めをさまして…!
彼女は、少し前に目覚めていた。
…彼と会話する力は、既に失われていた。
そのうち、若王子は姫と同じようにうたれてしまう。
そして、二人とも帰らぬ人となった。
状況を補完してください!
白雪姫? いいえ。これはメルヘンを装ったメンヘルな物語。
二人がいるのは現実の世界ですか?
YES! ただ、問題文最後の時点だと微妙(YES&NO)かなぁ。 [編集済]
この問題は「 悲劇のヒロイン ~the heroine of a tragedy~ 」との関係はありますか?
YES? おおっと!ちょうど今雑談欄に書いたところでした!まぁ、「ちょっと」だけ関係ありますが、方向性は真逆かも?
二人は『撃たれ』ましたか?
NO! 銃とかで撃たれたわけじゃないんだ。 [編集済]
打たれたのは薬ですか?
YEEES! いきなり核心ついてきたね! [良い質問]
登場人物は人間ですか?
YES! ごく普通の人間…なんだけど、ある意味では”特殊な人間”かも…
帰れなくなったのは夢の世界にですか?
NO! でも惜しいっていうか、その…!その方向性で! [良い質問]
1で微妙と言っていたのは、後半は薬で幻覚を見ていたからですか?
YES! 「あっちの世界」に行っちゃったんだ!(つまり↑と逆なわけ) [編集済] [良い質問]
三行目の目覚めていたというのは、薬物によって「あっちの世界に行っちゃった」ということですか?
YES! そう!地球を守る戦士として目覚めちゃってたのです! [編集済] [正解]
薬物は現実に存在するものですか?
YES! 通称でOKです。ちなみに古い(俗っぽい)呼び方が”ヒロイン”っぽい…
ヒロポンじゃないですか?
YEES! つまり、現代風に言うと? [良い質問]
疲労がポンと取れるという意味で商標になったヒロポンつまりメタンフェタミン、いわゆる覚せい剤ですか? [編集済]
そう!「覚醒」剤! ちなみに打ったのは「姫」です! [良い質問]
覚醒剤に手を出した姫。王子が声をかけてもトリップ中で聞こえない。むしろ王子にもトリップを体験させようと注射器でさくり、二人そろってあっちの世界へ行きましたか?
YES! 完璧ですね。では日付が変わると同時に解説張ります!
そして!その正体は、実は魔法世界の王女、マジカルプリンセス!!
大自然の掟により、この世に転生してきたの!
「…またそーいうこと言ってるの?姫っち」
「…うるさいわね!このバカ王子!」
「バカ王子ゆーな!」
こいつは、幼馴染の若王子 篤(わかおうじ あつし)。
こんなこと言ってるけど、こいつも絶対”素質”あると思うのよねー。
「私がマジカル☆プリンセスなのは、大自然の掟なの!オキテよ、お・き・て♪」
「”お・き・て☆”って、新妻が旦那様を起こすような口調でゆーなよ。ていうか、いーかげん目ぇ覚ませって」
「そうよ!私は自分の使命に”目覚めた”の!世界を守る戦士として”覚醒”したんだから!」
「…いや、”目を覚ませ”ってのはそーいう意味じゃなくて…」
「それでね!あなたも戦士としての素質があると思うの!」
「人の話聞けよ!会話能力0かよ!」
「きっと前世は魔界のプリンス辺りよ!」
「プリンス”辺り”って、ずいぶんおーざっぱだな…って、何?急に手なんか握って(ドキドキ)」
「だからね!あなたもこれがあれば覚醒できると思うの…」
「…あのー、その注射器はなんですか?」
「覚醒剤よ!」
「覚醒ってそーいう意味じゃねぇぇ!つーか麻薬じゃんか!どうやって手に入れたんだよ!」
「綾小路財閥系列の病院からよ!これで私もヒロインとして目覚めたんだから!」
「それじゃ”ヒロイン”じゃなくて”ヒロポン(※1)”じゃねぇかぁぁぁ!…アフン♪」
…数時間後。
「カーカカカ!俺は魔界のプリンスこと、アスラン・キラ!悪魔の力身につけた悪魔超人さ!」
そうして二人は、あっちの世界に行ったっきり、戻ってこなかったという。
めでたし、めでたし(?)
※1 「ヒロポン」は大日本住友製薬の登録商標です。
正式名称、メタンフェタミン。
統合失調症の治療等、限定的な医療用途限定で、病院で処方されています。
「Goodスープ認定」はスープ全体の質の評価として良いものだった場合に押してください。(進行は評価に含まれません)
ブックマークシステムと基本構造は同じですが、ブックマークは「基準が自由」なのに対しGoodは「基準が決められている」と認識してください。