僕は愛を知り、そして殺した
けれど、それは僕に大きな後悔を残す結末になってしまった
何故だろうか
けれど、それは僕に大きな後悔を残す結末になってしまった
何故だろうか
11年03月31日 20:17
[アイゼン]
【ウミガメ】
【ウミガメ】
No.1[ディダムズ]03月31日 20:2103月31日 20:46
僕も殺した相手も実際の人ですか?
実際……すみません、ちょっと分からないです
No.2[ジップ]03月31日 20:2203月31日 20:46
僕は人間ですか?
……いいえ。
No.3[ジップ]03月31日 20:2303月31日 20:46
愛を知ったので殺したんですね?
はい。
No.4[ディダムズ]03月31日 20:2603月31日 20:46
登場キャラクターは僕と死んだものだけですか? [編集済]
いいえ。
No.5[あらすとる]03月31日 20:4003月31日 21:58
オカルト・ファンタジー要素はありますか?
はい。ファンシーではないファンタジーです [編集済]
No.6[紅樹]03月31日 21:2403月31日 21:58
僕は生物ですか?
いいえ。生物とは呼べない代物です。
No.7[ふわっふぁするよ]03月31日 21:2503月31日 21:58
殺したは比喩ですか?
いいえ。ちゃんと生命活動を停止させました
No.8[紅樹]03月31日 22:0803月31日 22:09
僕は人工物ですか?
いいえ。人工物が愛を知るっていうのも一種のファンタジーですね^^
No.9[紅樹]03月31日 22:1403月31日 22:17
僕は植物ですか?
いいえ。
No.10[ふわっふぁするよ]03月31日 22:1403月31日 22:17
神は関係しますか?
……一応はい。神といっていますが……
No.11[usui]03月31日 22:1903月31日 22:22
僕は実体を持たないものですか?
触れることができない、という意味ならyesです
No.12[あらすとる]03月31日 22:2303月31日 22:25
僕は悪魔?
いいえ。ですが、結構おしいです
No.13[usui]03月31日 22:2303月31日 22:25
僕は風など、自然のものですか?
いいえ。自然物ではありません
No.14[あらすとる]03月31日 22:2803月31日 22:31
では僕は死神?
はい!
No.15[あらすとる]03月31日 22:4103月31日 22:44
殺した後、僕が相手に会うことは叶いますか?
質問の捉え方が間違っていなければno。死んだらそのままです
ヤンデレ要素(自分のものにする為殺しちゃった^^)はありません
No.16[usui]03月31日 23:0403月31日 23:05
死神が愛した人の恋人、もしくは想い人を殺してしまいましたか?
はい。恋人を殺しました
No.17[usui]03月31日 23:1003月31日 23:17
死神が愛した人が、後を追って自殺してしまいましたか?
……はい。
あとは、「僕」が男を殺した理由が明らかになれば解説いきます!
No.18[ウセグイ]03月31日 23:2503月31日 23:28
死神の愛する行動が、男に憑く結果になってしまった?
いいえ。取り憑いてはいません
No.19[usui]03月31日 23:2603月31日 23:28
男は浮気などして愛する人を泣かせましたか?
はい! 解説行きます
僕は、退屈しのぎに夜の散歩に出かけた。空を見上げても、家の明かりが多すぎて星は見えない。
星とは程遠い、下品な明かりだ、と思った僕は、眉を顰めた。
視線を前に戻した僕は、前から女性が歩いてくるのに気付いた。女性はどこか寂しそうな表情をしていた。その表情の理由が知りたくて、僕は彼女に惹かれたのだろう。
その次の日、彼女のことが忘れられない僕は、頑張って昼間に外に出ることにした。太陽は嫌いなんだけどなぁ……
捜すのに苦労はしなかった。すぐに見つけられた彼女は、友達であろう人間たちと一緒に笑っていた。彼女の笑顔は、太陽のように明るかったが、太陽ほど嫌いではなかった。
しかし、昨夜のあの表情をしっている所為か、その笑顔も仮面のようにしか思えなかった。
彼女が寂しげにする理由はすぐに分かった。どうやら彼氏とやらに捨てられたらしい。恋愛なんて分からない。何故人間はそんな薄っぺらいものに振り回されるのだろうか。僕には彼女の気持ちなんて理解できなかったが、その彼氏とやらのことはどうにも許せなかった。
だから殺した。僕には簡単なことだった。ちょっと名簿を書き変えるぐらい、どうってことなかった。
しかし、彼女の寂しさは、悲しみに変わった。何で、何で何で何で。裏切られたんだ。もう愛する理由なんてないのに。人間って分からない。僕は頭を掻き毟った。
彼女を寂しがらせる男なんて死んでしまえばいいんだ。愛しきれない奴なんて近付くな。僕なら最期まで彼女を――
気付いた。これが「愛」だということを。本当にどうしようもない、悪魔のような、けれども天使のような感情。ああ、僕も振り回されてしまった。
そしてもう一つ気付いた事があった。しかし、もう、手遅れだったのだ。
気付くのが遅かった。もし気付ければ、こうにはならなかった。
だから、社長はあんなことを言ったのか。
「人間の愛を理解しようとしてはいけない」なんてこと。やっと分かったよ。
あまりの自分の愚かさに、僕は乾いた笑い声を漏らした。
その間にも、彼女は階段を上がっていき、屋上の扉を開ける。
「やめときなよ、そんなこと」「あの男にそんな価値なんてない」
僕はそう言ったが、彼女には聞こえない。触れる事もできない。視認される事もないのだから。
フェンスが揺れる音。夜風が彼女の綺麗な神を揺らす。
上には黒一色の夜空。下には煩い星が散りばめられた、人工の夜空。
僕は、とある愚かな死神は、「死」に愛された女性が星空へと堕ちていく様を、ただ唇を噛み締めて見つめるばかりだった。
星とは程遠い、下品な明かりだ、と思った僕は、眉を顰めた。
視線を前に戻した僕は、前から女性が歩いてくるのに気付いた。女性はどこか寂しそうな表情をしていた。その表情の理由が知りたくて、僕は彼女に惹かれたのだろう。
その次の日、彼女のことが忘れられない僕は、頑張って昼間に外に出ることにした。太陽は嫌いなんだけどなぁ……
捜すのに苦労はしなかった。すぐに見つけられた彼女は、友達であろう人間たちと一緒に笑っていた。彼女の笑顔は、太陽のように明るかったが、太陽ほど嫌いではなかった。
しかし、昨夜のあの表情をしっている所為か、その笑顔も仮面のようにしか思えなかった。
彼女が寂しげにする理由はすぐに分かった。どうやら彼氏とやらに捨てられたらしい。恋愛なんて分からない。何故人間はそんな薄っぺらいものに振り回されるのだろうか。僕には彼女の気持ちなんて理解できなかったが、その彼氏とやらのことはどうにも許せなかった。
だから殺した。僕には簡単なことだった。ちょっと名簿を書き変えるぐらい、どうってことなかった。
しかし、彼女の寂しさは、悲しみに変わった。何で、何で何で何で。裏切られたんだ。もう愛する理由なんてないのに。人間って分からない。僕は頭を掻き毟った。
彼女を寂しがらせる男なんて死んでしまえばいいんだ。愛しきれない奴なんて近付くな。僕なら最期まで彼女を――
気付いた。これが「愛」だということを。本当にどうしようもない、悪魔のような、けれども天使のような感情。ああ、僕も振り回されてしまった。
そしてもう一つ気付いた事があった。しかし、もう、手遅れだったのだ。
気付くのが遅かった。もし気付ければ、こうにはならなかった。
だから、社長はあんなことを言ったのか。
「人間の愛を理解しようとしてはいけない」なんてこと。やっと分かったよ。
あまりの自分の愚かさに、僕は乾いた笑い声を漏らした。
その間にも、彼女は階段を上がっていき、屋上の扉を開ける。
「やめときなよ、そんなこと」「あの男にそんな価値なんてない」
僕はそう言ったが、彼女には聞こえない。触れる事もできない。視認される事もないのだから。
フェンスが揺れる音。夜風が彼女の綺麗な神を揺らす。
上には黒一色の夜空。下には煩い星が散りばめられた、人工の夜空。
僕は、とある愚かな死神は、「死」に愛された女性が星空へと堕ちていく様を、ただ唇を噛み締めて見つめるばかりだった。
11年03月31日 20:17
[アイゼン]
相談チャットです。この問題に関する事を書き込みましょう。
ウセグイ>>お疲れさまでした、切ないっすね。[31日23時33分]
usui>>(8割がたあらさんのおかげだということは伏せておく[31日23時31分]
usui>>って取れた!ヽ(´□`。)ノ・゚ヤッタアァァアァンお疲れ様でした!![31日23時30分]
アイゼン>>案外あっさりだったな……「社長」は死神たちをまとめているボスみたいな存在です。usuiさん、おめです![31日23時29分]
usui>>うおお、ここまで来たらFA取りたい(;=Δ=)[31日23時29分]
ウセグイ>>参加しまっす[31日23時25分]
アイゼン>>こんばんはです^^[31日22時04分]
紅樹>>参加します|д゚)チラッ[31日21時25分]
ふわっふぁするよ>>参加します(*'-'*)v[31日21時24分]
ジップ>>参加~[31日20時29分]
アイゼン>>解説はちょっとしたストーリーっぽくなってます。楽しんでいただけたら幸いです[31日20時18分]
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「Goodスープ認定」はスープ全体の質の評価として良いものだった場合に押してください。(進行は評価に含まれません)
ブックマークシステムと基本構造は同じですが、ブックマークは「基準が自由」なのに対しGoodは「基準が決められている」と認識してください。
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