リベンジです！

ジョンには一人息子がいたが、息子には母親がいなかった。ジョンは息子との2人きりで暮らしていた。

ジョンはお金持ちでは無かったので、毎日一生懸命働かなくてはならなかった。



ある日ジョンはきつい仕事の後愛おしい息子がいる家へ向かっていた。



息子はジョンと顔を合わせた時「お父さんは1時間にいくら稼ぐの？」ときいた。

ジョンは腹が立った。2人が暮らしていくのに十分なお金を稼いでいなかったからだ。それに疲れのせいで冷静になどなれなかった。

「お父さんがきつい仕事で帰ってきた途端になんて馬鹿な質問をするんだ？お父さんは1時間に20ドル稼いでいる。それで十分だろ？」



しかし息子は「ごめんなさい、お父さん。でも、僕に10ドルくれる？」

これには彼は怒りが爆発し、息子に早く寝るように言った。



息子が部屋に戻ったあと、ジョンはお酒を飲んでいた。その時に頭が冷え、息子に対して悪いことをしたと思った。



ジョンは「息子よ、ごめんよ。お前に腹を立てたくは無かった。ほら10ドルだ。」

「ありがとう！お父さん！」



息子は起き上がり、自分の宝箱を開けた。その中には更に10ドルが入っていた。ジョンはこれを見て、また腹を立てた。

「なぜもう10ドルを欲しがるんだ！？10ドル持ってるじゃないか！！」



しかし息子はジョンの目を見つめ言った。



「お父さん。この20ドルでお父さんの1時間を買える？」



ジョンは息子に悲しい思いをさせたという思いと同時に嬉しくて涙がでてきた。





【要約】

息子は毎日遅くまで働く父に仕事の時給をきき、お金が欲しいと言った。父は怒ったが自分の時給を教え、お金を渡した。すると息子はそれに自分の持っていたお金をあわせ、父の時給と同じ金額を払い、父の1時間を買いたいと言った。