彼はからっからになっていたのだが、それを癒したのは水ではなく、一人の男の言葉だった。
彼の考えていたことと男のその答えを、大体でいいから考えて欲しい。
【ウミガメ】
彼と男は人間ですか?
yes
「才能」とは、歌の才能ですか?
yes
暗号・比喩・言葉遊びが関係しますか?
言葉遊びかな?比喩yes!で [編集済]
からっからになって、朝っぱらからカラオケ三昧ですか?
no( ̄▽ ̄)
旅は比喩表現ですか?
no
掃除は関係ありますか?
yesで
実は、そう、痔の詩・・・!痔になった人の苦しみを歌いながら旅を続けた彼だったが、誰も理解してくれず、賞賛に飢え、自らの心は干上がってしまっていた。そこへ現れた男「貴方は私の気持ちを代弁してくれた!ありがとう、素晴らしい詩だった!」そう、男も痔で苦しんでいたのだ。男の賞賛により、彼は自らの心を癒す事ができたのだった
no( ̄▽ ̄)好きだけどね
場所は関係ありますか?
noで
のどがからからでしたか?
no!
というか旅人・男ともに人間ですか? [編集済]
yes
場所は砂漠ですか?
no
一人の男の言葉は褒め言葉でしたか?
yes?そこから考えると分からなくなるかも
掃除しながら歌ってた?
noで
場所は学校?
no
掃除とは「地上の人間どもを一掃してくれるわフハハハハッ」てことですね
no( ̄▽ ̄)
「うたいびと」がひらがななのは重要ですか? [編集済]
no
彼は何かを放棄しましたか?
no
壁?
no
からっからの雑巾ですか?
yes!!でいいでしょう。では男は何を彼に伝えた?
風呂掃除をしていた?
no
「乾いた雑巾なら、また新たに水を吸い込むことが出来る。スッカラカンなお前も、これから幾らでも学ぶことが出来るじゃないか!」的な励ましですか?
yes!!ちょっと詳細は難しいと思うので、解説行っちゃいます!
いいとことられたー! じゃあ…「乾いたぞうきんなら、牛乳を吹くのに最適さ!」
yes( ̄▽ ̄)そんな感じだね
苦しそうな顔をしている人を見つけては、即興でその人のために歌を作り、ギターで弾き語りしていった。
はじめのうちはみんな笑顔になってくれたし、彼自身も自信に満ち溢れていた。
しかししばらく旅を続けて行くうちに彼自身が変わってしまう。
聞いてくれたほとんどの人が笑顔でありがとうと言ってくれる。
だがたまにいやな顔をされたり、苦笑いでどこかへ行ってしまったり。
さらには「綺麗ごとばかり言いやがって!」と怒鳴られることもしばしば。
彼は落ち込んでしまった。
それからスランプが始まった。
失意の中、公園のベンチに座っていると一人のおじさんが現れた。
どうやらおじさんは今日泊めてくれるらしい。
おじさんの名前は「源助」さん。
家に入ると綺麗な奥さんとお子さん二人が、嫌な顔もせずに迎えてくれた。
ご飯をご馳走になるうちに、源助さんの人の良さが分かってきて、彼は相談をしてみることにした。
「僕ってもう空っぽの人間なんです」
源助は黙って聴いている。
「僕は今までたくさんの元気のない人に笑顔になってもらうために、たくさんの曲を作ってきました。
そのうちの何人かは元気に出来たと思うんです。
でも最近は自信が無くなっちゃって……」
源助は彼のコップにビールを注ぐ。
「あ、ども。
……僕にはもう何も残ってないんです。
人の頭はスポンジ状に出来てますよね。それとおんなじ感じです。
僕の才能、というか……伝えられる言葉はもう絞り尽くしていて……。
もう一滴も水が残っていない、なんの意味も無い歌を歌い続けても……意味無いんですよね」
「もう旅なんて辞めてしまおうかなって……。」
彼はそれから黙ってしまった。
そこでようやく源助の口が開く。
「……ふふふ、若いっていいなあ♪( ´▽`)
おっと、わりい。馬鹿にしてるわけじゃ無いんだ。」
「君は凄く頭がいいというか、理屈っぽくて、完璧主義者な感じだな。
スポンジって例えるところなんて、面白いことを言うな。
……君を真似て雑巾で例えようか。」
「雑巾はなんのためにあるんだい?
汚れを拭き取って、色んなところを綺麗にするためにあるんだろ。
水を絞り出すためじゃないよな?」
彼は静かにうなづいた。
「人は誰でも最初は真っ白な雑巾なんだ。
色んなところで色んな経験を吸って、やがて真っ黒になっちまう。
でもその代わり、お前さんが関わったものは綺麗になっていくだろう?」
「君がやっている旅は、与えるためだけの旅では無いんだ。
絞り出して掃除しながらも、君自信が成長し、より真っ黒で使い慣れた雑巾になるための旅なんだよ。
今一生懸命悩んでいるお前さんは、旅を始める前の真っ白で綺麗なお前さんより、大きく成長しているはずだぜ(^ー゜)
「源助さん……」
「悩めや、悩めや!お前みたいな若造は好きだぜい!
さあ、もっと飲め飲めぇ!!」
「はい!!」
二人は一晩中飲み明かした。
その後彼が旅を続けたかは分からない。
だけども源助の家を一歩出た彼の顔は、とてもみずみずしかった。
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