇者一行と互角の戦いを一日繰り広げるが、勇者一行は一人一人が魔王級の実力を持っている事に気づいた魔王は多勢に無勢だと判断し、元いた世界へと逃走した。不意に消えた魔王の気配に戦場の魔王軍は負けた事を悟り、残っていた者でなんとか元の世界へのゲートを開き撤退。世界に少なくとも一時の平和が訪れた。
その後帰還した兵から魔王軍の撤退を聞いた国王は、勇者一行の旅だった四日後である今日、満面の笑みを浮かべたのだ。
王国に戻った勇者一行は感謝をする国王に一言
「どうしようもない状況だから助けたけど、次は助けない。時間は稼いだんだ。再来するであろう魔王軍に対し、何の努力も無しに今回みたいな奇跡に頼るのであればお終いだ。俺は様々な世界の多くの人々を救いたい。自身の寿命まで一つの世界、国を守って満足なら俺は元いた世界で自分の家族だけを守っていたよ」
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