「どうぞ、当店自慢のウミガメのラーメンになります…」
緊張の一瞬…しかし、その後ある問答の後、店主は笑ってしまった。いったい何故?
【ウミガメ】
一人の若者と一人の老人(猫舌)の物語。
男の質問はラーメンに関してですか?
YES
数分後…「いつになったらウミガメのラーメンに”なる”のかね?」
NO 数秒間ちょっと質問の意図が理解できませんでしたw
「瓶入りじゃないのかね?」
NO 絶対食べづらいですね、分かります。
勘違い発生していますか?
NO しかし店主には予想外でした。
これは何億円するのかね?と言いました?
NO 2よりも質問の意図が…うん、考えたけど分からない。
そのラーメンには実際にウミガメの肉が入ってましたか?
NO ウミガメのスープをもじらせていただいただけです、紛らわしくて申し訳ない… [編集済]
ウミガメってあの空飛んでるやつでしょ それうみねこや ですか?
NO 何故そこで知ったかぶりしたしw
亀右衛門はラーメンを食べるのは初めてでしたか?
NO 初めてではなかったでしょう。
もしラーメンじゃなかったら、店主が笑うことはありませんでしたか?
NO ラーメンと言う料理はあまり関係ないかもです。
ダジャレは関係ありますか?
NO そもそも亀右衛門に笑わせる意思はありませんでした。
その問答は他の人が聞いても笑ってしまうものでしたか?
YES 亀右衛門が言ったからこそ…ですね。
店主が聞いたのは、ラーメンの味についてですか?
NO 店主が訊いたのは、実はラーメンを食べる前だったんです。 [良い質問]
入っていた具は関係ありますか?
NO どんな具が入っていても亀右衛門はそう答えたでしょう。
ドンブリは関係ありますか?
NO 器も関係ないんです。
亀右衛門の為に貸し切りになっているのは重要ですか?
YES …確かに亀右衛門はこの為に貸切にしましたが、回答はそこからは導き出せません。
ラーメンの熱さは関係しますか?
YES! ということは? [良い質問]
店主「食べないんですか?」→亀右衛門「・・・冷めるまで待って」亀右衛門は猫舌だった、ですか?
YES 若干異なりますが、解説行きましょう! [正解]
『猫舌ですか?』→『ワシは人間じゃよ』ですか?
NO お疲れ様でした!
しかしある日、あの美食家として飲食業界で知らぬ者は居ない水平亀右衛門から手紙を貰ったとき、大いに迷った。もし、不味いと言われたら?せっかくの人気は地に落ちるだろう。しかし、ここで逃げることもシンには出来なかった。
1週間後、遂に亀右衛門が来店した。日時と時間を指定され、その時間は他の客を入れないよう指示された。
「どうぞ、当店自慢のウミガメのラーメンになります…」
緊張の一瞬…は、すぐには訪れなかった。
(ここから地の文はシンの心情描写です。)
あー、緊張する。手が震えて、自慢のスープをこぼしそうになったぜ…
亀右衛門のおっさんは目を閉じて、腕組みをしたままだ。
あ、そうか。スープの匂いを感じているのか。
…いや、違うだろ。いくら何でも、早く食べなきゃラーメンが伸びちまうぜ。
「あの、お食べにならないんですか…?」
「ん? あ、あぁ…実はわし、猫舌なんじゃよ…」
「…」
「…」
「ちょっと失望しました…」
「そんなこと言わんでおくれよ… 猫舌だが、味覚は確かじゃて。」
「いや、でもラーメン伸びちゃいますし。」
「いや、無理じゃて。舌火傷するもん。」
「…スープぬるめで作り直しますか?」
「…助かるぞい。」
その後、スープぬるめで作り直したウミガメのラーメンを亀右衛門は絶賛した。
「久しぶりに美味いラーメンをすすったぞ、精進せえよ、若造。」
「ありがとうございます!」
「…猫舌の件は他言無用じゃぞ。その為に人払いもしておる。」
「分かりました…w」
その後、シンの店は『水平亀右衛門絶賛の店!』と銘打って、更に繁盛したそうだ。
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