それはいとも簡単に解けてしまった。
しかし、庭に咲いた花を見て、私たちは再び結ばれたと思った。
どういうことだろうか。
【ウミガメ】
人間以外は登場しますか?
いいえ。
登場人物は二人ですか?
はい。 重要なのは二人です
結ばれたとは恋人同士になると言う意味ですか?
はい!
花の種類は重要ですか? [編集済]
はい!!!! [良い質問]
それとは、結ばれたものを指しますか?
はい。
「私達」は人間ですか?
はい。
その飴でなければ話は成り立ちませんか?
いいえ。飴はただの馴れ初めの一部です
庭に咲いた花は、相手の家の庭にありましたか?
いいえ!
登場人物の年齢は重要ですか?
いいえ。でも、大学生以上じゃないと成り立たないかな……
花は夏の花ですか?
いいえ。
庭に咲いた花は自分の家に咲いていましたか?
はい!!! [良い質問]
花言葉は関係ありますか?
いいえ。ですが、解説の最後に補足であります [良い質問]
再び結ばれたと思ったのは、合理的な根拠があった訳ではなく、感情的な理由ですか?
はい!!
相手は死にましたか?
はい!!! [良い質問]
ファンタジー要素ありですか?
一応yes. オカルトとファンタジーを足して二で割って砕いて叩きのばした感じです
その花には特別な思い出がありましたか?
いいえ。 ですが……
花は球根から咲く花ですか?
はい。調べてみたらそうでした
二人とも死亡ENDですか?
いいえ。
花は二人で植えましたか?
いいえ! 植えてはいないんです [良い質問]
相手は死んでしまい、永遠の別れをしてしまったが、彼女が育てていた花が咲いて、心が通じ合っていると思った?
いいえ。 [良い質問]
花はリンドウですか?
いいえ。
二人とも死んでしまった?
いいえ!
自然に生えてきましたか?
はい!! [良い質問]
花は現実の花ですか?
はい。
タンポポを見てると、なんだか死んだ彼女の笑顔に見えてきましたか?
いいえ。ですが、惜しいです。 ちなみに死んだのは彼です
二人の関係は死によって別たれたが、その花のおかげで、女は彼とのつながりを感じたということですか? [編集済]
はい!
彼岸花ですか?
はい!!!! まとめて下さい [良い質問]
馴れ初めの飴について掘り下げる必要はありますか?
いいえ。あまり必要ありません
彼との出会いは岸ですか?
いいえ。誰が上手いことを(ry
彼岸花は彼が好きな花でしたか?
関係ありません
ヒガンバナを見て、死んだ彼と会えるような気がしたのですか?
会えるような気がした、というわけではありませんが、近いので解説いきます! [正解]
彼岸花が赤い糸に見えましたか?
いいえ。
花言葉は悲しい思い出ですか?
はい!! [良い質問]
男の人がお菓子作りなんて珍しいなと思ったが、どうやら今はスイーツ男子とやらが流行っているらしい。
最初は興味本位で彼の事を見ていたが、次第に彼の作るお菓子の綺麗さに引き込まれていった。
ある日、教室で飴細工をすることになった。
彼は器用にちょんちょんと飴を綺麗な花へと変えていく。私も一生懸命飴と格闘した。
「あ、君も薔薇作ったんだ」
不意に話しかけられ、声がした方を向くと、彼が立っていた。
彼の手には、綺麗な薔薇の形をした飴がある。私の手の中と見比べて……ああ、げんなり。
「可愛いね。それ貰っていい? 俺のあげるから」
半ば強引に私の手から、私の不格好な薔薇を抜き取ると、代わりに彼の綺麗な薔薇を入れた。
これが、馴れ初めというやつだろうか。
それをきっかけに、私と彼は仲良くなっていき、いつの間にか恋人という関係になっていた。
交際を始めてから三年後ぐらいだっただろうか、私は「話がある」と言われ、彼にレストランに呼ばれた。
彼はまだ来ていないようで、私は中に入らず、ずっとレストランの外で待っていた。
1時間、2時間……彼が来る気配はない。ポツポツと雨が降って来た。そうだ、6月だから最近雨多いんだよなー……
どんよりと鉛色の重い空が、いつの間にか湧き上がっていた不安を掻き立てる。
その不安を後押しするように、携帯が震えた。それを開く私の手も震えていた。
焦った様子の、私と彼の共通の友人の声。驚愕と、やっぱりね、という気持ち。
泥はねを気にしている余裕などなかった。告げられた病院へと全力疾走する。
しかし遅かった。白いベッドに横たわる彼の顔には、白い布がのっかっていた。
声も涙も出なかった。レストランに向かう途中、車が対向車と衝突したらしい。飴細工作ってた時は慎重だったくせに、妙なところそそっかしいんだから。
後で、電話をかけてきた友人に小さな箱を手渡された。中には銀色の指輪。
「プロポーズするってはりきってたのに……」友人の声。
苦手だって言っていたのに、気取った事しようとするから……両手にすっぽり収まった箱に、涙が一つ零れた。
彼の死から10年ぐらい経った。
あれ以来、私は人と交流するということを嫌うようになった。
きっと、私の所為で彼が死んだ、という気持ちがトラウマを作ったのだろう。
申し訳なくて、彼の墓参りにすら行けなかった。
ふと庭を見たら、雨のベールの奥に、見知らぬ赤いものが見えた。彼岸花だ。
植えた覚えのない彼岸花が庭に咲いていた。
ふと、何処かで「彼岸花は死んだ人の魂だ」ということを聞いたことを思い出した。
会いに来てくれたんだね。私が行かなかったから、寂しかったんだね。
ごめんね。お墓参り行くから。
私は、何となく彼がずっと傍にいてくれるような気がした。
彼岸花:花と葉が同時期に出ないことから、「相思花」とも呼ばれる。
花言葉「悲しい思い出」
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