貧乏ラテラルシンキング探偵のラテラテには、自称怪盗の友人、カメカメがいる。
ラテラテがとある依頼を解決し、自宅のボロアパートに戻ってくると、何故かカメカメがいた。
ラテラテ「何でいるの?」
カメカメ「はっはっは、細かいことは気にするな」
ラテラテ「いや、全然細かいことじゃないと思うんだけど」
カメカメ「はっはっは。……それはさておき、怪盗カメカメから犯行予告だ! 今日中にお前からある大切なものを盗んでやる!」
ラテラテ「いや、僕んち貧乏過ぎて盗むものほとんどないと思うんだけど。せいぜい生活必需品と推理小説くらいしかないよ?」
カメカメ「ふん、聞く耳は持たない。とにかく盗むったら盗むもん!」
宣言と同時、カメカメは目にもとまらぬ速さで高速移動し、中古テレビ、小型冷蔵庫、本棚などの周囲をぐるっと回った。
カメカメ「では、さらばだ! ふはははは!」
そして、カメカメは哄笑とともに窓から去っていった。
ラテラテ「……相変わらず変な奴」
すぐにラテラテは部屋中のものを確認したが、特に何も盗まれていないようだ。
数分後、カメカメから電話がかかってきた。
ラテラテ「もしもし」
カメカメ「はっはっは! どうだ、盗まれた感想は!」
ラテラテ「いや、何も盗んでないじゃん」
カメカメ「何を言ってるんだ! ちゃんと盗んだはずだ!」
さて、どういうこと?
ラテラテがとある依頼を解決し、自宅のボロアパートに戻ってくると、何故かカメカメがいた。
ラテラテ「何でいるの?」
カメカメ「はっはっは、細かいことは気にするな」
ラテラテ「いや、全然細かいことじゃないと思うんだけど」
カメカメ「はっはっは。……それはさておき、怪盗カメカメから犯行予告だ! 今日中にお前からある大切なものを盗んでやる!」
ラテラテ「いや、僕んち貧乏過ぎて盗むものほとんどないと思うんだけど。せいぜい生活必需品と推理小説くらいしかないよ?」
カメカメ「ふん、聞く耳は持たない。とにかく盗むったら盗むもん!」
宣言と同時、カメカメは目にもとまらぬ速さで高速移動し、中古テレビ、小型冷蔵庫、本棚などの周囲をぐるっと回った。
カメカメ「では、さらばだ! ふはははは!」
そして、カメカメは哄笑とともに窓から去っていった。
ラテラテ「……相変わらず変な奴」
すぐにラテラテは部屋中のものを確認したが、特に何も盗まれていないようだ。
数分後、カメカメから電話がかかってきた。
ラテラテ「もしもし」
カメカメ「はっはっは! どうだ、盗まれた感想は!」
ラテラテ「いや、何も盗んでないじゃん」
カメカメ「何を言ってるんだ! ちゃんと盗んだはずだ!」
さて、どういうこと?
探偵ラテラテ
カメカメ「私はお前からちゃんと大切なものを盗んだだろ!」
ラテラテ「いや、だから何を?」
カメカメ「だからあ、時間だよ、時間」
ラテラテ「はい?」
カメカメ「私が何か盗んだ、と聞いて君は何か盗まれたんじゃないか、と点検を行ったり、こうして今私との無駄話に花を咲かせてたっぷりと時間を浪費してるじゃないか。ある意味、私が時間を盗んだと言えるだろ? はっはっは!」
ラテラテ「…………。はあ、切るよ」
カメカメ「ちょ、怒るなよ友人! ほら今日エイプリルフールだし。大目に見てくr」
ツーツーツー……。
ラテラテ「いや、だから何を?」
カメカメ「だからあ、時間だよ、時間」
ラテラテ「はい?」
カメカメ「私が何か盗んだ、と聞いて君は何か盗まれたんじゃないか、と点検を行ったり、こうして今私との無駄話に花を咲かせてたっぷりと時間を浪費してるじゃないか。ある意味、私が時間を盗んだと言えるだろ? はっはっは!」
ラテラテ「…………。はあ、切るよ」
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ツーツーツー……。
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「Goodスープ認定」はスープ全体の質の評価として良いものだった場合に押してください。(進行は評価に含まれません)
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