窓一面に広がった無数の灯りが創り出す夜景を眺めていると、オムライスがテーブルに置かれた。
俺は食べようと、オムライスにスプーンを突き立てた。
ふと見ると彼女と目があった。
そこで俺はカメミの愛を感じ、ボタンを連打した。
なぜ?
【ウミガメ】
挿絵が描けないのが残念(SPツォンさんありがとうございました~)
オムライスに入っている魚眼と目が合ったカメオはDHAを摂取し頭がよくなり、早押しボタンを連打しましたか?
No [良い質問]
一つのボタンを連打したのですか?
Yes [良い質問]
ボタンを押すと「へぇーへぇー」とか「ガッテンガッテン」などの音が出ますか?
No へぇへぇ! ガッテンガッテンだ! んなわきゃぁない!
カメミと"彼女"は同一人物ですか?
No ぐっじょぶ! [良い質問]
オムライスを口に入れる前にカメミの愛を感じたのですか?
Yes
俺はカメミの愛を感じて嬉しかったですか?
No! [良い質問]
彼女は人間ですか?
Yes… [良い質問]
ストーカーのカメミは俺の彼女を殺してオムライスに入れたので、危険を感じた俺は外に逃げて、エレベーターを呼び出す為にボタンを連打しましたか?
イエスよ! イエス! でもワタシはストーカーじゃないの…彼のことをとてもとても愛しているだけなの、ワタシには彼だけなの。ねぇ! ワタシの彼を取らないで!! [正解]
カニバリますか?
No! 残念ながら食べてくれなかったの…どうして食べてくれないのかしら…ねぇ?ねぇ? [良い質問]
ボタンとは電話のボタンですか?
No 違うの、ワタシには電話なんて必要ないの。だっていつでも彼の行動はわかるし、どんな趣味で何時に寝て、何時に起きるか何時に出かけてダレにあってなんていつもメモしているもの
オムライスだけに、黄身(気味)が悪いことがおこりましたか?
No! ワタシは彼のことを思って作ったの。気味が悪いだなんて君悪い人ね!(ネタ赤進呈 [良い質問]
オムライスのグリンピースのかわりに彼女の目が入っていましたか?
Yes! 彼グリンピースが大嫌いだから、大好きなものを入れてあげたの。 [良い質問]
35分頃に解説出します。
(ネタ質してもいいのよ?+.(◕ω◕ )゚+.)
カメミは人間ですか?
Yes カメミは人間です。
まさに恋は盲目で、彼女は目も当てられない状況になってしまいましたか? [編集済]
Yes ワタシには彼以外見えないの! この目を差し出してもいいわ! そんなことを思うほどの状況になってしまいまさたか(あえての赤にします! [良い質問]
ボタンは家電製品のスイッチがつくボタンですか?
No 家電製品ではないですねぇ~ あ、ワタシはストーブのボタンが好きです。
このオムライスは出来損ないだ、食べられないよ ますか?
Ye … Noヨ! 彼のタめを思っテ作ったのヨ! 出来損ナいなわけないじゃない!!(食べたくはないですねw
ご参加ありがとうございました~
(想定よりかなり早く終わってしまわれたw)
まさにお目当ての彼女でしたか?
Yes! まさに俺の目当ての彼女をカメミが用意してくれたのさ! 全く参った子猫ちゃんだぜ HAHAHA
オムライスの材料が、『俺』が二股をかけているカメミとは別の彼女であった。
スプーンで割ったオムライスの中に、彼女の肉と目玉が入っていた。
カメミの狂った愛情を感じた『俺』はカメミから逃げ出すように家から飛び出し、エレベーターの呼び出しボタンを連打した。
~以下は、毎度おなじみの長い解説です。お時間のある方はどぞ~
「カメミ、遊びに来たぞ。あー腹減った。なんか食うもんある?」
「…いらっしゃい。来ると思ってオムライス作ってたの。もうちょっとでできるわ…」
この暗い女はカメミ。いわゆる都合のいい女ってやつだな。
こいつ料理と金くらいしか利用価値無いの。
まあ、おかげで俺の生活も良くなるし、うまい飯は食えるからキープ的に付き合ってやってんだ。
どうやら飯を作ってくれているらしい。
俺は、窓から眼下に広がる夜景を眺めながら食事ができるのを待っていた。
「…おまたせ。あなたの大好きなオムライスよ」
ったく、相変わらず辛気臭い声と顔だ…本人は笑ってるつもりみたいだけど気持ち悪くて仕方無い。
本命のウミコなんて俺の理想の女なんだよな。
料理はできないけど、しぐさも行動も全部可愛くてよ。
何と言っても目がキレイでさ。緑がかった青い目でよ。見てるだけで吸い込まれそうなんだよ。
「…どうしたの? 食べないの?」
「あぁ、悪い貰うよ」
まったく、お前が首をかしげて可愛くねぇんだよ。
まあ、こんなやつはとりあえず無視だ。飯が先だ。うまそうな匂いだな。
とりあえず中にグリーンピースなんて入ってると最悪だから、真ん中から割ってみるか。
「…おいし?」
「まだ食ってねぇよ」
うるせえ女だ。ったくグリーンピースはないみたいだな。
なんか今日は中の具が多いな…それにこの丸いのなんだよ…
白くて、緑がかった青の…
え?
「な…なんだよこれ…」
「え? あなたが好きなものを料理に入れたの…絶対喜んでくれると思って、ねぇ? 美味しそうでしょ?」
「ば、ばかやろ! これ何なんだよ!」
「…大好きなんでしょ? ウミコ。ほら、あなた言ってたじゃない。
『ウミコの事食べたいほど好きだ』って、それにあの女いなくてもワタシがいるものね。存在する必要無いじゃない」
「う、ウミコはどうしたんだよ」
「え? 隣の部屋でゆっくり寝てるよ。ものすごくうるさかったけど、今は凄く静かにしてるよ」
ガラッ
カメコが隣の部屋を開けると、そこには…
「うわあああああああああああ」
俺は、靴も履くのも忘れカメコの家を飛び出した。
え、エレベーター、早く早く来いよ!
はやくはやくはやくはやく!(カチカチカチカチカチカチ
チン
早くドア開けよ
「ドコイクノ? ナンデ ニゲルノ?」
その声と同時に頭に痛みg…
「…あなた。ご飯の時間よ。ごめんね。お肉が腐っちゃって食べられなくなっちゃったの。
でも大丈夫よ。あなたの大好きなお肉。用意したの。
思いがけずダイエットできちゃった。フフ
どうしたの? ほらお口開けて? ねぇ?
どうしたの? ワタシの事可愛いって言ってよ。
…ちょっとワタシの旦那様に勝手にくっつかないでよ。この嫌らしい虫が!!
ごめんね。今取って上げるからね。
何なのよ!! ワタシの旦那様の体の中に勝手入りやがって!
薄汚い虫の存在で、ワタシの愛する旦那様に触らないでよ!!
…あら、ウフフ こんな大声出したらびっくりしちゃうわよね。
大丈夫。あなたはワタシが一生守ってあげる
…ちょっとダイエットがんばりすぎたかしら…
ちょっと意識が朦朧とするわね。
今日もあなたと一緒にここで寝させてね。
おやすみなさい。あ…なた…」
数日後、異臭に気がついた近所の人の通報により、無残に腐ったウミコの遺体と、腐った男性の遺体に寄り添うように女性が死んでいた。
カメミの遺体は腹の肉が大きく切り取られていた。
物語は結構好みですw[編集済] [09日22時38分]
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